押し花の上手な作り方3選!向いている花の種類や保存方法も解説!
あなたは押し花を作ったことはありますか?色とりどりの押し花はハンドメイドでアレンジするのも楽しいですよね。難しそうに思える押し花の作り方は以外と簡単。ですが、単に重石をするだけではないんです。色鮮やかできれいな形の押し花の簡単な作り方をご紹介します。
目次
押し花を作ってハンドクラフトの製作をしよう
きれいな花をプレゼントしてもらった時、庭先に咲いた可愛い花を見つけた時、「このままずっととっておけたらいいのに」と、思った事はありませんか?そんな時、ドライフラワーも良いですが、押し花にしてみるのも可愛くていいですよね。
押し花の作り方はとても簡単です。作ってそのまま楽しむのも良いですが、押し花を使ったスマホケースやアクセサリー、ラミネート加工、アート作品やしおりにアレンジするのもとっても楽しいです。
自分だけのオリジナルハンドメイドはアレンジも無限大。押し花の作り方や、押し花を使った小物などをご紹介したいと思います。自分好みの花を選んで押し花作りに挑戦してみましょう!
押し花に向いている花を使おう
好みの花を押して作る押し花ですが、花を挟んでおけばどんな花でも大丈夫なんでしょう?と思われがちです。しかし、簡単できれいに作れる「押し花向きの花」というものがあります。
押し花は作りやすい花とそうではない花があります。せっかく押し花に挑戦してみても、うまくいかないと悲しいですよね。まずは、押し花に向いている花はどんな花なのか知る所から初めましょう。
押し花がきれいに乾燥しなかったり、乾燥の間に色がくすんで茶色くなってしまう事があります。そういった原因はもしかしたら、押し花に向いていない花で作ってしまったからなのかもしれません。
押し花向きの花はどういったものなのでしょうか?
水分が少なく、花びらは薄いものが良い
押し花を色鮮やかに美しく仕上げるには、花の水分をいかに早く抜くかが作り方の一番のポイントです。もともと水分が少ない薄い花びらのものを選ぶと成功しやすいのです。
すぐに枯れてしまう花も、つまり水分保持力が弱い花という事なので、押し花に向いているといえます。さらに、葉を裏側から見たとき、葉脈が網状になっている網静脈の花も押し花向きの花だと言われています。
あまり大きすぎない花が良い
そして押し花は、大きすぎない花が向いています。大きい花びらだと、乾燥しにくいので押し花にしにくいのです。小さい花だとすぐに水分が抜けるので、乾燥しやすく押し花向きだと言えます。
新鮮で傷のない花が良い
咲きたての新鮮なお花を使用することで、茶色くならずきれいに仕上がる事が多いです。傷があると黒ずみの原因になるので、傷がないかも確認しておきましょう。サクラなどの花は色が濃いものを選ぶときれいに仕上がります。
花びらが多く重なっているものは不向き
花びらが多く重なっているバラなどは、剥がして加工する作り方がおすすめです。重なっていると水分が抜けにくいので、乾燥しにくくきれいに仕上がりません。特にバラは花びらの枚数が多いので、剥がして押し花にするのに向いている上級者向けの花です。
初心者におすすめの花は?
初心者におすすめの花は、ヴィオラ、スミレ、タンポポ、レンゲソウ、パンジー、カスミソウ、コスモス、ミモザ、ポピー、シバザクラ、ハーブ類などです。
基本的には厚みの薄いもの、水分が少なく花びらが少ないものが作り方も簡単で押し花に向いています。
もう押し花になっているタイプのものも売っています。アート作品やハンドメイドだけを楽しみたい!といった方は、こういった物を購入してみるのも初心者にはいいかもしれません。
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商品の購入はこちら上級者におすすめの花は?
押し花作りに慣れてきたら次は、チューリップやバラなど、立体的な凸凹のある花に挑戦してみましょう。野菜や果物、木の皮、海草なども押し花にする事もできます。
押し花の定番のバラは実は上級者向けの花です。バラはしっかりと下処理をして押し花にしないと美しく仕上がらないのです。
バラなどの立体的な花を押し花にするのは少し難しいですが、そんなバラもコツさえ掴めば簡単です。まずは新鮮で傷のないバラを選びましょう。そして茎を処理して乾燥しやすくするのもポイントです。
バラの花は花びらの数が多いので、分解して押し花にする方がきれいに仕上がります。バラでも花びらの少ない品種であれば分解しなくてもそのまま押し花にする事も可能です。
押し花の下処理が大切
色鮮やかできれいな押し花の作り方のコツは、なにより下処理をする事です。一手間かけた下処理をする事で、仕上がりがぐんと美しくきれいになります。
まず、花の部分だけを押し花にしたい場合は、茎を花の根元から切り取ります。茎を残す場合や花に厚みがある場合、水分を多く含んでいる部分を買ったーなどで薄く削ぎ落としておきます。厚みをなくすことでより早くしっかりと乾燥させる事ができます。
特にバラなどの上級者向けの花はしっかりと下処理をして乾燥させる事が押し花の作り方のポイントです。この下処理をするだけで仕上がりが違ってくるので、是非試してみてください。
押し花の作り方は3通り!
では、実際に押し花の作り方を説明したいと思います。作り方はとても簡単。まずは材料を揃えましょう。
◎押し花にする花
◎新聞紙
◎ティッシュペーパー
◎ハサミ
◎ピンセット
◎薄紙
◎厚みのある本など、重石となるもの
押し花の作り方は色々ありますが、それぞれ手順やメリット、デメリットがあります。様々な作り方をご紹介するので、ご自身に合った作り方を試してみてくださいね。
昔ながらのやり方!本の間に挟む
基本的な押し花の作り方といえば「本に挟む」作り方ですが、単純に本に挟むだけではきれいに仕上がりません。きれいな押し花を作るためにはもう少し工夫が必要です。
ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどを置き、その上に花を重ならないように並べ、さらにティッシュなどを重ねてから本を閉じて重石をします。
花の水分を含んで本が膨らんでくるので、タイミングをみて別の本に変える事も大切です。水分がしっかりと抜けきるまで丁寧に時間をかけるのがポイントです。
メリットは誰でも簡単に出来る作り方という所ですが、デメリットは時間がかかるという所です。
電子レンジで乾燥させる
続いて、電子レンジで押し花にする作り方です。
◎段ボールを1枚置き、その上にキッチンペーパーを敷く
キッチンペーパーより少し大きめに段ボールをカットしておくと良いでしょう。
◎キッチンペーパーの上に押し花にしたい花を並べる
隣の花同士重ならないように気をつけてキッチンペーパーに花を並べましょう。
◎並べた花の上に、キッチンペーパーともう1枚段ボールを重ねる
花を並べたら、動かさないよう気をつけてそっとキッチンペーパーと段ボールを乗せます。
◎花の位置がずれないよう輪ゴムで固定する
花がずれないように段ボールの上から押しながら輪ゴムで固定します。
◎電子レンジ600Wで40~1分加熱する
様子を見ながら加熱します。加熱時間が長すぎると色が悪くなる場合があるので気をつけながら加熱しましょう。
◎重ねていた段ボール、キッチンペーパーを気をつけながらはがし、押し花を乾燥させる
常温で花を乾燥、冷却させます。乾いたらピンセットで優しく剥がして密封できる袋に入れて保存します。
押し花は湿気に弱いので、シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に保管すると保存状態が良くなります。
電子レンジで押し花にする作り方のメリットは、慣れると時間がかからない点です。そして一度にたくさんの押し花を作ってしまう事が可能なので楽だと言えます。
デメリットは、ちゃんと花が乾燥したかどうか輪ゴムを外して確かめなければいけない点です。一見簡単そうですが、これが意外と手間なのです。慣れてくると自分の家のレンジに合った加熱時間が把握できるのですが、それまでは少し時間がかかってしまうかもしれません。
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商品の購入はこちら押し花を本格的にきれいに作りたい方におすすめなのは、こういったキットを使って押し花を作る方法です。手間がかかる押し花を電子レンジで約2分熱を加えるだけでお花の色がきれいに変色しにくく仕上がります。
アイロンを使う
押し花の作り方に、アイロンをしようする方法もあります。手早く作れる作り方なので、時間がない人にとてもおすすめですが、いくつかポイントがあります。
まず、アイロンの温度ですが、「低温」に設定しておきます。高温のアイロンの方が水分が早く抜けると思いがちですが、花が焦げてしまい失敗する原因にもなるので必ず低温設定で行いましょう。
アイロンで押し花にする作り方はとても簡単で、乾燥シートにはさみ、上からアイロンを当てるだけです。必ずアイロン台の上で行いましょう。たまにアイロンを外しながら様子を見ます。パリパリに乾いたら完成です。
動画のようにキッチンペーパーやティッシュで挟みアイロンをかけても良いのですが、クッキングシートで挟む方が花を剥がす時にやぶれにくく扱いやすいです。
アイロンで作る際は積みたての花だと変色する事があるのですが、これは花が水分を含みすぎている事が原因です。アイロンで色鮮やかで美しい押し花を作りたい場合は、新聞紙や電話帳などにしばらく挟んで水分を少し取ってからアイロンをかけるときれいな押し花になるのでおすすめです。
アイロンを利用する作り方のメリットは、なにより完成まで待つ時間が短く、手軽だという所です。アイロンを利用するやり方なら、シートを剥がして確認するだけなのでとても簡単です。
逆にアイロンのデメリットは、植物にシワが寄ってしまったり、色が黒くなってしまったり、なかなかきれいに仕上がらないことがある点です。アイロンを利用する押し花の作り方はコツを掴めば簡単なのですが、それまで時間がかかってしまいます。
押し花を作る際に大切なこと
作ってすぐはきれいな押し花ですが、保存状態や湿気などで傷んでしまう事もあります。それを防ぐ為にはいくつかコツがあるので、実践してみましょう。
乾燥マットを薄紙として使う
押し花を作る時に、専用の乾燥マットが売っています。乾燥マットには協力な乾燥剤が染み込んでいてクッション性もあります。植物を色鮮やかにシワなく押し花にする事ができるので、初心者から上級者まで使用する押し花専用の道具です。
乾燥マットは再乾燥すると繰り返し使用できるので、押し花の薄紙代わりとして乾燥マットを使用するのがおすすめです。
薄紙はこまめに取り替える
押し花の乾燥に使う紙類はこまめに取り替えましょう。まめに替える事で、湿気から押し花を守る事が出来、傷まずきれいな色を保つ事が出来ます。
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商品の購入はこちら空気中の湿気から守るためにジップロックなどに入れる
押し花を美しく作れても、保存で傷んでしまっては意味がありません。保存方法を工夫する事はとても大切です。おすすめするのはジップロックです。密封性に長けていて、家に必ずあるものです。そんなジップロックは押し花の保存に最適です。
ただジップロックで保存するのではなく、乾燥剤を入れて酸素や湿気の少ない場所に保管しておくと変色を遅らせる事が出来ていいでしょう。
押し花のおすすめ保存方法とは
きれいな押し花を作る事が出来たら、そのまま保存するのではなく、しおりやアクセサリー、iPhoneなどのスマホケース、アート作品に加工してアレンジを楽しむのがおすすめです。簡単なものから、誰かに自慢したくなるような作品まで色々楽しめるのが押し花の良い所です。
ジップロックで保存する
先ほどジップロックでの保存をご紹介しましたが、すぐに押し花を加工しない場合は乾燥剤を入れたジップロックで保存しておきましょう。
高温多湿を避けて保存しておくと、長期間きれいなまま保存する事ができるので、是非試してみてください。
ラミネート加工する
まずは、ラミネート加工で押し花をアレンジするのが初心者向けで簡単です。ラミネートでしおりにしてしまうのがおすすめです。
押し花をラミネートにしてしおりを作りたい場合は、台紙に押し花を貼ってからラミネートシートに挟み、空気を抜くように外へ押しだして周りの数ミリを残してカットします。紐を通すかどうかはご自由に仕上げてみてください。
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商品の購入はこちらラミネートシートは100均でも買う事はできますが、本格的にラミネートしたい方はラミネーターを買っても良いでしょう。ラミネートシートを使ったしおりは作り方も簡単で実用性もあるので、是非挑戦してみてください。
作品を作って保存する
しおりなどの簡単な作品を作ったあとは、アート作品を作って楽しむのはいかがでしょうか。レジンで固めたり、iPhoneなどのスマホケースにしてみたり、アレンジは無限大です。
押し花を使ったおすすめ人気の作品3選
では、作った押し花を実際に作品にしてハンドメイドを楽しんでみましょう。ラミネート加工のしおりも簡単ですが、iPhoneなどのスマホケースもとても簡単です。iPhoneなどのスマホケースを作ると持ち運べるので良いですよね。
花びらの重なりを楽しむアート作品にしてみるのもおすすめです。色とりどりの押し花アートは部屋にあるだけで気分もあがりますよね。
しおりなどの簡単な物もおすすめですが、iPhoneなどのスマホケースや、特に人気のある作品をいくつかご紹介するので是非ハンドメイドの参考にしてみてください。
iPhoneなどのスマホケース
まず、押し花のハンドメイドで人気なのがiPhoneなどのスマホケースです。いつも持ち歩くスマホをお気に入りの押し花で華やかにしてみませんか?iPhoneケースは様々なサイズがあり、好みの物を探すのも大変ですよね。自分でスマホケースを作って世界に一つだけのアート作品を持ち運びましょう!
iPhoneのアップルマークを見せるタイプのスマホケースがとても可愛いです。透明のスマホケースとiPhoneに押し花の鮮やかさがとても栄えていいですね。
iPhoneは様々なサイズがあるので、サイズに合ったスマホケースを探すのは大変。自分でスマホケースをDIYしてみてはどうでしょうか。
押し花はレジンや接着剤で貼るだけでとても簡単です。iPhoneなどのスマホケースにアレンジして、その日の気分でケースを付け替えるのも楽しいですね。
和紙を使ったかわいいしおり
次にご紹介するのは、和紙を使ったしおり。ラミネートでしおりを作ったら次は和紙に挑戦してみましょう。ラミネート加工とはひと味違った作品になっておすすめです。しおりを作る事が出来たら、次は少し大きいサイズの絵はがきにしてみるのも良いでしょう。
初めて押し花つくりに挑戦する方は、押し花に向いている小さい花を使用して練習してみてください。しおりを作る場合は、サクラやカスミソウ、スターチスなどの小さめの花を使用するとうまくいくでしょう。
額に入れて素敵なアートに
次にご紹介するのはアート作品です。額に入れて飾ると立派なアート!部屋のアクセントにもなるアート作品は人にプレゼントしても良いですよね。
アクリル板に押し花を閉じ込めたアート作品が今とても人気です。これは結婚証明書にしています。こういったアート作品は結婚式後も部屋に飾っておけるので楽しめておすすめです。
額に入れて飾るのもアートらしくて素敵ですね。このアート作品を飾るだけで部屋がとても明るく華やかになりそうです。
次のアート作品はブーケを押し花に仕上げた物です。結婚式後に思い入れのあるブーケをこういったアート作品に仕上げるサービスが今とても人気です。バラなどの立体的な花も押し花で平面にすると雰囲気が変わって面白いですよね。とても素敵です。
きれいでかわいい押し花の作り方をマスターしよう!
押し花の作り方やおすすめのハンドメイドをご紹介してきました。作り方もとても簡単でアレンジも楽しめる押し花は気軽に始められるハンドメイドの一つです。作り方のコツやポイントをしっかりと覚えて、押し花作りを楽しみましょう!