2021年09月09日公開
2021年09月09日更新
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方!膝や裾の加工方法とアイディア集
ダメージクラッシュデニムジーンズを自分で作ってみませんか? 作り方を知っていれば自分好みのダメージクラッシュデニムジーンズを作ることができます。 この記事では実際に自分で作るための作り方や必要なもの、ダメージ加工例などをご紹介します。
目次
ダメージクラッシュデニムジーンズをセルフで作ってみよう!
ダメージデニムは見た目もカッコいいデニムですよね?
綺麗なデニムも良いですが、ちょっとダメージがある方が、オシャレに見えることもあります。
ダメージデニムはお店で購入しないといけないと思っている方もいると思いますが、意外に簡単に自分でも制作することができます。
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方は意外と簡単
「ダメージジーンズとかセルフで作れるのかな?」
「ニークラッシュデニムを作りたいけど、失敗しそうで怖い」
このように思っている人は多いかもしれません。
ですが、ジーンズのクラッシュ、ダメージ加工はそんなに難しくありません。
誰でも簡単にできるので、作り方などを紹介していきます。
あなたも自分好みのダメージクラッシュデニムジーンズを作ってみませんか?
ダメージクラッシュデニムジーンズをセルフで作るのに必要なもの
はさみ
はさみ1つあれば簡単に穴あけ加工ができます。
つまり実質準備なしでダメージクラッシュデニムジーンズをセルフで作ることができます。
カッター
はさみだけでなくカッターもあると便利です。
カッターは切るだけでなく、加工の過程で刃がついてない部分も役に立ってきます。
ダンボールや厚紙など
はさみやカッターでダメージ加工をするときにジーンズの中に入れることで裏側まで切ってしまうのを防ぎます。厚紙でなくても、不要な雑誌でも構いません。
おろし金
なんとおろし金でもダメージ加工ができてしまうんです。
一度に広範囲のダメージ加工を行うときに便利です。
サンドペーパー(やすり)
サンドペーパーは表面の色抜きなどに使います。裾やポケットなどにダメージ加工するのにも使えそうですね。
ピンセット
ピンセットは主に加工の過程で出てきた不要な糸を取り除くのに使います。
もちろんピンセットでジーンズに傷をつけてみても良いでしょう。
かみそり
かみそりでジーンズの表面を滑らせればいい感じにダメージを与えることができます。
表面に限らず、裾やポケットなどに対してやってみるのもありかもしれません。
出典: http://iovwx.com
メラニンスポンジ
メラニンスポンジはジーンズの色抜きに使います。
サンドペーパーとはまた違った仕上がりになるでしょう。
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方①:穴あけ
穴をあける前にデニムの構造を知っておこう
作り方の前にデニムについて知っておくべきことが1つあります。
デニムの織り方と言えば綾織です。
綾織は画像のように縦糸が2本の横糸の上を通った後に1本の横糸の下を通るというのを繰り返し、その隣の縦糸は1つずらして同じように繰り返していきます。
ジーンズの場合はこの縦糸にのみ染色してあるので、カッターやはさみなどで横に切れば染色された糸だけ取ることができます。
こうすることで染色されていない白い糸が顔を出してきます。
はさみなどで縦に切ってしまうとただ穴があくだけなので注意してください。
最も簡単な作り方はハサミで穴をあける
はさみによる作り方は至ってシンプルです。
縦糸を切るために、横に刃を入れます。
平行に2か所に切込みを入れたら、その間の縦糸を取ってみましょう。
白い糸が顔を出して、それなりのダメージ感が出ます。
セルフで膝にニークラッシュデニムを作るときなども、基本的にこの作り方でできます。
カッターでの作り方
基本的に作り方ははさみと一緒ですが、カッターの場合ははさみより簡単にできるかもしれません。
切る前にジーンズの中に厚紙などの台紙を入れましょう。
まず、穴をあけたいところをカッターで繰り返し横に刃を入れていきます。
縦糸が十分切れたと思ったら、今度はカッターの刃のついてない側でゴシゴシ削っていきます。
こうすることで切れた細かい縦糸がほこりのように取れていきます。
はさみで穴をあけるより、カッターの方がより自然なダメージを再現できます。
ニークラッシュデニム(膝の部分にクラッシュ加工してあるデニム)
スキニージーンズへのニークラッシュデニムが流行っているようなので、ニークラッシュデニムのセルフでの作り方についても触れておきます。
基本的にはさみかカッターで先ほど紹介した通りのやり方でスキニージーンズの膝の部分にダメージ加工をすればニークラッシュデニムになります。
白い横糸も切り取って膝を見せるのも良いでしょう。
スキニージーンズなどの膝部分をクラッシュしてをニークラッシュデニムにするのもおすすめです。
ただ、黒のスキニージーンズなどは膝のみにダメージ加工するのをおすすめします。
シンプルなニークラッシュデニムが黒スキニーに合います。
出典: http://wear.jp
空けた穴に裏からあて布をするなら裾上げテープを使おう
「穴の部分に違う布やレースなどをあてたい」
「穴をあけすぎたからどうにかしてふさぎたい・・・」
これらに応えるのが「裾上げテープ」です。
裾上げテープとは、水にぬらした状態でアイロンの熱を加えることで接着するテープです。
ジーンズの裏からあて布をするときはこの裾上げテープを使うのがおすすめです。
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方②:裾のカット
裾フリンジの作り方
裾フリンジとは画像のように裾の部分が縦糸だけ出て広がっているものを指します。
作り方は、まず裾の高さを決めて横に切断します。
そうしたら、どこまで縦糸を出すか印をつけて、印から裾の部分をカッターかはさみで縦に切っていきます。
これで白いとがなくなれば裾フリンジの完成です。
あえて印をつけずに、乱雑な作り方で裾フリンジを作っても、より自然なダメージに見えて良いかもしれません。
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方③:デニムの色の抜き方
色抜き加工①:サンドペーパー
サンドペーパーの使い道は主に色抜きになります。
色を抜きたいところをひたすらサンドペーパーで擦りましょう。
ジーンズをしっかり伸ばした状態で擦ると全体的に色が落ちますが、ひげ状に色を落としたい場合はその部分をつまんだ状態で擦ってやれば作れます。
色抜き加工②:メラニンスポンジ
メラニンスポンジも色抜きのために使います。
こちらは色を抜きたい部分とメラニンスポンジにみずを吹きかけて擦ることで色を抜くことができます。
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方③:その他の簡単な加工法
簡単な加工法①:おろし金
意外な使い方ですが、おろし金を使うと簡単に広範囲にダメージ加工ができます。膝やポケット、太ももなどに試してみてはどうでしょうか?
ジーンズをはいたままセルフで簡単にダメージ加工ができるのでおすすめです。
簡単な加工法②:ピンセット
ピンセットでダメージを与えても良いでしょう。
細長い穴を作るなど、細かいダメージ加工にはちょうどいいと思います。
簡単な加工法③:かみそり
かみそりでジーンズにダメージを与えるのも、一味違ったダメージ感が出て面白そうですね。
簡単な加工法④:スチールウール
画像のように、ポケットにダメージを与えるのにスチールウールを使っても良いでしょう。
ポケットに限らず、ちょっとしたダメージを与えるには良いのではないでしょうか?
ダメージクラッシュデニムジーンズの作り方④:作り方の参考になる動画
こちらの動画では膝やポケット、太ももなど色々なところにダメージ加工をしているので、作り方の参考になると思います。
ただ、使用したジーンズがストレッチ素材のせいか、うまくニークラッシュデニムが作れなかったようです。
失敗しないように、穴は小さめにあけることをおすすめします。
ダメージクラッシュデニムジーンズ作りで失敗しないために
セルフで作るときにどうしても気になるのが「失敗しないだろうか」です。
失敗しないためには、
①刃を入れるのは基本的に横向き
②穴をあけるなら、イメージよりも小さめに
③ダメージ加工は程々に
この3つを意識しましょう。
イメージ通り穴をあけようとして、イメージ通りにならなかった場合、戻すことはできないので大体の場合は穴を広げて失敗してしまいます。
こうなることを想定して、何事も小さめにやるのが失敗しないコツです。
ダメージクラッシュデニムジーンズのメンズコーデ例
レディースの場合はかなり派手なダメージ加工が目立ちますが、メンズは程々にしておいた方が良いように思います。
そこで、ダメージジーンズのコーデ例を「どのように加工するか」の参考にしてみましょう。
ダメージクラッシュデニムジーンズのメンズコーデ例①
白シャツにデニムベストとダメージジーンズを合わせたメンズコーデ。
ジーンズへのダメージは比較的控えめですね。
セルフでダメージジーンズを作るなら、まずはこのくらいが良いのではないでしょうか?
ダメージクラッシュデニムジーンズのメンズコーデ例②
ライダースにTシャツ、そしてそこそこ派手にダメージ加工したジーンズを合わせています。
なかなかワイルド感のあるコーデですね。
このくらい派手なダメージジーンズを作る場合、通常穿いてて負荷のかかる部分(ポケットや太もも、膝など)にダメージ加工することを意識するとより自然なダメージに見えるのでおすすめです。
ダメージクラッシュデニムジーンズのメンズコーデ例③
3つ目はブラックライダースにブラックダメージスキニージーンズです。
膝に穴をあけただけのシンプルなダメージ加工はブラックスキニージーンズにぴったりですね。
最後に
いかがでしたか?
ダメージジーンズの作り方は決して難しくないので、失敗を恐れず挑戦してみてください。
スキニージーンズなどをダメージ加工するのがおすすめです。
もし、失敗して派手にダメージ加工してしまっても、堂々と穿いていれば問題ないと個人的には思ってます。
まずは穿いてないジーンズなどで試してみてはいかがでしょうか?