2021年05月11日公開
2021年05月11日更新
トリッカーズの定番ブーツ「バートン」の着こなし25選と経年変化
あなたはトリッカーズのバートンというシューズを知っていますか? 英国の老舗シューズメーカーのトリッカーズが作った傑作シューズです。 この記事では、そんなバートンの詳細と着こなしについて紹介します。 とにかく頑丈なバートンを着こなしてみましょう!
目次
あなたはトリッカーズのカントリーシューズ「バートン」を知っていますか?
「長く履ける頑丈でオシャレな靴が欲しい」
そんなあなたはトリッカーズの「バートン」というカントリーシューズがおすすめです。
長年愛され続けている靴なので、そのデザインと頑丈さは折り紙つきです。
また、その頑丈さゆえに革のエイジングも楽しむことができます。
それでは、トリッカーズのバートンやコーデ例について詳しくご紹介します。
バートンを生み出したトリッカーズとは
トリッカーズは1829年創業の老舗シューズメーカーです。
英国のカントリーブーツといえばトリッカーズ、というくらい世界的に有名のようです。
トリッカーズのブーツはあまりにも頑丈なため、新品だとアッパーやソールの革がとてつもなく硬くなかなか馴染みません。
最初のうちは苦労しますが、徐々に自分の馴染んでくると柔らかくなり履き心地も良くなります。
さらにエイジングによる革の経年変化も楽しめる、一生ものの靴を提供しているのがトリッカーズです。
トリッカーズの魅力のひとつとして「ベンチメイド製法」というものがあります。
通常、靴が作られるときは公邸によって担当する職人が違います。
ベンチメイド製法では、1人の職人が最初から最後まで担当します。
それゆえにトリッカーズのカントリーシューズは個体差が現れやすいのかもしれませんが、その代わり職人の魂が込められていると言っても良いのではないでしょうか?
また、トリッカーズは英国王室御用達ブランド(ロイヤルワラント)に認定されているブランドです。
このことからもトリッカーズの品質の高さわかるかと思います。
トリッカーズには2種類の木型(ラスト)がある
トリッカーズには代表的な2つの木型があります。
主にシューズタイプに使われる「4444」とブーツタイプによく使われる「4497S」です。
「4444」はつま先部分にボリュームがあり、甲が高く全体的にゆったりしている反面
、土踏まずは絞られていてフィット感が高いです。
「4497S」は「4444」に対し若干つま先部分が低く抑えられ、高部分と土踏まず部分はゆったりしています。
今回主にご紹介する「バートン」は「4444」の木型を採用しています。
バートンとは
バートンはトリッカーズが生み出したカントリーシューズです。
カントリーシューズとは、昔の英国上流階級の人たちが地方(カントリーサイド)へ狩りに行くときに使われた靴のことです。
イギリスは天気が悪く地方の道も整備されていなかったことから、カントリーシューズは耐久性と防水性が高いです。
また、画像の通りデザインは外羽根のウイングチップになっています。
時期によってアッパー(基本的にカーフレザー)やソールが変わったりします。
カラーバリエーションも時期によってなかったりしますが、ブラック、エスプレッソ、マロン、エイコンなどがあります。
流行に流されないトラディショナルなデザインでスーツでもカジュアルな服装でもコーデしやすく、バートンに合う服装に悩む必要はありません。
バートンのサイズは自分のジャストサイズかハーフサイズダウンがおすすめ
ネットで靴を買うときに気になるのがサイズ感ですが、トリッカーズのバートンの場合はジャストサイズかハーフサイズダウンで問題なさそうです。
もしどうしてもサイズが心配であれば、実店舗でサイズを確認してから購入されるのが良いでしょう。
トリッカーズ「バートン」のエイジング
とにかく頑丈で長持ちするトリッカーズのバートン。
長持ちするので革のエイジングも楽しめます。
履く頻度や手入れの仕方によってもエイジングの仕方が変わってきます。
ただし、あまりにも頑丈な作りのため、それなりにエイジングさせるにはかなりの根気が必要かもしれません。
それだけ長持ちするということなので、投げ出さず履き続けてエイジングさせましょう。
エイジングをすれば、画像のように変化して味のある見た目になります。
気長に頑張りましょう。
トリッカーズの「バートン」「ケスウィック」「イルクリー」の違い
バートン(BOURTON)
まずは先ほど紹介したバートンです。
主な特徴は以下の通りです。
・アッパー:カーフレザー
・ソール:レザー、ダイナイト
・木型(ラスト):4444
・カラー:ブラック、エスプレッソ、マロン、エイコン、VIGBLU、CHESTNUT、COFFEE
ケスウィック(KESWICK)
記事執筆時点で公式サイトに載っていませんでしたが、ケスウィックはバートンとは違うなめし方をした革(gorse calf leather)が使われています。ケスウィックの方が水や汚れに強いとのことです。
それ以外の特徴は基本的に同じですがカラーバリエーションは少な目です。
シーシェードとブラックの2色のみ。
バートンにあったエスプレッソ、マロン、エイコンと言ったカラーはないようです。
イルクリー(ILKLEY)
こちらはグレインレザー(銀付き革)を採用したイルクリーです。
この革は表皮に最も近い部分で、柔軟性があり丈夫なようです。
また、コマンドソールを採用しているので、悪路などでもしっかりグリップしてくれます。
イルクリーも記事執筆時点では載っていませんでした。
こちらもケスウィック同様、エスプレッソ、マロン、エイコンと言ったカラーはないようです。
トリッカーズ「バートン」の手入れの仕方
トリッカーズのバートンは長持ちするとは言え、手入れも大事になります。
そこで、手入れに必要なものと手入れの手順を説明します。(あくまでも一例です)
手入れに必要なもの
・ブラシ(ブラッシング用に2種とペネトレイトブラシ)
・デリケートクリーム
・靴クリーム
・クリームをふき取るための布
手入れの手順
①靴ひもを取り、ブラッシングします。(特にメダリオンのところは念入りに)
②ペネトレイトブラシを使ってデリケートクリームを塗ります。
③デリケートクリームを塗り終えたら、2~3分乾かしてから布で拭き取ります。
④ペネトレイトブラシを使って靴クリームを塗ります。(靴と同じ色を選ぶように)
⑤クリームを塗り終えたら、ブラッシングします。(さっきよりも毛足が硬めのものがおすすめ)
⑥布で革表面に残ったクリームをふき取ります。
⑦最後にグローブクロス(柔らかい布で代用可)で軽く磨きます。
手入れの手順は以上になります。
少々手間がかかりますが、月に1回程度やっておくと良いでしょう。
また、これ以外にも普段からブラッシング程度はやっておきましょう。
トリッカーズ「バートン」の着こなし25選
いよいよバートンのコーデ例の紹介になりますが、ここではバートンだけでなくブーツタイプのカントリーシューズのコーデ例も載っています。
シューズタイプでもブーツタイプでも、どちらも合う服装は変わらないので問題ありません。
トリッカーズ「バートン」の着こなし①
トリッカーズのバートンに合う服装の一つ目はスーツです。
バートンのメダリオンが足元を飾ってくれてとてもオシャレに見えます。
ブラックのバートンなら、スーツスタイルでも問題なさそうですね。
仕事でスーツを着る方は試してみてはどうでしょうか?
出典: http://glamb.com
トリッカーズ「バートン」の着こなし②
こちらはグレースーツに先ほどと同じブラックのバートンを合わせたスーツスタイルです。
ブラックのバートンを選んでおけば、スーツでもカジュアルでも合う服装は問わないでしょう。
出典: http://glamb.com
トリッカーズ「バートン」の着こなし③
ビジカジスタイルにエイコンのバートン。
ベルトと色を合わせていてなかなかオシャレなコーデに仕上がっています。
トリッカーズ「バートン」の着こなし④
バートンに合う服はスーツのようなキレイめなスタイルだけでなく、カジュアルな服装も然りです。
白無地Tシャツにロールアップしたジーンズにエイコンのバートンを合わせるのも悪くないです。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑤
白シャツとデニムにブラックのバートンも、なかなかのドレスとカジュアルのバランスですね。
真似しやすいコーデの1つです。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑥
ジャケットにジーンズで、エイコンのバートン以外は青系統の色でまとめられていますね。
なかなかオシャレなコーデです。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑦
デニムジャケットにロールアップしたジーンズとマロンのバートンです。
上下をデニムで合わせて、裾だけでなく袖もまくっていて統一感がありますね。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑧
ジャケットにジーンズとエイコンのバートンの組み合わせです。
トリッカーズのバートンはやっぱり合う服装を問わないですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑨
こちらはジャケット、インナーのシャツ、ジーンズと全てデニムで統一したところにエイコンのブーツを合わせています。なかなか上級なコーデです。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑩
チェックシャツにジーンズとマロンのバートンの組み合わせです。
マロンやエイコン、エスプレッソといった色に関係なくバートンはデニムとの相性がばっちりですね。
合う服装を問わないと言いましたが、その中でも特に合う服装はジーンズを取り入れたコーデではないでしょうか?
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑪
デニムシャツとチェックスカートにマロンのブーツを合わせています。
これもオシャレなコーデですね。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑫
青のコートとジーンズにエイコンのバートンという組み合わせ。
青いコートは難易度高いですが良くまとまってるコーデに思えます。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑬
ジャケットにダメージジーンズとエイコンのブーツの組み合わせです。
全体的に青系でまとめて、靴は茶系のカントリーシューズは良い感じにまとまるようですね。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑭
ダッフルコートとロールアップしたジーンズにエイコーンのバートン。
着こなし例ではエイコンカラーが多いですね。
他のマロンやエスプレッソも良い色なんですが・・・。
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑮
赤茶のジャケットにブルージーンズとエスプレッソのブーツ。
ようやく来ましたよエスプレッソ。
全体の色合いがなかなかいい感じですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑯
カーディガンとジーンズにトリッカーズのブーツの組み合わせ。
なかなかオシャレに決まってますね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑰
チェックシャツにダメージジーンズとエイコーンのブーツ。
赤系もエイコンに合いますね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑱
黄色のシャツにジーンズとエイコンのバートン。
黄色との相性もいいですね。
そしてやたらとジーンズ×エイコンのバートンの組み合わせが多いような気が・・・。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑲
全体的に暗色系でまとめたコーデ。
逆にそれがマロンのバートンの存在感を引き出してるように感じられます。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし⑳
白シャツに迷彩柄のパンツとマロンのバートン。
この配色もオシャレですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし㉑
ベストとカーキのカーゴパンツにエイコンのバートン。
カーキとエイコンの相性も良さそうですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし㉒
ワインレッドのパンツとエイコンの組み合わせも良いですね。
バートンに合わない色はあんまりないのでしょうか?
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし㉓
ライダースにジーンズとブラックのバートン。
同系統の色でまとまっていていいですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし㉔
ロングコートとジーンズにマロンのブーツ。
配色も良いですけどロングコートもオシャレで良いですね。
出典: http://wear.jp
トリッカーズ「バートン」の着こなし㉕
ブラックのトップス(ライダースでしょうか?)に真っ青なジーンズとマロンのブーツ。
深い青とマロンの組み合わせがオシャレです。
出典: http://wear.jp
最後に
いかがでしたか?
トリッカーズのバートンは最初はなかなか硬くて履きずらいですが、時間をかけて馴染んでしまえばもう手放せなくなるほどの名作シューズです。しかも合う服装を問わない万能さを持ち合わせています。
ぜひ一度バートンを手に取ってみてはいかがでしょうか?