2018年09月01日公開
2018年09月01日更新
イルミナカラーで白髪染めは出来るの?注意点は?
髪にツヤを与えてくれるイルミナカラーは白髪も綺麗に染められます。白髪染めに向いているカラーや、イルミナカラーのメリットやデメリットなどを詳しくまとめました。繰り返しのカラーリングで髪が痛んでしまった、髪にツヤを出したいという人にもおすすめです!
目次
イルミナカラーとは?
今までのカラーリング剤とは違い、髪を染めてもキューティクルが痛まないとして注目を集めているイルミナカラー。
どんなものなのか詳しく知らなくても、美容室などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
イルミナカラーとは、WELLAが開発したカラーリング剤で2015年に登場しました。
カラーリング剤なのに髪のキューティクルを傷つけにくく、ツヤを与えてくれるという驚きの効果があり、第3のカラーリング剤として人気を集めています。
カラーリングで髪が痛まないだけでなく、色持ちもいいことでも人気があります。
外国人のような透明感とツヤは、他のカラーリング剤には戻れないという人が続出するほど。
髪のキューティクルを失わず、かつツヤを与えてくれるイルミナカラーですが、白髪染めにも使えることでも人気があります。
市販の白髪染めでセルフで染めると色ムラがどうしても出来てしまいますが、イルミナカラーではムラもできません。
今回は、イルミナカラーのメリットや注意点、そしてイルミナカラーを使った白髪染めについて詳しくご紹介していきます。
イルミナカラーの色の種類
イルミナカラーの色の種類は、現在は全7色です。
2016年に新しく【トワイライト】が登場しました。
それでは、それぞれの色を見ていきましょう。
イルミナカラー①【オーキッド】
柔らかい紫色に染まるイルミナカラーの【オーキッド】は、髪にツヤだけでなく透明感もプラスしてくれる、日本人の髪色に合わせた色です。
日本人の髪質では、メラニン色素が減少して伸びてきた白髪はやや黄色が混ざっています。
そのため、白髪にツヤをだしたい場合は本当にうっすらと紫色のカラーリングをするのが効果的なんです。
【オーキッド】で白髪染めすると、他のカラーリング剤を使った時よりも明るくツヤのある、若々しい髪になります。
イルミナカラー②【オーシャン】
アクアブルーカラーの【オーシャン】は、透明感とツヤ感が特に高く、外国人のような髪にしたい方におすすめのカラーです。
オーシャンは青系のカラーで、傷んでいない髪に使うと色持ちがいいです。
青に染まるのではなく、アッシュに近い色に染まるオーシャンは、外国人のような透明感がある綺麗な髪になります。
また、オーシャンはアッシュカラーですので、他のカラーよりも色持ちが悪いようです。
イルミナカラーに限らず、市販のカラーリングや他のカラーリング剤を使ってもオーシャンのようなアッシュは色落ちしやすいです。
けれど、イルミナカラーの色落ちの仕方は普通のカラーリング剤と違い、段々アッシュが薄れていくように色が落ちていきます。
色落ちしても髪が痛んだようにみえることはありませんし、通常のカラーリングよりも色持ちはいいので、アッシュ系の髪色にしたい人にはオーシャンがおすすめです。
イルミナカラー③【ヌード】
【ヌード】はソフトグレージュという、ベージュとグレーを合わせたような色に染まります。
グレージュは日本人の髪質に合った色として注目を集めているカラーで、明るめのトーンでも暗めのトーンでも、どちらも日本人の女性に似合うカラーです。
イルミナカラー④【サファリ】
うっすらと緑がかったベージュ色に染まる【サファリ】は、マットな質感の中にもツヤがある、イルミナカラーならではの色に染まります。
マットな色のサファリですが、イルミナカラーの特徴である透明感とツヤの効果で重い雰囲気にはなりません。秋から冬にかけての時期に特におすすめのカラーです。
イルミナカラー⑤【コーラル】
珊瑚を意味する【コーラル】は柔らかいピンク色に染まります。
通常、コーラルのようなピンク色に染めたいなら、先にブリーチをして髪の色を抜く必要があります。ですが、イルミナカラーのコーラルはブリーチをしなくてもピンク色に染めることができます。
ブリーチするのは手間もかかりますし、何より髪も傷んでしまいますが、イルミナカラーのコーラルなら髪を痛めにくく、ツヤを出すこともできます。
コーラルで染めたあとも、髪のケアや色落ちしないように丁寧にケアを続ければ色持ちもよくなります。
イルミナカラー⑥【フォレスト】
森を意味する【フォレスト】は、薄いグリーンとグレーを合わせた色合いに染まります。
うっすらと緑がかったような、明るい印象に仕上がります。
フォレストを明るめのトーンでいれると、色素が薄くより外国人のようなカラーに染まります。
緑系のカラコンをして、メイクも合わせれば外国人のような雰囲気を楽しむことができます。
イルミナカラー⑦【トワイライト】
2016年に新登場した【トワイライト】は、ブリーチしている髪はピンクパープルに、ブリーチしていない髪にはアッシュに近いカラーに染まります。
トワイライトは白髪に色を入れることに向いており、白髪染めにおすすめのカラーです。
アッシュに似た色でツヤと透明感もあり、外国人風のヘアアレンジを楽しむことができます。
トワイライトは白髪染め専用のカラー剤というわけではありませんので、コーラルよりも可愛らしい印象の強い、パープルピンクに染めたい人にもおすすめのカラーです。
イルミナカラーで白髪染めは出来るの?
白髪染めにおすすめのイルミナカラーの色
イルミナカラーで白髪染めする場合はブラウン系を選ぶのがおすすめです。
コーラルやオーシャンなどの青系の色よりも、ヌードのようなブラウンやベージュに染まるカラーを選ぶのがいいでしょう。
トワイライトも白髪染めにおすすめです。
日々のケアを丁寧にすることで色持ちもよくなり、新しく髪が伸びてきてしまってもトーンの明るめのイルミナカラーを使えばナチュラルに染め直すことができます。
イルミナカラーで白髪染めする【メリット】
イルミナカラーは髪に優しい
イルミナカラーの最大の特徴は、カラーリングをする時に髪のキューティクルを傷めないという点です。
カラーリングをすると、髪の表面に存在する金属イオンがカラーリング剤と過剰反応を起こし、キューティクルに傷をつけて髪が痛んでしまいます。
イルミナカラーは独自の方法で金属イオンをカプセル化し、染めた後にまとめて洗い流してしまうので髪のキューティクルを守る事ができます。
キューティクルは髪にツヤを与え、明るめの色に染めても傷んだように見えず、綺麗に染めることができます。
髪が痛むのを避けるためにカラーリングを控えていた人には特におすすめです。
イルミナカラーは通常より明るめの色に仕上がるのも特徴のひとつです。
普段よりも明るいトーンになることを意識して、どんなカラーにするか選んでみてください。
なお、髪へのダメージはとても少ないですが、頭皮へのダメージは存在します。
市販のクリームやトリートメントなどで頭皮をセルフケアするのがおすすめです。
イルミナカラーで白髪染めするとツヤがUP!
イルミナカラーで白髪を染めると、キューティクルを傷めないので髪にツヤがある、若々しい印象になります。
それだけでなく、イルミナカラーの展開する色の種類が、これまでのカラーリング剤とはまったく新しいことも理由のひとつと考えられます。
日本人の白髪はやや黄色がかっており、ツヤやはりがなく老けた印象を与えるのはそれが理由と言われることもあります。
イルミナカラーに含まれている紫や青色が黄色を打ち消してくれ、白髪を染めるだけでなく綺麗なツヤを髪に与えることができるとも考えられます。
市販の白髪染めやカラーリング剤よりもコストが高いのが難点ではありますが、髪を明るいトーンに染められ、自宅でセルフで染めるよりも色ムラがないという点からも、白髪染めにイルミナカラーを使うのは魅力的といえます。
イルミナカラーで白髪染めする注意点【デメリット】
イルミナカラーにはコストが高い、という点以外にもデメリットはあります。
白髪は明るいトーンで染まるので注意
イルミナカラーで白髪を染めると、市販の白髪染めを使用した時よりも明るいトーンで染まります。
これは白髪を染めた時に限ったことではありませんが、イルミナカラーは明るめのトーンに仕上がり、外国人のようなツヤや透明感を髪に与えられます。
イルミナカラーは通常のカラーリング剤よりも明るく髪を染め、外国人のようなツヤと透明感に仕上がりますが、真っ黒な黒髪に染めることはできません。
より通常の白髪染めに近い色にしたのならば、ブラウンの色が入ったイルミナカラーを使うのがおすすめです。
イルミナカラーで白髪染めをしても、白髪が新しく生えて来たらまた染め直さなくてはいけません。
その時、以前に染めた色よりもさらにトーンの明るめな色を選ぶと自然に染め直すことができます。
イルミナカラーの頭皮へのダメージ
イルミナカラーは、髪にはとても優しく、髪を傷めないでカラーリングがしたい人には画期的なカラーリング剤と言えます。
ですが、通常のカラーリングと同じで頭皮へのダメージはあり、また、アレルギー反応がでてしまう人もいます。
イルミナカラーでカラーリングした後は、市販のトリートメントやクリームで頭皮をマッサージをしてあげるようにしましょう。
カラーリングしたあとのセルフケアで色持ちの期間も変わります。
丁寧にセルフケアすることで、頭皮へダメージを減らし、かゆみやかぶれといった症状がでたら念のため病院へ受診するのをおすすめします。
イルミナカラーの色持ち期間は?
イルミナカラーは色持ちが良く、また自宅でもセルフケアをきちんとしていれば、1か月を越えても髪が痛んだような色になることはありません。
ですが、新しく白髪が生えてきてしまうとイルミナカラーで明るめのトーンに染めた分、更に目立ってしまいます。1か月を目安にまた染め直すのがよさそうです。
イルミナカラーが色落ちしした場合
イルミナカラーは色落ちしても髪が痛んだようになることはないといわれています。
けれど、イルミナカラーが色落ちすると髪が明るめになることが多いです。
特に、ベージュ系のイルミナカラーを使った場合は、色落ちすると髪色が明るめになる場合が多いようです。
そのため、イルミナカラーで染め直す場合は以前に染めた色よりもワントーン明るめの色で染めると、自然に染め直すことができます。
イルミナカラーは市販を使って自宅セルフカラーできる?
イルミナカラーは市販されておらず、美容室でしか使用することができません。
ですからイルミナカラーを使って自宅でセルフカラーすることはできません。
また、イルミナカラーを取り扱っている美容室も少ないので、イルミナカラーで白髪を染めたいと思っても、まずは取り扱っている美容室を探さなくてはいけません。
イルミナカラーはまだコストが高く、他のカラーリングよりも高いので手が出しにくいですが、その値段に見合ったツヤを手に入れることができます。
その優秀な性能から人気が急上昇していますので、取り扱う美容室も今後増えていくと思われます。
白髪ができるメカニズムとは
白髪ができる理由は、髪を着色しているメラニン色素の減少が原因です。
加齢や乱れた生活習慣により、メラニン色素が減少していくことで髪から色が抜けていき白髪になってしまいます。
歳を重ねると体の機能も低下していきます。
同様に、メラニン色素をつくっている細胞の働きも衰えていくので自然と白髪になっていくんです。
白髪は遺伝?予防はできるの?
歳をとるにつれ白髪になっていきますが、若白髪の人もいるように加齢以外にも白髪になることはあります。
では、原因を3つご紹介します。
白髪の原因①ミネラルなどの栄養不足
1つ目は偏った食生活、不規則な食事などで栄養不足になり、白髪が生えてきてしまう場合です。
タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足するとメラニン色素を作っている細胞の働きが衰えていき、メラニン色素が減少してしまいます。
3食バランスよく、栄養も考えて食事をすることで白髪を防止することができる場合もあります。
白髪の原因②不規則な生活習慣
血行が悪かったり過剰なまでのストレスを感じている場合も白髪が生えてしまう場合もあります。
運動不足や不規則な食事など、生活習慣が乱れていると体の調子も悪くなってしまいます。
血行不良で頭皮への血液量が減ると運ばれる栄養も減ってしまいますし、不規則な生活で溜まったストレスは毛細血管の収縮を招き、やはり細胞の働きが悪くなってしまいます。
白髪の原因③遺伝による可能性も
両親のどちらかが若白髪だった場合、その子供も同じように若白髪の場合もあることから、白髪には遺伝も関係していると言われています。
ですが、白髪が遺伝するかはどうかは、まだ医学的に証明されてはおらず、白髪が生えてきたけれど遺伝だから、と放置するのはおすすめできません。
白髪の原因がメラニン色素の減少であることに変わりはありませんので、栄養不足や不規則な生活をしていないかなども確認するといいでしょう。
白髪染めにイルミナカラーはいかが?
いかがでしたか?
白髪は染めても染めても生えくるので、繰り返しカラーリングすると髪が痛んでしまうのが悩みの種ですが、イルミナカラーを使えば白髪を染められるだけでなく髪にツヤも与えられます。
イルミナカラーで白髪を明るく染めて、今までの白髪染めとはまったく違う髪を楽しんでみませんか?