2021年09月09日公開
2021年09月09日更新
香水をつける場所は?メンズのための香水の付け方まとめ【何プッシュ/量】
最近はメンズ香水をつける男性が増えました。メンズ香水は女性にも人気です。しかし男性によって付け方は様々で、香水はつける場所やつける量によっても香りの印象が変わってきます。また状況や場所によって香水の種類や量そして付け方もよく考慮すべき場合もあります。
目次
まずメンズ香水について復習しておこう!
香水と一口に言っても、香水には「パルファム」「オーデパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」と大きくこの4種類があります。そして、それぞれ香りの濃度と持続時間は異なります。もう少し詳しく説明しましょう。
メンズ香水の種類と特徴は
①パルファム
濃度:15~25% 持続時間:5時間から半日くらい
厳密には香水というと、このパルファムのこと。パルファム(parfum)はフランス語で香水のことで、パルファンと発音することもあります。
最高ランクの香水はほとんどがこのパルファムで、値段もそこそこします。
香りがきついので、付けすぎには注意が必要です。次に紹介するオードパルファム以下はスプレータイプが主流ですが、パルファムは基本的に液体。付けるときは「点」を意識してつけましょう。一滴を肌の一点に落とすような感じです。本当に強く香るので、付ける量は一滴で十分です!
②オードパルファム
濃度:10~15% 持続時間:5~12時間くらい
オード又はオーデ(eaude)は、フランス語で「水の~」の意。これらがつくと、やや濃度が薄くなります。
よってパルファムよりも少し濃度が落ちますが、パルファムに近い品格を持ちつつも爽やかさも持ち合わせています。パルファムよりも気軽に付けられ、その種類も豊富です。パルファムに比べて価格もお手軽なので、人気が高い種類といえます。
プッシュタイプなので、付けるときは1~3プッシュ程度で十分でしょう。
③オードトワレ
濃度:5~10% 持続時間:2~4時間くらい
香りがやわらかなので、カジュアルな感覚で付けられます。普段使いに最適で、会社で使用するのにもオススメ。パルファムの下地にする使い方もありです。
やはりプッシュタイプなので、付けるときは2~4プッシュくらい。持続性があまりないので、4時間くらい経ったら付け足してもオッケーです。
④オーデコロン
濃度:2~5% 持続時間:1~2時間くらい
オーデコロンはかなり爽やかで香りが薄く、ライトに香ります。プッシュタイプなので、香水として使うというよりも、気分転換したいときにシュッとするイメージ。
スポーツの後やお風呂上がりなんかに付けるのがオススメ♪全身につけてもほのかに香るので、オーデコロンは沢山つけても大丈夫です。
メンズ香水の付け方にキマリってあるの?
そもそもメンズ香水の付け方で注意することは
体に香水をつけるときは、まず汗ばんでない、お肌がきれいなときにつけましょう。シャワーから出たての時などがベストでしょう。さもないと香水が汗のにおいと混ざってしまいます。
メンズ香水の付け方: とにかくつける量に注意!! ほのかに香らせるのが付け方のポイント!
男らしくほのかに香らせる香水の適量は?
ついつい2~3プッシュしがちですが、1プッシュが適量です!
香りに馴れると香りが消えてしまったように感じることがありますが、周りの人には十分香っています。
ほのかに良い香りがする程度がよくて、自分でわかるほどの強烈な香りは逆に引かれてしまうので要注意です。
メンズ香水の香りを長持ちさせるには、つける量の他に何がポイント?
香水をプッシュした後にこすってはダメ!
手首で擦ってからつけると、香りの粒子が潰れてしまい、香りが長持ちしません。また香水本来の香りも楽しめなくなってしまいます。
では、実際に香水をつける場所は?
つける場所: 髪・うなじ
できるだけ後頭部に。サイドにつけるきは鼻に近いため少し控え目に。香りが長持ちします。
つける場所: 肩・うで
自分で香りを楽しむのにベストな部位。鼻との距離もちょうど良いため、常にほどよく香ります。
つける場所: 手首
普通は手首の内側につけます。手首を動かすたびにほのかに香ります。
つける場所: ひじ・うで
汗腺が少なく脈打つ部位なので香りも立ちやすい。つけにくいところなのでコットンなどでつけるか、手首につけてぬります。
つける場所: もも・ひざ
ひざとももは外側から後ろ側につけると、歩く時に後ろへ香ります。ももの前面につけると、座ったとき真上に顔がくるので軽くつけます。香りは下から上へ立ち上がるため、全身が包まれるように香ります。
つける場所: 足首
足首はくるぶしの後ろにつけるのがポイント。歩いたり、足を組みかえたりたりしたときに香るのも魅力です。
つける場所: 胸
つける場合はごく少量を。気温の高い場合は、汗もかくので涼しい季節に。胸につけるのは、鼻の敏感な日本人には違和感を覚える人も多いので上級者向けと言えるかも知れません。
つける場所: ウエスト・背中
ウエスト・背中では、汗をそれほどかかない横の部分がいいでしょう。
背中につけるのは、自分よりもまわりの人に香りを長く振りまくのにいいポイント。
他のところにつけて、香りが薄く感じたときに組み合わせて背中につけると香り立ちのバランスが良くなります。
背中は、暑くなくてもストレスを受けたり気持ちが動揺したりしただけで、もう背中が汗でびっしょりという経験があると思います。背中はある意味でとても敏感な箇所といえます。背中につけるのは、自分の体質によって考慮しましょう。
香水初心者のうちは、ウエストに1プッシュだけの量にする!
ウエストなど体の下の方からほのかな香りが
◯下の方につけると素敵です。
ウエストや、足首につけると香りが下からふわっとあがってくるので素敵です。
つける場所に迷ったら、まずウエストに少量を!
◯香水は決して怖くない!
次のことさえおぼえておけば、ほとんど大丈夫。
「香水初心者のうちは、ウエストに1プッシュだけにする」
少ない量を、他人へ強く香らない場所につけることが、香水に慣れる第一歩です。
香水の失敗は、その多くが付けすぎか、付けすぎによって助長されたものがほとんどです。男性用で一番賦香率が高い(=香りが強く長続きする)オーデトワレでも、ウエストに1プッシュ程度なら周囲にほとんど迷惑をかけることはありません。
NGな場所は
髪の毛、耳、首、足の裏、脇など
香水にはアルコールが含まれており、髪の毛が痛む原因にもなるので、髪への直接使用は避けましょう。髪の毛に、香りをつけたい場合は「ヘア・フレグランス」や「香油(パフューム・オイル)」がおすすめです。
見落としやすい香水のマナーとは
香水にもTPOが大事です。香りは、人に良い印象を与えることもできるし、 反対に悪い印象を与えてしまうこともあります。
香水を付けていくには適さない場所なども考慮に入れておく必要があります。
次のような場面では香水は使わない方が無難です
☑ レストラン (繊細な香りを楽しむ和食などのお店では)
☑ 病院
☑ 仏事 お葬式・お通夜
☑ 試験会場
基本的に匂いが邪魔になる場所には、避けましょう!
オードトワレ
さあ香水をつけるぞ!と身構えるのでなく、気楽に香りを楽しみたい時にピッタシ。香りだちがやわらかでカジュアルな感覚で付けられ、普段使いに最適です。
付けるときは2~4プッシュくらい。香りだちやわらかとはいえ、やはり付けすぎは禁物です。
付け方の工夫: 適切な量は?
オードトワレの場合には、スプレータイプのものがほとんどになります。ですから、どうしても量をたくさん付けてしまい、思ったより香りを強く周囲に意識させてしまいがちです。そこで、付け方に工夫をしてみましょう。
◯オードトワレは、上半身の上の方に付けるのではなく、なるべく下の方に付けるようにします。または、オードトワレをコットンにワンプッシュしてから、付けたいところにのばしていきます。
◯肌に付けたあとのコットンをタンスやクローゼットに入れておき、衣類に香りを移らせて、衣類からもオードトワレの香りが立ち上るようにするといいでしょう。
この場合の注意点ですが、衣類に直接、オードトワレがついたコットンがふれてしまうと、ふれたところが変色したりシミになったりしますので、気を付けたいところです。
オードトワレが直接に衣類に付かないように、不織布やティッシュなどにいったんくるんで、タンスやクローゼットに入れるようにしましょう。
オーデコロン
「オーデコロン」は、それほど強い香りではないため、初心者には使いやすいものになります。ですが、やはり付け過ぎには気を付けたいところです。
スプレータイプなので、10センチほど離して好きな箇所に吹き付けるというのが、一般的な付け方ではあります。コロンの付け方の工夫をいくつかご紹介しましょう。
付け方の工夫: 適切な量は?
日本人はもともと肌に直接、香水を付ける文化というものがなかったため、「ちょっと控えめかな」と思うくらいでちょうどいいことが多々あります。
◯コロンつける際にコットンに残った香りを無駄にしないという目的で、コットンをタンスやクローゼットに入れ、肌には付けず、衣類への移り香だけを楽しんでもいいのです。
◯また、コロンを空間にワンプッシュしたあと、下に落ちてくる細かなミストのなかをくぐる、という方法もあります。
全身にほどよく香りがつくので、コロンを付ける場所に悩んでしまう方に最適です。ただし、変色、シミが心配な衣類にオーデコロンがついてしまうのは心配です。下着の状態で行うと紫外線が当たって化学変化することもなく、シミになることもありませんのでおすすめです。
制汗剤のおすすめはロールオンタイプ!
ロールオンタイプ?
しつこい脇汗を予防するためには、制汗剤を使用しましょう。「制汗剤は女子だけのもの?」と考えられがちですが、そんなことはありません。男子でも使うべきマナーといえます。
そこでロールオンタイプの制汗剤がオススメです。
ロールオンタイプは塗り込む制汗剤
ボールを脇にコロコロすりつけることで、制汗剤が直接塗られる仕組みです。普通はスプレータイプのものを思い浮かべると思いますがどちらも一長一短があるので、うまく使い分けをするべきです。
次にロールオンタイプのメリットとデメリットについてご紹介します。
ロールオンタイプのメリットは
ロールオンタイプは、風呂上がりなど脇汗をかいていない状態でつけることをおすすめします。ロールオンタイプの制汗剤は、汗は予防できますが、汗をかいてから塗っても、効果が期待できないからです。
脇汗予防をするときは、朝など汗をかいていない時間帯や風呂上がりが理想的です。ロールオンタイプは、とにかくその手軽さがメリットと言えます。
ロールオンタイプのデメリットは
デメリットは「脇汗をかいてから使うことはできない」という点です。
もしも脇汗をかいてしまったときには、スプレータイプの制汗剤を使用するべきです。スプレータイプは、直接肌にあてることなく使えますね。ですから脇汗をかきはじめてからも、即効性があるので脇汗の臭いを防ぐことができます。
服への香水のつけ方
香水のつけ方として、服につけるという方法を好まれる方もいます。
どんな服にどの香水を合わせるか…。そうした楽しみ方もできますね
洋服に香水をつけても大丈夫か
洋服に香水をつけても大丈夫か心配な方もおられると思います。
ほとんどの服には、少量ならつけても大丈夫です。
そして、ほのかに香るという良い面もあります。
素材によっては、シミができることがありますので、
注意してから使用するようにしましょう。
なるべくなら、スプレーでふんわりと吹きつけるというつけ方が良いかと思います。
服にとっても安心ですし、香り方も優しいものとなります。
ファッションによっても香りの選び方は変わります
普段用の服なら、それに合う香水もありますし、ドレスアップした時には品のある香りが似合います。
リクルートスーツには、男女問わず甘さを控えめにすると、仕事や面会などに好印象を与えることもできます。
髪に香水をつけるってありかな?
髪に香水をつけている方もいますよね。
しかし、髪の毛に香水をつけることのメリットは何でしょうか。またデメリットは?
髪の毛に香水をつけるメリットとデメリット
メリットは、自分の好きな香りに包まれて生活できリラックス効果が高いことでしょう。また髪の毛からの良い香りは、異性に対するアピール度も高いといえます。近くを通った時に、ほのかないい香りって、ドキっとしますよね。
まとめ
男のオシャレとして、「香水は敷居が高い」と感じてはいませんか? ごく簡単な基本さえ押さえれば、まったく難しくないのです。最初の一歩を踏み出して、自分の好きなそしてイメージに合った香りを見つけましょう。
メンズが香水をつけるとき、最低限知っておくべきことは、その種類とつけ方。それをマスターして、素敵な男、できる男として好感度をグ〜ンとアップしましょう!