エベレストに眠る遭難者の遺体写真。山頂を目指した登山家たち【閲覧注意】

エベレストに遺体のまま回収されずに放置されている登山家達の写真まとめです。最悪の環境にも関わらずエベレスト登頂に挑戦した登山家達の栄光に対して、失敗した先に待っているのは遭難して死ぬ未来。遭難・死の危険も顧みず挑戦した登山家達の遺体写真を見て何を思いますか。

エベレストに眠る遭難者の遺体写真。山頂を目指した登山家たち【閲覧注意】のイメージ

目次

  1. 1登山家の憧れ!エベレストとは?
  2. 2登山家が憧れる!高度8000mを超える壮大な景色の山頂写真。
  3. 3 登山家を殺す死のゾーン「デス・ゾーン」
  4. 4エベレストの虹の谷とは登山家の墓場
  5. 5エベレストの死体はミイラ化する
  6. 6エベレストの遭難遺体は回収出来ないのか?
  7. 7エベレスト登頂に成功する確率
  8. 8エベレストに生きて死んだ登山家「ジョージ・マロリー」
  9. 9死者多数。エベレスト大量遭難事故。
  10. 10エベレストと日本人登山家
  11. 11まとめ~遭難遺体の悲惨な写真から何を思いますか~

登山家の憧れ!エベレストとは?

標高:8848m
地理学者ジョージ・エベレストの名に因んで名づけられた。
世界最高の山で、世界2位はK2(標高:8611m)

1953年に初めてニュージーランド人のエドモンド・ヒラリーとチベット人のテンジン・ノルゲイがエベレストの頂上に到達して以来、これまでに5654人がエベレスト登頂に成功している。(2012年3月時点)

登山家が憧れる!高度8000mを超える壮大な景色の山頂写真。

出典: https://feel-the-earth.com/wp/?p=4274

標高8848mの、地球上で一番高い景色はさぞ壮大でしょうね。

出典: http://yakutama.net/?p=1588

世界最高の山頂に辿り着く前に立ちはだかる、ヒラリーステップと言う崖があります。人間が生存出来ない神の領域に辿り着く前の最後の試練。そこを超えた後の景色は、思わず神に感謝したくなる景色なのだそうです。

登山家を殺す死のゾーン「デス・ゾーン」

そこにただいるだけで死ぬ、生存不可能な領域

人間が生存不可能な領域、デス・ゾーン。

世界にはデス・ゾーンと呼ばれる領域があり、標高8000m以上の酸素が薄すぎる領域を指す。
標高8000mを超えると、地上に比べ空気が三分の一程度となってしまうため、動くために使う酸素と呼吸で吸引する酸素量が合わず、どんどん体内から酸素が減っていく現象がデス・ゾーンでは起きる。

気温もマイナス25度で、標高が高すぎてジェット気流が吹きすさび、酸素もないといった、まさにデス・ゾーンでは、一度倒れたり、何かしら遭難してしまえば死ぬ可能性がとても高い。

このデス・ゾーンで多くの死者が出ており、アラン・アーネット氏によると、エベレストでは233人が亡くなっているが、そのうち遺体が回収されたのは30体ほどで200体近くがミイラになった状態でエベレストに放置されているという。

酸素が三分の一の死の環境で、ボンベ無しで登頂する登山家達

前述のようにデス・ゾーンはそこにいるだけで死に近づく領域なので、普通は酸素ボンベを装着して酸素を吸入しながら登山するのですが、中には酸素ボンベなしでの登頂にチャレンジする者もいます。

初めて無酸素登頂に成功したのはラインホルト・メスナーという方です。
それまではデス・ゾーンを越えて無酸素登頂は不可能だと言われていましたので、常識が覆された瞬間でした。

エベレストの虹の谷とは登山家の墓場

出典: https://www.simriknepaltreks.com/gallery/

エベレストの虹の谷、と聞くとすごくポップな場所があるのかと想像してしまいそうですが・・・

虹の谷の遭難遺体写真①

出典: http://it.2chblog.jp/archives/1003731870.html

虹の谷で一番有名な遺体。ミイラと化して、回収されないまま放置されている。

グリーンブーツケープと呼ばれる、エベレスト登山家の目印となっている遺体。
これはインド人登山家「ツワング・パルジャー」の遺体です。
北東側ルートを通ると必ずこの遺体を見ることになるのですが、この北東側ルートは遭難者達のカラフルなダウンジャケットがちらほら見える事から「虹色の谷」と呼ばれています。

虹の谷の遭難遺体写真②

出典: http://it.2chblog.jp/archives/1003731870.html

ドイツ人登山家の遺体。休憩中に死んだことが伺えます。

ハネロア・シュマッツというドイツ人登山家。
エベレストで死んだ最初の女性クライマー。
ザックに寄りかかって休憩していたところ眠りに落ちてしまい、そのまま死んでしまったそうです。

虹の谷の遭難遺体写真③

出典: http://it.2chblog.jp/archives/1003731870.html

スロヴェニア人のリーテネカーという登山家の遺体。

スロヴェニア人のリーテネカーの遺体。
2005年下山中に亡くなりました。遺体は8800メートル地点の超山頂付近で見つかりました。

虹の谷の遭難遺体写真④

出典: https://www.pinterest.jp/pin/572942383824342056/

途中で息絶えた登山家の遺体。

虹の谷の遭難遺体写真⑤

出典: http://www.atchuup.com/200-bodies-on-mount-everest-used-as-landmarks/

斜面に倒れたままの遺体。

虹の谷の遭難遺体写真⑥

出典: http://butasoku.doorblog.jp/archives/cat_856967.html

ミイラ化した手だけが飛び出ているのが痛痛しい写真。虹の谷にはミイラの手足部分だけ落ちていることもある。

虹の谷の遭難遺体写真⑦

出典: http://takenokosokuhou.com/article/465243922.html

イギリス人登山家のデイヴィッド・シャープ。座り込んだまま死んでいる。

イギリス人登山家のデイヴィッド・シャープ。
休んでいる間に凍傷が悪化してしまい、動けなくなってしまった。

死ぬまでに30人近くの登山家がその側を通り過ぎて、声をかけたりもしたが誰も助けてあげられなかった。

虹の谷の遭難遺体写真⑧

カナダの国旗がかけられたスリヤ・シャー=クロルファインの遺体。頂上まで行ったにも関わらず下山時に死んだ。

登頂に成功した後、25分間も頂上で快挙に浸ってしまい、下山時、頂上から300mで酸素不足となった。
酸素不足からの極度の疲労で倒れ、そのまま亡くなった。

エベレストの死体はミイラ化する

出典: https://nichaliver.doorblog.jp/archives/30133429.html

エベレストのミイラ遺体はずっと残ったままなのです。これからもずっと、登山家達の目印としてそこに居続けます。

エベレストの山頂付近はデス・ゾーンと呼ばれるほど過酷な環境ですので、死体を腐らせる菌すら活発に活動出来ません。
そして空気も乾燥しているため、水分も飛ばされ、ミイラとなってしまうのです。

エベレストにはまだ150体以上もミイラが放置されていると言われており、登山家達の目印となっております。
多くのミイラ遺体は下山中に亡くなっていて、ルートを間違っている可能性が低いそうで、遺体がある道=正しい道なのだそうです。

エベレストの遭難遺体は回収出来ないのか?

現在でも150以上の遺体が回収されていないそうです。
それだけ聞くと誰もが「何で回収しないの?」と思いますよね。

その理由のひとつが「登山料」。

ネパール政府に登山料を支払わなければいけないのですが、一番安い道程でも日本円で約225万円ほど。
大勢で登れば団体割りが効くそうですが、それでも100万円ほど。
とても高いんですね。

そうやって、助けに行くにもお金がかかる上に、登るともなればトレーニングも必要。
もちろん一人で助けにいくことは出来ないので、大人数で行かなければいけません。

以上の理由で回収はほぼ出来ない状況なんですね。

ヘリコプターで山頂まで行って回収したらいいんじゃないの?

出典: https://feel-the-earth.com/wp/?p=5397

ベースキャンプ付近に墜落したヘリコプター。

エベレストは空気がとても薄く、山頂付近ともなれば空気は三分の一に。
そこまで薄くなってしまうとヘリが浮力を保てず、墜落してしまいます。

ベースキャンプ付近ですら空気が薄すぎて墜落しているので、山頂付近の遺体は絶対回収しに行けません。

エベレスト登頂に成功する確率

出典: https://www.huffingtonpost.jp/2015/10/01/nepal-wants-to-ban-novice-climbers-_n_8224756.html

エベレストは元々、高い確率で遭難、滑落て死んでいましたが、最近は技術も上がり、ガイドもしっかりしているため山頂まで無事に行ける確率はとても高くなっています。
最近ではエベレスト登頂ツアーが人気すぎて渋滞になることもあるそうです。

それでも危険な場所には変わりなく、現在、エベレストは登山者の死亡率は4%で、100人中4人が登山中に亡くなっていることになります。

エベレストに生きて死んだ登山家「ジョージ・マロリー」

名言で有名なジョージ・マロリーは遭難して死んだ

出典: https://feel-the-earth.com/wp/?p=4274

30歳頃のジョージ・マロリー。ハンサムな外見で、登山に情熱を燃やす男性でした。

「そこに山があるから」との名言を残した「ジョージ・マロリー」。
世界初のエベレスト登頂を目指し、果敢に山頂を目指したが、三度目の挑戦で滑落。
遺体はずっと見つからないままでした。

ジョージ・マロリーの遭難遺体写真

1924年に遭難し、1999年に発見されたイギリスの登山家 ジョージ・マロリーの遺体。

1924年にジョージ・マロリーは滑落遭難したが遺体はずっと見つからず、75年後の1999年に確認された。
死因は滑落による頭部損傷。

死んでしまったため山頂まで辿り着けたのかは定かではなく、今も世界初の登頂者はジョージ・マロリーなのかどうか議論が別れています。

ジョージ・マロリーの遭難遺体からわかること

登頂した証拠となるのが、写真。
彼は山頂に家族の写真を置いてくると宣言していましたが、遺体には写真がありませんでした。
なので、山頂に登頂したのではないかと言われています。

もう一点、ジョージ・マロリーは日中はサングラスをつけていたが、遺体はサングラスがポケットに入ったままでした。
そこから分かるのが、登頂を終えた後に下山している途中で滑落して亡くなったと言われています。

死者多数。エベレスト大量遭難事故。

出典: https://notesleftbehind.hatenadiary.com/entry/2015/11/08/212016

1996年に起きた、エベレスト大量遭難事故。映画化もされました。

日本人も参加した死のツアー

日本人登山家、難波康子を含む8名が死亡してしまったエベレスト登山ツアー。
難波さんは七大陸最高峰のうち六峰に登頂していたベテランにも関わらず、悪天候により力尽きて途中で倒れました。

その他、山頂付近で酸素不足により動けなくなった者や、無理をして山頂に登ってしまい、下山途中で力尽き滑落した者など、多くの人が亡くなりました。

死者多数。ツアーメンバー写真

出典: http://gojinka100.blog27.fc2.com/blog-entry-818.html

一番右の手前の女性が日本人女性、難波康子さんです。

エベレストと日本人登山家

エベレスト登頂に成功した日本人登山家

危険を省みず果敢に登頂に挑戦した栗城史多さん。
単独無酸素登頂と頂上からのインターネット生中継を目指し何度も挑戦するが失敗。
その結果9本の指を切断することになってしまったが、怯まず向かっていく姿に誰もが勇気づけられます。

2017/05/27までにエベレストに挑戦した日本人は226名。
内、19名が死亡しています。

日本人エベレスト初登頂は、松浦 輝夫と植村 直己です。

世界最高齢のエベレスト登山家・三浦雄一郎の写真

出典: https://ailovei.com/?p=52997

プロスキーヤー・登山家の三浦雄一郎さん。
2003年に70歳で初登頂。
2008年に再登頂。
そして80歳になった2013年に3度目の登頂に成功し、世界最高齢での登頂成功者となりました。

帰りは体力を消耗しすぎていたため、ベースキャンプからヘリで帰ったものの、登頂は成功したとみなされています。

エベレスト登頂に失敗し遭難遺体となった日本人登山家

前述の難波康子さんはじめ亡くなってしまった19名の日本人。

その亡くなってしまった多くが行方不明と滑落です。
山頂付近は歩く幅が極僅かしかない上に体力も限界。
少しでも気が抜ければ滑落してしまう環境なのです。

その次に雪崩がきます。

まとめ~遭難遺体の悲惨な写真から何を思いますか~

出典: https://hayabusa3.5ch.net/test/read.cgi/news/1373024025/

今回のエベレストまとめはいかがでしたか?
80歳の三浦雄一郎さんが登頂に成功したのなら若い自分も出来るかも?と思っていた方は要注意。
近年、登山技術が上がっているとはいえ、そもそも生きていることすら出来ない過酷すぎる環境です。

大きな費用もかかり、トレーニングも必要とし、その上で死の危険を負って挑まなくてはいけないエベレスト。
その恐さを感じれるまとめになったかと思います。
皆様、くれぐれも挑戦は気軽に行わないようにしましょう!

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