カウパー液では妊娠しない?|カウパー液で妊娠する理由・確率

女性にとって大事な避妊ですが、膣内に射精さえしなければ大丈夫と思っている人も多いようです。しかし、これについては議論が起ります。それはカウパー液の存在があるからです。いこのカウパー液では妊娠しないという人と、妊娠するという人で意見が分かれます。

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目次

  1. 1カウパー液で妊娠する理由
  2. 2カウパー液とは?
  3. 3カウパー液で妊娠する確率
  4. 4カウパー液で妊娠した人はいる?
  5. 5排卵日にカウパー液で妊娠する確率
  6. 6避妊で女性の身を守る
  7. 7女性は自分で身を守る

カウパー液で妊娠する理由

大好きな恋人と体の関係を持つことは愛情を確認し合うためには必要不可欠です。「エッチという行為自体はそんなに好きじゃないけど、愛情が感じられて嬉しい」、「エッチがないと本当に恋人と思ってくれているのか不安になる」という人もいます。

そんな恋人関係にとってはお互いの気持ちを確認するために大事なエッチですが、しっかりとした知識を持っていないと何かとリスクも多いです。性病も気になるところですが、女性が気にするのは、やはり妊娠です。

愛情ではなく身勝手に快楽を求める男性も多く、避妊してくれない不届き者がたくさんいます。何かあってから辛い思いをするのは女性の方だと理解しているのでしょうか?

そんな女性にとって大事な避妊ですが、射精さえしなければ大丈夫と思っている人も多いようです。しかし、これについては議論が起ります。それはカウパー液の存在があるからです。いわゆる、我慢汁や先走り汁と呼ばれる物です。このカウパー液では妊娠しないという人と、妊娠するという人に意見が分かれます。一体、どっちが正しいのでしょうか?

カウパー液とは?

そもそも、このカウパー液とは何者なのでしょうか?

カウパー液の正体は、男性器の尿道の根元にある尿道球腺(カウパー腺)という器官から分泌される体液のことです。男性が性的興奮をしたときに分泌されるため、「我慢汁」や「先走り汁」とも呼ばれたりします。

このカウパー液は精液を守るために分泌されます。尿道の中は弱酸性になっています。精子は酸性に弱いので、尿道の中を中和するためにアルカリ性であるカウパー液が分泌されるのです。また、性行為の際には潤滑油としての役割もあるので、カウパー液は男性の精子を守るために分泌しながら、女性への性行為をする際の配慮の意味もあります。

カウパー液と精液の違い

よく、カウパー液を濃度の薄い精液と思っている人がいます。実際はカウパー液と精液は全くの別物です。カウパー液は精液というよりは、どちらかと言うと尿に近い成分になっています。なので、カウパー液には精子は含まれていません。また、精液と違って、臭いや味、色もありません。

カウパー液で妊娠する確率

上記で述べた通り、カウパー液自体には精子は含まれていません。このことから、カウパー液では妊娠しないという意見が正しいことになります。

しかし、カウパー液で妊娠しないからといって、安心できるわけではありません。

精子が混ざるときがある

カウパー液だけでは精子が含まれないので、妊娠することはありません。しかし、だからと言って安心できるわけではありません。

それは、射精する前にわずかに精子が漏れてカウパー液と混ざってしまうことがあるからです。この場合は精液と違って精子の濃度は高くありません。なので、妊娠の確率は通常の射精と比べて低くなります。ただ、確率の話しなので、可能性がないと言い切ることができません。

この低い確率に当たる人もいるため、カウパー液でも妊娠するという人と、カウパー液自体に精子が含まれていない事実から、カウパー液では妊娠しないという意見に分かれてしまうのです。

2度目の射精

コンドームは射精までに装着すれば大丈夫と思っている人がいます。しかし、コンドームの装着のタイミングは挿入する前からすることが重要です。先に述べた通り、射精の前であっても精子が漏れてしまうことがあるからです。

一度、挿入してからコンドームを射精前に装着する人の中には1度に、または1日に2度の性行為をする人もいます。これはかなり危険です。尿道やカウパー液に1度目の射精時の精子が残っている可能性があるからです。わずかな精子でも、妊娠の可能性はあります。

また、コンドームも最初に装着することを徹底しましょう。

男性器からとは限らない

カウパー液は男性器から出るものです。なので、性行為の際に注意をすれば大丈夫と思ってしまいます。しかし、カウパー液を触った指で女性器を触ると妊娠の可能性が出てきます。

妊娠のためには、ある程度の精子の濃度が必要とも言われています。なので、指に付いたカウパー液で妊娠する確率は極めて低いでしょう。

しかし、逆にカウパー液にどの程度の精子が含まれていれば妊娠の可能性が高くなるということも正確には答えられません。カウパー腺液で妊娠するかどうかの人体実験なんてことはできないからです。

カウパー液で妊娠した人はいる?

先に述べた通り、カウパー液だけで妊娠することはありません。精子が含まれていないからです。しかし、性行為中に精子が漏れたり、複数回の性行為を行う際にどこかに精子が残っていたり、男性器以外からカウパー液が付着したりなど、何らかの方法でわずかながらの精子が絡んでいれば、確率は低いですが妊娠の可能性はあり得ます。

カウパー液で妊娠した人は避妊したつもりでいるだけで、このような認識の甘さから妊娠してしまうのです。

排卵日にカウパー液で妊娠する確率

カウパー液では妊娠はしませんし、先に述べた通り、カウパー液で妊娠する確率は正確にはわかりません。

通常の射精による妊娠の確率は20%〜25%ほどと言われています。年齢や体質によって確率は変わりませすが、4,5回に1回の確率で妊娠すると思うと決して低くない確率です。妊娠するつもり、妊娠してもらうつもりがないのであれば避妊は必ずしなければなりません。

避妊で女性の身を守る

身勝手な男性が多いことは実に残念なことです。女性の体に何か起ってからでは遅いですし、辛い思いをするのは女性の方です。妊娠を告げて喜んでくれるような男性であれば良いのですが、逃げ出してしまうような人として信じられないようなことをする人もいます。

女性はこのような身勝手な男性たちから自分の身を守らなければなりません。そのために、男性よりも避妊について知識を持っておく必要があります。

低用量経口避妊薬

低用量経口避妊薬はOCとも呼ばれる薬です。正しく服用することで高い避妊効果を発揮してくれます。

この薬は卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。なので、排卵を抑制することができ、結果として避妊になります。 避妊効果の高い方法の一つとされています。しかし、日本ではOCの利用率は高くありません。

経口避妊薬は50年ほど前にアメリカで発売が開始されました。当時は低用量ではなく、高用量だったようです。その後、時代と共にホルモンは減らされていき、低用量の経口避妊薬へと改良されていきました。日本で使えるのはこの低用量の経口避妊薬だけです。OCは婦人科などの病院・診療所で処方してもらうことができます。

女性が自分でできる避妊対策なので、身勝手な男性が避妊してくれなくても対処することができます。

子宮内避妊システム(IUS)

こちらも女性側でできる避妊対策です。子宮内に黄体ホルモンを出すプラスチックの器具を入れます。この器具が受精卵の着床を防いでくれます。

器具は産婦人科で挿入してもらえます。1回装着すれば2年〜5年は効果が持続しますが、まれに自然と出てきてしまうこともあるようです。また、1年に1回程度は定期検診が必要になります。この器具は出産経験のある人向きだそうです。

子宮内避妊用具(IUD)

上記のIUSと同様に子宮内に器具を入れる避妊方法です。この器具は銅イオンを出して受精することを防いでくれます。

器具は産婦人科で挿入してもらえます。1回装着すれば2年〜5年は効果が持続しますが、まれに自然と出てきてしまうこともあるようです。また、1年に1回程度は定期検診が必要になります。この器具は出産経験のある人向きだそうです。これらの点もIUSと同じです。

コンドーム

定番の避妊方法ですが、男性の協力が必要です。また正しい使い方をしないと意味がありません。どこか破れていたり、サイズが合っていなくて装着ミスということもあります。

避妊の効果はもちろんありますが、直接性器が触れ合わないので性感染症も防ぐことができます。上記の方法と合わせると、より効果的になります。

リズム法

これは女性の月経周期や基礎体温の変化から排卵日を予想する方法です。自然と行っている女性が多いようです。一応避妊法の1つではありますが、もちろん確実なものではありません。

あくまでも目安という考え方をしましょう。

避妊手術

特に理由がなければここまでする人は少ないでしょうが、手術によって避妊をする方法もあります。

卵管を縛ったりなどして、精子が卵子の元へ辿り着けないようにしてしまいます。手術方法は開腹する方法と膣の内側から行う方法があります。どちらの方法でも入院は必要です。

避妊効果は高いのですが、この手術をしてしまうと元に戻すことが困難なので決断は慎重に行う必要があります。

男性の避妊手術

避妊手術は女性にしかできないことはありません。男性も避妊手術をすることができます。

方法は精管を縛るなどして精子自体が体外に出ないようにします。男性の場合、手術自体は比較的簡単で病院によっては日帰りで受けることもできるようです。

間違った避妊法

カウパー液では妊娠しないと間違った知識があるように、他にも勘違いされやすい間違った避妊法があります。

その代表が膣外射精です。理由は先に述べた通りです。いくら射精を膣外でしても、性行為中に精子が漏れて、カウパー液に混じってしまうこともあります。また、膣外でも女性器の近くに精液がかかると、子宮にまで到達してしまうこともあるようです。

また、ビデなどで膣を洗い流す洗浄法などという方法も有効と思う人がいるようです。精子はすぐに子宮に向かっていきますので、精子を洗い流すことはできません。

女性は自分で身を守る

世の中には非常に身勝手な男性が多いです。理解あるパートナーに出会えた女性は幸運です。身勝手な男性は後の女性に起こりうるリスクについて軽視しています。妊娠するのは男性ではないので、当然なのかもしれません。

だからと言って、避妊をしないわけにはいきません。男性にもしっかりと理解をしてもらいましょう。男性に避妊が期待できないのであれば、女性自身ができる方法で避妊を考えないといけません。

そもそも、女性の体のことを気使えない男性とは一度、付き合い方を考えましょう。何かあってから辛い思いをするのは、いつも女性の方です。

【実際どうなの!?】我慢汁・カウパー液で妊娠する確率 - オトナ向け情報ならShiritaGirl
「我慢汁で妊娠?」生セックスで外出ししたときの妊娠確率は? - オトナ向け情報ならShiritaGirl

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