黒スーツに合うネクタイの色・柄・素材は？おしゃれな着こなし術を解説！

大人の男を感じさせる黒スーツは女性からの受けもよく、コーデ次第でおしゃれ度がグッとアップするマストバイのメンズファッションです。成人式や結婚式用に初めて買ったスーツが黒スーツだという方も多いのではないでしょうか。

着回しのきく黒のスーツは是非ともワードローブに加えたい1着です。今回は着回しだけではない黒スーツの魅力をご紹介します。

新社会人のビジネスで着用するスーツの数は最低3着あるとよいとされています。1着数万円以上するスーツをビジネスだけで使うのはもったいなくはありませんか?黒スーツはシャツやネクタイ次第でカジュアルダウンしやすく、しかもモノトーンなのでコーデがしやすいのが魅力です。

モノトーンの黒スーツは派手さはありませんが、重厚感ありシンプルでクールなスタイルに決まりやすいアイテムです。都会的で大人の男性のシックさを演出するだけではなく、着ている人の魅力をさらに高めるのです。

黒色は全体のシルエットを引き締めて見える効果があるため、どんな体型の人でもすっきりとスマートな印象を与える人を選ばないスーツです。

黒スーツの一番の魅力は、そのシンプルさです。個性的な色や柄でもコーデしやすく、ネクタイの色や柄を変えるだけでまったく違う印象を与えるので、黒スーツ1着でおしゃれの楽しみが無限大に広がります。

「成人式で買った黒スーツがあるけれど就活で使うまではタンスにしまったままだ」という方はいませんか?黒スーツを購入したもののどんな時に着用すればいいかわからないという方のために黒スーツがおしゃれに決まるおすすめのシーンをご紹介します。

一番活躍できるのはビジネスシーンです。ビジネスではグレーやネイビーのスーツが主流でしたが近頃は黒スーツも人気があります。黒スーツはシンプルかつスタイリッシュなので、モード系メンズビジネスコーデが作りやすいのも魅力です。

大人への階段を上る式典である成人式にも黒スーツは人気が高く、成人のお祝いに成人式用のスーツを新調してもらう人も多いのではないでしょうか。フォーマル感のある黒スーツは成人式にもふさわしいメンズファッションです。

結婚式ならば礼服の代用として黒スーツは活躍してくれますので、1着あれば結婚式に招待されても慌てる必要はありません。結婚式の主役はあくまでも新郎新婦が主役なので、シンプルな黒スーツならば間違いありません。

以前の就活スーツはグレーが主流でしたが、近頃は無地の黒スーツを選ぶ人が多くなっています。どんなシーンにも対応できる汎用性の高さと、絶対的な無難さ人気の理由です。

ビジネスシーンだけではなく、プライベートでも黒スーツは活躍します。カジュアルコーデの基本はノーネクタイです。シャツはネイビーやダークグレー等の濃色がスタイリッシュに決まるのでおすすめです。

とにかく着回しのきく黒スーツですが注意点が1つあります。いくら黒スーツだからといって冠婚葬祭で着るような礼服をビジネスシーンやプライベートで着用しては場違いの印象を与えるので気をつけましょう。礼服と黒スーツは一見すると同じに見えますが、実は色の濃さが違います。2つを比べてみると礼服の生地が濃い黒色なのに対し、黒スーツの生地はワントーン明るい黒色をしています。

「これからお葬式に行くの？」と間違えられてしまうような残念なコーデは避けたいものです。シンプルな黒スーツを喪服と間違えられないポイントをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

黒スーツはシンプルなのでどんなシャツとも相性はバッチリです。ピンクやグレーなどの色や柄が入ったシャツならばお葬式感はまったくありませんが、問題は柄が入っていない無地の白シャツの場合です。解決法は、シャツの襟（カラー）にあります。シャツ襟の開きが大きなホリゾンタルカラーならばネクタイとの相性もよいですし、ボタンダウンやラウンドカラーならばカジュアルな印象を与えるのでお葬式感もなくなります。

シンプルな黒スーツにはどんなネクタイも合わせやすいのですが、おしゃれ感があるけれどお葬式感が出てしまう黒ネクタイの場合は少し注意が必要です。黒ネクタイのお葬式感を回避する方法もあるので後ほどご紹介します。

おしゃれに見せるにはスーツのシルエットを大切にしましょう。だぶついたスーツではスタイルが悪く見えますし、どことなくお葬式感が漂いがちです。体型をすっきりと美しく見せるスリムシルエットの黒いスーツならばモード風になりお葬式感が消えるのでおすすめです。

濃い黒地はお葬式感が高まるので避けましょう。また黒スーツは無地だけではなく柄が入ったものもあります。お葬式感をなくすならば織目にチェックやストライプが入っている生地の黒スーツもおすすめです。

ネクタイはスーツを着こなす上でおしゃれの決め手になる大切なメンズファッションアイテムの1つです。黒スーツはシンプルだからどんな色のネクタイとも相性はバッチリです。色によって印象が変わるのでシーンに合わせておしゃれを楽しみましょう。

オーソドックスな青ネクタイは知的で真面目な印象を与え、白シャツと組み合わせると爽やかさが演出できるのでビジネスシーンで活躍します。知的でトラッドな印象を与えたいのならばネイビーのネクタイがおすすめです。

緑色のネクタイは穏やかで清潔感の印象を与えます。白シャツと組み合わせればより清潔感を印象づけます。フレッシュな緑のネクタイも黒スーツに合わせれば大人の落ち着いた温かみのあるコーデになります。

黄色はゴールドに近いきらびやかな印象を与える色なので、黒スーツに黄色ネクタイは結婚式や成人式等の華やかなシーンにおすすめの組み合わせです。また、ビジネスシーンでは明るさや元気さを表現できる色なので、就活で溌剌さをアピールしたい時におすすめの色です。

優しい色合いのピンクをメンズファッションに取り入れるには、ピンクの甘さをどうコーデするかがポイントです。黒スーツならばピンクの甘さをほどよく抑えてくれます。結婚式や成人式では淡いピンクネクタイでフレッシュさを演出しましょう。また、黒シャツにビビッドなピンクを合わせるとモードなメンズファッションが決まります。

ひとつ間違えればお葬式風に見えてしまう黒ネクタイはメンズファッションでもコーデが難しくおしゃれ上級者向けのネクタイです。しかし、黒ネクタイでもドットやストライプ等の柄物のネクタイを選べばお葬式感が払拭されるのでおすすめです。またシャツとの組み合わせ次第でスタイリッシュに決まります。モード感を出す細身のナローネクタイがおすすめです。

黒と同じモノトーン系のグレーはネクタイでも定番中の定番の色です。落ち着いた色のグレーネクタイは大人のシックさを演出できるので上品に着こなしたい時や結婚式にもおすすめの色です。しかし一歩間違えると地味な印象になりがちでなので、グレーネクタイの地味さを軽減したければ柄の入ったものを選びましょう。チェックやドット柄等のグレーネクタイならば同じグレーでもまったく違う印象になります。

パワフルで力強さのイメージがある赤ネクタイは勝負時にぴったりのネクタイカラーです。しかも黒スーツにも合わせやすいので人気の色です。スタイリッシュなメンズカジュアルスタイルには黒シャツやモノトーン系の柄シャツと組み合わせるのがおすすめです。

ネクタイは色だけでなく柄選びもおしゃれの大切なポイントです。シンプルな黒スーツはどんな柄だってかっこよく決まりやすいので、ネクタイの柄選びで個性をアピールしましょう。

まずは定番のストライプ柄です。色や柄によってビジネスユースにもカジュアルにもコーデできるオールマイティーな柄です。太めの幅はカジュアルになり、細めの幅になるほどトラッド感がでます。成人式には若さと溢れるエネルギーをアピールできる濃いピンクと淡いピンクのストライプネクタイがおすすめです。

遊び心を感じるドット柄のネクタイは、重くなりがちな黒スーツに軽さ与えてくれます。ドットの大きさは、大きいほどカジュアルになり小さいほどシックになります。黒やネイビーの濃色ネクタイもドット柄なら軽さがでるのでおすすめです。

黒スーツにはチェック柄のネクタイもおすすめです。チェック柄は親近感と明るいイメージがあるのでシンプルがゆえに地味にもなりがちな黒スーツの胸元に華やかな印象を与えてくれます。カジュアルな印象があるので、ビジネスにはトーンを抑えたグレー系のグレンチェックを合わせると控えめながらもスタイリッシュに決まるのでおすすめです。

ヴィンテージ柄とは80年代から90年代に流行した色柄のネクタイのことをいいます。個性的なヴィンテージ柄ネクタイはおしゃれ上級者向けですが、黒スーツならばコーデしやすいですよ。ヴィンテージとはいえ、今の流行に合った柄にするとおしゃれ感が上がるのでおすすめです。

遠目には無地に見えるけれどストライプやチェック等の柄が入った織柄ネクタイは胸元に立体感を与える上に、「おしゃれだな」と思わせるおすすめの柄です。どんなシャツにも合わせやすい上に、シックな大人メンズスタイルを演出します。

幾何学模様や花柄など小さな柄が整然と並ぶ小紋柄は、控えめで知的な印象を与えます。特に小さめの柄はクラシカルな印象を与えるので、ビジネスやコンサバ系のメンズコーデにおすすめです。

無地ネクタイは結婚式からビジネスまでオールマイティに使えるので人気のネクタイです。またシャツと合わせやすいのも好まれる理由です。黒スーツにはピンクやグレーなど明るめの色にすると軽いイメージをプラスしてくれます。濃色の無地ネクタイは少しハードルが高くなりますが、柄シャツにとコーデすればグッと引き締めてくれるのでおすすめです。

スーツをおしゃれに着こなすならば季節感も大切にしたいものです。シャツだけでなくネクタイにも季節感を出してワンランク上のおしゃれコーデを楽しみませんか。

秋冬には温かみを感じさせるウール素材のネクタイがおすすめです。ウールは弾力がありシワになりにくく、ビジネスやプライベートにも使えるオールマイティなのも魅力の素材です。秋冬にはヘリンボーンネクタイで英国紳士のようなトラッドさを演出しましょう。

編み地が柔らかくボリュームのあるニット素材のネクタイはカジュアル感が強いイメージがありますが、無地や控えめな柄ならばビジネスシーンにも対応できます。春夏はコットン素材、秋冬はウール素材で季節感を出しましょう。初心者の方にはオールシーズンにも使えるシルク素材ならばコーデがしやすいのでおすすめです。

リネン素材は、抗菌、消臭性に優れる上に吸汗性と速乾性が高いので夏におすすめのネクタイです。かた印象を与えがちな黒スーツにほどよい抜け感を与えてくれます。

黒スーツはどんな色でも引き立たせてくれる万能スーツです。ネクタイ同様、自分に合ったシャツを選んで個性的でおしゃれなメンズスタイルを目指しましょう。

定番の白シャツはビジネスでもプライベートでもオールマイティに使えるシャツです。ネクタイ等の小物でアレンジすればまったく違う印象になるので1枚は持っていたいシャツですね。

爽やかな印象を与えるブルーシャツも黒スーツにおすすめのシャツです。サックスブルーのシャツに青ネクタイを組み合わせれば黒スーツの重い印象を減少させ爽やかなイメージを印象づけます。

ピンクシャツと黒スーツの組み合わせは女子受けするコーデです。黒がぐっと引き締めてくれるのでどんなタイプの男性にも似合います。顔元が華やかに見えるので特に成人式や結婚式などあらたまったお祝いの席におすすめのシャツです。

スタイリッシュに決めたいならばシャープな印象を与えるストライプシャツがおすすめです。細めのストライプは柄ネクタイも合わせやすいのでおすすめです。

チェックシャツは大きな柄ほどカジュアル感がでるため、ビジネスで着用したいのならば小さめなチェックがおすすめです。小さめのギンガムチェックと同色のネクタイを組み合わせれば落ち着いた印象に、明るめのネクタイを合わせれば若々しい印象になります。

コーデが無限大であるがゆえ組み合わせがわからなくなってしまいがちな黒スーツコーデですが、ポイントを押さえれば簡単におしゃれに決まります。

成人式や結婚式で派手色のネクタイは買ったものの、白シャツに合わせてばかりいる方はいませんか。ターコイズブルーのストライプネクタイに同系色のブルーシャツを合わせる等、派手系ネクタイには同系色のシャツを組み合わせれば統一感がでる上におしゃれ感もアップします。

黒スーツに黒色ネクタイでもシャツをストライプにするだけでスタイリッシュな雰囲気になります。個性的な太めのストライプシャツでも黒ネクタイを合わせればグッと引き締めてくれるのでかっこよく決まります。

近頃人気の襟元が引き締まったピンホールカラーシャツはクラシカルな印象を与えるおしゃれ感の高いシャツです。雰囲気を統一してクラシカル感のある小紋柄のネクタイで上品なおしゃれを楽しみましょう。

チェックシャツを引き締めるには無地の織柄ネクタイもいいですがレジメンタルストライプの織柄ネクタイもおすすめです。色物でも色数を抑えることで黒スーツと相性のよいコーデになりますよ。

黒スーツに白シャツの組み合わせならばノーネクタイでもすっきりとだらしなく見えないので夏のクールビズ対策にもおすすめです。襟先の収まりのいいホリゾンタルカラーならば襟元もすっきりと見えます。

シンプルな黒スーツは、ネクタイやシャツを引き立ててくれますし、男っぷりもあげてくれる女子受けまちがいなしのメンズファッションです。自分の個性を発揮できる黒スーツで大胆におしゃれを楽しみましょう。