2018年06月12日公開
2018年06月12日更新
押し花のしおりの作り方は?おしゃれ可愛いデザインアイディアも♡
本の読んだページに目印をつけるしおり(栞)。付属のものや販売しているものも良いですが自分で「オリジナル」の可愛いしおりを作ってみませんか?今回は押し花を使ったしおりに挑戦してみましょう!押し花といっても簡単ですのでぜひ子供と一緒に作って下さいね。
目次
お気に入りの押し花でオリジナルのしおりを作ろう
今色々なデザインのしおりが売られていますが自分のお気に入りって見つけるのが難しいですよね。オリジナルで作ろうと思ってもどんなデザインにしようか悩んでしまう…。そんなときは「押し花」のしおりはいかがですか?
初めに押し花の作り方について見ていきましょう。
皆さんは押し花って作ったことはありますか?
子供のころ作った、作り方を詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこでまずは昔からある基本の作り方をご紹介します。
基本の作り方
用意するもの
- 押し花にしたい花・植物(おすすめの花と植物は下の項目で説明します)
- ティッシュ
- 新聞紙
- 重しになる分厚い本(電話帳など)
- はさみ・カッター
作り方
- 花の下処理をします。茎を残さない場合は根元からカットします。残したい場合は見えない側の部分をカッターなどで薄く削いでおきましょう。
- 新聞紙の上にティッシュを敷いて、その上に下処理をした花を重ならないように並べます。
- 並べた花の上にティッシュをかぶせます。
- 新聞紙を乗せ、上に重しを置きます。
- 一週間程おいて花が完全に乾燥したら完成です。乾燥後は素手で触らず、ピンセットで取るようにして下さい。
時間を掛けたくない!という方にはアイロンと電子レンジを使った作り方もありますのでそちらは動画でご紹介します。
アイロンを使った作り方
電子レンジを使った作り方
これで押し花の作り方はOKですね。
あとはアレンジ次第で素敵なしおりになるでしょう。
子供と一緒に!押し花のしおりづくりにチャレンジ
作り方が難しいと思っていた押し花ですが簡単な作り方もあることが分かりました。
これなら子供も一緒に作ることができそうですね。
自由研究や工作にもおすすめです。
また、押し花にする花を選ぶところから一緒にするのも楽しいでしょう。外に出かけて散歩の途中で、いつも遊ぶ公園でなど身近なところで探すのも良いかもしれません。
自分で作ったオリジナルの1枚。子供にとっても自分だけの押し花しおりと楽しい思い出ができそうです。
ぜひ、子供と一緒にチャレンジしてみて下さいね!
押し花しおりにおすすめの花・植物は?
押し花の作り方は分かりましたがどんな花・植物がおすすめなのでしょうか?
押し花に向いている花は水分が少なく花びらが薄いものです。水分が抜けやすいと綺麗に仕上がります。例えばパンジー・カスミソウ・スミレ・ビオラ・ポピーなどがおすすめです。他にも桜・クローバー・コスモス・もみじも季節が感じられて良いです。特にクローバーは集めやすく、その中でも四葉のクローバーは幸運の象徴とされています。押し花しおりにすればいつでも季節の美しさを見ることができます。桜・もみじの台紙には和紙が合いそうですね。
反対に向いていない花は花びらが厚く水分が抜きにくいものです。乾燥が難しいので痛みの原因になります。花びらの重なりが多かったり、大きい花も不向きです。ひまわり・菊・ガーベラがそれらに当たります。難易度が高く、下処理が大変なので初めての方は向いている花から試していくのをおすすめします。
押し花のしおりを手作りしよう!
それでは早速、押し花のしおりを作っていきましょう!
ここでは2通りの作り方を説明します。
ラミネートを使った押し花しおりの作り方
ラミネートというと専用の機械ラミネーターがないと使えないと思いますよね?
実はラミネーターがなくてもアイロンでラミネートの加工ができるんです。
用意するもの
- 押し花
- しおりの台紙
- ラミネートフィルム
- クッキングシート
- アイロン
- はさみ
ラミネート加工の仕方
- ラミネートフィルムに押し花を並べた台紙を挟みます。
- アイロンを低温に温めておきます。
- フィルムにクッキングシートを乗せて、閉じている方向から空気を抜くようにアイロンをかけます。
- ラミネートフィルムがしっかりと接着したらOK。
- 余分な部分をカットしたら完成です。
さらにアイロンを使わないラミネートもあるんです!
手貼りのラミネートフィルムです。こちらは百均でも購入可能。
作り方としてはフィルムを剥がして押し花を並べた台紙を挟みます。空気が入らないように貼り合わせたら、周りの余分な部分をカットして出来上がり。簡単にできますね。
牛乳パックを使った押し花しおりの作り方
何と牛乳パックでもしおりが作れちゃうんです!
用意するもの
- 押し花
- 牛乳パック
- リボン
- ティッシュ(トレーシングペーパー)
- アイロン
- はさみ
作り方
- 台紙にする牛乳パックは洗って乾かしておきましょう。
- 牛乳パックをしおりにしたい大きさより少し大きめに切ります。
- 切った牛乳パックの角を少しほぐして印刷面を剥がします。
- 裏返してツルツルした面を上にし、押し花を並べます。
- 4の上にティッシュ(トレーシングペーパー)を乗せて、中温でアイロンをかけて下さい。
- あとは余分な部分をカット。パンチで上部に穴を開けリボンを結んだら出来上がり。
牛乳パックがしおりになるなんて驚きですね。
いつもだったら捨ててしまう牛乳パック。素敵にリメイクしてみませんか?
もっとかわいく!押し花を使ったしおりのデザインアイディア
基本のしおりの作り方を紹介しましたが、ここからはさらにアレンジのアイディアで、しおりをおしゃれに・可愛くしていきましょう♪
花・植物の形をそのまましおりに利用
定番のしおりの形だとつまらないしもっとオリジナルの物が作りたい。それなら花・植物の形をそのまま活かしましょう!
作り方は「ラミネートを使った押し花しおりの作り方」を参考にして下さい。違う点は台紙を使わないこと、カットも花・植物の形通りにします。この際、上部はリボンを結ぶ穴を開けるために少し余分に残しておきましょう。
四葉のクローバーやあさがおなどがおすすめです。小さい花であれば何個か組み合わせてみるのも良いと思います。例えばピンク系の花を組み合わせてハートの形にしてみても可愛いですね。
台紙をおしゃれにアレンジ
台紙の選び方もポイントの一つです。
例えばおしゃれな英字新聞。ラッピングにも使用されますが最近ではインテリアの一部としても活躍しています。そのおしゃれさはしおりにも合うと思います。
色が鮮やかな和紙も良いでしょう。和紙もラッピングに使用されており他にもハガキや扇子など様々な物に利用されています。余談ですが「和紙」は欧米から伝わった洋紙に対して、日本製の紙として区別するための名前です。
古来からある和紙は柄も種類も豊富です。上の項目で挙げたように、日本の季節を彩る桜やもみじの押し花は伝統的な和紙にぴったりだと思います。一例ですので自分のしおりに合う和紙を見つけて下さいね。
トレーシングペーパーは透かして複写する以外にもしおりの台紙になります。
押し花をトレーシングペーパーで挟むと半透明の素材がより押し花を引き立てます。
自分の好きな台紙を選んでみて下さい。
シールやマスキングテープでデコレーション
デコレーションといえばシールとマスキングテープ♡
シールももちろんですがマスキングテープは今デザインや幅まで様々な種類のものが豊富に揃っています。雑貨やインテリアのアレンジの定番アイテムとなりました。今回はしおりのデコレーションとしておすすめします。
ただ貼るだけではなく切ってみたり、組み合わせてみたりポイントとして使うのが良いと思います。あまり貼りすぎてしまうと押し花が目立たなくなってしまいますのでバランスを考えてみましょう。
バランスも大事なポイントですが「自分らしく」ということも忘れてはいけません。
シールやマスキングテープを貼る作業は簡単で、子供も楽しいと思いますので一緒にデザインを考えてみましょう。
クラフトパンチやクラフトはさみも大活躍
台紙にさらにもう一工夫。
クラフトパンチで台紙を型抜きしたり、色紙や和紙を型抜きしたもの(部分)を台紙に貼ったりしても可愛いですね。ハートや星、花の形などクラフトパンチの種類も色々ありますので押し花しおりのイメージに合ったものを選んでみましょう。
クラフトパンチと同じくアレンジアイテムとして活躍するクラフトはさみ。こちらもギザギザ・ナミナミなど種類があります。シールやマスキングテープで可愛くデコレーションできたら、台紙の縁も可愛くアレンジしましょう。
押し花しおりの材料は百均でも入手可能
百均は食料品から雑貨まで様々なものが販売されています。
でも押し花しおりの材料は専門店でないと揃わなかったり、値段も高いんじゃないかと思いますよね?
そんなことはありません。押し花しおりの材料も百均で買うことができます。
上の項目でも紹介した「手貼りのラミネートフィルム」のように、台紙となる英字新聞・和紙・トレーシングペーパー、デコレーション用のシールとマスキングテープ、リボンも百均で揃えることができます。
さらに材料だけでなく道具も百均に!クラフトパンチとクラフトはさみも百均で買うことができるとは思いませんでした。これで簡単に押し花しおり作りを始めることができますね。
自作の押し花しおりで読書が楽しみに
押し花しおりの作り方を見てきましたが魅力は伝わりましたでしょうか?
可愛いしおりは読書が楽しみになりますよね。
作り方も材料を揃えるのも簡単。自分の読書用に作っても、子供と一緒に作っても、誰かのプレゼント用に作ってもその人達に「四葉のクローバー」のように幸せな時間が運ばれるように、その思い出が「押し花」のようにいつまでも褪せることのないように。押し花しおりを見ているとそう感じます。
in addition
筆者も「クローバーの押し花」を作ってみました。
使った材料
- クローバー
- クラフトニュースペーパー
- フレークステッカー(アリス)
- リボン(ナチュラルコットン)
- レジン・ネイル用押し花
作り方
ラミネートの方法で作成
材料はもちろん百均で購入しました。小さい押し花がレジン・ネイル用押し花です。百均でも販売しているんですね。
押し花には身近にあるクローバーを使用しました。でもただのクローバーではなく「四葉のクローバー」です!見つかるものですね。以前作ったことはありましたが詳しい作り方を知らなかったので上手くできなかったです。今回は簡単に作ることができました。簡単だったので今度は違う花でチャレンジしてみようかな…。