ポータブルアンプ自作キットおすすめ3選【ポタアン】

ポータブルヘッドホンアンプことポタアン。実は安価で自作できるキットが販売されているって知っていましたか? 今回は他の人よりさらに一歩高音質な音楽を楽しむために、ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)の自作キットを紹介していきたいと思います。

ポータブルアンプ自作キットおすすめ3選【ポタアン】のイメージ

目次

  1. 1ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)の自作キットって?
  2. 2そもそもポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)って何?
  3. 3ポタアンの選び方のポイント
  4. 4ポータブルヘッドホンアンプを自作するために必要なものとは
  5. 5それではおすすめポタアン自作キットを紹介!
  6. 6おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその1
  7. 7おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその2
  8. 8おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその3
  9. 9さらにポタアンの音質をよくするために自作できること
  10. 10ポータブルアンプ自作キット:まとめ

ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)の自作キットって?

出典: https://www.amazon.co.jp

皆さんはポタアンという機器を聞いたことがありますか?
ポータブルヘッドホンアンプことポタアンは、皆さんがよく聞いている音楽をさらに高音質にしてくれるアイテムです。
そのポタアンは実は安価で自作することができるんですよ。
今回はポタアンの紹介やオススメの自作キットについて紹介したいと思います。

そもそもポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)って何?

出典: https://jp.yamaha.com

携帯などの普及に伴い、街中でヘッドフォンなどを付けている人をよく見かけるようになりました。
その中でも音楽を聴くのが好きな人は少なくないはずです。
音楽を聴くうえで、よりいい音を聞きたいと思うのは当然の考えだと思いますし、最近は電化製品店でもオーディオコーナーが広く作られていますよね。
ここでは、音楽をよりよく聞くためには欠かせないアンプについて説明したいと思います。

そもそもアンプってどんなもの?

出典: http://www.ippinkan.co.jp

アンプとは・・・

アンプは「amplifier」の略で、オーディオではスピーカーなどを使う際の音声信号の増幅などを行う装置です。

アンプの増幅方法や電気回路、音響出力などによって音楽の質も大きく変わってくるので、オーディオマニアにとってはアンプは特に重要視されています。

ポータブルヘッドホンアンプってどんなアンプ?

出典: http://artnamono.com

ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)

ポタアンとは、「ポータブルヘッドホンアンプ」のことで、特にヘッドホン用に最適化されたアンプです。
スピーカーに出力するためのメインアンプとは区別されており、イヤホンやヘッドホンに特化して高音質にしてくれるアイテムです。
ポータブルということで携帯可能になっているところも特徴の一つです。

ポタアンの選び方のポイント

出典: http://kinoppyinfo.blog.so-net.ne.jp

サイズやオーディオ機器との相性で決める

ポタアンは手のひらサイズのものや、ちょっと小さめのサイズの物まで色々な種類があります。
そのため、自分の音楽プレーヤーに合っている大きさのものを選ぶことがポイントです。
また、ヘッドフォンやイヤフォンの種類によって相性もありますので、自分が持っているオーディオ機器の性能を確認し、相性を考慮して選ぶのがおすすめの方法です。

ポータブルヘッドホンアンプを自作するために必要なものとは

出典: http://laymanstompbox.main.jp

はんだごて

電気工作する上で欠かせないのがこのはんだごてです。
電気を流すと金属部分が加熱され、その熱ではんだを溶かして回路の素子などを接続し組み立てを行います。
ホームセンターや電子部品店など色々なところで売られています。
安物はすぐに壊れてしまうことがあるので、長く使う事を考えて、そこそこの値段でしっかりしている物を買いましょう。

出典: http://www.straight.co.jp

はんだ

低融点で溶ける鉛の合金です。
これをはんだごての熱で溶かして回路図通りに回路を接続していきます。
はんだの鉛には、健康に害を及ぼす可能性がある物質が含まれている場合があるので、はんだから出る煙などを吸わないように、取り扱いには注意しましょう。
はんだの中には、鉛が使われていない「鉛フリー」のものがありますが、値段は少々高目となっています。

出典: http://blog-yama.a-quest.com

テスター

きちんと電気が流れるかどうかを確かめるために使います。
安いものから高いものまで色々あります。

その他、いらない部分の除去用にニッパー、高温状態のはんだごてを安全に立てておくためのはんだごて台などが必要なものとして挙げられます。
電気工作ということで金属などの融解を伴うので、きちんと環境を整えておくことが必要です。

必須ではありませんが、ピンセットや、はんだ付けをミスった時などに活躍する「はんだ吸い取り機」などがあれば、さらに作業がやりやすくなるでしょう。

それではおすすめポタアン自作キットを紹介!

出典: http://oneploblem.blog.fc2.com

それでは、ここからはポタアンを自作できるキットのおすすめのものを紹介していきます。
今回の選定基準は、ケースなどが最初からついていて初心者でも使いやすそうなものや値段の割に音質がいいと評判のものを選びました。
ここに紹介する以外にもいろいろな種類のものがあるので、気になった方は是非他のポータブルアンプ自作キットも調べてみてくださいね!

おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその1

ケース付き!秋月通商のポータブルヘッドフォンアンプ自作キット

出典: http://akizukidenshi.com

秋月電子通商のポタアン自作キット(K-03741)

今回紹介するのは、秋月電子通商のポタアン自作キットです。
この商品は安価で高性能なアンプに、ケースまでついたフルセットになります。
自作ポタアン入門として相応しいキットだと思います。
この自作キットの電池が充電式ではないのところが、個人的には気になるところです。

出典: http://www.itmedia.co.jp

自作キットには、中身の部分だけ販売しているキットもありますが、今回紹介した秋月電子通商の自作キットはケースなど全て揃っているので、初心者にも組み立てやすいキットだと思います。
もちろん、電子部品工作なので回路図を見ながらの組み立てになりますが、サイトなどを調べれば回路図の見方も教えてくれる世の中なので、「回路図が読めないからできない…」と考えている人も試しに組み立ててみる価値がありそうです。
 

おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその2

出典: http://www.march-rabbit.jp

ふつポタ

続いて紹介するのは、ミニサイズのハイレゾ対応アンプのふつポタ。
回路図がどうしても読めなくても、すでに組み立て済みの半完成版も売っているそうです。
工作の難易度は中上級者向けということで、組み立てに慣れた人がチャレンジしてみるのにはおすすめです。
値段の割に、高音質なのも魅力の一つです。
難点があるとすれば、さすが中・上級者向けというべきか、ケースがついていないことでしょうか。
その分身近なものでも代用できたりするので、工夫したい方は是非画期的なケースを作ってトライしてみましょう。

出典: http://www.kadenken.com

ふつぽたS

ふつポタのパワーアップ版として、ふつポタSというものもあります。
ふつポタは、当記事作成段階では通販で売り切れとなっていましたが、このふつポタSの方はまだ販売されています。
価格の割に高音質な点がおすすめで、充電もUSB式ということで使いやすいポタアンだと思います。

おすすめポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)自作キットその3

出典: http://korgnutube.com

次に紹介するポタアンキットは、シンセサイザー、チューナーのみならず、DJ/ダンス関連製品、エフェクター、レコーダーから、デジタル・ピアノといった幅広い種類の音楽製品を手掛けてきているコルグ社の製品です。

出典: http://korgnutube.com

Nutube 6P1ヘッドホン・アンプ・キットV2.0

こちらは「Maker Faire Tokyo 2017」で発表し販売されたNutubeを取り入れたヘッドフォン・アンプキットです。
Nutubeといった真空管技術を用いることで、真空管特有の倍音を取り入れつつ、アンプの小型化に成功した製品になります。
こちらはケースはついていませんので、自分で気に入ったものや、この製品に合うものを探して別途用意する必要があります。
最新の技術を駆使した高音質ポタアンですので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

そもそもNutubeとは?

出典: http://korgnutube.com

Nutubeはコルグとノリタケ伊勢電子が共同で開発した、蛍光表示管技術に基づいて作られた新型の真空管です。
従来の真空管と比べて2%といった低消費電力や、高信頼性、長寿命などの利点が挙げられます。
真空管は不快で聞きにくい音を打消し、楽器が奏でる音に多く含まれている「倍音」の音響を強調するように機能するため、独特の柔らかく幅のある高音質が楽しめます。

真空管の音って高音質なの?

出典: http://korgnutube.com

Nutubeを含む真空管の増幅の様子

こちらは、Nutubeを含む三極管の増幅特性の特徴を示した図です。
基本的な波の形をしているサイン波をNutubeを含む三極間で増幅すると、増幅した後の信号の波は性格に増幅した場合の波の形と比較して、山が鋭く伸び、谷はまるく潰れているのがわかります。
その結果、上下対称が崩れているのがわかると思います。

出典: http://korgnutube.com

さらにこの増幅した波形を分解してみると、入力した波に二倍音がプラスされることで増幅波形が変わったということがわかります。
このような倍音がプラスされることでギターなどの楽器の音に隠れている音を感じることができるため、真空管を用いた音響装置では高音質だなぁ…とか、音に深みがあるといった感想を持つ人が多いようです。

さらにポタアンの音質をよくするために自作できること

出典: http://www.e-earphone.jp

アンプの機能アップ!

自作したポタアンキットですが、実はもっと高音質にできる可能性があります。
その方法は、少々回路図や電気工作の知識が必要になりますが、キットに使われていた電解コンデンサーなどを更に高音質なものに変えていく方法です。
最初は電気工作に対して苦手意識を持っていた方も、回路図を読んだり、はんだ付けなどを繰り返すことで、工作に慣れていき、より良い高品質なアンプを作れるようになっていきます。
もし、改良してみたいと思っている方は、コンデンサーなどをより上質なものに変えてみましょう。
その結果、聴いていてさらに高音質で、心地よい音楽を楽しむことができるようになりますよ!
 

ポータブルアンプ自作キット:まとめ

出典: https://www.digimart.net

いかがだったでしょうか。
ポタアンは音楽ライフをより良いものにしてくれるアイテムで、さらに自作することで電気工作が楽しめたり、あなた独自のオンリーワンのポタアンを作ることができます。
最初はケース付きのキットなど、作りやすいポタアンから始めて、回路図や電気工作に慣れてきたら中上級・さらには最新技術を使っているNutubeなど、さまざまなポタアンを自作して、より高音質なの音楽を聴いて楽しんでいただけたらと思います。
もしポタアンに興味があるけどどれから手を付けようか迷っている…といった考えの方の手助けになれば幸いです。

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