コストコの売れ残り商品はどうなるの?大量の食品ロスを防ぐ活動とは?
いつもたくさんの商品が並んでいるコストコは、まるでテーマパークのように私たちを楽しませてくれます。そこで気になるのが、売れ残りの商品についてでしょう。コストコで売れ残りになった商品はどこへ行くのでしょうか。気になる謎に迫ります。
目次
コストコの売れ残り商品の行方が知りたい!
コストコの店頭に並ぶたくさんの美味しそうな商品は、見ているだけでもワクワクして目移りしてしまいますよね。しかしこれらの商品が売れ残り、消費期限が切れた場合はどうするのでしょうか。コストコが大好きで、頻繁にコストコに通っている方なら1度は疑問に思ったことがあるでしょう。今回は、気になるコストコの売れ残り商品の行方について詳しくご紹介いたします。
コストコの売れ残り商品の行方①消費期限が過ぎた商品は廃棄
コストコで消費期限が過ぎた売れ残り商品はどうするのでしょうか。コストコによると、売れ残りのディナーロール・生鮮食品はすべて消費期限を過ぎると廃棄処分する決まりになっています。コストコで人気の高い商品といえばディナーロールやピザですが、いずれも消費期限は3日程度です。
コストコの売れ残り商品の行方②閉店間際に試食で配られる
消費期限が過ぎた商品は廃棄処分することがわかりました。では、消費期限前の売れ残り商品はどうするのでしょうか。コストコでは、売れ残りの食品を試食として提供することが多く、コストコファンの間ではその大盤振る舞いぶりは有名です。普通のスーパーなどではなかなか試食には出さない食品、たとえばお寿司や大きいサイズのマフィンなども提供しているようです。
コストコなう!
— ゆきの♀@ポケモンGO北九州 (@kind_word112) November 24, 2019
やはり、試食が最高💓 pic.twitter.com/Sf0QybZvx2
コストコの売れ残り商品の行方③フードバンクに寄付
コストコでは、消費期限の2日前には売り場から商品を撤去する決まりになっています。それらをどうするかというと、処分するのではなくフードバンクへ寄付に持って行くのだそうです。コストコの消費期限の迫った食品はNPO団体「セカンドハーベスト・ジャパン」を通じて困っている人や団体に寄付されます。
フードバンクってどんな団体?どんなメリットがあるの?
食品ロスを減らす活動の一環としてコストコが利用しているフードバンクとはどのような団体なのでしょうか。また、コストコなどの企業側と支援を受ける側にはそれぞれどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
活動内容
フードバンクとは、安全に食べることができるにも関わらず過剰在庫や包装の不備などで流通させることができない食品を企業などから寄付してもらい、必要としている施設・団体・困窮世帯に無償で提供する活動を行う団体です。
受け取る側のメリット
フードバンクを介して食品を受け取る側のメリットとして食費の節約があげられます。フードバンクによって福祉施設・団体が食の部分の支援を受けられれば、浮いた費用を本来の活動にまわすことができます。児童福祉施設なら、本・遊具・学費等の補助として子供たちに還元することも可能です。
寄付する側のメリット
フードバンクに寄付をする企業などには、廃棄処分のコストを削減できるというメリットがあります。売れ残りの食品を廃棄するコストはキロ単位で100円以上かかるうえ、リユース・リサイクルを考慮したゴミの分別などの手間もあります。フードバンクは輸送費だけで済むため、企業側のコスト削減とCo2排出削減にも貢献できるのです。
コストコの売れ残り商品は値引きしないの?
ここまで、コストコの売れ残り食品をどうするのかについて紹介してきました。ところで、コストコでは他のスーパーのように売れ残り食品の値引きはしないのでしょうか。口コミなどによると、コストコでは他のスーパーなどに比べて売れ残り食品の値引きは少ないようです。値引きする代わりに試食で多くを振る舞い、ロスを抑えているのでしょう。
食品ロスを減らす活動について考えてみよう!
コストコの売れ残り商品の行方についてご紹介しました。コストコが安易な値引きや廃棄処分を行わず、試食の提供やフードバンクの活用により工夫している様子が理解できたと思います。フードバンクは一般家庭でも寄付を行うことが可能です。この記事をきっかけに、ご家庭でも食品ロスを減らす工夫について考えてみるのもいいかも知れません。