2020年10月10日公開
2020年10月10日更新
愛情たっぷりに育った子供の特徴は?成長が早いと言われる理由も解説
子供時代に愛情たっぷり育てられた子供には、共通する特徴があるんです!逆に愛情不足に育つと困ったことが起きてしまうかも。ここでは、愛情たっぷりで育つ子供の特徴とその成長の早さをご紹介します!あっという間に過ぎていく子供時代を悔いなく愛情たっぷりで過ごしましょう!
目次
愛情たっぷりに育てられた子供の特徴
子供ってただそこにいるだけで、本当にかわいくて愛おしい存在ですよね。そんな子供に愛情たっぷりかけて育てたいと思うのは、どの親もきっと同じはず。けれど、つい忙しさにかまけて、愛情をかけて育てているつもりになっているだけだった、ということもあるかもしれません。
実は愛情たっぷりかけて育てられた子供には、たくさんの特徴があるのです。愛情をもって育てられた子供は、どんな特徴を持つのか、チェックしてみましょう。
明るい性格
愛情たっぷりに育てられた子供は、明るい性格になります。親からきちんと愛情をかけてもらうと、気持ちが明るくなるのは、納得できますね。後ろ向きになったり、親を困らせるといったこともほとんどありません。
愛情不足の子供は、情緒が不安定になりがちです。相手を試すような行動をすることもあります。子ども本来の明るさを発揮できなくなってしまうんです。
気持ちが安定している
愛情をたっぷり受けて育つと、親の愛情に安心し、穏やかに過ごす子供になります。そのため、落ち着いて過ごすことが多く、意味もなくイライラして起こったり、泣いたりすることがほとんどありません。
気持ちが安定するため、ストレスも溜まりにくく、笑顔の多い子供になります。そのため、クラスやご近所で人気者になることも多いのです。
好奇心に従って行動する
愛情たっぷりに育てられた子供は安心感や、本当に困ったことがあれば親が手助けしてくれるという信頼感を持っているため、自分の好奇心のまま素直に行動する子供になります。
情緒が安定して充実しているときは、大人でもどんどん新しい世界に挑戦したくなりますよね!愛情たっぷりの子供は好きなことにどんどん没頭していき、専門分野で大人顔負けのスペシャリストになることもあります。
いじわるをしない
愛情たっぷりに育てられて子供は、いじわるをしません。愛情をたっぷり注いでくれる親の背中を見ているからこそ、いじわるをすることに目が向かないのです。
それどころか、楽しく明るく過ごすことに興味があるため、周りの人に優しく接することができます。
常にポジティブ
愛情をたくさんもらって育てられた子供は、否定的な考えを持ちません。認められながら育つため、いつもポジティブな思考回路になっているんです。
天真爛漫で悩みとは無縁、常に前向きに育つため、おのずと周りに人が集まるようになってくることも特徴です。また、前向きな姿勢から、特異な分野で力を発揮することも多くなります。
家族や友達を大切にする
愛情たっぷりに育てられた子供は、家族からの愛情をたっぷりに受けているため、自分からも愛情を家族に与えようとします。また、友達に対しても同じように接するため、家族や友達に優しく接することができるようになります。
そうやって育つ子供は、家族や友達の笑ったり喜んだりする顔が大好きです。そのため、家族や友達を大切にできる子供に育ちます。
愛情たっぷりに育てられた子供の成長が早い理由
愛情たっぷりに育たられた子供は、良いことよいことづくめです。けれど、さらにもう一つ良いことがあります。
それは、愛情たっぶりに育てられた子供は精神的な成長が早いということ。その理由は何なのでしょうか?
①自己肯定感が高い
愛情たっぷりに育てられると、子供の自己肯定感が高まります。自分で自分の価値を認めることができるため、明るい気持ちで過ごすことができます。
また、自己肯定感が高く明るい気持ちでいると、子供はどんどん新たな挑戦をし行動範囲を広げていくため、さまざまな経験をします。こうして成長が早まるのです。
②ポジティブ思考で前向きに考えられる
愛情たっぷりに育てられた子供は、例え失敗を経験しても落ち込む時間は少なくて済みます。認められて育っているため、すぐに自信を取り戻し、前向きに方向転換ができるためです。
ただし、失敗は子供にとっても大人と同じで耐えがたくつらい経験です。失敗したときこそ、親が愛情をたくさん注ぐことが重要です。そうすることで再び自信を持ち、立ち直れます。
③親を信頼している
愛情たっぷりに育てている子供の親は、子供の気持ちに共感することを大切にします。そのため、子供は親を信頼し、やりたい気持ちや考えていることを親に気軽に話すことができます。親はその中で適切なアドバイスや手助けを行うため、子供はどんどんやりたいことに没頭できるのです。
子供はやりたいことや好きなことにはとてつもない集中力で取り組みます。その姿は時に大人が適わないほどです。そんなことを繰り返し、子供はどんどん成長していくのです。
親からの愛情不足で育てられた子供の特徴
これまで愛情たっぷりに育てられた子供について紹介してきました。しかし、逆に愛情不足の子供はどんなふうになってしまうのでしょうか?
愛情たっぷり育てているつもりでも、つもりなだけだったのかも、と後から後悔しないように、愛情不足の子供の特徴をご紹介します。
いつも寂しさや不安がある
愛情不足の子供は、情緒が不安定になりがちです。いつも寂しさや不安を抱えて過ごしているからです。精神状態が極端に不安定なことから、いつも泣いたり怒ったりしており、他者を大事にできない等、問題行動が目立ってしまいます。
また、気持ちに余裕がまったくないため、笑顔が極端に少なく暗い表情の子供になります。
自己肯定感が低い
一番身近な家族から愛情をもらえないと、子供は自分に価値が見いだせなくなってしまいます。そのため、「自分なんかどうでもいい存在なんだ」と考え、自己肯定感が低くなると言えるでしょう。
自分に自信がないため前向きな思考ができず、新しいことに挑戦するのが苦手な子供になります。
赤ちゃんのような行動をする
愛情不足の子供は、自分を見てもらいたい一心で、あえて赤ちゃんのような行動をすることがあります。本当は自分で食事や着替え、排せつができるのに、わざとやらない、失敗するなどの行動をとるのです。
また、自分が相手にとって大事な存在なのかを試すために、わざと赤ちゃんのように振る舞い、困らせることで、親の反応を確かめるような行動をすることもあります。
他人との距離感がわからない
一番近くにいて愛情を注いでくれるはずの親から、十分な愛情をもらえなかった場合、子供は他人との付き合い方を学ぶ機会を失うことになります。どこまで甘えていいのかわからくておどおどしたり、逆に馴れ馴れしく接しすぎてしまったり、うまく他人と人間関係を築けません。
家族から愛情をもらうことは、社会で人間関係を作るための大事な基礎です。その経験がない子供は他人との距離感がわからず、孤独や不安を感じて過ごすことになります。
子供への愛情が不足しているときのサイン
自分の子供に対して愛情不足を自覚している親は、少ないのではないでしょうか?同時に、子供自身も親の愛情不足に気づくことは少ないでしょう。しかし、愛情不足の子供は、いろいろなサインを無意識のうちに出してしまうものです。
では、愛情不足の子供のサインとはどういうものなのでしょうか?
①指しゃぶり・爪を噛む
すべての指しゃぶり、爪噛みが愛情不足のサインというわけではありませんが、突然やるようになり、その頻度が多くなっていくような場合、愛情不足のサインかもしれません。精神的に不安定になると身近な自分の指に夢中になることで、精神の安定を図ろうとするのです。
そんな時は一緒にいる時間を増やし、まずは安心させてあげましょう。そして、「やめなさい」と注意するよりも、一緒に過ごす時間を充実したものにすることで笑顔を増やし、自然とやめられるようにしていきましょう。
②親より他人に甘える
親から愛情をもらえない子供は、他の大人に甘えるようになります。祖父母などの親戚や、幼稚園または保育園の先生、近所に住む友達のママなどです。
しかし愛情不足の子供は甘えるときの加減を知りません。親の自分より極端に他人にべったりと甘えている様子が多く見られたら、親の愛情不足のサインかもしれません。
子供が一番欲しいのは、絶対に親の愛情です。積極的に子供との時間を増やし、子供が甘えられる環境を作りましょう。
③いたずらをする
もともといたずら好きな子供ももちろんいますが、度を越したいたずらだったり、注意しても何度もいたずらをする場合、愛情不足から親の気持ちを引きたいのかもしれません。
いたずら自体が面白くてやっている場合は、いたずらをすることに集中しますが、愛情不足に育てられた子供のいたずらは、いたずらがメインではありません。その後に親が自分を注目しくれることがうれしく、反応を楽しんでいます。たとえ怒られたとしても、それさえ自分を見てくれているから子供はうれしい気持ちになるんです。
いたずらが多いな、度が過ぎているなと感じたら、しっかり子供のほうを向き会話を楽しみながら、一緒に遊ぶ時間を増やしてみると良いでしょう。
④おねしょをする
オムツも卒業して久しいのに、なぜか最近おねしょばかり。もしかしたらそれは、愛情不足のサインかもしれません。愛情不足の寂しさからストレスを感じたり、きつく怒られたことにより緊張を感じたりする場合、子供はおねしょをしてしまうことが多いのです。
こんな時はおねしょを叱るのではなく、親である自分の行動を振り返ってみましょう。きつく言い過ぎたり、放っておいたりする時間が多いなど思い当たることがあるかもしれません。子供の心を修復するために、丁寧に子供と接することがおすすめです。
子供が親からの愛情を感じる瞬間
子供は親にとってとてもかわいい、何にも代えられない存在です。それでも、日々の忙しさなどからうまく愛情を伝えられていないときもあるでしょう。
では、どんなときに子供は愛情を感じているのでしょうか?子供が愛情を感じる瞬間をご紹介します。
ニコニコしながら話を聞いてくれるとき
子供は、一見よく見ていないようでも、大人の様子をよく見ているものです。親が話をよく聞いてくれるだけでも、子供にとってとてもうれしいことですが、ニコニコと笑って話を聞いてくれるととても満ち足りた気持ちになります。
話を聞いてもらえることは、自分がそこに存在することを認めてもらえることと同じです。大人も同じですが、話を笑顔で聞いてもらえると安心できますよね。ただ話を聞くだけでなく、笑顔も忘れずに子供の話を聞いてみましょう。
好きなご飯を作ってくれたとき
ご飯は子供にとって大人が作ってくれるもの。そんなご飯づくりで、親が自分の好きなご飯を用意してくれると、子供は愛情や喜びを感じることができます。誰でもない、自分のために作ってくれたということを感じることができるからです。
好きなご飯ですから、それを食べるとより幸せを感じることでしょう。お腹も心も満ち足りて親の愛情をたくさん感じてくれるはず。毎日は難しいけれど、時々でも愛情は十分伝わります。余裕のある時に子供の好きなメニューのご飯を用意しましょう!
努力したことのプロセスを褒められたとき
勉強でもスポーツでも、趣味でも構いません。子供が何かに頑張っている姿を見つけたら、その経過を認め褒めることを習慣化しましょう。
たとえ、結果が良くないものだったとしても、努力した経過について認めて褒めることが重要です。親に努力していたことを知ってもらっているだけで、子供は安心できます。悔しい気持ちの中でも、親の愛情を感じることができるはずです。
愛情たっぷりに子供を育てる方法は?
愛情たっぷりに子供を育てたい!そんなことを思う親は多いでしょう。でも、そう思いつつも、実際にはどんなふうに子供に接すれば子供に愛情が伝わるのか、わからない親も多いのではないでしょうか?
ここでは、子供に確実に愛情を伝える方法をお伝えしていきます。ぜひお子さんにやってみてくださいね。
スキンシップをしっかりとる
親のぬくもりは、子供に絶大な安心感を与えます。スキンシップは、別名幸せホルモンと言われるオキシトシンをいう成分や、心の安定をはかるセロトニンという成分の分泌を促す作用があるとされ、科学的にも効果があると証明されているのです。
子供の年齢が小さければ小さいほど、スキンシップは重要になります。抱きしめたり、手をつないだり、頭をなでてあげるなどのスキンシップを習慣化するようにしましょう。
子供がある程度大きくなると、スキンシップを恥ずかしがるようになるかもしれません。そんな時は、スキンシップをするときは家の中だけにする、いってらっしゃいの挨拶の時に軽くタッチをするなど、工夫をしてみると良いでしょう。
いつも笑顔で接する
物事ががうまくいかなかったり、体調がすぐれなかったりすると、つい笑顔を忘れがちになりますね。けれど、子供はそんな事情をおかまいなしに、親の愛情が大好物です。できるだけいつも笑顔で接することを心がけましょう。
どうしても難しいときは、「ママ、今日は疲れちゃったんだ」などと子供に笑顔でいられない理由をしっかりと伝えることが大事です。意味もなく笑顔のない親に不安を感じさせないようにしましょう。
完璧な親じゃなくてOK
親になると、ついあれもこれもすべて完璧に!と思ってしまいがち。子供のためにと考えて、気を張りつめて過ごすことも少なくないでしょう。
けれど、子供はそんな親を望んでいません。むしろ親が完璧なほど、自分も完璧でなければならないと考えてしまいます。
そうならないために、時々の失敗や息抜きは大丈夫!子供と対話することを忘れずに、上手に過ごしましょう。
目を見て会話をする
会話を大事にしているという親でも、その目線がスマホやテレビを向いていることは少なくありません。子供と話すときはぜひ目を合わせて話すようにしましょう。
自分だけを見てくれるという安心感は、子供にとって何にも代えがたい経験です。忙しいときは数分でも構いません。食事のときなど、しっかりと目を見て話をする習慣をつけましょう。
あなたが好きと伝える
やはり、愛情を伝える一番の方法は直接「あなたが好き」と伝えることです。親が照れくさく感じてしまったり、言わなくても伝わっているだろうと過信してしまい言わないでいると、子供には意外と伝わっていないものなのです。
特に、日本人は身内をあえて悪く言ったり、察することを大切にする文化があるなど、愛情を言葉にしない習慣があります。けれど子供にはそんな習慣は関係ありません。ストレートに言葉で伝えること、そしてそれを日々続けることが重要です。
注意したいのは、「お手伝いしてくれるから、好き」「勉強ができるから愛してる」などと、好きに条件を付けないこと。子供に対して親は無条件に愛情を感じるはずです。その愛情をそのままと伝え、どんな自分でも受け入れてくれるという安心感を子供が感じられるようにしましょう。
かわいい我が子に最大限の愛情を伝えよう!
気が付いたら「うざい!」なんて言われてしまうくらい、子供はあっという間に大きく育ってしまうもの。子供が親に愛情を求めてくれる時間は意外と短いものです。
そんな貴重な子供時代に、大事な我が子に愛情を伝えずして、親は何をするのでしょう?子供が安心して成長できるように、日々愛情を伝えて過ごしましょう。かけがえのない子供時代を素敵なものにしてくださいね!