【すず】と聞いた時のイメージで思い浮かぶのはなんでしょう？
鈴という漢字をイメージした方は、神社のお参りの時に鳴らす鈴でしょうか？それとも、お財布や鍵に付けている鈴でしょうか？楽器をイメージする方もいるでしょう。鈴を【リン】と読まれた方はベルやお仏壇のリンを想像する方もいるでしょう。
また、真っ先に音をイメージする方もいるでしょう。お参りする時のガランガランの音とか、何かにつけているチリンチリンとか楽器ならシャランシャランとか、風鈴のリーンリーンの音とか。

また、赤ちゃんが女の子なら【すず】と聞いて、スズランの花をイメージする方もいるでしょうし、男の子なら金属の錫（すず）をイメージされる方もいるでしょう。
ひとそれぞれ、【すず】と聞いた時に湧くイメージは様々です。

赤ちゃんの名付けには、両親はもちろん、家族のイメージが大きくかかわる事が多いです。
【すず】と聞いてママはお花のスズランをイメージして、パパは可愛らしい鈴をイメージして、もし、暑い夏の時期なら、涼しい涼【すず】をイメージすることもあるでしょう。そこから産まれてくる赤ちゃんの名付けの由来も考えながら相談するなんて事はよくある事です。
そこで、今回は【すず】に関連する名前について人気の漢字を詳しく見てみましょう。

【すず】の名前に人気の漢字をご紹介します。先に記載したように【すず】と聞いた時のイメージは人それぞれです。赤ちゃんの名付けを考える時も、家族のイメージは大きなポイントになり、そのイメージが由来に関わる事も多いので詳しく見てみましょう。

【すず】と聞いて多くの方がイメージする鈴と言う漢字は、一文字でも【すず】と読みます。
鈴を使った二文字で【すず】と読む名前は、優鈴（すず）寿鈴（すず）涼鈴（すず）珠鈴（すず）空鈴（すず）鈴々（すず）鈴鈴（すず）などが人気があります。

和という漢字も【すず】と読みます。
【和】一文字ですずとも読みますし、【和鈴】の二文字で【すず】と読む名前も人気があります。
 

【紗】という感じも一文字で【すず】と読む名前の漢字になります。
【紗】を使った二文字で【すず】と読む名前は【沙朱】（すず）なども人気があります。

【涼】一文字でも【すず】と読みます。男の子の名付けでも【涼】（すず）と使われる事もあります。
【涼】を使った二文字の名前の漢字は、涼和（すず）優涼（すず）涼々（すず）涼鈴（すず）空涼（すず）などが夏生まれの赤ちゃんに人気があります。

凉は「涼」の俗字といわれています。「にすい」の【涼】にするか、「さんずい」の【涼】にするかは、自画数に関係して姓名判断の流派などによって苗字と兼ね合いを考慮する場合が多いようです。

【珠】も一文字で【すず】と読みます。
【珠】を使った二文字で【すず】と読む名前は珠々（すず） 珠寿 （すず）珠杏（すず）珠洲（すず）珠鈴（すず）珠鶴 （すず）翠珠（すず）聡珠（すず）鈴珠（すず）子珠（すず）綜珠（すず）などが人気があります。

【須】を使った【すず】と読む名前は二文字になります。
【須々】（すず）
【須寿】（すず）
【須津】（すず）
【寿須】（すず）などがあります。

【寿々】を使った（すず）と読む名前には「寿」がもつイメージを重ね、子供の成長する姿を重ねる意味あいを込めて素敵な想いが込められますね。
「健康的」で「縁起が良い」イメージを活かせば、「健康で幸せな人生を送ってほしい」や、「大きな夢を長い人生で実現させてほしい」「様々な経験を通して人生を楽しんでほしい」などの願いを込められます。

【珠洲】は地名として有名で石川県北部、能登半島先端の市。景勝や温泉に恵まれた観光地。瓦などの製造でも知られています。
名前として考える場合、珠と洲の漢字が持つ意味から願いを込める事が多いですが、土地に何かしらの縁があったり、【珠洲焼】などの工芸品にまつわる由来を考慮して願いを込めたりする事もあるでしょう。
 

春津を使った【すず】と読む名前には、春に産まれたという季節を表し、津の漢字は港や岸という意味を持つことから、人が集まってにぎわうイメージができます。人から信頼され、たくさんの友人に囲まれて充実した人生を送ることができるようにという願いを託した名付けの由来などが考えられます。

【沙】は「水」と「少」を合わせた字で、「少」は細かい砂が散らばっている形で、水辺の砂浜にある砂のこと。砂という字よりさらに細かい砂を表すとされています。
形を変える砂のように、あらゆる環境下でも柔軟に対応出来る人になってほしいという願いを込められる漢字です。
そして【鶴】は美しい鳥であり、日本的で鶴亀など長寿のたとえにもでき、美しい鶴が水辺ににる情景をイメージできる名前でもありますね。

【雛】の漢字には鳥の子。ひな。子供。まだ一人前でない人。の意味があり、とても可愛いイメージがあります。また雛祭りのお雛様をイメージすることもできるので、女の子の節句、雛祭りの時期に産まれた可愛い女の子に願いを込めて雛々を使った【すず】と読む名付けをする事もあるでしょう。

字画数の考え方は、姓名判断の流派によって違う事があります。ここでは、一般的に多く使われている名付けの字画数をご紹介します。また、苗字の字画数と、名前の字画数の兼ね合い、一文字で名付ける場合と二文字以上の字画数を合わせて占う場合なども流派によって違いがあるようです。

鈴の字画数は13になります。人気・吉の数。

訓読み    すず
音読み    レイ・リン
名のり・人名訓    かね

和の字画数は8になります。根気・吉数。
訓読み    やわ(らぐ)・やわ(らげる)・なご(む)・なご(やか)・あ(える)・な(ぐ)・なぎ
音読み    ワ・カ・オ
名のり・人名訓    あい・あき・あつし・かず・かた・かつ・かのう・たか・ちか・とし・とも・なごみ・のどか・ひとし・ふみ・まさ・ます・みきた・むつぶ・やす・やすし・やまと・やわら・よし・より・わたる

紗の字画数は10になります。不遇・凶数。
訓読み    うすぎぬ
音読み    サ・シャ
名のり・人名訓    すず・たえ

涼の字画数は11になります。迎春・大吉数。
訓読み    すず(しい)・すず(む)・うす(い)
音読み    リョウ
名のり・人名訓    あつ・きよ・すけ

凉の字画数は10になります。不遇・凶数。
訓読み    すず(しい)・すず(む)・うす(い)
音読み    リョウ
名のり・人名訓    きよ・すけ

珠の字画数は10になります。不遇・凶数。
訓読み    たま
音読み    シュ
名のり・人名訓    み・じゅ・す・ず

須の字画数は12になります。挫折・凶数。
訓読み    すべか(らく)・もと(める)・もち(いる)・ま(つ)・しばら(く)
音読み    シュ・ス
名のり・人名訓    まつ・もち・もとむ

寿々の総画数は10になります。不遇・凶数。
寿（7）＋々（3）

珠洲の総画数は19になります。障害・凶数。
珠（10）＋洲（9）

春津の総画数は19になります。障害・凶数。
春（9）＋津（9）

沙鶴の総画数は28になります。遭難・凶数。

沙（7）＋鶴（21）

雛々の総画数は21になります。頭領・大吉数。

雛（18）＋々（3）

鈴【すず】

争いごとがなく穏やかにまとまる。やわらいださま。ゆったりとして角立たない。性質の違うものがいっしょにとけ合う。声や調子を一つに合わせる。二つ以上の数を合わせたもの。日本。日本語。大和 (やまと) 国。

「禾」と「口」を合わせた字。「禾」は軍門の標識で、「口」は祈りの言葉を入れる器。神に誓って和解することを「和」といった。「禾」には稲穂の意味もあります。

薄い絹織物。うすぎぬ。生糸で織った目の粗い織物。
「糸」が形、「少」が読み方を表す。「少」には砂などのように「さ」の音があります。「少」は細かい、かすかという意味で、紗は軽くて薄い織物をさします。

軽やかで優しい印象の漢字です。強さとしなやかさと繊細な感性を備えた気品を感じさせる漢字であることから、人生をしなやかに送る柔軟性を持った人にと願いを込めて名付ける方が多く人気があります。

さわやかでひんやりするさま。ひえびえとして、物さびしいさま。 つめたく思いやりがないさま。 ひやす。つめたくする。 国名。東晋のころ西北の諸民族が涼州の地方に建てた小国。五胡ゴコ十六国のうちの前涼・後涼・北涼・西涼・南涼のこと。 すずむ。すずしさを楽しむ。すずしさを求める。

木陰の涼しい風の心地よさを感じさせる字。清涼感のある響きで、さわやかな印象のある名前に。好感度が高く、優れた知性と表現力を持った、純粋な人になることを願った名付けになりますね。

すずしい。すずしさ。心地よい冷たさ。さわやかなさま。うすい。少ない。物寂しい。乏しい。思いやりのない様。「涼」の俗字

木陰を渡る風の心地よさを連想させる漢字。さわやかに軽やかに、風のように人生を渡っていける人になることを願って。洗練されたすがすがしい印象を与える名前にぴったりです。

貝の中にできる丸い玉。真珠に似た丸い粒。数珠。

美しいもののたとえに使われる漢字。美しいものをきちんと見極めることができる、澄んだまなざしを持った人に。玉のように美しい、本物の輝きを放つ人になることを願った名付けになりますね。

「すべからく～べし」と読み、「～する必要がある」「～すべきである」「～しなければならない」などの意を表わします。すべか(らく)・もと(める)・もち(いる)・ま(つ)・しばら(く)が訓読みです。
もちいる。もとめる。必要である。必要とする。わずかの間。しばらく。
などの意味があります。

寿の意味は、長生きする。長命。いのち。とし。長命の祝い。祝いの言葉を述べる。ことほぐなどです。
名付けの由来に使う時には、健康・活発・ 幸福・幸運・ めでたいなど、健康で末永く幸福に長寿を全うしてほしいなどの願いを込めた名付けができます。

美しいもののたとえに使われる【珠】と言う漢字と、なかす。大陸を表す【洲】という漢字を合わせて、
「美しい大陸」「豊かで裕福な大陸」「可愛く華やかな場所（人物）」など、産まれてきた我が子が豊かで裕福なところで育ってほしい、可愛らしく華やかさを持った女性になってほしいなど、女の子向けの由来をイメージできる名前ですね。
 

春は植物が芽吹いたり生き物が誕生するイメージがあります。生命力に満ち溢れた人になってほしい。春の日差しのように、人の心を温かくする人に育ってほしいという気持ちが込められます。
津は先に記載したように港や岸という意味を持つことから、人が集まってにぎわうイメージができます。春の日差しのように人の心を温かくする人に育って人から信頼され、たくさんの友人に囲まれて充実した人生を送ってほしいという願いを込めた名付けになりますね。女の子にも男の子にも向く名前ですね。

沙は、形を変える砂のように、あらゆる環境下でも柔軟に対応出来る人になってほしいという願いを込められます。また、形を変える砂の上でも鶴のように美しい立ち振る舞いができる人になってほしい。などの願いも込められます。鶴は日本的で艶やかな着物のイメージや長寿のイメージもありますから、それにちなんだ由来も考えられますね。漢字のイメージから女の子向けの名付けにピッタリですね。

雛と言う漢字からイメージできるのは、可愛い雛でしょうか？それとも、女の子の節句のお雛様でしょうか？どちらも愛らしく、可愛いイメージができると思います。可愛くて可愛くて目の中にいれても可愛いと思ってしまう我が子への愛情が伝わってくるようです。いつまでも愛らしく人々から愛される人になってほしい。お雛様のように大切に愛される人になってほしいなどの願いが込められる名付けになりますね。可愛い女の子にピッタリの名前ですね。

「すず」という名前は日本人には馴染み深く、女優さんやアニメ・ドラマの主人公でも「すずさん」がいますね。「すず」という名前は老若男女、誰が聞いても間違いにくく、呼びやすい名前なので、赤ちゃんの頃から親近感を持たれやすく、女の子は可愛がられやすいメリットがあるのでおすすめです。
注意したい事は、子供が学校で自分の名前を書くときに難しすぎる漢字を使うと少し苦労するかもしれないので注意した方が良いでしょう。また電話などで名前を説明する時に説明しやすい漢字にするのもおすすめです。漢字の組み合わせでは、間違われやすい組み合わせもありますが、比較的【すず】と言う名前はわかりやすい漢字も多いのであまり心配する必要はないと思います。

女の子はお嫁に行くと苗字が変わりますね。男の子もお婿さんになれば苗字が変わります。苗字が変わる可能性も考えて、漢字の並び方なども考慮することをおすすめします。

今までご紹介してきた【すず】と言う漢字について、パパもママも二人がこれだ！と意見が一致すればいいのですが、我が子の名付けになるとなかなか譲れない点も出たりします。そんなときは、敢えてひらがな表記にして、赤ちゃんが成長して幼稚園や学校などで生い立ちや名前の由来を聞かれたときに、ご両親の思いを伝えるのも一案です。
どの名前も素敵な由来があって、欲張りですが「すず」と言う名前の漢字の由来全部の願いがあって、敢えてひらがな表記にする方もいると思います。

【すず】と言う漢字で男の子向けの漢字もあります。
司杜（すず）志を高く持ち、１つの仕事を極めることができる人になって欲しいという願いが込められた名前です。
守治（すず）物事に対する準備を欠かさない慎重さや計画性を持ち、調和のとれた中で平和に生きる守る強さを持った人であれと願いが込められた名前です。
須徒（すず）柔らかいあごひげを表し必要とされる意味を持つ【須】と一歩一歩何も持たない意味を持つ【徒】で須徒は目的までの道のりを着実に自分の足で歩き、自分の力で解決できる力を持った人にと願いが込められた名前です。

現在、ドラマや人気の女優さんなどで「すず」と言う名前が女の子の特定の名前のように思われがちで男の子に「すず」と名付けて悩んでいる親御さんも少なからずいるようですが、心配することはないと思います。
大切なのは、どんな気持ちを込めて「すず」と名付けたか。その気持ちに間違いはないはず。とやかく言う人は、あくまでも他人事で発言してますから、とやかく言う人ほど、同じように【すずくん】と言う名前の主人公が大活躍するドラマや男優さんが現れたら見方がガラリと変わる可能性がある人と言えるのではないでしょうか？

妊娠がわかって、お腹の赤ちゃんかだんだんと大きくなって無事に産まれてくるまで、胎児の赤ちゃんの頃から読んでいた名前をそのまま名付ける方もいるでしょうし、赤ちゃんが産まれてきてインスピレーションを感じた名付けをする方もいるでしょう。
パパやママは産まれてくる赤ちゃんの名付けには、誰もが頭を悩ませて赤ちゃんの幸せを願って名付けます。
【すず】と言う名前は響きも良く、使う漢字によって名付ける由来も様々に考えられます。【すず】の名前に赤ちゃんへの想いを込める参考になれば幸いです。

みんなの名前辞典
https://mnamae.jp/c/548c.html

祇園神社　神社の中のモノ・コト【鈴】
http://www.kobe-gionjinjya.com/thing.html

画数表でみる吉数と凶数・画数診断
https://www.s-kougen.com/hitokoto.htm