2018年09月15日公開
2018年09月15日更新
『空』を使った男の子&女の子の名前!漢字や字画数・意味の由来も徹底調査!
夏の青空、秋晴れの空、神秘的な星空など、多様な美しさを持つ「空」がイメージされる名前って素敵ですよね。空に関連する漢字を使った名前は、男の子・女の子どちらの赤ちゃんの名前にもオススメです!漢字の画数、意味の由来を徹底調査しました。大切な赤ちゃんの名前の一字に!
目次
【空】漢字の画数と由来、名付け例
私たちの頭上に広がり、どこまでも果てしなく続く。美しい朝焼け・夕焼け、眺めていると時が経つのを忘れてしまうほど美しい星たち…毎日ダイナミックにいろんな表情を見せてくれる「空」。この「空」の画数や漢字が持つ意味、「空」を使った名づけ例をご紹介します。
漢字の画数
「空」の画数は8画となります。
<読み>
そら、あ(く)、す(く)、むな(しい)、あな、うつ(ろ)、うろ、たか、くう、こう、く
※画数について 最大吉画数 1,13,16,23,32 大吉画数 3,5,6,21,24,29,31,33,37,39,41,45,47 姓名判断における吉画数は上記のようになっています。「空」の画数8画と足して吉画数になるような字を選びましょう。後項でご紹介する漢字も同様です。 姓の画数まで足したものが総画数となります。 |
漢字の持つ意味
<名前に使う字として良い意味>
◆そら(頭上に広がる空、天地の間)
◆大きい
◆広い
<名前に使う字として良くない意味>
※こちらについては漢字の由来も含めて後項にてご紹介します。
◆からっぽ
◆むなしい
◆うつろ(無気力でボーッとした様)
名付け例
「空」を使った名づけ例をご紹介します。「空」は、男の子・女の子どちらの名前にも使いやすく、赤ちゃんの名前ランキングでも上位に入る高い人気があります。
男の子
夏空(そら、なつ)
夏空のように明るく爽やかに、のびのびと成長してほしい。
星空(そら、せいあ)
無数の星が輝く空のような無限大の可能性を追い続けて。
夏空(そら、なつ)
夏空のように明るく爽やかに、のびのびと成長してほしい。
星空(そら、せいあ)
無数の星が輝く空のような無限大の可能性を追い続けて。
大空(おおぞら、ひろたか)
大空のように広い心とグローバルな視野を。
空海(たかうみ)
空と海のようにダイナミックな人生を歩む。
愛空(あいく)
空のように大きな愛に恵まれ、自らも人に大きな愛を与える男の子に。
女の子
空羅(そら)
空をひらひらと舞う薄絹の織物のような、柔らかな美しさを。
星空(そら、あかり、かなた、せあ)
男の子の名前でもご紹介した「星空」は女の子らしい読み方にすることも可能。
夏空(そら、なつ、なそら、なつあ)
男の名前でもご紹介した「夏空」は女の子の名前としても人気。
空凰(あお)
空を飛ぶ美しい鳳凰(ほうおう)のように。
※伝説では、鳳凰は人の性格を見定めて、正しい人や親切な人を祝福する鳥で、時には天女に変身することもあると語られています。
空夢(あむ、あゆ、あゆめ、そらむ)
空のように大きな夢に向かうイキイキとした女の子に。
光空(みく、こあ、みそら)
光輝く空のような美しく明るい女の子に。
優空(ゆあ、ゆうあ)
25画で
空のような大きな心と優しさに包まれた幸せな人生を。
【昊】漢字の画数と由来、名付け例
「昊」という漢字、知っていますか?皆さんの中には、この漢字をここで初めて見たという方もいらっしゃるかもしれませんね。この「昊」も空に関連する漢字なのです。
漢字の画数
「昊」の画数は8画となります。
<読み>
そら、あき、あきら、ひろ、ひろし、こう、ごう
漢字の持つ意味
◆夏の空(青く澄んだ夏の青空)
◆大空
◆大きい
◆盛んな
漢字の由来 「昊」は、上半分が「日」、下半分が「天」から成る漢字です。日は太陽を表し、天は大空の意味の他に、両手脚を広げる人の姿からできた天は行動力という意味も表します。 |
名付け例
「昊」を使った男の子・女の子の名前をご紹介します。シンプルな造りの漢字ですが、「この字、どうやって読むんだろう?」と思わせるようなインパクトもあります。赤ちゃんの名前に、見た目にも個性的なものを求めている方にもオススメです。
男の子
昊(あきら、こう)
1文字でそのままシンプルに。「あきら」や「こう」は男の子に多い名前で漢字の種類もたくさんありますが、この漢字だと個性的な感じに。
昊翼(こうすけ)
夏の青空を飛ぶ鳥の翼や、飛行機の翼をイメージさせる爽やかなイメージ。
昊星(こうせい)
夏空に光る金星のようなイメージ。明るい空でも輝ける星のようなスペシャルな人に成長する願いを込めて。
昊輝(ごうき、ひろき)
太陽がさんさんと輝く夏空のような明るく元気な男の子に。
龍昊(たつあき、たつひろ)
夏空を豪快に昇っていく龍のような、パワフルな男性に成長する願いを込めて。
樹昊(みきひろ)
夏の青く高く澄んだ空へ向かって伸びる樹木をイメージされる名前。
女の子
昊花(こうか)
夏の青空に映える色鮮やかな花たちをイメージさせる名前。美しく華やかな女性へと成長する祈りを込めて。
昊心(ここ、ここみ)
夏の空のように広く澄んだ心を持った元気で優しい女の子に。
昊美(そらみ)
美しい夏空のような輝く女性をイメージさせる名前。
昊海(こうみ)
どこまでも高い夏の大空と、その下に広がる深く青い海。その美しさとだけでなく、高い向上心、深い愛情や探求心などがギュッと詰め込まれた名前。
恵昊(えこ、えこう)
夏空から降り注ぐ太陽の光や雨が地球への恵みのように、誰かに恵みを与え、そして、自らも恵まれた人生を歩めることを願って。
昊音(そらね、そらの)
夏空に響くメロディーのように、どこまでも高く昇っていけそうな高い志を持った女の子に。
※恵昊(えこう)をエコー、昊音(そらね)はメロディーといった感じで”音”つながりになるので、姉妹の名前としてもオススメ。
【天】漢字の画数と由来、名付け例
空よりももっと高い所に位置する天空や天使など、神々しいイメージを持つ漢字「天」。とても縁起良い印象の字とも言えますが、赤ちゃんの名前に使う漢字として、「天」は「空」と同様に、今と昔でずいぶん捉え方に違いがある漢字の1つでもあります。
漢字の画数
「天」の画数は4画となります。
<読み>
あま、あめ、かみ、そら、たか、たかし、てん
漢字の持つ意味
<名前に使う字として良い意味>
◆大空
◆高い場所
◆自然界
◆生まれつき
◆運命
<名前に使う字として良くない意味>
※こちらについては後項もご覧ください。
◆神や精霊が住む場所など「信仰の対象」としての天
◆遥かに遠く離れた場所(天国=亡くなった人が行く場所)
漢字の由来 「天」は人の形から生まれた漢字です。両手・両足を広げて大の字で立った人に大きな頭をつけたものとなります。もともとは人の頭という字でした。 |
名付け例
「天」使った男の子・女の子の名前をご紹介します。シンプルな字ながら意味深い漢字である「天」は、昔に比べ、現在では赤ちゃんの名前に積極的に使用されるようになりました。
男の子
天飛(あまと)
大空高く飛ぶような元気で活発な男の子に。
天広(たかひろ)
大空のような広い心の男性に成長する願いを込めて。
功天(いさたか)
努力を惜しまず、素晴らしい結果を残せる男性に。成功への道を歩める運命となることを祈って。
天翔(そらと)
いつも大空を翔るようなエネルギッシュな男性へ成長することを祈って。
天陽(たかはる)
大空に輝く太陽のような、天から降り注ぐ陽の光のような、偉大で人に慕われるような人へ成長する願いを込めて。
女の子
天音(あまね、あのん)
天から聞こえてくる美しいメロディのような、優しく穏やかな女の子に。
天海(あまみ)
海のように広い大空の例えに「天の海」という語があります。広い心で人を包み込んでくれるような女性へと成長する願いを込めて。
桜天(さてん)
天を舞う桜の花びらのような、とても軽やかで美しいイメージの名前。
天羽(あまね)
大空からひらひらと舞い降りてくる美しい鳥の羽や、天使の羽のようなイメージ。ふんわりとした穏やかで優しい女の子に。
天凛(あめり)
広く知識を持ち、賢く、美しく、凛とした女性になって欲しいという願いを込めて。
<特別な読みの名付け例>
天使(あんじぇ、えんじぇる、みかえる)
「あんじぇ」はフランス語、「えんじぇる」は英語、「みかえる」は聖書に登場する天使の名前です。
【青】漢字の画数と由来、名付け例
「空=青」といった感じで、空と強い結びつきのある「青」。爽やかで清々しく、落ち着きのあるイメージを与える漢字としても人気があります。また、青い鳥や聖なる石ラピスラズリのように、青は昔から幸せの色とされてきたことから縁起の良い字です。
漢字の画数
「青」の画数は8画となります。
<読み>
あお、あお(い)、せい、しょう、きよ、はる、お
漢字の持つ意味
◆青い(晴れた空のような青色)
◆若い(若さの象徴)
※「若い→未熟」というとらえ方もありますが、名前にとって良くない意味の方は意識しなければOK。
◆草木の葉が盛んに成長する様
◆東
◆記録・書籍
漢字の由来 「青」の上半分は草木を表し、下半分は井桁の中の染料を表しています。草木から抽出される染料の青い色を意味してこの漢字が成り立ちました。 |
名付け例
空青(あお)
まさに空の青。どこまでも広く澄み切った青い空のような、広く清らかな心の男性へ成長する願いを込めて。
青生(あおい)
青には「若い」という意味があります。いつまでも若々しく元気に生きる様をイメージさせる名前です。
青樹(あおき)
青は、青々とした若葉が盛んに成長する様を表す字でもあります。青い空へ向かって若葉を茂らせる大樹のようなパワフルな男性に成長する願いを込めて。
星青(せいあ)
夜空に輝く星にも様々な色があり、若い星は青に近い強い光を放っています。神秘的でエネルギーに満ちた魅力を感じさせる名前です。
慈青(やすはる)
青い大空のように広い心で慈悲深い人へ成長して欲しいという願いを込めて。
青雲(せいうん、はるゆき)
青雲とは、青色をした雲という意味だけでなく、晴れていて高い空のことを表します。また、地位や学徳がとても高いという意味も持ちます。
<ユニークな名付け例>
青心(ぶるうはあつ)
特殊な読みです。ブルーハーツ(Blue Hearts)は、そのまま和訳すれば「青心」で、若い心とも解釈できるのですが、もしかすると80年代~90年代前半にかけて活動していたロックバンドのTHE BLUE HEARTSからかもしれませんね。筆者にとっては、青春の象徴です。
【翔】漢字の画数と由来、名付け例
「翔」は、空高く飛ぶ様子を表す漢字。鳥が羽を大きく広げて大空を悠々と飛ぶ様は、私たち人間にとっては憧れ。「翔」は力強く、優雅で、ダイナミックな印象の漢字となります。
漢字の画数
「翔」の画数は12画となります。
<読み>
かけ(る)、かける、か(ける)、と(ぶ)、しょう、ぞう
漢字の持つ意味
◆空高く飛ぶ様子
◆羽を広げて大空を飛ぶ
◆大きく駆け巡る
漢字の由来 「羊」と「羽」が組み合わさった漢字です。羊には昔から「豊かなもの」というイメージがあり、また、羊は神としてあがめられていました。神である羊に羽を付け、人々の願いを叶えるために駆け巡る様が「翔」であると言われています。 |
名付け例
逢翔(あいと)
世界を広くを駆け巡り、たくさんの素晴らしい出逢いに恵まれた人生を祈って。
白翔(あきと)
白鳥のような大きな白い鳥が、大空を悠々と飛ぶ様子がイメージされる悠大で美しい名前。
一翔(いっさ)
大空を一直線に飛ぶ鳥のように、真っ直ぐでゆらぎの無い性格の男性に育って欲しいという願いを込めて。
永翔(えいと、えいしょう)
末永くどこまでも高く飛んでいけるような、心身ともにバイタリティのある男性へと成長する願いを込めて。
翔偉(かい)
偉人のように高い志をもって大きく羽ばたく、強い精神と努力を惜しまない粘り強い心を持った男性になって欲しいという願いを込めて。
叶翔(かなと)
世界に大きく羽ばたき、夢を叶えていけるような人生となることを祈って。
幸翔(こうが)
あらゆる場所で幸運に恵まれ、幸せ溢れる人生になることを祈って。
【晴】漢字の画数と由来、名付け例
「晴」は、空のモードともムードとも言える「天候」に関する漢字です。縁起の良く、好印象な漢字でもあるため、男の子・女の子どちらにも多く見られます。
漢字の画数
「晴」の画数は12画となります。
<読み>
は(れる)、は(らす)、はる、はれ、てる、なり、きよし、せい、じょう
漢字の持つ意味
◆太陽が出て空が青く澄み渡ること
◆天気が良いこと
◆物事をはっきりさせること
漢字の由来 「晴」は、「日」と「青」から成る漢字です。日は太陽の表し、青は空を表します。澄み切った青空に太陽が見える、まさに晴れの日の空の様子がこの一字に表現されているのです。 |
名付け例
「晴」を使った男の子・女の子の名前をご紹介します。見た目にも爽やかで晴れ晴れとしたイメージを与える「晴」も、空を感じさせるとてもオススメな一字です。
男の子
向晴(こうせい)
青く澄み渡った晴れの空へ向かってぐんぐん成長していくようなイメージ。
志晴(しなり)
晴れた空のような澄んだ心で、ハッキリとした志をもって生きる男性に成長して欲しいという願いを込めて。
純晴(じゅんせい、よしなり、よしてる)
まじりけがなく、偽りや飾りもない、いつまでも澄んだ透明感のある心であって欲しいという願いを込めて。
晴矢(せいや)
晴れた青空に放たれた矢が、空飛ぶ的に見事に当たるような一直線でハッキリとした性格を表す名前。
天晴(てんせい、たかはる)
「あっぱれ」と呼ぶ「天晴れ」を由来とするこの名前には、見事、素晴らしい、華々しいという称賛を表す意味がたくさん詰まっています。
女の子
好晴(このは)
晴れの日が大好きな明るく元気な女の子に。晴れの日に恵まれるような輝く人生を祈って。
歩晴(あゆは)
美しく晴れた青空の下を歩むような爽やかな人生となる願いを込めて。
晴佳(せいか)
晴れの日の空のように美しく、優れた能力に恵まれた女性になることを祈って。
晴南(せいな)
明るい南の空のような元気な女の子に。南は暖気を取り込み、神に祈る方角。
夏晴(なつせ)
いつでも美しく晴れた夏の青空のような、明るく素敵な女性へと成長する願いを込めて。
「空」「天」が良くないと言われる理由
「空」「天」ともに、広大で美しいイメージを与える漢字ですが、昔はこれら2つの漢字を名前に使うのは良くないとされていました。赤ちゃんの名前ランキングでも上位に入るほど人気のある漢字なので、若い世代の方たちにとっては意外なことかもしれませんが、現在でもかなりお年を召された方たちの中には、孫や曾孫の名前に「空」「天」が含まれると良くないイメージを持つ方も若干いらっしゃる様子です。
それでは、なぜ、昔は「空」「天」が赤ちゃんの名前から避けられていたのかについてご説明します。
「空」が良くないと言われる理由
もともと、「空」は、「穴」と「工」という字の組み合わせでできていて、「工具を使って空間を作る」「工具を使って穴をあける」といった様子を表す漢字なのです。
そのため、空という意味だけでなく、「空っぽ(からっぽ)」「空く(あく)」という意味も持ちます。つまり、この字を名前に持つと、中身のない人になったり、幸運が舞い込んできても逃してしまう穴のあるような人生になるという良くないイメージが昔は非常に強かったのです。
また、仏教における「空(くう)」は、「~を欠いていること」という意味があり、サンスクリット語の形容詞では「シューニャ(sunya)」となり、これはインドの数字における0(ゼロ)の名称でもあるため、前途の「空っぽ(からっぽ)」にも共通します。
仏教におけるもう一つの意味は「空ろな(うつろな)」で、気力や正気を失ってぼんやりとしている様子、虚しい様子を意味します。
「天」が良くないと言われる理由
「天」にも空と同様に広大で美しいイメージがありますが、昔は名前には縁起が悪い字とされ、赤ちゃんの名前には良くないと考えられて使用を避けられていました。現在では、天の川や天使などの美しく愛らしいイメージが真っ先にくるこの字は、昔は「天に昇る」「天に召される」、つまり、「亡くなって、魂が天へ行ってしまう」という良くないイメージが強かったのです。
確かに、天といえば「天国」、そこは亡くなった人の魂が行く場所です。また、キリスト教において、神様の心と人間の願いを伝達するために天界と人間界を行き来する愛らしい天使は、時には死を司り、生物から魂を引き離す役割を持つとも言われています。このように、「天」も「空」と同じく、両極端のイメージがある漢字のため、特に、プラスのイメージよりもマイナスのイメージをどうしても強く意識してしまう人は、赤ちゃんの名前に使うのは良くないと考えて、現在でも使用を避ける方もいる様子です。
夢に向かってはばたくイメージ!空を使った素敵な名前を名付けよう♪
昔は赤ちゃんの名前に避けられていた「空」「天」は、現在では広大な美しいイメージの方が勝つようになり、名前の一字として大変好まれる漢字となっています。どちらも両極端な意味を持ちますが、プラスの意味・プラスの意味の方を大切にすれば良いのです。
また、「空」「天」や、これらに関連する漢字と組み合わせて使う漢字もしっかりと選び、意味や由来がハッキリとしていれば、悪いイメージをさせない素敵な名前になるでしょう。
赤ちゃんの名前をつける時に最も大切なことは、名前が持つ意味や込められた願いです。子供の可能性は、晴れた日に限りなく続く青空や、夜空に輝く星の数のように無限大。将来の大きな夢に向かってはばたくイメージを「空」「天」やこれらに関連する漢字を使って名前に表現しましょう。