2018年05月08日公開
2018年05月08日更新
チャイルドシートは助手席の方が安全?取り付け方や日除け対策なども
皆さんチャイルドシートは車のどこに取り付けていますか?日除け対策やその他の安全対策はしていますか?今回はチャイルドシートを助手席に取り付ける際の注意点や、助手席に着けた場合法律違反にならない日除け対策はどのようにしたら良いのかを見ていきましょう。
チャイルドシートは助手席の方が安全?
日本では「チャイルドシートは運転席の後ろに付けるのが安全」と言われていますね。
しかし、「子供が複数人いて助手席につけなければならない」「子供が心配で助手席につけたい」「理由があって助手席につけなければならない」など中には運転席の後ろに付けることができないご家庭もあると思います。
まずはチャイルドシートを助手席につけても法律上は違反にならないのか、エアバックなどは助手席につけるとどうなるかを見てみましょう。
後部座席をチラチラ見る方が危ないことも
子供を後部座席に乗せると大泣きする・子供の姿が見えないから心配などのことから後ろをチラチラ見てしまったり、運転に対する注意が反れてしまいとても危険な運転になってしまうこともあります。
メーカーによっては新生児期のチャイルドシートはシートに対して後ろ向きに取り付けなければいけないものもあるので、後ろ向きで尚且つ後部座席に取り付けるとなるとますます心配になってしまうお母さんもいるのではないでしょうか。
いくら後部座席が安全だといっても運転手が危険運転をしてしまっては意味がないですよね。
子供が少しでも視界に入って安心するのであれば助手席に乗せるのは有りだと思います。
但し、安全な取り付け方をしてください。
助手席にチャイルドシートを付ける際の安全な取り付け方は後述していますので参考にしてみてください。
助手席チャイルドシートは違反なの?
結論から言いますと、助手席にチャイルドシートをつけることは法律上では違反になりません。
法律では、6歳未満の子供にはチャイルドシート又は補助椅子に座らせることが法律で義務付けられています。
しかし、子供が大きくなるにつれてチャイルドシートを嫌がるようになったり、子供によっては体格が大きくチャイルドシートに座らせるとキツそう…というご家庭もあるでしょう。
その場合にはジュニアシートという補助椅子を活用しましょう。
車のシートベルトは140cm以上の身長を対象に設計されているので、6歳以上であっても身長が140cm未満の場合にはチャイルドシート・ジュニアシートを使用することをお勧めします。
どちらのシートでも取り付け場所は決まっていないので、もちろん助手席に取り付けても違反にはなりません。
ジュニアシートはいつから使用できるの?
チャイルドシートからジュニアシートに移行するのはいつからが良いのでしょうか?
ジュニアシートの対象年齢は3歳からのものが多いです。
また、身長が100cm前後あるというのも一つの目安です。
ジュニアシートの設計上、100cm前後ないとシートベルトが首に引っかかってしまうなどの危険性もありますので、お店などで実際に合わせてみてから購入を検討してみてください。
助手席に取り付ける際にエアバッグはどうする?
助手席にチャイルドシートを取り付けた際に気になるのがエアバッグの事ですよね。
エアバッグは助手席に乗る人が標準な体格であることを想定して作られています。
そして、エアバッグが作動する速さは時速100km~300kmです。
前向きにチャイルドシートを付けていた場合、大人が助手席に座った位置よりも子供は高い位置で尚且つ、前寄りの位置になっています。
そのためエアバッグが作動した場合、子供は窒息であったり衝撃に耐えれなかったりということが起こってしまいます。
チャイルドシートを後ろ向きに着けていた場合、エアバッグ作動時の衝撃の吸収はチャイルドシート・頭・背中などで分散されますが、エアバッグの衝撃で助手席の背もたれなどに強打ということもあります。
ですので、取り付け方や安全面の対策ができるのは前向きでの使用だと思われます。
しかし、前向きの場合もシートの頭部分に後頭部が挟まってしまい首の骨を折ったり最悪の場合死亡するケースもあるのだとか…
チャイルドシートを助手席に載せるときはエアバッグをキャンセルしよう
チャイルドシートを助手席に乗せる際にはエアバッグが作動しないようにしましょう。
しかし、国産の車種はエアバッグオフの切り忘れや、誤った使い方を防ぐためにオンオフスイッチが装備されていません。
エアバッグを取り除いてしまうか、専門の修理工場やディーラーに相談するのが良いでしょう。
また、一部外車ではスイッチが装備されているものもあります。
まずは自分の車がエアバッグを操作できるか確かめてみましょう。
チャイルドシートの助手席への取り付け方
それではどのようにチャイルドシートを取り付ければ安全なのでしょうか?
前向きにチャイルドシートを取り付けるのがおススメですが後ろ向きでも可能なのでしょうか?
チャイルドシートの取り付け方やポイントなど抑えて、安全に取り付けてみましょう!
因みにちゃんと取り付けないとこのようなこともあります…
後ろ向きに取り付ける
助手席に後ろ向きでチャイルドシートを取り付け方は上にも記述したように非常に危ないです。
しかし、どうしても後ろ向きで取り付ける場合には、助手席を一番後ろまで下げ極力エアバッグから離れるように取り付けましょう。
また、新生児の場合はチャイルドシートの角度が一番低い位置になります。
新生児の場合、エアバッグ作動時は後頭部に直撃してしまい100%衝撃には耐えることができないので、後部座席に乗せることをお勧めします。
どうしても心配であれば、後部座席に乗せ後部座席を見ることができるチャイルドシート用ミラーなどを活用してみてください。
前向きに取り付けることも可能?
前向きに取り付けることももちろん可能です。
むしろ、助手席に取り付ける際には前向きを推奨します。
取り付けの際には後ろ向きに取り付けるのと同様に、座席を一番後ろまでさげて極力エアバッグから離すようにしましょう。
可能であれば上にも記述したようにエアバッグをオフにできると良いですね。
また、車種やチャイルドシートのメーカーによっては、助手席での取り付け方や向きの指定があるものもありますので、それぞれの説明書をよく読むようにしましょう。
チャイルドシートを助手席におくなら日除け対策を
法律では、運転席や助手席にカーテンやサンシェードを取り付けることは違法とされています。
窓ガラスにやその付近に何かを取り付けることは運転者の視野を妨げ、安心・安全な運転ができなくなるからです。
実際に助手席にカーテンなどを付けてみると、助手席側の視界はもちろんサイドミラーがとても醜くなってしまうはずです。
チャイルドシートが前向きでも後ろ向きでも日差しが当たってしまうものですよね…
日除け対策としてはチャイルドシートそのものに対策をするか、子ども自身に対策をしなければ法律上、違反となってしまう可能性が大きいということです。
助手席は後部座席より日差しが強い
助手席は後部座席よりも日の光を取り入れる範囲が多いため、必然的に日差しが強くなってしまいます。
お子さんの身長で前向きに座っていると、日除けなどもあまり意味がないですよね。
後部座席の場合は、運転席・助手席の座席や人などが陰になったりして、比較的直接日差しを受ける量が少なくなります。
後部座席は窓ガラスにカーテンやサンシェードなどを取り付けても法律上違反にはならないので、日除け対策としても日差しを受ける量が少なくなりますね。
日除け対策グッズのおすすめ商品
日除け対策グッズをご紹介していきます。
チャイルドシートに着けるものや、付いているもの、本来の使い方でないものもアレンジ次第ではチャイルドシートの日除け対策として使うことができます。
また、100円ショップの材料でお手製のチャイルドシート用サンシェードを作ってしまう方もおられるようです!
チャイルドシートはいろいろオプションが付いているとお値段もしますが、子供の安心・安全・健康を守るものですので、参考にしてみてください。
コンビ ホワイトレーベル チャイルドシート クルムーヴ スマート ISOFIX エッグショック
チャイルドシートと一体型のタイプです。
記事にUVカット加工がしてあり紫外線から赤ちゃんを守ります。
新生児から4歳まで使用することが可能です。
Aprica (アップリカ) 回転式チャイルドシート クルリラ AC グレー GR 【ISOFIX固定&ベルト固定両方可能】 フットステップ付き
チャイルドシートと一体型のタイプです。
左右からも衝撃を吸収する構造で赤ちゃんの安全を守ります。
子供の成長に合わせて肩や頭のアジャスターを調整することができます。
新生児から4歳まで使用することが可能です。
エールベベ 『日本製・安心トリプル保証付』回転型チャイルドシート クルットNT2プレミアム
チャイルドシートと一体型のタイプです。
簡単取り付けができるので、楽にチャイルドシートを移動することができます。
また、エールベベ独自の保証がありますので安心して購入することができます。
新生児から4歳まで使用することが可能です。
STYLISH PLUS(スタイリッシュプラス) ドレスアップ サンシェイド レイフリー ブラックマリン UVカット99%
ベビーカー用の日除けアイテムですが、幅を調整してチャイルドシートでも使用することができます。
日差しや紫外線をカットしてくれる優れものです。
UV99%カットなど様々なタイプがありますので、好みに合わせることもできますね♪
窓に張るタイプのフィルム
助手席・運転席側にカーテンやサンシェードを取り付けることは法律違反になりますが、可視透過率70%以上の物であれば窓ガラスにフィルムを貼ることが可能です。
自分で貼ることもできるのですが、気泡が入ってきたなくなってしまったり、うまく貼れなかったりということもありますので、カー用品店で一度相談してみると良いでしょう。
安全運転をするために一番いい方法を
運転手が一番安全・安心に運転できる方法が良いですよね。
だからと言って法律違反に該当するものは避けるようにしましょう。
筆者も後部座席に乗せており、子どもが大泣きするたびに後ろをチラチラ気にして運転していたり、車を止めて様子を見たり、時には心を鬼にして涙ながらに運転することもしばしばあります。
その度に「あまり良い運転ではないな…」「良い方法はないかな」と考えています。
皆さんも自分で出来る一番の方法を探してみてください。
また、これからチャイルドシートの購入を考えている方も日除け対策や安全対策などを参考にしてみてくださいね♪