今どきの小学生の恋愛事情！彼氏・彼女がいる割合や親の注意点は？

今どきの小学生は恋人がいて当たり前で、一緒に下校したり、LINEやグループデートを楽しんでいるようです。「付き合う」ということをファッションのように楽しむ小学生もいる中で、時にはそれ以上の行為に及んでしまう子供もいます。そんな子供たちに自分自身をどう守ってどう付き合うのがいいのか、彼氏・彼女ができたという子供を持つ親の注意すべき点などをご紹介します。

小学生の子供を持つ親は、よく彼氏・彼女がいるという話を耳にすると思います。しかしなぜ彼氏・彼女がいる小学生が増加しているのでしょうか。詳しくご紹介します。

今は小学5・6年生の4人に1人は彼氏・彼女がいるという割合が出ていますが、これは実際に告白したり付き合ったりという何かしらの恋愛経験をしているということです。これだけの割合で彼氏・彼女がいる小学生がいることに、親は驚くこともお多いでしょう。

ここまで彼氏・彼女がいる子が増加している背景は、ここ数年で女子向けの雑誌に恋愛特集などの恋愛ネタが掲載されるようになり、それを読んだ女子たちが彼氏を作るという恋愛ブームが起ったことによるようです。そこから恋愛に興味を持った女子が恋愛ドラマを観たり、様々な恋愛シーンを見て真似をするということが起こっています。今はテレビだけでなくオンラインでも様々なドラマを観ることができるようになっているので、親が気付かないうちに恋愛を学んでいるということが多いようです。

そんな恋愛ブームの中にいる小学生の「付き合う」とはどのようなことをするのでしょうか。最終的な未来を見据えた大人の恋愛とは異なる、小学生の「付き合う」ということの意味をご紹介します。

小学生の付き合うという意味には「好きだから付き合って」「いいよ」という会話の中で、お互いに好きと認識しているということを「付き合っている」と言うようです。クラスや学年で告白ブームが起きると、クラスのほとんどが付き合っている状況が生まれるのは、このようなお互いに好きと認識しているということが付き合うという意味になっています。

小学生の女子は男子よりも積極的で精神的な成長も男子を上回ります。「付き合って」と告白してきた女子が何人かいる好きな人の中の1人であれば、精神的に幼い男子はOKと言います。昔で言う両思いを付き合うと言う言い方に変えているようにも感じますね。

小学生でも携帯やタブレットを持っていれば、2人きりでLINEのやりとりを始めます。個人的におはようやおやすみのやりとりをしたり、学校ではなかなか話せないようなことを、LINEでやりとりしているようです。2人だけのやりとりというところで、付き合っていると言えるようです。

付き合っているときは、週末などの学校が休みの日や放課後に2人だけで会ったり出かけるようです。お揃いのキーホルダーを買ったり、お菓子を買って一緒に食べることも付き合うという範囲に含まれます。

お互いに好きと分かって付き合うことになれば、中にはキスやハグをする小学生もいます。男子よりも成長が早い女子は、男子とのキスやハグも抵抗なくしているようです。ただ、この段階はあくまでも小学生の一部で、お互いに好きと分かればそれだけで満足する子がほとんどです。

小学生の付き合うことの意味は両思いと似たところがありますが、そんな彼氏・彼女がいる小学生はデートで何をしているのでしょうか。詳しくご紹介します。

男子よりも精神的に成長が早い女子の方が、男子をリードして付き合うことが特徴のようです。告白することもデートの予定を立てるのも基本的には女子が行い、男子は言われるがままというカップルが多いのかもしれません。小学生男子は告白されたから付き合うという程度の、本当にその子が好きで付き合うという女子と同様の感覚はほとんどないのが実情です。

2人きりで出かけるのは抵抗があるという小学生男子とのデートには、他のカップルを含んだ数人のグループで公園に集合することが多いようです。放課後や休日は公園に集合して、お菓子を食べたりブランコでおしゃべりなど、可愛いらしい一面も見られます。

カップルが2〜3組集まってデートをするグループデートに出かけることがあります。行き先はショッピングモールや公園、マックなどのファストフード店が多いようです。グループデートしている子供達は、お小遣いを持って飲み物やお菓子を買って遊んでいるようです。

小学生もちょっと大人びた高学年になると、ショッピングモールや映画にお出かけというデートも増えてきます。大人の目が届きにくくなってしまう分、親は心配や不安が多くなると思います。お金を持って出かけるため、トラブルにも注意したいですね。

小学生のデートは行き先の選択肢が少なく、選択肢に入るのはお互いの家というパターンもあります。お互いにお菓子を持ち寄り、ゲームをしたりおしゃべりをしたりして遊んでいるようです。そのような場合は、親は大人がいない家には勝手に入らないように注意するようにし、行動に気を付けるように話しておきましょう。

誕生日やクリスマスは大人にとっても特別な日と感じることが多いでしょう。小学生でもそういった日にはプレゼントを交換したいと思うようです。お小遣いの範囲内で済ませられるように、金額を確認して購入するように親からも注意しておくと安心です。簡単に作れるお菓子やペアのキーホルダーなどがおすすめです。

彼氏・彼女ができた恋愛中の小学生はあっという間に行動範囲が広がり、世界も広がります。それと同時に危険な体験や親が不安に思っていたことが現実になることもあるということを、親は理解しておかないといけません。彼氏・彼女がいる小学生を子に持つ親が注意しておきたい点を5つご紹介します。

思春期を迎えたあたりの小学生であれば、もう妊娠してもおかしくない身体になっていることでしょう。そのような行為は子供ができてしまうという身体の仕組みを、親からきちんと伝えることはとても大切なことです。小学校の性教育はさらっとしか教えていないため、男女の違い程度にしか理解していない小学生がとても多いです。ぜひ、いいチャンスだと思って親から子へきちんと話しましょう。

SNSはできる限り中学校を卒業するまで利用させないようにするのが1番安心です。まずは親と使い方の練習をして、していいこと・悪いことをしっかり教え込みましょう。安易に使わせて、彼氏の気持ちを繋ぎ止めたいがために、裸の写真を送ってしまってそれが拡散されてしまったということもあります。1度ネット上に上がった写真を完全に消すのはとても難しいことなので、そういうことも含めて親子で話し合い、極力利用しないように気を付けましょう。

子供の彼氏・彼女の親の連絡先を把握しておきましょう。相手の親が共働きの場合は日中家に誰もいないなど、そのような家庭の状況を覚えておくことも子供を守るために大切なことです。もし誰もいない家に行ってしまった場合、いくら子供だと言っても一線を超えてしまうことは珍しいことではありません。相手の親とこまめに連絡を取り、子供の様子に変わりはないか確認することも大切です。

何もルールを作らずに小学生にスマホを与えていませんか。親が分からないような暗証番号を登録させたりせず、スマホの履歴やアプリは何を使っているか確認できるようにしておきましょう。彼氏・彼女との他愛もない会話だけであれば気にすることはありませんが、恋愛以外でも小学生が閲覧しないほうがいいサイトを閲覧している可能性があります。小学生のうちは親が確認することを子供と約束しておきましょう。

自分の考えを否定されることは大人でも嫌な気分になりますよね。小学生のくせに彼氏・彼女を作るなんてと恋愛に関して頭ごなしに否定すれば、子供自身を否定することになります。人のことを好きになることは決して悪いことではないはずです。子供の意見を聞き、小学生で付き合うときのルールを一緒に考えてみましょう。

小学生で彼氏・彼女ができた恋愛中の子供を持つ親は、取り返しのつかない事態になる前に、子供への性教育をきちんと行っておきましょう。家庭でできる性教育のやり方をご紹介します。

赤ちゃんはどうやってできるのかという子供の質問に、的確に答えることはできますか。ストレートな質問ですが、自分の身体や相手を守るためにも性教育は疑問を持ったときに始めるのがおすすめです。子供から出た純粋な質問には、濁すことなくしっかり答えてあげましょう。

性教育をするためには、まず親が正しい知識を身に付けておかないといけません。小学生の子供にも分かりやすく噛み砕いて答えてあげられるように、もう1度正しい知識を学びましょう。意外と間違って覚えていることもあるかもしれませんよ。

年齢が低くても分かりやすく、性教育を正しく学べる本です。性についてリアルに書いてある本なので、間違った性の情報を学ぶ前に親子で読んで、会話のきっかけにしましょう。小学生でも思春期に入ってしまうと恥ずかしがってしまうかもしれませんが、早い段階で読んであげるのがおすすめです。

小学生でも恋愛を楽しむ時代です。親離れの時期と重なることもあり不安になることもあるかもしれませんが、子供の恋愛に関しては厳しく叱ることなく、子供の気持ちを尊重して子供たちの恋愛を温かく見守り、健全にお付き合いできるように見守りましょう。