男の子・女の子の名前『まひろ』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査！

名前に使われている漢字を見れば、男の子なのか女の子なのかのイメージが付けやすいですが、響きだけではどちらにもイメージできる名前がたくさんあります。「まひろ」もその中のひとつで、中性的な名前としても人気があります。

学校や職場や知り合いなどに、「まひろ」という名前を持つ人がもし男性なら、「まひろ」と聞いたときに男の子の名前だと感じる人もいれば、その反対に女の子の名前だと感じる人もいます。ですが、どちらにしても「まひろ」は使う漢字にもよりますが、男女どちらにも使えるステキな名前です。

「まひろ」と読ませる漢字はたくさんあります。漢字そのものの意味や由来も気になりますが、画数で行う占いもあるので名前の漢字選びに悩む方が多いです。言葉の響きやイメージだけで決めたり、親の名前から一文字取ったりなど、名前の決め方は色々ですが、どんな人間に育って欲しいのかという願いを込めて決めることが多いです。

男の子でも女の子でも、誰に対してもやさしくできる人に育って欲しいと考える方も多いのではないでしょうか。そんな願いを込めて「まひろ」と名前を付けるなら、「真優」や「満優」のように「優」を使うことで、温かい心を持つ優しくて穏やかな人に育って欲しいという願いが込められます。

「優」の画数は17画で、読み方は「ゆう」や「やさ（しい）」が一般的ですが、人名として使う場合は「すぐる・ひろ・まさる・ゆ・ゆたか」と読ませることができます。赤ちゃんを名付けるとき、読み方で迷うこともありますが、名前に限って使われている読み方もあります。

決して当て字ではありませんので、どうしてもこの漢字が使いたいと考えた時は、名のりも調べると名前に使える漢字がたくさんあります。さらに「真」と「眞」で迷う方もいますが、どちらも画数、意味共に同じで、誠実で純粋に前向きに生きることができる人に育って欲しいという意味があり、画数は10画です。

まだ小さな赤ちゃんの間は別として、成長して漢字で名前を書く機会が増えてきたとき、女の子ならかわいいイメージの漢字を使った「まひろ」がいいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。そんなイメージにピッタリな「まひろ」なら「愛陽」や「愛皓」など「愛」を使う「まひろ」はいかがでしょうか。

「愛」を人名で使う場合「あ・なり・めぐむ・よし・よしみ・より」などの他「まな」と読ませることもできるため「まひろ」にも使われています。「愛」は13画で、思いやりのある子に成長して欲しいという願いや、周りからの愛情をたっぷり受けられますようにという願いも込められています。

「陽」の画数は12画で、太陽に使われる漢字でもあり、周りを元気にするような生き生きとした人になれるようにと願いが込められます。「皓」の画数も12画で、清らかで汚れなく輝いているという意味があり、「愛皓（まひろ）」という名前には、誰よりも光り輝き、周りから愛される人に育って欲しいといった願いが込められています。

麻比呂、茉尋、茉陽呂など「まひろ」には、植物や花などをイメージする漢字もよく使われます。「茉」はジャスミンの和名である「茉莉花」にも使われているように、「茉」を使った名前には、ジャスミンのように優しい香りで人を癒し、可愛らしく穏やかで、上品な人に育って欲しいという願いが込められています。

「茉莉花」は「まつりか」と読むのですが、これは、サンスクリット語の「mallikā（マリカー）」が由来といわれています。「麻」は、服の素材としても人気があり、「麻」を使う名前には、麻の持つ自然の温かさや丈夫さと同じように、周りを包み込む優しい人になって欲しいという願いが込められています。

名前を漢字ではなく、ひらがなで名付けることも多く、特に女の子はひらがなの方が可愛いイメージもあるため、「まひろ」とひらがなで名付けることもあります。ひらがなは、漢字のくずし字として生まれ、主に女性が使っていたこともあり、名前に使うとより印象が柔らかくなるイメージがあります。

さらに、難しい漢字を使った名前だけでなく、流行りの「キラキラネーム」では、「海」と書いて「マリン」と読ませるような、一般的な読ませ方にしない名前にすることもあるため、場合によっては説明が追い付かず、間違った名前で呼び続けられてしまうこともあります。ですが、ひらがなの名前ならそういった心配もありません。

ひらがなの名前にはデメリットもあります。よく聞くのは、年齢で印象が変わってしまうことです。ひらがなの名前は、赤ちゃんや小さな子供だったら可愛いで済むけれど、年齢を重ねると軽く見えてしまうことがあります。また、漢字のように文字に意味を込めにくいというデメリットもあります。

名前は、赤ちゃんにどんな風に育って欲しいのかなどの願いを込めて名付ける大切なものですが、音の響きや、漢字の見た目のかっこよさや雰囲気で名付けてしまうこともあります。後から調べたらあまり名前にはふさわしい漢字ではなかった、などということにならないためにも気を付ける点がいくつかあります。

名前に使える漢字は、戸籍法により現在約3,000字と決められています。そのため、使いたい漢字に出会えても、それが決められた漢字以外だった場合は出生届そのものの受理がなされません。漢字の意味や由来の確認も大切ですが、名前に使えるのかどうかを法務省のホームページにある「戸籍統一文字情報」で検索してみましょう。

赤ちゃんの名前を決めるとき、名付けに関する本や、姓名判断などを利用する人もいますが、そういったサイトなどで、使用を避けた方がよい漢字の一覧を見る事もありますが、基本的に使わない方がよい漢字はないといわれています。

同じ漢字でもいい意味と悪い意味を合わせ持つものがあったり、元はあまりいい意味ではなかった漢字が、現在はとてもいい意味に変わっている漢字もあります。このように、文字の意味は普遍性や永続性がないといわれています。ですが、使っていけない漢字はないとはいっても、人が不快を感じるような漢字は論外です。

「まひろ」は「真広」のように誰が見ても読みやすい漢字の名前もありますが、「優颯」や「万恕」のような、やや読みにくい漢字を使った名前もあります。特に「優颯」は「まひろ」ではなく「ゆうそう」や「ゆさ」などと読まれることが多く、読み間違われやすいといえそうです。

読みにくい漢字は、画数が多く難しい漢字のこともあり、字を覚えたての小さな子供には書きにくいこともあります。どうしてもこの漢字でなければ思いが伝わらない、ということもありますが、読みにくい漢字はできれば避けた方が子供のためにもよいといえるでしょう。

苗字が3文字、例えば「五十嵐」や「大久保」などには、3字や1字よりも2字の名前の方がバランスがよいといわれています。なお「林」や「森」のような1字性なら、2字や3字の名前でまとめるとバランスよく見えます。

「まひろ」は植物をイメージした漢字を使った名前にすることも多いですが、もし「松木」や「花田」のように苗字が植物系なら、漢字のへんが被らない漢字を選ぶとバランスがとりやすくなります。

赤ちゃんの名前を考えるとき、夢中になり過ぎて苗字とのバランスを忘れてしまうことがあります。せっかく素敵な名前を付けても、苗字から書いたときの見た目やバランスが悪ければ残念な思いをします。漢字そのものが読みやすいことも大切ですが、バランスも考えて名付けるようにしましょう。
 

「まひろ」は、男の子にも女の子にも付けられる素敵な名前です。読んだときの響きも可愛く、名前を呼ぶだけで幸せな気持ちになれそうです。名前に合う漢字も色々あり、親の願いや希望も込めやすく、「まひろ」は男の子も女の子も素敵大人に成長してくれそうな、そんな名前でもあります。

選ぶ漢字によっては、説明しないと「まひろ」と読んでもらえなさそうな名前もありますが、「名は体を表す」ということわざもあるように、その漢字だからこそ相手に伝わるということもあります。これは！と考える「まひろ」を選んで、赤ちゃんにプレゼントしましょう。