2021年09月24日公開
2021年09月24日更新
ナメクジの駆除・退治方法は？屋内の対策方法まとめ【薬/ビール/石灰】
塩をかけると退治できるナメクジは、駆除をしても色んな場所からまた発生してきます。ナメクジ退治に塩対策が効果あるのは知っているけれど、他にもビールを使うなど色々な駆除方法がありますので、それをしっかりと知りナメクジ対策に役立てましょう。
目次
キッチンに現れたナメクジ駆除対策には塩＆熱湯！
一年の中の梅雨時になると、家の中のキッチンには、ナメクジが発生してきます。
買い物で買った野菜に、もともとナメクジの卵が付いていた場合、屋内のキッチンは、生ゴミと適度な湿気があるので、発生するには好都合な条件になります。ナメクジの卵は直径１ｍｍほどで、目にはほとんど見えずとても分かりずらいです。
湿気と、卵の産卵場所と、隙間の条件がそろえば、屋内でもナメクジは大量に増えていくのです。
駆除をするにしても、食品を扱うキッチンで、人に影響がある様な薬はあまり使いたくないものです。そんな時の駆除対策のひとつとして、キッチンの中にある塩や、熱湯をかけて駆除する事をオススメします。
塩と同じように身近なものでナメクジ駆除対策をしてみる
塩と同じように安全でかつ身近なものでナメクジの駆除対策ができます。ビールを飲んでいて、余ってしまった時、捨てるのはちょっと待ってください。このビールで家の中のナメクジを駆除できるのです。
ビールによるナメクジの駆除の仕方はとても簡単です。
ナメクジは、ビール酵母や麦芽の香りがとても好物なので、放っておいてもナメクジの方からビールの方によってきてくれます。
その他、バナナの皮や、キャベツの葉っぱでもナメクジは寄ってきます。
ビールを使った駆除対策のやり方
まず、容器を用意しましょう。その際、入れ物は特にこだわらなくても大丈夫です。
適度に深さがある皿でもいいですし、ちょっとナメクジが入るのが嫌と言うならば、食べたプリンや何か入っていた食材のケースがあれば駆除ができます。
我が家は、ビールではなく発泡酒だと言う方も大丈夫です。
ビールには及びませんが、発泡酒にも同じ成分が入っていますので、ナメクジの駆除に活用できます。ただビールの香りがなくなると駆除の効能がなくなりますので、取替えは必要になります。
後は、置き場対策ですね。庭にある落ち葉などが重なる場所や、家の中でも湿気を含んでいる場所なんかに置いておくと駆除効果があります
ナメクジ対策に塩が効果的な理由とは
子供の頃、よくナメクジを見かけると塩で駆除していたイメージがありますが、そもそもなぜナメクジには塩が効果あるのでしょうか。
それはナメクジに塩をかけると浸透圧で縮んでしまうからです。
塩をかけると、みるみるうちに小さくなっていくその様子を見た事があると思います。ナメクジの成分がそのほとんどが水分で出来ています。そこに塩を振り掛けると、ナメクジの体の水分を奪ってしまいます。
ナメクジの体には、目に見えないほどの無数の小さな穴があって、そこから塩が入りこんでしまうのです。この現象は、塩に限らず砂糖でも同じげんしょう現象が起こり駆除ができます。
ナメクジ退治には、石灰対策でも効果アリ！
ホームセンターに売っている消石灰、または生石灰を、ナメクジの好きそうな場所にまいておくと、ナメクジ駆除対策に効果的です。
また、消石灰をナメクジにかけると、塩と同じ原理で水分を奪ってしまうので、解けてしまうので駆除にもなります。庭先などに、強アルカリ性の消石灰をまいていくとナメクジ対策になりますし、人間、植物には無害です。
庭先に、大量に塩をまくとなると、お金がかかりますが、消石灰なら何百円でナメクジの駆除対策ができます。消石灰とは、水酸化カルシウムの別名で、学校のグラウンドに使われていた白線も消石灰です。
ナメクジの活動時間は夜の8時～10時位です。
この時間を見計らってトラップを仕掛けておくといいでしょう。
玄関のナメクジ退治は塩と駆除剤を上手く活用する
玄関にナメクジが出る事がありますが、家の中ですとこれは、日当たりが悪い玄関や、ジメジメとしている玄関に発生する確率が高いです。雨が降って濡れた傘を玄関に置いたり、濡れた靴や長靴を玄関に置いたままになるので、必然的にナメクジが好む場所になるのです。
ナメクジが一匹だけ玄関に出てしまった時の駆除対策は、塩を使うのが手軽ですし効果的です。ただ大量にナメクジが玄関に出没してしまった場合の駆除対策は、ナメクジ専用の駆除剤を使う事を検討したり、玄関にビールの残ったものを使って捕獲してみるのもいいでしょう。
安全性の高い駆除剤と塩で、ペットがいる家庭でもナメクジ退治が出来る
ナメクジを駆除する薬品などは色々な種類があります。
家庭菜園をしている人などはナメクジにせっかく育てた作物を食べられてしまうために駆除対策はしたいものですが、農薬などは使いたくないと思います。
なぜ野菜にいるナメクジを退治しなければならないのか
野菜の幼苗期に被害にあってしまうと、苗が茎だけになってしまうほどナメクジの被害にあうこともあります。
また、ナメクジが卵を産みつけ大量発生してしまうと、新芽部分を食べられてしまい、生育不良の野菜が出来てしまいます。
特に、秋に植える苗には注意してください。
ナメクジは一年中見かけますが、発生するのは春だけで後は、後は半年ほどかけて大きくなり、秋にかけて増えていくのです。
ナメクジはとても乾燥に弱いです。
ですので、手入れされていない畑や落ち葉や果樹園などがある場所にもナメクジは発生しやすくなります。
では、ナメクジに被害にならないために予防できる事とは何か
◇畑の雑草をこまめに刈り取る
◇木から落ちた落ち葉や枯葉を取り除き、使った道具もきちんと手入れする。
◇果物などの果樹園から菜園を遠ざけるようにする。
◇ナメクジの小さい時期に見つけ駆除する。
◇次の年の事を考え、今年のうちに成長したナメクジを駆除しておく。
◇畑ではなく、プランターや鉢を使って栽培したい人は、縁に３センチ以上の銅製の網や板などを取り付けることで、ナメクジの侵入を防ぐ事ができます。
色んな駆除対策
◇屋内でペットを飼っている方には、容器に入っている駆除剤や、安全性の高い駆除剤などを使用し駆除対策をする事ができます。
◇家庭菜園などをしている方などには土の上に置いたり、ばら撒いたりするタイプの薬があります。
◇家の中などで絶対に薬を使いたくない人には、少ないナメクジなら熱湯をかけたり、ナメクジはカフェインが嫌いなので、薬の代わりにコーヒーカスをまいておくと駆除対策になります。
◇竹酢液や木酢液を薬の代わりに使用すると、ナメクジの駆除に効果もあり、植物にも安心です。またホームセンターで売っている椿油の粕は、ナメクジに硬化があると言われています。
◇市販の薬では、ナメトールと言う駆除剤がオススメです
◇薬を使いたくない人には、捕獲タイプのナメクジ駆除製品もあります。
配水管のナメクジ退治には、塩と配管トラップが効果的
家の中にあるキッチンなどに出てくるナメクジは、下水の配管で冬を越すことがあります。キッチンの下にある下水に集まっていて、下水からキッチンに上ってくるのです。
そして、キッチンで発見したあと、水で流してしまおうと思っても、それではナメクジは駆除できません。
屋内のキッチンにあるシンクの中にもたまにナメクジが姿を現すことがありますが、ナメクジは湿気と水気を好み、そこに生ゴミという餌があることで出現し、卵を産んでしまうのです。キッチン下の配管から出てくる場合は、ホームセンターなどに配管トラップと言うものが売っていますので、試してみるのもいいでしょう。
塩以外のナメクジ退治法
家の中でたまに窓を開けると、網戸なんかにナメクジがはりついている時があります。また屋内の窓のさっしなんかも閉めたつもりでも閉まってない場合もちょくちょくあります。外から家の中に侵入してくるナメクジの体長はとても小さいので、簡単に屋内に入りこむことが出来ます。
屋内にある和室の畳からもナメクジは侵入してくるのです。
この方法は、ムカデにも効果があるのですが、屋内の畳をあげて、そこに新聞紙を敷き詰めてまた元に戻すと、隙間がなくなり家の中に入ってくるナメクジや害虫の侵入をふせぐ事が出来るので試してみてもいいでしょう。