2019年12月09日公開
2019年12月10日更新
へその緒ケースのおすすめ9選!上手な選び方や保管方法も詳しく解説!
へその緒はお母さんと赤ちゃんの大切な絆の証。大切に保管するには専用ケースがおすすめです。へその緒ケースといっても種類はさまざま。いっぱいありすぎて迷ってしまうほどです。どのように選んだらいいのでしょうか?おすすめのケースもあわせてご紹介します!
目次
知ってるようで知らない『へその緒』とは?
へその緒とは?
へその緒は赤ちゃんとお母さんをつなぐチューブのような役割をしています。おなかにいる赤ちゃん(胎児)は、へその緒を通してお母さんの体から酸素や栄養をもらって成長してきます。胎児のおへそについているへその緒は、お母さんの子宮内にある胎盤とつながっていて、そこから栄養分を取り込んだり老廃物を排出して胎盤へ運ぶ働きをします。正式名称を「臍帯(さいたい)」といいます。臍帯は大人の親指位の太さで、長さは50~60センチ位あります。
へその緒は出産のときに赤ちゃんのおへそについたまま出てきます。お医者さんや助産師さんが分娩後すぐにへその緒を切ってくれます。赤ちゃんのおへそに少し残っているへその緒は、産後1週間~1か月程度で自然に乾燥して取れてしまいます。
ところで、臍帯には凄い力があることをご存じですか?切り離した臍帯から採取した臍帯血は、白血病などの治療に有効に使われます。また多くの哺乳動物は、出産時に自分自身で臍帯を噛みちぎり、胎盤も臍帯も全て食べてしまいます。胎盤や臍帯には栄養が豊富で、産後の体力回復に効果的である事を本能的にわかっているのかもしれません。
へその緒はとっておかなくてはならないもの?
へその緒は必ず保管しておかなくてはならないものでしょうか?
親子の証としてへその緒を保管しておきたいという考えで保管する人が多いといいます。出産した病院でへその緒ケースをもらったから、保管するのが当然と思っている人もいるかもしれません。保管しておきたいと思っていても、紛失してしまったり、カビや虫がついて保管しておけない状態になってしまう場合もあります。一方で、へその緒はなくても大丈夫と保管しない人もいます。考え方は人それぞれ、各家庭で話し合ってみることをおすすめします。
へその緒は必ず保管しなくてはならないということではなく、各家庭の考え方によって、自分自身や子供が後悔しない方法を選択するのがいいと思います。
絆翔くん
— マツケン (@ymmk0815) June 1, 2019
お腹の中でお母さんとしっかり
繋がってたへその緒
今日そのへその緒全てが
取れました👏🏻👏🏻👏🏻
これは大事な宝物として
取っとこ☺️#へその緒 pic.twitter.com/1EdXDj3kjT
生後3週間の息子のへその緒が取れました。長男次男と2人のへその緒取れに立ち会えて感激です。#育児 #頑張るパパママ #育休 #へその緒 pic.twitter.com/2HuZkbEPxr
— パパトラベラーたいてぃん@育児パパ (@cpge0266) September 29, 2019
実は昨日のクリスマスに、
— Una Luke Maria (@marikate1009) December 26, 2017
ユーナのへその緒がとれました
🐻🍼🎀
大切にとっておこう。#ユーナ #娘 #へその緒 #クリスマス #記念に #くま pic.twitter.com/7Qxgkrh8py
へその緒ケースの選び方は?
通気性のよい素材で選ぶ
へその緒はケースに入れて長期保管するものです。大切に保管するのに最適なのは、通気性の高い素材でつくられたケースです。通気性の高い素材のケースであれば、へその緒にカビが生えたり、腐食してしまったりするトラブルを回避してくれます。へその緒を長期保存するケースとして優れている素材は、桐や白樺を使った木製です。湿気対策としてケースに乾燥材を入れておくのもよいでしょう。
プラスチック製や布製のケースも多くみられますが、湿気に弱く通気性がよくないためにあまりおすすめできません。へその緒ケースは100均などにあるケースで代用して保管してもいいのでは?と思いがちですが、ママと赤ちゃんをつないでいた大切なへその緒は、長く大切に保管しておける専用ケースに入れて保管することをおすすめします。
【へその緒ケースでおすすめの素材①】桐
桐は衣装ケースやタンスの材料にも使われる木材です。湿気に強く、通気性が高いという特徴があり、大切なものを保管するのに優れています。さらには抗菌や防虫効果があり、へその緒ケースとして最適な素材といえます。なめらかな手触りや、ナチュラルでシンプルなデザインであることも人気の理由のひとつです。
【へその緒ケースでおすすめの素材②】白樺
白樺には、外気の温度変化の影響を受けにくい特徴があります。さらには防腐効果もあるので、へその緒の保管に適した素材です。また、木の温かみを感じられるのも魅力といえます。
デザインで選ぶ
へその緒ケースは種類やデザインが豊富でどのように選んでいいのか迷ってしまいます。そんな方に人気のデザインをいくつか紹介します。
へその緒を記念品として大切に保管するのに人気のケースは、赤ちゃんの名前や誕生日などを刻印できるデザインです。名入れサービスで購入時に刻印してもらえるケースもあります。また、赤ちゃんの名前や誕生日、出生時の身長や体重、出産時刻などの記入欄に自分で書き込むデザインもあります。赤ちゃんが誕生した年の干支のイラストと名前を刻印できるデザインもあります。
また、へその緒だけを保管するのか、へその緒と一緒に乳歯や母子手帳などの思い出の品をまとめて収納するのかによってケースのデザインを選ぶのもよいでしょう。
へその緒だけを保管するのであれば、単体タイプのケースがおすすめです。単体タイプならコンパクトに保管できるので保管場所に困りません。子どもが複数いるのであれば、誰のものか区別がつくようにしてあげてくださいね。
へその緒だけでなく、思い出の品をまとめて収納できる便利なデザインもあります。乳歯や母子手帳も収納できるデラックスタイプ、産毛や乳歯などの子どもの成長の証を一緒に保管しておきたいという人は、ケースセット、といった目的によって異なるデザインも多くみられます。1つのケースの中にすべてを一緒に収納できるオールインワンタイプ、記念品別に小分けした入れ物を1つの収納ケースに入れるタイプなど、へその緒ケースといってもさまざまな種類があります。
どのように保管したいのかという目的や、自分の好みのデザインで選ぶなど、お気に入りのケースを見つけてください。
へその緒ケースはどこで買えるの?
へその緒ケースは出産後に病院でもらえることもあります。出産前に購入しようと思っている人は確認しておくことをおすすめします。また、病院によっては売店で買うこともできます。病院以外では、赤ちゃん本舗や西松屋などのベビー用品専門店やデパートなどのベビー用品売り場でも購入することができます。またインターネット通販でも種類が豊富です。
へその緒ケースのおすすめ9選!
へその緒だけを保管する単体タイプのケース6選!
名入れができて、デザインも選べるへその緒ケース
通気性、防虫性がよく、長期保存に最適な国産の桐箱を使ったへその緒ケースです。
シンプルだけれど、温かみのあるイラストが人気で、星座のデザインまたは四季をイメージしたオリジナルのイラスト全16種類から選ぶことができます。星座のイラストはありそうでなかったと人気です。また、四季のデザインも花や鳥、雪などをモチーフとした季節ごとにカラーも異なるイラストで、ほんわか温かい気持ちになれると好評です。名前の刻印も、ローマ字・ひらがな・漢字から選ぶことができます。シンプルで優しいイメージのデザインが好きな人におすすめのへその緒ケースです。
【サイズ】外寸:縦49mm/幅79mm 内寸:縦34mm/幅64mm
名入れができて干支が選べるへその緒ケース
名入れ、誕生日、誕生時刻を刻印してくれる世界にひとつのオリジナルへその緒ケースです。通気性のいい桐の箱なのでお母さんと赤ちゃんの大切な思い出を大切に保管できます。コンパクトでシンプルなケースなので、保管に場所をとらずおすすめです。名前の字体はアルファベット2種、ひらがな、漢字から選べます。また付属品として脱脂綿、乾燥シートがついています。
【サイズ】横幅約5.0cm、高さ約5.8cm、奥行約2.0cm
かわいらしいまめの形をしたへその緒ケース
国産の高級桐をカットした桐材を1つ1つ手作りで研磨して作り上げられたへその緒ケースです。赤ちゃんが健康にすくすく育ってほしいという願いを込めたまめ型のフォルムが、愛おしさを感じる仕上がりです。
へその緒ケースに名前や生年月日、身長などを記入できるようになっているので、記念品として保管するのにぴったり。生まれた時間を時計のように書き込めるデザインがおしゃれ。また、保管にうれしい乾燥材がついています。素敵ななこだわりがいっぱいの、おすすめ商品です。
【サイズ】縦5.3×横8.3×厚さ2.3㎝(内寸:約3.7×7.1×1.2cm)
かわいいしずく型のへその緒ケース
かわいらしいしずくの形が人気のへその緒ケースです。総桐材で、湿気や虫から大切なへその緒をしっかりと守ってくれます。職人さんが手作業で仕上げた滑らかな触り心地も素晴らしく、しずくの先端も危なくないように丸みを帯びて仕上げられています。シンプルながら温かみと愛おしさを感じられます。
※名入れのサービスはついていません。
【サイズ】縦70×横40×高20(mm)
シンプルが一番!という人におすすめのへその緒ケース
桐製の箱におめでたい鶴と亀の絵が金色で描かれているシンプルなへその緒ケースです。どこか古風で昔懐かしい桐箱で大切なへその緒を保管してみてはどうでしょうか。
※名入れサービスはついていません。
【サイズ】 (幅×奥行×高さ) :52mm×75mm×20mm
こけしを現代風にアレンジしたキュートなへその緒ケース
伝統的な卯三郎こけしを現代風にアレンジしたへその緒ケースです。職人さんがひとつひとつ手作りで作るため、色、風合いのそれぞれが一点もの。桐を使用しているので湿気防止、防虫の特性があるので保管に最適です。素朴でかわいい表情のこけしがやさしい気持ちにしてくれます。
へその緒は底についている蓋を開けてを収納します。ワンポイントで入れるデザインも、かわいいあひるとくじらの2種類から選ぶことができます。無料で毛筆で名入れをしてくれるサービスもあります。紙箱入りなので贈り物にも最適です。
【サイズ】6㎝x6㎝x高さ6.5㎝
へその緒と思い出の品をまとめて収納できるタイプのケース3選!
乳歯と一緒に保管できるへその緒ケース
高級榉材天然木使用したへその緒ケースは乳歯も一緒に保管ができます。通気性の良い榉材は腐食に強く防湿・抗菌性に優れています。その榉材を職人が滑らかになるまで妥協を許さず丁寧に磨いています。
ふたを開けると、ふたの裏に出生記録が残せるようになっています。出生記録はシールとして同封され、手書きで記入してから貼るようになっています。乳歯が抜けた日付を記録するシールもあり、子供の成長と思い出を大切に保管できます。
【サイズ】140×100×32ミリ
メモリアルをひとつに保管できるメモリアルボックス
国産の高級桐を使用したメモリアルボックスです。乳歯ケース、へその緒ケース、母子手帳ケースが1つにまとめて保管できます。丸みをおびた乳歯ケースとへその緒ケースがやさしい雰囲気で大切な思い出を保管するのにおすすめです。ふたの裏に赤ちゃんの写真を入れられるデザインになっています。名入れもできるので、出産祝いの贈り物としても最適です。
【サイズ】縦21.8×横23.8×厚さ4.7㎝ (母子手帳サイズは縦20cm、横11cmであれば保存可能)
母子手帳や乳歯と一緒に保管できるへその緒ケース
母子手帳や乳歯と一緒に思い出をまとめて保管できるへその緒ケースです。『おいたちの小箱』は工場で職人がひとつひとつ丁寧に手作りしています。ケースの内部は上段・下段に分かれていて、上段にはへその緒や乳歯を、下段には母子手帳などを収納することができます。中央のへその緒を入れるスペースにはふわふわした中敷き綿が敷いてあり、しっかりとへその緒を守ってくれます。出産祝いやお子様用としても人気な商品です。※手書きの名入れサービス(無料)があります。
【サイズ】W139×D187×H68
へその緒をしっかり保管するにはどうしたらいいの?
へその緒は、湿気に弱いのでケースに入れておくだけで保管できるというわけではありません。保管する方法によっては、虫やカビがついてしまうことがあります。そんなことにならないように、大切なへその緒をしっかり保管しましょう。
虫やカビを防ぐためには、しっかり乾燥をさせなければなりません。乾燥剤をケースに一緒に入れるとしても、生乾きのへその緒ではカビが生えることも考えられるので、完全に乾燥させることが重要です。乾燥させたへその緒は桐や白樺など通気性の高いケースに保管するのがおすすめです。
また、へその緒ケースを保管する場所も湿気が少なく気温変化の少ない場所を選んでください。長い期間保管するので保管場所がわからなくなったなんてことがないようにしましょう。
へその緒を大切に保管しておくのは日本だけなの?
へその緒を保管するのは日本特有の文化!
日本では、へその緒を大切に保管する文化がありますが、世界的にも共通の文化なのでしょうか?
欧米で出産をした日本人が、産まれた後にへその緒を欲しいとお願いすると、非常に驚かれるようです。どの位の量が必要なのか、何のために使うのかを聞かれることもあるようです。欧米の人からすると「へその緒を大切に保管する」という考えはなく、日本の珍しい風習と思うのかもしれません。ちなみに欧米ではへその緒は捨ててしまうそうですよ。
いつからへその緒を保管するようになったの?
へその緒を保管するようになったのは、江戸時代頃からと言われています。
江戸時代の武家では、子供のへその緒、乳歯、産毛、元服時の前髪の4点を保管しておく習わしがあったようです。そのため、江戸時代にはへその緒を保管するのが一般的になったといわれています。有名な松尾芭蕉の俳句にも、「自分の母親が亡くなった後、家に残されていた自分のへその緒を見て泣いた」という内容のものが残されています。
へその緒を保管する意味とは?
へその緒を保管する意味は、現在では親が「親子の絆の証」として出産の記念として大切にしておく人も多いようです。しかし、医学が今ほど進歩していなかった時代には、子供が大病をわずらった場合にへその緒を煎じて飲ませることで生きながらえるという迷信もあり、大切に保管されていたそうです。へその緒には凄いパワーが宿っていると信じられていました。
また、戦争の時代には、徴兵されていく息子にお守りとして渡したり、お嫁に行く娘へ渡したりしていたそうです。現代のように親子が手軽に連絡をとったり、気軽に里帰りができる時代でなかったからだと考えられています。
へその緒はケースで大切に保管しよう!
へその緒ケースは種類もデザインもいっぱいあります。お気に入りのケースが見つかるといいですね。保管方法をしっかりして、大切なへその緒を素敵な思い出として残しましょう。
へその緒は、赤ちゃんが母親と繋がっていた証です。また、へその緒は赤ちゃんが大人になったときに自分自身のルーツの証にもなります。親子の絆として大切に保管することで、赤ちゃんが大きくなったときにお誕生日となった日の素敵な思い出を話してあげるきっかけになるかもしれませんよ。