ベビーシッターを徹底解説!サービス内容・料金・上手な選び方は?
忙しいママの味方のひとりがベビーシッターですが、ベビーシッターがどんなサービスを展開しているかご存知ですか?この記事では、ベビーシッターのサービス内容、料金の相場、依頼までの流れと上手な選び方について紹介していきます。ベビーシッターを依頼する際の参考にしてみてください!
目次
ベビーシッターに子供を預けたい!
出産を機に仕事を離れて家庭に専念するママもいれば、産後も働き続けたいと思っているママも多いと思います。働くために子供を保育園に預けるという人も多いと思いますが、もしも保育園が定員オーバーで待機児童となってしまった際は、同然ながらすぐに保育園に入所することはできません。その他にもどうしても子供を連れていくことが困難な場所に行くこともあるかもしれませんが、そんな時に「1日だけ子供を見てくれる人がいてくれたらな……」なんて思う場合も多いのではないでしょうか。
そんな時に便利なのがベビーシッターというサービスですが、子供のお世話を親の代わりにしてくれるとは漠然と分かっていても、具体的にどんなサービスをしてくれるのか分からないという人も多いと思います。今回は、そんなベビーシッターのサービス内容や料金の相場、上手に選ぶポイントやおすすめのベビーシッター会社などについてご紹介していきます。ベビーシッターに子供を預ける際の参考にしていただけたら幸いです。
ベビーシッターのサービス内容はどんなこと?
ベビーシッターは基本的にはミルクや離乳食やご飯の提供・オムツの交換やトイレトレーニング・子供と一緒に遊ぶ・宿題を見てくれるなど、親の代わりに子供の面倒を見てくれるようなサービスをしてくれます。また、ベビーシッターの会社によっては24時間365日派遣できるような体制を取っている場所があるため、突然の依頼でも快く応じてくれる会社があったり、独自のカリキュラムで子供に英語や知育遊び、絵画や工作などの教育をしてくれることもあるようです。
さらにはオプションとして掃除や洗濯の家事代行をしてくれたり、親子遠足に親の代わりに参加してくれるといった会社もあるので、ベビーシッター兼家政婦という意味合いを持っている会社もあるようです。たとえばこんなときにベビーシッターに依頼をしてみるのはいかがでしょうか。
ベビーシッターを依頼するのにおすすめなのはこんなとき!
- ひとりや夫婦だけでリフレッシュしたいとき
- 忙しい、体調が悪いなどの理由で家事や育児に手がまわらないとき
- 急な残業や出張が入ったとき
- 産前や産後などに人手が必要なとき
- 子供の遊び相手になってほしいとき
- 保育園や塾などで送り迎えが必要なとき
- 定期的に子供のお世話をしてもらいたいとき
- 待機児童になって困っているとき
ベビーシッターには3種類の形態がある
ベビーシッターの形態としてはベビーシッター派遣会社・マッチングサービス・個人の3種類があり、それぞれに様々な特徴があります。それぞれの特徴についてご紹介していきます。
ベビーシッター派遣会社
この形態のベビーシッターは、ベビーシッター派遣会社に登録する形で会社に属しています。運営元はベビーシッター派遣会社を名乗っているだけあって、ベビーシッターに対する研修や保険にも力を入れていることが多く、最低水準のスキルは保証されていることも多いのが特徴です。しかし、中にはスキルと料金が合っていない場合や、派遣されるまでどんな人か分からないといった面に不安を抱えている人も少なからずいるようです。
その他にも会員制をとっている場所もあり、病児を預かる場合には会員であることが条件となっている場合もあります。また、指名もできるけれども別料金となっている会社もあるので、料金についてもしっかりと確認をしておきましょう。
マッチングサービス
ベビーシッターが個人で斡旋会社に登録し、利用者自身がベビーシッターを指名してコンタクトを取る形態がマッチングサービスです。登録しているベビーシッターはあくまでも会社に属していない個人なので、料金も自分で設定している場合も多いようです。保険に関してもマッチングサイトが準備している場合が多いようですが、しっかりと見極めることが必要な場合があります。
個人
上でご紹介したベビーシッター派遣会社やマッチングサービスに登録していない、個人で活動しているベビーシッターもいます。たとえばSNSで探したり、友達のツテを辿って探すといった方法で見つけます。こちらもマッチングサービスと同じく言い値である場合が多いので、しっかりとその人を見極めることが大切です。また、自治体にベビーシッターとして活動することを報告しているか、保険に入っているかといったことも確認しておいたほうが無難です。
ベビーシッターの料金の相場はどれくらい?
気になるベビーシッターの相場は、基本的には1時間あたり1,000円~4,000円程度が相場となっているようです。かなりの幅があるように感じますが、幼稚園教諭や保育士資格といった資格を持っていたり、経験年数が長いなどの信頼度の高いベビーシッターは割高になる傾向にあります。
また、その他にもベビーシッター会社によっては入会金や年会費が発生する場合もあります。ただし、入会金や年会費が発生するからといって基本料金が安いということは必ずしも言えることではないので注意しましょう。
入会金はおよそ20,000円~60,000円が相場で、年会費は10,000円程度が相場となっていることが多いようです。また、早朝や深夜での利用や子供の年齢、兄弟姉妹での利用によって料金が割り増しになる場合もあるようなので、会社であれ個人であれ、ベビーシッターに依頼する際の相場の参考にしてみてください。
ベビーシッターの料金を安くする方法
企業によっては、「すくすくえいど」や「えらべる倶楽部」といった福利厚生会社と提携をしているところもあります。少し高めのベビーシッターの料金ですが、このような制度を使えばベビーシッター代が1時間無料になるなど、お得にベビーシッターに依頼することができます。
残念ながら全ての人に当てはまる方法ではありませんが、自分や旦那さんの勤めている会社がこのような福利厚生会社と提携しているか、ベビーシッターに依頼を考える前に一度確認してみることをおすすめします。
その他にも、市町村で行っているベビーシッター補助金制度などの事業もあります。こちらはお住いの市町村によって補助金の額は変わってきますが、東京都では1ヶ月で最大28万円までの補助金が支払われることもあるようです。依頼をする前に、ぜひ一度お住いの市町村のホームページを確認してみましょう。
ベビーシッターに依頼するまでの流れ
実際にベビーシッターに依頼をするまでには、以下のような流れがあります。ベビーシッター派遣会社に依頼をする場合は面談が必要ない場合のほうが多いですが、それ以外のことに関してはどの形態のベビーシッターを選んだとしても必要なことになります。
ベビーシッターに依頼をする流れ
- ベビーシッターを探してコンタクトを取る
- 面談をする ※1
- 依頼するベビーシッターに連絡して日程と利用時間を決める
- 保育園などに連絡する ※2
- 当日に打ち合わせをする ※3
- 子供の様子を聞き、精算をして終了 ※4
※1 面談では、なるべく子供や配偶者を連れて行くようにしましょう。料金は当然ですが、自分の要求と相手の条件をすり合わせて、自分の子育ての価値観の通りに子供の面倒を見てもらえるようにすることが大切です。
※2 保育園によっては、親以外の人のお迎えでは身分証明書などが必要になる場合があります。保育園でトラブルを招かないためにも、できる限り伝えられる情報を伝えておきましょう。
※3 預ける当日の子供の様子や、家の使い方について打ち合わせをしていきます。もしも顔を合わせる時間がないのならば、メモ書きや付箋を残しておくとスマートに事が運びます。また、万が一のためにお互いの連絡先を把握しておきましょう。
※4 精算をすれば終了となりますが、会社の福利厚生や自治体の補助を利用する際には、面談の際にあらかじめ話をしておくとスムーズです。
ベビーシッターの上手な選び方は?
大切な子供だからこそ、信頼できるベビーシッターに頼みたいという思いはすべてのママが抱くものでしょう。しかしベビーシッターの会社や形態も複数あり、それぞれに特徴があります。たくさんいるベビーシッターの中からどうやって選んでよいかわからないという方も多いと思うので、ベビーシッターの選び方についてご紹介していきます。
ベビーシッターの評判を調べる
ベビーシッター会社のHPや専用のアプリでは、ベビーシッター個人の評判についてレビューを掲載しているところもあります。依頼しようとしているベビーシッターがどんな人なのか、どういう風に子供と接してくれるのか、そもそも信頼していい人なのかを感じ取れることがあるかもしれません。私たちがネット通販で物を買う際にレビューを参考にするのと同じように、ベビーシッターの評判に関しても参考になることがあります。
住んでいる場所で選ぶ
ベビーシッターは自宅で子供の面倒を見てくれるので、なるべくならば自宅と距離が近い人にお願いするのも上手な選び方のポイントです。ベビーシッターの基本の料金はあくまでもシッティングに関する料金であり、交通費などは実費として設定されていることもあります。なるべく近い場所に住んでいる人に依頼をすることで、トータルの金額が安くなることもあります。
その他にも、近くに住んでいるのならば子供の体調が急に悪くなったときなどにもフレキシブルに対応してくれる可能性も高いので、いざというときに身動きが取りやすいというメリットもあります。
何人か面談する
ベビーシッターに依頼をする前に、その人の人柄や性格、自分の子供とのフィーリングを調べておきましょう。ここで大切なのは、ひとりのベビーシッターだけと面談をするのではなく、複数人と面談をしてみることです。
特に会社に所属していない個人のベビーシッターの料金は自分で決めていることも多いので、その人の経験の豊富さと料金が比例していないこともあります。そのような点からも、料金の妥当性やベビーシッターとして信用しても良い人なのかを比較してみることが大切です。
病児の対応で選ぶ
ベビーシッターによって病児の対応は様々です。どうしても外せない仕事や用事などがあるときこそ病児を預ければならない状況に陥る場合もあると思いますが、風邪なら対応可能だけれどもインフルエンザや胃腸炎などの感染するものは非対応となっていることもあります。ベビーシッターを定期的に頼むのであれば、病児への対応も可能なのかどうかという点に意識を向けてみるのも大切ですよ。
自分の条件に合うか
様々な上手な選び方についてご紹介しましたが、何よりも大切なのは、自分が希望する条件に合うかどうかです。料金や最低預かり時間などは大前提ですが、たとえば自分と歳が近いベビーシッターが良いのかベテランのベビーシッターが良いのか、何人まで対応してくれるのか、どんな価値観で子供と接してくれるのかなど、それぞれベビーシッターに求める条件があると思います。
それらすべてを妥協して選んでしまうと、いざ子供を預かってもらった際に出先で不安な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。条件が多すぎれば中々理想のベビーシッターに巡り会うことは難しいかもしれませんが、これだけは譲れないということをしっかりと自分の中で決めておけば、本当に望んでいるベビーシッターに預けることができるかもしれません。
大切な子供は信頼できるベビーシッターに預けよう!
ベビーシッター選びは言ってしまえば巡り合わせなので、多少なりとも運やご縁というものも必要になってきます。たた、しっかりとベビーシッターの情報を調べたり面談をすることで、運やご縁という言葉で割り切らなくても良くなるかもしれません。大切な子供だからこそ、しっかりと信頼のできるベビーシッターに預けたいものですね。