2019年11月30日公開
2019年12月04日更新
ジュニアシートの『いつからいつまで』を徹底解説!義務年齢だけでいいの?
チャイルドシートを卒業したらジュニアシートへと切り替わりますが、ジュニアシートをいつから始めて、いつまで乗せればいいのかご存知ですか?この記事では、ジュニアシートのいつからいつまでを紹介した後、ジュニアシートを助手席に乗せるのは安全なのかについてご紹介していきます。
目次
ジュニアシートに替えたい!目安はいつからなの?
チャイルシートに着用義務年齢があるのはご存知でしょうか?それと同じように、ジュニアシートにも着用が義務付けられている年齢が定められています。正確に言えばチャイルドシートもジュニアシートも「幼児用補助装置」という括りになっているため、何歳まで使えば良いというのは法律的には同じです。
ただしジュニアシートはチャイルドシートに比べてつくりがシンプルなため、乗せられる子供の大きさというのは変わってきます。今回は、ジュニアシートの「いつからいつまで」についてご紹介していきますので、チャイルドシートにいつから替えればいいのか、そしていつまで乗せていればいいのかに悩んでいるママやパパは必見です!
ジュニアシートの着用義務年齢は何歳まで?
ジュニアシートを使う「いつからいつまで」をご紹介する前に、法律的な「いつからいつまで」について確認しておきましょう。道路交通法では、チャイルドシート(ジュニアシート)は6歳になるまで着用が義務付けられています。これを違反してしまうと、交通違反の点数が1点加算されてしまいます。
特に罰金や反則金はありませんが、だからと言って法律を軽視して良いということではありません。ゴールド免許だった人は次回の免許の更新で降格してしまい、講習時間が長くなったり講習の料金がいつも以上にかかってしまいます。
特別な理由があれば着用義務を免除されることがありますが、いつも通り車に乗っている場合は着用義務の免除はほとんどないので、必ず6歳未満の子供はジュニアシートに乗せるようにしなければなりません。
ジュニアシートとチャイルドシートの違いは?
ジュニアシートとチャイルドシートを使い分けるには、それぞれの違いについて知ってくことが大切です。ジュニアシートとチャイルドシートの特徴についてご紹介します。
チャイルドシート
おおよそ9ヵ月前後~4歳までの子供に使用するのがチャイルドシートです。チャイルドシートにはリクライニング機能があったり、ベビーシートからジュニアシートまで兼用のものがあるなど、非常に様々なタイプがあります。
子供をホールドするのに5点式ハーネスを使うものが主流となっていますが、その他にも胸当てで固定するシールドと呼ばれる方式もあります。しかしこちらは安全性の観点からあまりメジャーにはなっていないようです。チャイルドシート設置には車のシートベルトを通して固定する従来の方式のほか、車の取付金具にカチっと付けられるISOFIXという方式に分けられます。
ジュニアシート
ジュニアシートはチャイルドシートとは違い、車のシートベルトを子供に直接するシートです。体格的に車のシートベルトでも十分に用が足りるけれど、肝心の身長が足りない子供に使う補助具のような意味合いのものと捉えておくと、チャイルドシートとの違いも分かりやすいのではないでしょうか。
背もたれが付いたジュニアシートと、ブースタータイプと呼ばれる座面だけのタイプに分けられます。どちらもシートベルトやISOFIXに対応していないで車のシートにポンと乗っけるだけのタイプが主流ですが、最近ではISOFIXに対応しているジュニアシートもあると言います。それぞれ一長一短があるようですが、どちらでも法律に違反するものではないのでご安心ください。
ジュニアシートの『いつからいつまで』を徹底解説!
前述したように、ジュニアシートには「背もたれ付き」と「ブースター」の2種類に分けられます。しかし、この2つに求められる体重や身長、年齢に大きな違いはありません。ただし「いつから」に関してはこの3つの項目の中で重要視するのは体重で、身長や年齢はあくまでも目安として考えておくことが、安全にジュニアシートを使うためのポイントとなります。というのも、ジュニアシートの安全性を確認する検証では、体重ごとに衝突試験を行っているためです。
ジュニアシートはいつから使う?
そんなジュニアシートをいつから使用するかという目安は、体重15kg、身長100cmが目安です。年齢的に言えば、おおよそ3歳頃がこの体格に当てはまります。背もたれ付きタイプは子供の姿勢が崩れることを防ぎ、シートベルトがお腹や首などの弱い個所を防ぎ、骨格部分に子供の肩や鎖骨にかけられるようにしてくれるというメリットがあります。
ブースタータイプは座面だけというシンプルなつくりのため、非常に経済的なことが大きなメリットです。しかし、背もたれ付きジュニアシートの恩恵を受けることはできず、子供が正しい姿勢で座っていないとシートベルトが正しく役割を果たしてくれないことがあるので注意が必要です。
先輩ママ達は、こんなタイミングでジュニアシートを使い始めたようです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ジュニアシートデビューした倅。
— Yuzo (@yuzoozuy) January 11, 2015
チャイルドシートに座ると、大きくなったので狭くて窮屈そう。特に冬は着込んでるからね。
体重が 15kg 超えたので、ジュニアシート購入。店へ連れて行くと、「あんぱんまん、かっこいい。ぼく、あんぱんまんがいい!」 と言い張ったが、却下w
ようやく日中に参加!(終了間際までよく忘れがち…)
— ∠ぽんで (@chocochipchop28) January 11, 2019
身長93cm体重14kgのデカめ男子です。先月、チャイルドシートからジュニアシート(どっちも姉ちゃんのお下がり)へ移行しました🚗
保育園に行く前のイヤイヤがひどく、下はオムツのみで外に出ようとしますw雪国だから凍死するぞ😥#2016novツイオフ
坊やの身長がほぼ1メートルになったので、車のチャイルドシートをジュニアシートに付け替えました。
— たっくん(保育園送迎係) (@Ttakkuunn) October 17, 2017
生まれた病院からおっかなびっくり連れて帰った日を思い出しました。
どの先輩ママ達も、子供がジュニアシートに適合するタイミングに近くなったら、もしくは適合する基準を超えたら早めにジュニアシートへと切り替えているようです。ただ、なるべくならば身長も体重も基準を超えてから切り替えた方が安全なことに違いはないので、基準に関しては極力守るようにしておきましょう。
ジュニアシートはいつまで使う?
前述したように、法律上ではチャイルドシート(ジュニアシート)の着用義務は6歳になるまでとされています。ただし注意したいのが、6歳になった途端に車のシートベルトだけで十分に安全かと問われたら、必ずしもそうでないことです。車のシートベルトは135cm~140cm以上の身長がある人が安全を確保するための装備ですが、子供がその身長になるのは11歳~12歳、小学5~6年生くらいです。
日本の法律では6歳まではチャイルドシートが義務付けられていますが、義務から解放された6年という非常に危険な期間が存在するのです。「日本の偉い人が作った法律なんだから守れば安全なんでしょ?」と考える人もいるかもしれませんが、それだけで物事を判断するのは非常に危険です。
もしも義務から解放されたとしても、子供の安全のためにジュニアシートを使い続けることが親としての役目と考えておくと良いと思います。
ジュニアシートは助手席でもいいの?
子供がジュニアシートの乗れるくらいに大きくなったということは、赤ちゃんの頃とは違って会話も楽しむこともできるし、助手席に乗せたいと思うパパやママも多いと思います。しかし助手席に乗せるのは安全なのかと気にしたことはありませんか?
結論から言えば、助手席にジュニアシートを設置するのはあまりおすすめできません。事故の際にエアバッグが膨らみますが、エアバッグの衝撃で子供が窒息してしまう恐れがあったり、好奇心旺盛な子供がギアを変えるレバーを勝手に操作してしまうなどの危険も伴うからです。
助手席にジュニアシートをおすすめしない詳しい理由に関しては、以下のリンクを参考にしてみてください。
ジュニアシートを安全に使いこなそう!
ジュニアシートは成長した子供に使うこともあり、単に座面を上げるためだけに選んでしまうことがありますが、車での移動は何が起こるかわかりません。運転者がどんなに気を付けていても、後ろや横から事故に巻き込まれてしまうこともあります。
年齢でいつからいつまでと決めず、子供の身長や体重に合わせたジュニアシートできちんと体を支えていることで、小さな被害で済むことも十分にあります。いつまでジュニアシートが必要なのか、いつからジュニアシートに替えればいいのかも気になりますが、それよりもしっかりと安全性の高いジュニアシートを選ぶことも大切ですよ。