助手席ジュニアシートをおすすめしない4つの理由[法律違反なのか]
顔が見えて子どもも親も安心するからという理由で、ジュニアシートを助手席にセットする人がいます。しかし、多くのジュニアシートは助手席にセットしないよう注意書きがされています。なぜ助手席にジュニアシートをおすすめできないのか、その理由について解説していきます。
ジュニアシートを助手席にセットするのは法律違反なのか
ジュニアシートの多くが、「助手席への設置はしないようにしましょう」と説明書に書いています。そのせいなのか、法律違反だからダメなんだと思っている人も少なくありません。
しかし、法律上ジュニアシートは車内のどの座席にセットしても問題はなく、助手席にジュニアシートをセットしても法律違反にはらないのです。
ではなぜこのような注意書きがされているのか、その理由を一つ一つ掘り下げて解説します。
前向きにセットするのは法律違反ではない?
ジュニアシートを助手席にセットすることは、道路交通法上違反ではありません。たとえ前向きにセットしたとしても、それで法律違反となることもありません。 後ろ向きは?ジュニアシートやチャイルドシートを後ろ向きにセットすることも、前向きの時と同じで道路交通法では違反となりません。しかし、実は事故が起こった場合に一番危険とされているのは後ろ向きのセットです。 助手席にジュニアシートやチャイルドシートをセットすることは、法律違反ではありませんが事故にあった時のリスクが高くなる行為です。これは前向きでも後ろ向きでも変わりません。 助手席ジュニアシートをおすすめしない4つの理由法律違反ではないし、気をつけて運転すればジュニアシートをセットしてもいいのでは?と思う人も多いと思います。 いざという時エアバッグの衝撃に耐えられない事故が起こった時に作動するエアバッグは、運転席と助手席の前面から飛び出すようになっています。シートベルトが乗っている人を固定し、さらにエアバッグで事故による衝撃を最小限にするためです。 エアバッグは、次のような条件の人が助手席に乗っていることを想定して車に搭載されています。 助手席と後部座席ではシートベルトの構造が違う助手席と後部座席のシートベルトに、少し違いがあることをご存知でしょうか? 後部座席のシートベルトは、柱のフックが完全固定されています。これに対して、助手席のシートベルトは柱のフックが上下に動くようになっているのです。 気が散って運転に集中できない運転中は周囲に気を配って集中しなければなりませんが、ジュニアシートを助手席につけて子どもを座らせていると、気が散ってなかなか運転に集中することができません。 事故による死亡例が多い事故による死亡例が一番多いのも、チャイルドシート・ジュニアシートを助手席につけていたケースです。 どうしてもジュニアシートを助手席で使う時は?ダメなのはわかっているけど、子どもが病気で様子を見ながら病院に連れていかないといけない…そんなケースもありますよね。 座席を一番後ろまで下げること助手席でジュニアシートを使用する時には、次の手順に従って取り付けてみましょう。 必ず前向きにセットすること助手席でジュニアシート・チャイルドシートを使用する時は、必ず前向きにセットするようにします。 ジュニアシートは正しく使おうジュニアシートは、取り扱い説明書の使用方法を正しく守ることでその力を十分に発揮することができます。 ![]() 子どもを連れて車で出掛ける時、必ず着用しなければいけないチャイルドシート。あなたは正しい付け... 2014年に警察庁が発表した統計を見てみると、ジュニアシートやチャイルドシートが正しく使用されていなかった場合の死亡重症率は、正しく使用されている場合と比べるとなんと6倍にもなっているのです。 この記事のライター 33tange33oyakata 行き倒れの猫を拾ってからずっと猫を飼い続けているシングルマザーです。一人息子と猫のために頑張ります。 人気の記事人気のあるまとめランキング
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