2019年12月04日公開
2019年12月05日更新
スリングの正しい使い方を紹介!おすすめの抱っこの方法や安全に使うコツも!
スリングって聞いたことがあるけど、使い方がイマイチ分からないからと敬遠していませんか?スリングは、様々な体勢で赤ちゃんを抱っこできる便利な抱っこグッズなんです。スリングの正しい使い方やおすすめの抱っこの方法、注意点について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
スリングの正しい使い方が知りたい!
赤ちゃんを抱っこする際に便利な道具がスリングという抱っこグッズです。このスリングは赤ちゃんがママのお腹にいたときと同じような姿勢や、包み込まれる安心感から第二の子宮とも呼ばれる抱っこ紐の一種で、様々な体勢での抱っこをすることができます。その他にも、スリングは授乳ケープやおむつ換えシートになるなど、幅広い使い方もできる便利グッズとなっています。
ただ、スリングを使ったことのない新米ママにとってはスリングの使い方はイマイチ分からないのではないかと思います。そんな新米ママのために、スリングの正しい使い方やおすすめの抱っこの方法についてご紹介していきます。ぜひスリングを上手に使いこなし、優しく赤ちゃんを抱っこしてみてくださいね。
スリングのタイプは3種類!
スリングには大きく3つのタイプがあり、それぞれで使いやすさなどの特徴が異なってきます。どのタイプを選んでもしっかりと抱っこはできるので特に問題はありませんが、中にはちょっとコツのあるスリングもありますので、その点も含めながらチェックしていきましょう。
リングあり
リングありのスリングは自分で赤ちゃんを入れる部分を作るため、サイズの調整ができることが何よりの特徴です。サイズ調整ができるということは長い間使うことができるということなので、新生児の頃からスリングの卒業時期である2歳頃まで使うことができます。また、生地が多いので授乳ケープや日除けなど、様々な用途があるのも特徴です。
しかし、生地が多いため荷物としてかさばってしまうこともあります。また、リングありのスリングは結び方に慣れないと赤ちゃんを安定して抱っこをすることができません。荷物を気にしない、なおかつリングありのスリングのコツさえつかんでしまえば、このタイプが最も楽に抱っこをすることができるようです。
リングなし
リングなしのスリングは、たすきのような形状になっていることが特徴です。ただ肩からかけるだけのお手軽なスリングなので、スリングに慣れていない人でも簡単に使うことができます。また、生地が少ないので持ち運びがしやすいのも特徴です。
しかし、リングなしのスリングはあらかじめサイズが決まってしまっているため、中々お目当てのサイズが見つからないこともあります。また、赤ちゃんが成長するとスリングを新調しなければならず、なおかつ体格が違う人と共用することはできないので注意が必要です。
バックルタイプ
バックルタイプは、一言で言えばリングありタイプとリングなしタイプのスリングの良い所取りをしたスリングです。背中でバックルをパチっと留めるだけのお手軽装着ですが、バックル式なのでサイズの調整も可能となっています。
しかし、赤ちゃんのお尻や背中が入る「ポーチ」と呼ばれる部分の大きさは調整することができないといった不便なところもあります。また、バックル特有のゴツゴツとした感じが見た目的にイマイチになってしまったり、バックルが背中に当たって痛いという場合もあるようです。
リングありのスリングの使い方を動画で紹介!
リングなしとバックルタイプのスリングの使い方は、肩からかけるだけと非常に簡単ですが、リングありのスリングは使い方をしっかりと覚えなければなりません。間違った使い方をしてしまうと、スリングがほどけて赤ちゃんが落下をしてしまうこともありますので、十分に注意してくださいね。
こちらは文章よりも動画を観た方が分かりやすいと思うので、ぜひ使い方の動画を参考にしながら練習してみてください。
スリングのおすすめの抱き方の種類5選!
それでは、実際にスリングを使ったおすすめの抱き方についてご紹介していきます。基本的にはどのタイプのスリングでも問題なく抱っこをすることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。こちらも動画でご紹介していきますので、参考にしてみてください。
基本抱き
基本抱きはコアラ抱きや縦抱きとも呼ばれる抱っこの方法で、首座り前の新生児でもできます。赤ちゃんと大人が向かい合うように抱っこをし、足は股関節脱臼防止のためにも、必ず開脚させるようにしましょう。
ゆりかご抱き
ゆりかご抱きも、首座り前の新生児でもできる抱っこの方法です。基本抱きとあまり違いはありませんが、ゆりかご抱きは外の景色を見ることができる抱き方なので、様々なことに興味が出始めた頃から始めてみるのも良いかもしれませんね。
カンガルー抱き
カンガルー抱きは、首が座った頃からすることができます。ママも赤ちゃんも前を向いて抱っこをする体制なので、赤ちゃんにママと同じ景色を見せることができます。こちらも、様々なことに興味が出始めた頃に挑戦してみてくださいね。
腰抱き
腰抱きは、つかまり立ちができるようになった頃からOKです。腰をまたぐため、腰椅子抱きとも呼ばれる抱き方です。ママの正面が少し空くため、お買い物の際などに役立ててみてくださいね。
おんぶ
赤ちゃんの腰が座り、スリングに慣れている頃になれば、おんぶをすることができます。ちょっとした家事をしたり、赤ちゃんの寝かし付けにも便利な抱っこの方法です。ただし、急にのけ反ったり機嫌が悪い子供にはおすすめできません。ママの目が届かない場所なので、急に暴れて落下してしまうことも考えられるからです。
スリングを使う際の注意点
スリングを使って赤ちゃんを抱っこする際には、いくつか守ってほしい注意点があります。注意点を守らずに使用をすると、赤ちゃんに万が一のことが起こってしまう場合もあります。そんなに難しいことではないので、しっかりと覚えておいてくださいね。
窒息しないように注意する
スリングは赤ちゃんとの密着度が高いことが特徴のひとつですが、密着度が高い反面、抱っこをする位置によっては赤ちゃんが苦しそうにしていることがあるかもしれません。特に首が座る前の赤ちゃんは、苦しいからといって自分で首を動かせません。しっかりと呼吸ができるような抱き方や位置を気にするようにしてください。また、赤ちゃんの様子をなるべく見るようにしましょう。
なるべく赤ちゃんに手を添える
特に首座り前の新生児の赤ちゃんに対しての注意喚起となりますが、なるべく赤ちゃんの頭に手を添えておきましょう。スリングでしっかりと頭まで覆っていたとしても、何かの拍子にスリングがズルっといってしまうか分かりません。赤ちゃんの首を守るためにも、なるべくならば手を添えておきたいところです。また、手を添えることで赤ちゃんもママの安心感に包まれるはずです。
かがむ際は赤ちゃんをしっかりと支える
下に落ちているものを取る際にかがむことがあると思いますが、そんなときには赤ちゃんをしっかりと支えてあげてください。支えないまま体を倒してしまうと、赤ちゃんがスリングから落ちてしまうことがあるかもしれないので注意しましょう。かがむ際はしゃがむ動作も一緒に取り入れて、体を必要以上に傾けないようにしてくださいね。
定期的にスリングの状態をチェックする
スリングは丈夫に作られているとはいえ、あくまでも消耗品として捉えておきましょう。たくさん着込んだお気に入りのシャツが次第にほつれたり穴が空いていくように、スリングも使いすぎるとどこかからほつれたり穴が空いてしまうことがあるかもしれません。赤ちゃんを抱っこしている以上、赤ちゃんの体重でその小さなほつれや穴が急に広がることもあります。こまめにスリングの状態をチェックしておきましょう。リングあり、バックルタイプのスリングは、生地以外の部分もチェックしてくださいね。
スリングをしたまま火に近づかない
これは言わずともという感じではありますが、スリングで赤ちゃんを抱っこしたままガス台の前に立つことは避けましょう。特にリングありのスリングは、テールと呼ばれる布端がヒラヒラとしているため、火に触れやすくなっています。
スリングで赤ちゃんを優しく抱っこしよう!
可愛い赤ちゃんのだから、いつまでも抱っこしてあげたいと思うママもいると思います。しかし、実際には腕が疲れてしまったり肩こりが辛くなるといったこともあるかもしれません。そんなときこそ、スリングを使って抱っこをするのがおすすめです。抱っこの仕方も様々あるので、赤ちゃんの気に入る体勢の抱っこが見つかるかもしれません。スリングを使って、赤ちゃんを優しく抱っこしてあげましょう。