しかけ絵本で赤ちゃんの好奇心をくすぐろう！おすすめ人気25選！

みなさんはしかけ絵本というとどのようなものが思いつきますか。一番わかりやすい仕掛けと言えば、飛び出す絵本などではないでしょうか。でも世の中には本当にさまざまな工夫を凝らしたしかけ絵本があるんですよ。本そのものや、一緒に使われている素材、仕掛けの種類組み合わせは無限大です。

今日はそんなしかけ絵本の種類から、年齢別のしかけ絵本の選び方、おすすめ作品までをご紹介したいと思います。

絵本の素材と言えばまずは紙ですが、小さいお子さん向けに布の絵本も色々と作られています。その他に紙の絵本に布やプラスチック素材、音の出る電子部品を組み込んだものなど様々なものがあります。

紙絵本は普通の絵本のような紙の他に、厚手の紙のものもあるので、まだまだ小さいお子さんなら厚紙のものを選ぶといいですね。

肝心の仕掛けにはどのような種類があるのでしょうか。
めくる、飛び出す、音が鳴る、パペットやおもちゃ付き、さわれる（異素材）、立てるなど仕掛けごとにご紹介していきたいと思います。

まずはページそのものやその一部分をめくったり開いたりして楽しむしかけ絵本。ページに穴が開いていてめくって行くと正体が分かったりお話が思わぬ方向に進む絵本や、ページの一部を隠すような仕組みが組み込まれてめくって何かを発見していくような絵本です。ある意味で一番わかりやすく、しかけ絵本の元祖とも言えるような素朴な仕掛けです。

次は飛び出すしかけ絵本のご紹介です。しかけ絵本と言えば、飛び出す絵本を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？　0歳～1歳の小さなお子さん向けの簡単なものから小学生、中学生、ひいては大人が楽しめるような凝った作りの絵本まで、色々なものが作られています。ページをぱっと開けるだけで、自然と驚きが生まれてくる素敵な仕組みですよね。

音が出る仕掛け絵本は、お話の進行に合わせながらボタンを押して楽しむ絵本です。同じような音の出るおもちゃに、ピアノの鍵盤やただ単に音楽や音が出るボタンだけのものもありますが、やはり絵本と一体型になっていた方が楽しみの幅が広がっておすすめです。実際に育児をしていると意外と音の出る絵本にまで目が行かないことも多いので、プレゼントにも最適です。

こんなのがあるんだ！と目からうろこなのが、パペットを動かしながらお話を進めるタイプのしかけ絵本。子どもが一人で見るというよりは大人が読み聞かせてあげるのがよさそうです。

これはてんとう虫のおもちゃがページに付いているしかけ絵本です。ページをめくるとてんとう虫の数が変っていくのが面白いと評判です。お話とあわせて絵本に張り付いたおもちゃの素材感を楽しめる一品ですね。

触れるしかけ絵本で代表的なのはやっぱり布絵本。単に素材が布というだけではなくて、フェルトなど普通の布とは異なる手触りの生地やヒモやマジックテープを使った仕掛け、綿を中に入れた膨らみや人形付きなど、いろいろな工夫がされています。まだ絵本のストーリーを楽しむには早い赤ちゃんでも楽しめるしかけ絵本の一つです。

紙製の絵本でも、しっかりした厚紙を使って、そこに異素材を組み合わせたしかけ絵本も、さほど数は多くありませんが作られています。こちらも赤ちゃんにおすすめです。

その他にも飛び出し絵本の変形のようなものですが、絵本全体が仕掛けのようになっていて、開いて立ててお話を楽しみながら遠近感のある世界を楽しむ絵本もあります。

こちらの『サファリ』は素材と仕掛けを工夫して、ページを開くだけで、動物が動く！そんな不思議な仕掛けの絵本です。まるでサファリパークの動物たちをそのまま絵本に閉じ込めたよう。本当に色々な絵本がありますね。

いろいろなしかけ絵本があることは分かったけれど、どんな絵本を選んだらいいのでしょうか。0歳～年長さんまで年齢別にご紹介していきたいと思います。

0歳～1歳にかけてはまだまだ手先の機能が発達していない時期。そんな赤ちゃんにおすすめのしかけ絵本は、手で握って感触を確かめる、触って音を楽しむ、手に取ったものを口に入れる、そんな風に赤ちゃん自身が手にとって感覚的に楽しみやすい絵本です。

素材で言うと、紙ならばある程度厚手のもの、そしてなんと言っても筆者のおすすめは布絵本。赤ちゃんが絵本を持ち上げて顔に落としてしまっても角が当たらず痛くないですし、小さな手にも持ちやすくめくりやすいので、赤ちゃんがひとりで楽しむことが出来ます。

一般的に赤ちゃん向けと思われがちな布絵本ですが、仕掛けがとても工夫されているので意外と3歳や4歳になっても飽きずに遊んでくれるので、おもちゃとしての寿命も長いです。普通の絵本よりもお値段がする布絵本ですが、1冊持っておいて損はありませんよ。

2歳～3歳は自我の芽生えの時期。子どもの興味がはっきりしてくるので、それにあわせて関心がありそうだなと思うテーマの絵本を選ぶことが一番のポイントです。また、ある程度ストーリー性のあるものや、予想外の面白さがある仕掛け、簡単な謎解きや発見があるような考える力を育てる仕掛けがある絵本がおすすめです。

とは言えまだまだ手先が不器用な時期なので、あまり細かな仕掛けの絵本でないほうがよさそうです。例えばページを開くだけで楽しめる飛び出す絵本やボタンを押すだけで楽しめる音の出る絵本、ページに穴が開いているようなタイプのめくる絵本など、手先の発達に合わせて選んでみてくださいね。

この時期はキャラクターものも大好き。ディズニーやアンパンマンなど子どもの好きなキャラクターものもとても喜びますので、是非好きなキャラクターのものを探しみてはいかがでしょうか。この記事でも特に女の子に人気のディズニープリンセスの絵本を後ほどご紹介しています。

4～5歳は言葉や心、手先など、色々な面の発達がぐんと進んで、一気にお兄ちゃんお姉ちゃんの雰囲気になってくる時期。好きなものをより深めていけるようなしかけ絵本や知識を楽しく身につけられるような絵本がおすすめです。物を大切に扱えるようになってくるので、大人も楽しめるような繊細な紙のしかけ絵本を一緒に楽しむのもいいですね。

また、5歳といえばもうすぐ小学生というお年頃。小学校で勉強することを先取りしたテーマのしかけ絵本をさりげなく取り入れてみるのもアイデアです。筆者が知る限りでは、自然科学や算数、地理、数学など理系のテーマのしかけ絵本が多いようですが、触れさせたい知識そのものをテーマにした本でなくとも工夫次第で、知識を身につけることは可能です。

例えば英語なら、海外のしかけ絵本を買えば、仕掛けそのものを楽しみながら英語に触れることができますよね。また、後ほどご紹介する『サファリ』などはサファリで見られる野生動物がリアルに再現された仕掛けだけではなく、著者のサファリ体験記が付いた読み物としても充実した絵本になっています。遠くの自分が知らない土地、知らない事柄に思いをはせる想像力は小学生になった時、きっと学習の底力になること間違いなしです。

子どもは遊びからたくさんのことを学んだり、自分の好きなこと、興味のあるものを見つけ出していきます。しかけ絵本は小学生になる前に「知ることは楽しい！」と子どもに感じさせる一押しのアイテムです。

色々わかったけど具体的にどれを選んだらいいの？　そんなあなたにおすすめの人気絵本をご紹介します。低年齢向けの布絵本から、子どもが大好きな動物や食べ物、ディズニー、そして年長さんから小学生になっても役立つ絵本、大人が楽しめる絵本やクリスマスプレゼントにおすすめの絵本など。お気に入りの一冊とめぐり合うきっかけになれば嬉しいです。

いかがでしたか？　本当にたくさんのしかけ絵本があるものですよね。大人でも楽しめる凝った仕掛けがある一方で、単純な仕掛けでもアイデアやストーリーの工夫によって驚くほど楽しい絵本もたくさんあります。子どものためと思って選んぶしかけ絵本ですが、実は親の方が夢中になってしまう、なんていうことも多いんだとか。ぜひ大人も一緒にしかけ絵本を楽しみながら、お子さんの豊かな感性を育ててみてはいかがでしょうか。