2018年06月27日公開
2019年11月17日更新
布絵本を手作りしよう!可愛いアイデア8選&おすすめキット5選!
赤ちゃんが安全に楽しめる布絵本は、知育おもちゃとしても人気です。自分の子どものためだけに、世界にひとつだけの布絵本をママが手作りしてみてはいかがでしょうか?手作り布絵本の可愛くて楽しいアイデアや、便利なキットをご紹介します。
目次
手作り布絵本のメリットって?
赤ちゃんに絵本を与えたいけれど、紙の絵本は舐めたり囓ったりしたらと思うと、躊躇するママは多いのではないでしょうか?紙の絵本は読み聞かせにはおすすめですが、触らせてあげるなら、布絵本がおすすめです。布絵本は、物語を楽しむものというよりは、音が出るなどのしかけがあったり、人形がいないいないばあをしたり、ボタンや靴紐の練習もできたりと、知育おもちゃの部類に入ります。
市販の布絵本から選ぶこともできますが、手作りの布絵本にも赤ちゃんの成長を手助けするたくさんのメリットがあります。
触って遊べるので赤ちゃんの良い刺激になる
紙の絵本とは違い、布絵本は赤ちゃんが触って遊べる絵本です。布絵本を手作りするなら、たくさんのフェルトや布を使ってカラフルにする、カサカサ音が出るようにする、ひもで遊べるようにするなど、赤ちゃんの五感を刺激するようにつくることができます。キャラクターの手を動かしていないいないばあをするなど、指先を使うしかけは、赤ちゃんの脳をたっぷりと刺激し、成長を促します。赤ちゃんは、ママが手作りしてくれた布絵本の音や感触に夢中になることでしょう。
口に入れても痛くない
赤ちゃんは、どんなものも口に入れて確認をします。特に歯の生え始めはむず痒く、なんでもがじがじしてしまうものです。紙の絵本は口に入れると破れてしまい、誤飲の危険がありますが、布絵本は赤ちゃんが口に入れても破れることもなく、痛くもありません。布絵本自体を口に入れても安全ですし、手作りするなら、歯固めを布絵本に付けてあげるのもおすすめです。
洗えるので清潔
紙の絵本は汚れても洗濯するわけにはいきませんが、土台から布地でできている布絵本は洗うことができます。ネットに入れて洗濯機に入れても、紙の絵本のようにボロボロになることはありません。よだれでべとべとになっても、外出先で落としてしまっても、洗うことができるので安心です。洗っても汚れが気になる場合でも、型紙を取っておけば、簡単に作り直すこともできます。
赤ちゃんの成長に合わせた絵本が作れる
手作りの布絵本なら、赤ちゃんの成長に合わせて工夫を施してあげることができます。まだ低月齢の赤ちゃんには、はっきりとした色合いや、カサカサ音が出るなどの工夫、1歳を過ぎたら、フェルトをめくると絵が出てくるなどの工夫、さらに大きくなれば、ボタンの練習やひも通しができる工夫、さらには靴紐や三つ編みの練習ができるような工夫と、成長に合わせてページを付け加えることができます。
工夫やしかけと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、しかけの作り方自体はシンプルで簡単なので、育児の合間に少しずつ付け加えてあげられると良いですね。
初心者でも簡単!おすすめ人気の手作り布絵本キット5選
妊娠中にベビーグッズを手作りする方も多いでしょう。布絵本を手作りしたいけど、アイデアがわかない、どのようにしかけをつくったらいいのかわからない、という場合は、布絵本キットがおすすめです。作り方が書かれていて安心ですし、型紙や材料も含まれているので、フェルトや布を大量に買って無駄にすることもありません。簡単なものから少し難易度の高いものまで、様々な布絵本キットをご紹介します。
基礎縫い かんたん布絵本づくり
「かんたん布絵本づくり」は、土台となるフェルトを含め、フェルトシールやマジックテープ、ひもが入ったキットです。手芸が得意でなくても、フェルトシールを使えば簡単に布絵本を手作りすることができます。好みのデザインで飾ることができるので、ママのオリジナルの物語を手作りすることができます。本格的なオリジナル布絵本を手作りする前の練習としてもおすすめです。
布絵本 だーれだ
動物が好きな赤ちゃんにおすすめなのが、「だーれだ」という布絵本キットです。作り方の説明書や型紙、材料が含まれているので、家にある針やハサミなどの手芸キットと合わせれば作ることができます。動物のシルエットのフェルトをめくると動物が現れるしかけが作れるので、赤ちゃんと一緒に「だーれだ?」と言いながら楽しく遊ぶことができます。動物の名前がわからない赤ちゃんなら、「いないいないばあ」をして遊ぶのもおすすめです。1歳を過ぎて指先を上手に使えるようになれば、ひもをほどいたりスナップやボタンを外す練習もできる布絵本キットです。
布絵本 あけてのおたのしみ
手作り布絵本「あけてのおたのしみ」は、ドアや箱を開けるとおもちゃなどのマスコットが顔を出す可愛いしかけのある布絵本です。様々なものを開け閉めできるような仕掛けは、作り方の説明書や型紙はもちろん入っていますが、手作りするのは少々難易度が高いようです。手芸が好きな方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
布絵本 たりないよ
布絵本「たりないよ」は、動物の足りないパーツを貼りつけて遊ぶことのできる布絵本です。動物がたくさん出てきますが、型紙が入っているので安心です。触って楽しむ布絵本ではなく、知育おもちゃとして、1歳頃の赤ちゃんにおすすめです。カサカサ音が出る、ひもを引っ張って遊ぶなどでは物足りなくなった頃に手作りしてあげたいキットです。
工夫がいっぱい ! 学べる布えほんコレクション
注文すると、6ヶ月かけて毎月布絵本キットが贈られてきます。パーツはすべて型抜きされているので、型紙もいらず、大幅に時間を短縮することができます。型紙からマスコットを作るのは難しい、という方におすすめです。可愛くて楽しいしかけがいっぱいなので、赤ちゃんも飽きずに遊んでくれるはずです。妊娠中に何かを手作りしたい方におすすめのキットです。
手作り布絵本の作り方
布絵本の基本的な作り方を、人気の「はらぺこあおむし」に合わせてご紹介します。「はらぺこあおむし」は、色もカラフルでくだものや数字、曜日が出てくるので、知育おもちゃの素材としても人気の絵本です。幼稚園や保育園でもおなじみの「はらぺこあおむし」は、赤ちゃんが楽しめる要素がたくさん詰まっています。
まずは、必要な材料を揃えます。土台やマスコットになる布やフェルト、ハサミや針、糸など手芸に必要な材料があれば大丈夫ですが、しかけを作るならボタンやひもがあると良いでしょう。また、簡単に済ませたいなら、マスコットにはフェルトシールがおすすめです。土台は、低月齢の赤ちゃんならふわふわのフェルトよりも布やポリエステルのような素材が良いでしょう。土台をカラフルにするだけでも、可愛い布絵本になります。
次に、はらぺこあおむしの型紙を作ります。型紙は、絵本を参考にしても良いですが、ママの好きなように作ってもOKです。型紙に合わせてフェルトを切ったら、土台になる布やフェルトに縫い付けます。はらぺこあおむしの他にも、くだものや食べ物、太陽や蝶などのマスコットを作り、縫い付けます。最後に、土台になるフェルトに同じサイズのフェルトを縫い付け、厚みを出します。土台のフェルトの中に、ビニールや綿を入れると、感触を楽しむこともできます。作り方に決まりはないので、いろいろ試してみてくださいね。
「はらぺこあおむし」は数字や曜日などの知育要素が満載なので、妊娠中など時間に余裕がある場合は、しかけをたくさん入れることもできます。さらに余裕があれば、はらぺこあおむしのマスコットを作っておくと、布絵本と一緒に遊ぶことができます。「はらぺこあおむし」は、紙の絵本も絵本を元にした歌も人気なので、併せて家に置いておきたいですね。
布絵本のしかけアイデア8選
布絵本を手作りするなら、赤ちゃんがより夢中になってもらえるようなアイデアを散りばめたいですよね。キットを使うのではなく、土台から手作りする際におすすめのアイデアをご紹介します。いずれも作り方は簡単なものばかりです。
かわいいボタンを使ってボタンの練習
一つ目のアイデアは、ボタンです。ボタンを留めたり外したりする練習は、遊びながらするのがおすすめです。布絵本を手作りするなら、可愛いボタンを付けて、フェルトで作ったマスコットに切れ目を入れ、ボタンの練習ができるようにしてあげましょう。まだ小さいうちは、大きめのボタンにしたり、切れ目を大きくしてあげると、簡単に扱えます。誤飲を防ぐため、ボタンはしっかり縫い付けてくださいね。
「はらぺこあおむし」の布絵本を作るなら、くだものやお菓子のマスコットをボタンで付けるのもおすすめです。
ビニールでカシャカシャ鳴る絵本
二つ目のアイデアは、ビニールです。低月齢の赤ちゃんなら、触ると音が出る布絵本を作ってあげたいですね。作り方が難しそう、と思われるかもしれませんが、重ねたフェルトや布の間にビニールを入れて縫い付けるだけで、カシャカシャ音が出る布絵本ができます。音はそれほどうるさくないので、外出時に持ち歩くこともできます。
お口のチャックでマスコットにご飯をあげよう
三つ目のアイデアは、チャックです。動物や人形の口をチャックにして、開け閉めできるようにすると、ご飯をあげる遊びができる布絵本になります。チャックを開け閉めしたり、ご飯のマスコットを口に入れる遊びは、1歳になる前の赤ちゃんでもできるようになります。チャックの練習にもなりますし、野菜やくだものの名前をおぼえたり、好き嫌いをなくす手助けにもなりそうですね。
「はらぺこあおむし」の布絵本でも、あおむしの口にチャックをつけて、食べさせながら遊べるように作ってみてくださいね。
飛び出すしかけを作ろう
四つ目のアイデアは、立体的なアイテムです。例えば、ふんわりした素材のガーゼやオーガンジーを縫い付け、折りたたむようにしておくと、ページを開いた際にふんわりと飛び出します。作り方も簡単で、赤ちゃんが喜んでくれるので、おすすめのアイデアです。
マスコットの手が飛び出すようにして、開く度にキャラクターがいないいないばあをするなど、様々な使い方ができますよ。赤ちゃんはいないいないばあが大好きなので、おすすめです。
数字のマスコットで数字合わせ
五つ目のアイデアは、数字です。1歳を過ぎたら、数を数えることは難しくても、数字に親しんでもらいたいですよね。数字は、遊びながらおぼえるのが一番です。数字と、その数字の数に合ったマスコットを縫い付けて、一緒に数を数えているうちに、子どもは自然に数字がおぼえられるはずです。勉強という意識を持たず、布絵本を使って遊びの延長でおぼえられると良いですね。
「はらぺこあおむし」にも数字が出てくるので、こちらのアイデアを活かせますよ。
大きなポケットにおもちゃのマスコットをしまおう
六つ目のアイデアは、ポケットです。大きなポケットにおもちゃをお片付けする、お人形をおふとんに入れてあげる、のような遊び方ができます。お片付けの意識もつき、人形遊びもでき、ポケットは縫い付けるだけでできて作り方も簡単とあれば、ぜひ取り入れたいアイデアの一つですよね。
ひもをひっぱると何がでるかな?
七つ目のアイデアは、ひもです。フェルトで作ったマスコットは、ひもを付けておくと、ひっぱって遊ぶことができます。ポケットに隠れたマスコットをひっぱり出したり、魚を釣る遊びにするのもおすすめです。ひもをつけておけば、なくす心配もないので、外出先でも遊べます。作り方は簡単ですが、かじってひもが取れないように、しっかりと縫い付けておきましょう。
クレヨンのマスコットで色を覚えよう
八つ目のアイデアは、色です。1歳頃には色をおぼえるようになるので、布絵本を手作りするなら、色遊びも取り入れたいですね。フェルトでクレヨンのマスコットを作り、「あか」「あお」と刺繍した場所に置けるようにしたり、同じ色のポケットに片付けられるようにすると良いでしょう。お勉強感覚ではなく、ママと一緒に遊んでいるうちに、色をおぼえられるはずです。
手作りは難しい!既製品を買いたいママにおすすめ人気の年齢別布絵本
型紙を用意したり、土台を塗ったり、しかけを考えたり…と、作り方はシンプルでも、布絵本を作るのはどうしても時間がかかります。手作りは無理!というママは、潔く既製品を買ってしまいましょう。既製品を買うなら、年齢に合ったものを選んであげたいですよね。そんなママにおすすめの布絵本をご紹介します。
0歳からOK!ぬのひもえほんしましまぐるぐる
「ぬのひもえほん しましまぐるぐる」は、0歳の赤ちゃんが喜ぶカラフルな「しましま」や「ぐるぐる」、そしてあちこちに出てくるニコニコ顔がたくさん描かれた布絵本です。土台もふわふわなので、低月齢の赤ちゃんにも安心です。マジックテープのひもを剥がすと顔が出てくるしかけもあり、0歳の赤ちゃんが夢中になること間違いなしです。
1歳のお子さんにおすすめ!いないいないばあの絵本
1歳の子には、可愛い動物たちがいないいないばあをする「バギーでおでかけ布絵本 いないいないばあ」がおすすめです。1歳頃の子は、いないいないばあが大好きです。大人には単純に見えるいないいないばあですが、1歳前後の子は面白くて何度もやりたくなるはずです。動物の手や耳で顔を隠したり出したりして、1歳の子が自分でいないいないばあを楽しむことができます。
2歳のお子さんへ アンパンマンのしかけ絵本
「アンパンマン しかけいーっぱい!布えほん」は、その名の通り、しかけがたくさん詰まった布絵本です。土台からカラフルで目に楽しく、可愛いマスコットも付いていて、遊び方は何通りもあります。0歳の赤ちゃんから楽しめる布絵本で、1歳になっても、2歳になっても長く遊べるので人気があります。アンパンマンが好きな子なら、外出先でも夢中で遊んでくれるはずです。
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オンリーワンの手作り布絵本をお子さんへプレゼントしよう!
布絵本は、赤ちゃんの五感に刺激をたっぷり与えてあげられる知育おもちゃで、楽しいしかけは、赤ちゃんの成長を促します。手芸が好き、赤ちゃんに手作りのものを与えたい、というママは、キットなどの作り方を参考にして、型紙から土台までも世界にひとつだけの、オリジナル布絵本を作ってみましょう。
凝った工夫は無理でも、フェルトシールを使って、赤ちゃんが好きな「はらぺこあおむし」や「いないいないばあ」を取り入れるだけでもOKです。簡単なものでも愛情をたっぷり込めることができるので、できる範囲で、布絵本を手作りしてくださいね。