昔話の絵本おすすめ人気25選!子供に読み聞かせたい絵本を大特集!

素敵な絵本は世の中に数あれど、昔話の絵本の存在は特別です。昔から伝えられてきた教訓のたくさん詰まった絵本は、お子様の想像力をはぐくみ、ひとを思いやる心や世の中の善悪を知るきっかけになります。子供に読み聞かせたい昔話の絵本のおすすめを厳選してご紹介します。

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目次

  1. 1昔話の絵本のメリット
  2. 2日本のおすすめ昔話絵本15選
  3. 3海外のおすすめ童話絵本10選
  4. 4一気に読めるセットもおすすめ
  5. 5親子で昔話絵本を楽しもう!

昔話の絵本のメリット

本屋さんの絵本コーナーには数えきれないほどの絵本が並んでおり、こどもにとって良い絵本がどれなのかを見つけ出すのはなかなか難しいものです。昔話を題材にした絵本は教育にも良いと言われていますが、それはなぜでしょうか?昔話の絵本のメリットをご紹介します。

正しい生き方や考え方を知ることができる

子供にとって、見聞きすることのほとんどが初めての経験です。昔話の絵本を読むときも、それまでの少ない経験と照らし合わせて、想像力をはたらかせて、登場人物の心情を理解しようとします。

昔話の中には様々な教訓が含まれています。良い行いをすれば良い事が起こり、悪い行いには悪い結果が付いてくる、小さい者でも力を合わせて大きな事を成し遂げることが出来るなど、世の中の習いや助け合いの心、成功体験を絵本を通して学ぶことができます。

子供の寝つきが良くなる

寝る前に絵本を読み聞かせることは、子供の精神を落ち着かせて眠りを誘う効果があります。一日の終わりに親の声で絵本を読んで聞かせることが子供の安心につながり、抱えている不安やストレスを発散して疲れを取る睡眠へとスムーズに移行するのです。

また、寝る時間が絵本を読める楽しい時間だとわかれば、子供がすすんで布団に入るようになります。いつも同じ時間に読み聞かせを行って寝かしつけていると、毎日同じ時間に寝ることの習慣づけにもなり、規則正しい生活のリズムを作る助けになります。

読み聞かせはいつするのが効果的なの?

読み聞かせは寝る前に行うという方も多いのでは?それはとても良い効果があります。前述のように、一日の終わりに絵本を読んで親のそばで心を落ち着かせる時間は、子供にとっての大事なストレス発散の時間です。

朝の読み聞かせもまたおすすめです。大人が早起きして朝の時間帯に勉強や仕事をするとはかどるように、朝は脳がよく働いていて、集中力や記憶力が最も高い時間帯だからです。

朝は忙しくてなかなか読み聞かせの時間をとることは難しいですが、脳の働きが活発になる朝は夜よりも少ない時間でかまいません。10分早起きして、想像力を広げる昔話の絵本の読み聞かせを行ってみてはいかがでしょうか?

日本のおすすめ昔話絵本15選

昔話の絵本は、沢山あってどれを選んだらいいのか迷いますよね。ここでは日本の昔話で読み聞かせにおすすめの絵本をご紹介します。

日本のおすすめ昔話絵本01. 『桃太郎』

桃太郎は、「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」から始まる日本の昔話の原点となるお話です。人々を苦しめる鬼を退治するため、桃太郎が仲間とともに鬼ヶ島を目指す、わかりやすい勧善懲悪のストーリーが桃太郎のシンプルな魅力です。特に福音館書店の「ももたろう」は、これこそ桃太郎の原点といえるような、古くから伝えられてきた桃太郎のあるべき姿が素直に描かれていて、最も代表的な桃太郎絵本のひとつとされています。

日本のおすすめ昔話絵本02. 『かさじぞう』

良い行いをしたときには、良いことが返ってくる。「善行善果」の教えが描かれたお話です。売れ残った傘をすべてお地蔵様にかぶせ、自分たちは年を越すお金を稼ぐことができなかったにもかかわらず「それは良い事としましたね」とおじいさんを迎え入れるおばあさんの言葉が染み入ります。

日本のおすすめ昔話絵本03. 『花咲かじいさん』

正直なおじいさんと欲張りなおじいさん、同じ行動をしたにもかかわらずまったく正反対の結果が出てしまうそれはなぜでしょうか?相手への思いやりをもって生きることで良い事がいずれ自分に回ってくる、心の持ちようを教えてくれるお話です。

日本のおすすめ昔話絵本04. 『おむすびころりん』

「はなさかじいさん」と同じく正直者のおじいさんと欲張りなおじいさんが登場し、良い行いをした人には良いことが、悪い行いをした人には悪いことが起こるという世の習いを教えてくれます。「おむすびころりん、すっとんとん」読み聞かせにぴったりなお決まりのフレーズは、自由に節をつけてお子様と楽しく読みましょう。

日本のおすすめ昔話絵本05. 『つるのおんがえし』

鶴を助けたことで、その鶴が美しい娘となって恩返しに来た、という「善行善果」のお話ですが、それだけではありません。はた織りしている間は見ないでという約束を、自分の興味に抗えず破ってしまったことで鶴はいなくなってしまう。複雑な心境が描かれ、想像することでそれぞれの行動の意味を考えるきっかけとなります。

日本のおすすめ昔話絵本06. 『かちかちやま』

登場人物が死んでしまう昔話は、現代ではもっとやわらかい表現に書き換えられていることが多いですが、あかね書房「かちかちやま」は、おばあさんがたぬきに殺されて狸汁にされ、うさぎがその報復で狸を泥船で沈めて殺してしまう昔そのままのお話です。受け継がれてきた話をできるだけ忠実に教えていくことによって生まれる心情の深みも大事にしたいものですね。

日本のおすすめ昔話絵本07. 『いっすんぼうし』

小さい存在(一寸法師)でも、大きな存在(鬼)に打ち勝つことができるというお話です。どんなに成功の見込みがなくてもそのやり方次第で成功を導き出せる、挑戦する気持ちと希望が持てる本です。

日本のおすすめ昔話絵本08. 『わらしべちょうじゃ』

わら一本がどんどん大きく価値あるものになっていき、お金持ちになるというお話ですが、単にラッキーが重なっていい思いをしたわけではありません。わら一本でも人によってはそこに価値を見出す人がいる、価値観はひとつではない、求める人に最適なものを供給するという、大人にとっても深く考えさせられる本です。

日本のおすすめ昔話絵本09. 『ねずみのよめいり』

かわいい娘のためにと、天下一強い婿を探して太陽や雲や風と大きな者に目を向けるけれど、結局はねずみの婿をとるお話。高望みしてもそこに確実な幸せがあるわけではない、大事なものは身近なところにあった、と気づくことができます。娘のためを思って奔走する親の気持ちにちょっとほのぼのできる本です。

日本のおすすめ昔話絵本10. 『かにむかし』

おなじみ「さるかに合戦」です。この岩波書店の「かにむかし」は、「はよう芽をだせ、かきのたね」と地方のことばで情緒たっぷりに描かれており、読み聞かせにぴったりです。

日本のおすすめ昔話絵本11. 『さんまいのおふだ』

ユーモアがありながらもちょっぴり怖い昔話です。想像をかきたてる表現は感性の鋭い子に特に人気があります。大人も楽しめる本格的なお話は、ぜひお子様と一緒に怖さを楽しみながら読みましょう。

日本のおすすめ昔話絵本12. 『やまんばのにしき』

方言をまじえた風情たっぷりの言い回しは子供たちも大好きです。やまんばが良い人で、村の人たちが風邪をひかないようにずっと見守っていてくれる。そんな古き良き昔の田舎の光景が思い浮かぶお話です。

日本のおすすめ昔話絵本13. 『すもうにかった びんぼうがみ』

年越しの夜、福の神と交代するからここを出ていかなければならないと泣く貧乏神を、夫婦で助けようとするお話。本当は福の神が来ることを喜ぶはずの夫婦が貧乏神の味方をする様子が、ユーモアたっぷりに描かれています。

日本のおすすめ昔話絵本14. 『だいくとおにろく』

独特の語り口と、擬音表現がふんだんに使われており、読み聞かせにぴったりの絵本です。だいくの最後の一文は、ぜひお子様と一緒に声を出して読みましょう。

日本のおすすめ昔話絵本15. 『せんりのくつ』

三兄弟が鬼のすみかから逃げ出して帰ってくるまでの冒険のお話。最後まで目が離せないドキドキの展開をお子様と共有できる楽しい絵本です。

海外のおすすめ童話絵本10選

次は海外からの童話を描いた絵本を紹介します!

海外のおすすめ昔話絵本01. 『おおきなかぶ』

小さいねずみから人間まで、みんなで力を合わせて大きなかぶを引っ張ります。「うんとこしょ、どっこいしょ」お決まりの掛け声はぜひお子様と一緒に声に出して読みたい名作です。

海外のおすすめ昔話絵本02. 『てぶくろ』

おじいさんが落とした手袋のなかに、ねずみ、かえる、うさぎ、きつねとたくさんの動物たちが入り、仲良くぎゅうぎゅうづめになっている情景を想像しながら読みたいほのぼの絵本です。

海外のおすすめ昔話絵本03. 『ねむりひめ』

いつか白馬に王子様が、とはよく使われるセリフですが、王子様がねむりひめを100年の眠りから覚ましてくれる、女の子なら一度は想像を膨らませて夢を見たいと思わせてくれるロマンチックなお話です。

海外のおすすめ昔話絵本04. 『おやゆびひめ』

ねむりひめとは対照的に、おやゆびひめは様々な冒険をしていきます。決められた結婚を拒否して自分の力で逃げ出す、自分の意思で行動する勇気あふれるおやゆびひめのお話は、女の子だけでなく男の子にも読み聞かせたい絵本です。

海外のおすすめ昔話絵本05. 『みにくいあひるの子』

みにくいとバカにされていたあひるの子は、大人になったら実は美しい白鳥だった、というお話は、人をその場だけで評価したり、見た目で判断することの愚かさを物語ります。

海外のおすすめ昔話絵本06. 『ヘンゼルとグレーテル』

お菓子でできた家は実は魔女の家で、ヘンゼルとグレーテルを食べようとしていました。甘い言葉には裏があるといういましめでもありますが、読んだ後はそのおうちがどんなお菓子で出来ていたかな?と想像を膨らませても楽しいですね。

海外のおすすめ昔話絵本07. 『ブレーメンのおんがくたい』

役立たずと追い出された動物たちが泥棒を追い出す痛快なお話です。犬、猫、雄鶏、ロバと、それぞれの鳴き声を工夫して楽しく読み聞かせてみてください。

海外のおすすめ昔話絵本08. 『きたかぜとたいよう』

手っ取り早い方法のようが効率が良いと思われがちだけれど、本当はゆっくり着実な方法をとるほうが結果が出る。大人になっても改めてその教訓を再認識してしまう、イソップ童話の名作です。

海外のおすすめ昔話絵本09. 『はだかのおうさま』

本当は見えていないのに、ばかにされる事をおそれて見えない服を着てパレードに出る王様。それを裸だと声を上げたのは、無垢な心の子供だけでした。実は大人のほうが身につまされる深いお話です。

海外のおすすめ昔話絵本10. 『三びきやぎのがらがらどん』

小さいヤギ、中くらいのヤギ、大きいヤギが出てきますが、何より大きいヤギの活躍ぶりが爽快です。「がらがらどん」というフレーズが何度も出てきて、読み聞かせで声に出したい楽しい語感も特徴です。

一気に読めるセットもおすすめ

昔話は名作が多く、何歳になっても飽きることなく読めるものが多くあります。子供が沢山の昔話に触れられるように、セットで揃えるのもおすすめです。

『子どもとよむ日本の昔ばなし 全12巻』

読み聞かせすることを前提に作られた昔話絵本のセットです。昔話の世界観や地域性を大切にしながら、親御さんが読み聞かせをしやすく、子供にもわかりやすいことばで語られています。子供が見て楽しめる絵と生の声だからこそ心に響く文章で構成され、大人が読んでも面白く、子供と一緒に楽しみながら読み聞かせができるセットです。

『日本昔ばなしアニメ絵本 全18巻』

親しみやすいイラストが描かれたアニメ絵本です。漢字・カタカナを含む文章で構成されており、すべてにふりがなが付いているので、自分で読める年齢になってもひとりで読み進めることができます。ぜひ声に出して読みましょう。

『いもとようこの日本むかしばなし 全12巻』

誰もが一度は見たことのあるやさしくてぬくもりのあるタッチ。絵本作家いもとようこさんが描いた昔話の絵本です。浦島太郎やおむすびころりんなどの名作がいもとようこさんの世界観の中で繰り広げられます。丁寧に記された絵やことばがやさしい心を育ててくれるセットです。

『世界名作アニメ絵本 20冊セット』

イソップ、アンデルセン、グリムなどを中心に海外の名作を集めたセットです。約15cm角の小ぶりの絵本なので、お出かけの際に1~2冊持ち歩いて、電車や車の中、病院の待合室などちょっとした待ち時間に読むことができます。

親子で昔話絵本を楽しもう!

絵本は、ページを開くとその世界に引き込まれ、様々な想像を膨らませることで豊かな心をつくっていきます。語り継がれてきた沢山の教えが素直に伝わる昔話の絵本は、子供の想像力をかきたて、やさしく強い精神の子に育つ一助となります。ぜひ親子で声に出して読み、その世界観を共有して一緒に楽しみましょう!

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あかつきのむぎ

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