親子で楽しいふれあい遊び25選!スキンシップのスゴイ効果についても!
親子でできるふれあい遊びは、簡単でどこでも遊ぶことができて、お金もかかりません。親子のスキンシップを図れますし、様々な嬉しい効果がたくさんあります。親子のふれあい遊びの種類や遊び方だけでなく、ふれあい遊びのねらいや効果について解説します。
目次
親子でふれあい遊びをする効果がスゴイ!どんな遊びがあるの?
親子でスキンシップを取りながら、どこでも気軽に遊べるため、ふれあい遊びは昔から親しまれている遊び方です。バリエーションも豊かで、0歳児から一緒に遊べるふれあい遊びがあるのが、人気の高いポイントのひとつです。ふれあい遊びをすることによって、スキンシップ以外にも、嬉しい効果やねらいが多くあります。そもそも「ふれあい遊び」とは、どのようなものなのでしょうか。
ふれあい遊びとは?
体を使って、親子で楽しむことのできる遊び方が、「ふれあい遊び」です。外で遊ぶふれあい遊びもありますし、室内で体を動かす遊び方もあります。0歳児・乳児から幼児まで幅広く楽しめるため、ふれあい遊びは保育園や幼稚園でも採り入れられています。
親子でふれあい遊びをする効果・ねらいとは?
ふれあい遊びをすることによって、親子のふれあいが自然と増えていきます。このふれあいから、親子共々様々なメリットが出てきます。親子のふれあい遊びから得られる効果・ねらいを6つご紹介します。
人を信頼する気持ちを育む
親子のふれあう遊び方から、0歳児や乳児でも安心感・幸福感を得ることができます。大好きな親と肌と肌をふれあわせることで安心でき、そこから得られる幸福感から、信頼する気持ちを育むことに繋げられます。まずは親への信頼感を得て、そこから人を信頼する気持ちを育てましょう。
親子の愛着関係が深まる
スキンシップをすると、愛情ホルモンと呼ばれる脳内物質「オキシトシン」が分泌されます。ふれあい遊びをしてスキンシップすれば、親子どちらにもオキシトシンが分泌され、親子の愛着関係、つまり絆をより深めることができるのです。
親のストレス解消効果をもたらす
スキンシップが親のストレス解消に繋がるのも、嬉しい効果のひとつとして挙げられます。子供に安心感を与えるだけでなく、親も安らぎを得ることができて一石二鳥ですよね。子育てに疲れたママは、ぜひふれあい遊びを試してみましょう。
自己肯定感を持てる
自己肯定感とは、分かりやすく言うと「自信」のことです。自分の存在価値を見い出せることができれば、人生が楽しくなり、生きづらさを感じにくくなります。抱きしめたり手を握るといった簡単なスキンシップだけでも、子供は親からの愛情を感じられます。ふれあい遊びは、子供の自己肯定感を育むねらいもありますね。
子供の記憶力アップ
ふれあい遊びには、子供の記憶力を上げるねらいがあります。人間の脳が著しく発達するのが、0歳児から1歳になるまでと言われており、この時期にスキンシップをとっておくと脳がオキシトシンを分泌しやすくなるのです。オキシトシンが分泌している時には、心身共にリラックスして、目の前のことに集中できるようになります。集中力が上がると記憶力もアップし、学習効果も高まるでしょう。
子供にストレス耐性ができる
大好きなママからスキンシップを受けることで、ストレス耐性が上がる効果を期待できます。なぜならば、0歳児や乳児など低年齢であればあるほど、オキシトシンの効果が強く表るからです。オキシトシンの分泌が多いと、降りかかるストレスに上手く対処することができるようになるのです。さらに、0歳児の時に受けたこの効果は、一生続くとも言われています。将来愛する我が子が様々なストレスを乗り越えるねらいを果たすためにも、乳児期からふれあい遊びを行うのはいいかもしれませんね。
親子でふれあい遊びをするポイントとは?
ふれあい遊びのポイントは、「子供の反応を見ながら遊ぶ」ことです。ふれあい遊びのCDや動画がたくさんありますが、それ通りの歌詞・振り付け通りにしなければいけないわけではありません。先程ふれあい遊びのねらいをいくつかご紹介しましたが、親子で楽しむことが大前提となりますので、子供の反応を見ながら臨機応変に対応して遊びましょう。特に0歳児は視力が良くないため、ママが懸命にふれあい遊びをしても、反応が見られないこともあります。0歳児や乳児があまり反応しなくても、焦らずに色々と試してみてくださいね。
親子でふれあい遊びをする効果が高まる時間帯があるの?
スキンシップの効果がより表れるのは、朝よりも夕方です。親子のふれあい遊びの効果を高めるためにも、夕方に遊ぶのがいいかもしれませんね。毎日短時間でもいいですし、0歳児や乳児も肌を刺激して、スキンシップを通して皮膚の発達を促していきましょう。
【0歳児~乳児向き】親子で楽しいふれあい遊び10選!
ふれあい遊びは、楽しく遊びながら、子供との大切なスキンシップの時間にもなります。0歳児・乳児からできるふれあい遊びの遊び方があります。ねんね期でも簡単にできる遊び方ですし、参考にしてみてくださいね。
いないいないばあ
0歳児でも遊びやすいのが、いないいないばあです。いないいないばあで遊びながら、短期記憶の能力を鍛え、感情・情緒を豊かにするねらいもあります。
遊び方はいたって簡単です。ママが赤ちゃんの目の前で「いないいない」と言いながら顔を隠し、「ばあ」で手を広げます。いないいないで少し長めの間を開けたり、指の隙間から目を覗かしてみたりすると、0歳児の期待感が高まってさらに喜ぶでしょう。いないいないばあで遊べる絵本もありますので、活用してみるのもいいですね。
ほっぺほっぺ
0歳児・乳児向けの「ほっぺほっぺ」の遊び方です。まず親子で向かい合って座ります。歌を歌いながら、子供のほっぺをとんとんしたり、ほっぺから顎にかけてくすぐったりしましょう。歌詞の一部をご紹介します。
ほっぺほっぺほっぺ
いいほっぺ
あかいかわいい
いいほっぺ
にっこにっこにっこ
いいほっぺ
なんでもたべる
いいほっぺ
ラララぞうきん
「ラララぞうきん」は、子供をぞうきんに見立てて絞るような動作をしたり、つついたりするふれあい遊びです。子供が寝転がっている状態の方がしやすいため、0歳児・乳児にぴったりです。
ラララぞうきん ラララぞうきん
ぞうきんをぬいましょう
ちくちくちくちく
ちくちくちくちく
ちくちくちくちくちっくちく
ラララぞうきん ラララぞうきん
ぞうきんをあらいましょう
ざぶざぶざぶ
ざぶざぶざぶ
ざぶざぶざぶざぶざっぶざぶ
歌詞も動きも繰り返しが続くため、覚えやすい遊び方ですね。
にんどころ
歌詞に頻繁に出てくる「にんどころ」とは、似ているところという意味です。まず歌詞をご紹介しましょう。
ここはとうちゃんにんどころ
ここはかあちゃんにんどころ
ここはじいちゃんにんどころ
ここはばあちゃんにんどころ
だいどうだいどうこちょこちょこちょ
0歳児・乳児の正面に、ママが座って遊びます。とうちゃんの部分で子供の右のほっぺを、かあちゃんで左のほっぺを、優しくとんとんとつつきます。続いてじいちゃんの部分で鼻を、ばあちゃんで顎をとんとん触ります。間でこすってみるのもいいですね。最後にだいどうだいどうと歌いながら、顔の周りを円を描きながら、ゆっくりと撫でます。こちょこちょで乳児の脇をくすぐると、笑ってくれるかもしれませんね。
大根漬け
まずは歌詞からです。
大根いっぽんぬいてきて
ゴシゴシゴシゴシ水洗い
パラッパラッパラッパラッ塩振って
モミモミモミモミすりこんで
重しを乗せてギューギュー
大根漬け出来上がり
「大根漬け」の遊び方は、子供を大根に見立てて、体を上から下に撫でたり、塩を振りかける真似をしながらくすぐったりしていきます。子供を寝かせて遊ぶため、乳児から幼児まで幅広く親しまれるふれあい遊びです。
きゅうりができた
大根漬けと同じように、子供をきゅうりに見立てて遊びましょう。子供を寝かせてから、両足を持って左右に揺らしたり、お腹を撫でたりする遊び方です。
きゅうりができた
きゅうりができた
きゅうりができた
さあたべよう
しおふってパッパパ
しおふってパッパパ
しおふってパッパパ
パッパパパ
いたずりキュッキュキュ
いたずりキュッキュキュ
いたずりキュッキュキュ
キュッキュキュッキュキュ
フランスパン
フランスパンに見立てた子供に、バターやジャムを塗る真似をして遊ぶふれあい遊びです。腕を優しく撫でたり、お腹をくすぐったり、子供が喜ぶところをねらいながらやってみましょう。
これはおいしいフランスパン
バターを塗ってぺたぺた
チーズを塗ってぺたぺた
ジャムを塗ってぺたぺた
クリーム塗ってぺたぺた
はいできあがりぱくぱくぱく~
みんなのせんたくもの
子供を脇を持って揺らしたり、たかいたかいしたり、優しいテンポで遊べるのが「みんなのせんたくもの」です。親子で向かい合って頭から肩にかけてとんとんと触る部分もあり、動きも色々あるため、子供が喜ぶこと間違いありませんね。
家族みんなの洗濯物
ごしごしおててで洗いましょう
洗濯バサミでパチンととめて
風に吹かれてゆーらゆら
ゆらゆらゆらゆらゆーらゆら
みんなの洗濯物
いい匂いだな
おすわりやす
おすわりやす
椅子どっせ
あんまり乗ったら
こけまっせ
京都に伝わるわらべ歌のふれあい遊びです。足を伸ばして子供を乗せ、上下に揺らしながら歌いましょう。歌い終わりに足を開いてどすんと落とすところが、子供に好かれるポイントです。
一本橋こちょこちょ
「一本橋こちょこちょ」は、ふれあい遊びの中でも定番です。開いた子供の手のひらの上で、指でさすったりつねる真似をしたりするだけですし、0歳児相手にも簡単にすることができます。始めは一本指、子供の反応を見ながら二本指・三本指と増やしていき、登るスピードを上げていくと、さらに喜んでくれるでしょう。
一本橋こちょこちょ
たたいてつねって
階段登って
こちょこちょこちょこちょ
【幼児向き】親子で楽しいふれあい遊び15選!
幼児向きのふれあい遊びを、15個厳選しました。言葉を話したり歌が歌えるようになり、親子一緒に楽しむことのできるふれあい遊びです。ふれあい遊びのねらいは多くありますが、あくまでも楽しむことを第一優先にしてみてくださいね。
ギッタンバッコン
「ギッタンバッコン」とは、シーソーの幼児語です。遊び方は親子で向かい合って座り、手を繋いだまま両足の裏をくっつけます。手を伸ばしたり引いたりしながら、ギッタンバッコンと体を前後に動かしましょう。場所を取らず、簡単にできるふれあい遊びです。
ボート漕ぎ
足を伸ばしたママの膝に子供を乗せます。ラップの芯をオール代わりに持ち、ボートを漕ぐように体を前後に傾けて遊びましょう。新聞紙を丸めて、オールにしてもいいですね。「ギーコギーコ」「いちに、いちに」などの声掛けをすると、ボートに乗っているようで楽しめます。
自転車漕ぎ
親子で向かい合って寝転がり、足の裏をひっつけて交互に動かします。自転車を漕ぐように足を動かしましょう。だんだんとスピードを早めていき、足が離れてしまったら一からやり直しです。
バスタオルハンモック
バスタオルに子供を乗せて、2人で揺らして遊びます。左右に揺らしたり、上下に振ったりすると楽しいでしょう。あまり激しく振ると落ちてしまいかねないため、十分に気をつけて遊んでくださいね。
おさるの親子
おさるの親子のように、ごっこ遊びをして遊びましょう。子供が親の首に手を回し、足を腰に回して親の体にしっかり捕まります。親はその状態のまま、ハイハイして動き回りましょう。
スーパーマン
手足を伸ばした子供を、スーパーマンが空を飛ぶように、親が抱き上げて歩き回ります。タオルを背中に入れてマントのようにすると、さらにスーパーマンになった気分になれますね。
タッチあそび
子供と視線を合わせ向かい合い、両手を使って「タッチ」で遊びましょう。子供が届く範囲で少し高めにしたり、思い切って低い位置でタッチしたり、子供が喜ぶところをねらいながら遊んでみてくださいね。
バスにのって
親子一緒に前を向き、子供を足の間に座らせます。ママはバスになりきって、子供を右に傾けたり、でこぼこ道を進んだり動きましょう。動きがダイナミックですので、乳幼児向けのふれあい遊びです。
バスにのってゆられてる ゴーゴー
バスにのってゆられてる ゴーゴー
そろそろみぎへまがります
3、2、1 ふー
バスにのってゆられてる ゴーゴー
バスにのってゆられてる ゴーゴー
そろそろひだりにまがります
3、2、1 ふー
バスにのってゆられてる ゴーゴー
バスにのってゆられてる ゴーゴー
そろそろでこぼこみちです
3、2、1 わー
ガタンゴトン列車
「ガタンゴトン列車」は電車ごっこをするふれあい遊びですので、特に男の子に人気があります。親子2人で遊ぶのもいいですが、兄弟やお友達も交えて、何人かで遊ぶのも盛り上がります。
もちつきぺったん
親子で向かい合って立ち、手を繋ぎます。歌を歌いながら屈伸します。子供の顔を見ながら、もちつきをするように手を上下に振り、円を描きながら回りましょう。
ひっつきもっつき
ひっつきもっつき ひっつきもっつき
あらあらくっついた
それ おしり ぺったんこ
ひっつきもっつき ひっつきもっつき
あらあらくっついた
それ おでこ ぺったんこ
ひっつきもっつき ひっつきもっつき
あらあらくっついた
それ おなか ぺったんこ
歌詞の「ぺったんこ」のところで、ママやお友達とお尻やお腹をくっつけて遊びましょう。手や足など、歌詞を変えれば体の様々な部分をひっつけて楽しめますね。
おせんべいやけたかな
「おせんべいやけたかな」の遊び方です。手をおせんべいに見立てて遊びましょう。みんなで向かい合い、手のひらを下に向けて両手を前に出します。一人の子が「お、せ、ん、べ、お、せ、ん、べ、や、け、た、か、な」と言いながら、みんなの手を一つずつ順番に触ります。「な」の時に指をさされた子は、その手をひっくり返します。これを何度か繰り返し、2回手を触れられたら、おせんべいを食べる真似をしながら手を後ろに隠します。何人かで遊ぶ方が楽しめそうですね。
ずいずいずっころばし
童謡としてテレビで流れることもあり、「ずいずいずっころばし」のフレーズを知っている人は多いのではないでしょうか。まず歌詞をご紹介します。
ずいずいずっころばし ごまみそずい
茶壺に追われて とっぴんしゃん
抜けたらどんどこしょ
俵のねずみが 米食ってちゅう
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも
おっかさんがよんでも
行きっこなしよ
井戸の周りでお茶碗欠いたのだぁれ
みんなで円になって座り、こぶしに穴を開けて両手を前に出します。歌を歌いながら、一人が人差し指を順番にこぶしの中に入れていきます。歌い終わりに人差し指を入れられた人が、人差し指を入れていきます。「ずいずいずっころばし」はリズミカルですので覚えやすく、古くから親しまれるふれあい遊びです。
なべなべそこぬけ
「なべなべそこぬけ」の遊び方は、まず向かい合って手をつなぎます。歌を歌いながら繋いだ手を左右に揺らし、「かえりましょ」で、二人同時に反り返り、背中合わせの状態になります。この時、手が離れないようにしましょう。
ぐるぐる洗濯機
繰り返し歌詞に出てくる「ぐーるぐるぐる」の部分は、向かい合い両手を繋いで、ぐるぐる回ります。洗ったりすすいだりする時に、手を上下に振ったり、屈伸したりして遊びます。ねんね期の赤ちゃんには、お腹をぐるぐる撫でたり、ほっぺを撫でたりする方法もあります。
ぐーるぐるぐる洗濯しましょ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ洗いましょう
ぐーるぐるぐる洗濯しましょ
じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶすすぎましょう
ぐーるぐるぐる洗濯しましょ
ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっしぼりましょう
ぐーるぐるぐる せんたくしましょ
ふれあい遊びで親子のスキンシップを大切にしよう!
ふれあい遊びは室内でできるものも多く、簡単で覚えやすいです。ふれあい遊びの効果やねらいを説明しましたが、何よりも子供と楽しく遊ぶためにするものですので、子供が楽しんでいるか反応を見ながらできるといいでしょう。親子のスキンシップを大切にするためにも、ぜひふれあい遊びを取り入れてみてくださいね。