母乳育児で痩せるって本当?正しく痩せるための方法を徹底解説!

母乳育児は痩せるという話を聞いたことはありますか?今回は、そんな母乳育児が痩せると言われる理由や痩せやすい時期、母乳育児をしながらダイエットを成功させるための基礎知識についてご紹介していきます。母乳で育てたいと思っているプレママさんや新米ママさんは必見です!

母乳育児で痩せるって本当?正しく痩せるための方法を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1母乳育児は痩せるって本当?
  2. 2母乳育児が痩せると言われる理由は?
  3. 3母乳育児で痩せる時期はいつからいつまで?
  4. 4【母乳育児中の上手なダイエット①】そもそも痩せない人の理由って?
  5. 5【母乳育児中の上手なダイエット②】おすすめの食事は?
  6. 6【母乳育児中の上手なダイエット③】おすすめの運動は?
  7. 7【母乳育児中の上手なダイエット④】こんなことに注意しよう!
  8. 8母乳育児をしながら体型を戻していこう!

母乳育児は痩せるって本当?

赤ちゃんを産んだばかりのママの大切な仕事と言えば、赤ちゃんに母乳をあげることですよね。母乳が出にくい体質であるのならば混合や完全ミルクで育てているママもいるかもしれませんが、母乳育児は痩せるというのは本当なのでしょうか。

実際のところ、母乳育児で痩せる人と痩せない人といるので、絶対に痩せるという確証はありません。しかし、実際に母乳育児で痩せたという声を寄せているママが多いのも事実です。今回は、母乳育児で痩せる理由や痩せるのに適した時期など、痩せたい母乳育児中のママの悩みを解決していきたいと思います!

母乳育児が痩せると言われる理由は?

母乳育児が痩せると言われるのには、れっきとした理由があります。もしも出産を前にして大幅な体重が増えてしまったプレママさんや、産後に母乳育児で痩せたいと考えているママさんは、この理由を知っておくことで痩せることができるかもしれません。

消費カロリーが増えるから

「授乳中はご飯をいっぱい食べなさい」と親や産院の先生からアドバイスを貰った人も多いと思いますが、これは「たくさん食べて体力を回復させなさい」という意味合いのほかに、「消費カロリーが増えるから」という理由も含まれています。

母乳を作るため、赤ちゃんに母乳をあげるためのエネルギーはとても膨大で、実際に授乳中の消費カロリーは、通常よりも約350kcalも高いとも言われています(*)。この350kcalというのは、体重60kgの人が休みなく階段を昇り続けると消費されるカロリーです。想像するだけでもハードですし、これを毎日続けるのはかなりキツいですよね。

母乳育児中のママは、毎日運動をしなくてもこの350kcalを自然と消費していくのです。食事量が妊娠前と変わらないのであれば、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回り続けるので、必然的に痩せるようになるのです。

(*)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書 妊婦・授乳婦参照。

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食生活に気を遣うから

母乳育児が痩せると言われるのには、もう一つの理由があります。ママが乳腺炎などの母乳のトラブルを避けたり、赤ちゃんになるべく栄養のある母乳を与えたいからと、食生活に気を遣うようになるからです。母乳のトラブルを避けたり赤ちゃんに栄養のある母乳を与えるための食事というのは、必然的に低カロリーなものが多く、摂取カロリーと消費カロリーを上回る場合が多いのです。

母乳育児で痩せる時期はいつからいつまで?

母乳育児で痩せると言われる理由は以上のようになりますが、それでは母乳育児で痩せる時期は、いつからいつまでなのでしょうか。赤ちゃんの母乳の飲み具合やママの体質などで個人差はありますが、どのような場合もキーポイントは「赤ちゃんが母乳を飲む量」にあるようです。

2ヶ月頃から痩せやすくなる

母乳育児で痩せる時期というのは個人差がありますが、一般的には産褥期が終わった産後2ヶ月頃からと言われています。これにはママの体が徐々に妊娠前の生活へと戻っていくほか、赤ちゃんも2ヶ月頃から授乳量が増えてくるからです。単純な話で、母乳の出が増えればその分ママの体も母乳を作ろうと頑張るので、消費カロリーが大きくなるのです。

6~7ヶ月を節目に痩せやすい期間が終わる

赤ちゃんが6~7ヶ月頃になってくると、離乳食が始まります。離乳食が始まるということは、赤ちゃんは母乳だけに頼った栄養補給をしなくなるということですよね。必然的に母乳を飲ませる量が減ってくるので、ママの消費カロリーもこの頃から緩やかに減少してくるようになります。

母乳育児で痩せた人の声を紹介!

標準的には上記の期間が痩せやすい期間になりますが、やはり個人差はあるようです。母乳育児で痩せた人の声をいくつかご紹介しますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

【母乳育児中の上手なダイエット①】そもそも痩せない人の理由って?

母乳育児で痩せる理由や時期についてご紹介してきましたが、冒頭でもお伝えした通り、母乳育児でも痩せない人がいるのも事実です。ここまでしっかり読んでいただいた方ならば何となくお察ししている部分もあると思いますが、母乳育児で痩せない人の理由についてご紹介していきますので、ぜひ母乳ダイエットを成功させるための参考にしてみてください。

食べ過ぎ

いくら母乳育児で痩せるからと言っても、人間の消費カロリーには限度があります。その消費カロリーを上回るような食事を続けていれば、当然ながら母乳育児でも痩せることはありません。母乳育児中は妊娠中と比べてもお腹も空きやすく、食べ物の誘惑が一層強くなるかもしれませんが、痩せるのであれば食べ過ぎには注意しましょう。

ホルモンバランスの変化

妊娠中はホルモンバランスが変化し、お腹の中にいる赤ちゃんを守ろうとしたり母乳を作る準備期間になったりと、お腹や胸に脂肪が増えています。その影響が産後にも続き、中々落ちない脂肪となってしまっている場合も考えられます。

基礎代謝が落ちたから

産後は産前と比べて筋力が失われると前述しましたが、筋肉が失われるということは、基礎代謝が落ちることにもつながります。さすがに350kcalも基礎代謝が落ちることはありませんが、授乳中だからといつもより少し多めに食べていたご飯と、ママの1日のエネルギー消費量が同量であれば、痩せることはできません。

骨盤が歪んで開いている

骨盤が歪んで開いていると、内臓を守ろうと皮下脂肪がつきやすい状態へとなってしまいます。産後に骨盤を元に戻さないことには、そもそも母乳育児で痩せることは難しいのかもしれません。妊娠前の体を早めに取り戻すためにも、骨盤ベルトを巻いたり骨盤矯正に行くなどして、骨盤を元の状態に戻してあげましょう。

【母乳育児中の上手なダイエット②】おすすめの食事は?

ダイエットに気を遣いつつ、なおかつ乳腺炎を避けたり赤ちゃんに栄養のある母乳を作るためには、基本的には薄味のご飯が良いとされています。薄味といえば和食というイメージもあり、実際に授乳中に和食中心の食生活へと変化していくママも多いようです。低カロリーで栄養バランスも整っていて、なおかつ食べる量が変わらなければ、母乳による消費カロリーが増えることも相まって、自然と痩せるようになります。

逆にジャンクフードや揚げ物などの油っこい食事はカロリーが高いほか、母乳が詰まる上に味も変わってしまうとも言われていますので、なるべくなら避けておくに越したことはありません。ちなみにあまり濃い味にしないのであれば和食にこだわらなくても良いようなので、和食が苦手というママさんは覚えておきましょう。

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【母乳育児中の上手なダイエット③】おすすめの運動は?

母乳育児で痩せるからと言っても、赤ちゃんが卒乳をしてしまった後に体重が増えていってしまうのでは元も子もありませんよね。母乳育児で痩せた体をキープするためには、食生活のほかに出産で失われた筋力を取り戻さなければなりません。母乳育児中でもできる軽めの運動についてご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

ウォーキング

老若男女問わず誰でもできるウォーキングは、産院の先生の許可が出れば、産後1ヶ月程度から始めることができます。有酸素運動なのでカロリー消費に貢献してくれるほか、普通に歩くだけでも大臀筋などの大きい筋肉を動かすことができるため、筋力の維持にも繋がります。腕も大きく振れば、二の腕を引き締める効果も期待できますよ。

バランスボール

自宅で簡単にできるバランスボールには、体幹や骨盤を支えるための筋肉を鍛えることができます。特に骨盤まわりの筋肉は、赤ちゃんが産道を出てくる際にどうしてもゆるくなってしまいますので、なるべく鍛えておきたい筋肉でもあります。ただバランスを取りながら座っているだけでも十分なので、ながらトレーニングができるのも嬉しいポイントです。

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腹筋

産後のぽっこりお腹を改善させるためには、腹筋がおすすめです。産後はお腹の中心にある腹直筋という筋肉がお腹の左右に動いてしまうため、「腹筋ができなくなった……」と嘆いているママも多いと言います。

左右に動いてしまった腹筋を元に戻すためにも、無理のない範囲で腹筋をしていきましょう。あまり激しく腹筋をするのではなく、1回ずつじっくりと行うのがコツですよ。こちらも産後1ヶ月あたりから、産院の先生の許可が出れば行うことができます。帝王切開だった場合には、もう少し時間がかかるかもしれません。

【母乳育児中の上手なダイエット④】こんなことに注意しよう!

母乳育児で痩せる仕組みや時期が分かったと思いますが、もちろん注意しなければならないこともいくつかあります。痩せたいという願望が強すぎて体調を崩してしまったり、母乳の出が悪くなって赤ちゃんに十分に栄養を与えられなくなるということがないように、注意点についてもしっかりと目を通しておきましょう。

極端な食事制限をしない

当たり前のことですが、ダイエットを優先とした食事制限は授乳中には絶対に控えましょう。もしも1日の摂取カロリーを抑えたいからと、例えばもやしとこんにゃくしか食べないような食事制限をしてしまえば、自分自身が栄養失調に陥ってしまいます。そうなると被害を大きく被るのは、ママの母乳だけが頼りの赤ちゃんで、完母で育てたいという希望が叶わなくなってしまうかもしれません。

出産前は「自分だけの体じゃないんだから」と言い聞かせていたママも、まだまだ自分だけの体ではないことを意識しておきましょう。

激しい運動を控える

産褥期が終わって通常の生活に戻ったとしても、産後の体は2ヶ月そこらで完全に妊娠前の体に戻るわけではありません。約10か月もの間赤ちゃんを育てていたママの体は、半年以上かけてゆっくりと元の状態に戻っていくのです。もしも毎月の憂鬱なイベントが早めに戻ってきたとしても、それだけでは完全復活ではありません。

産後は妊娠前よりも筋力が低下していることも多いので、妊娠前のように体が動かない場合が多いです。そのため、負荷の少ない運動から無理のない範囲で初めていき、徐々に筋力を戻していくことから始めましょう。産院に相談してみるのもおすすめですよ。

母乳育児をしながら体型を戻していこう!

母乳育児は痩せやすいといっても、ダイエットのために無理をしては意味がありません。あくまでも、ママと赤ちゃんが笑顔で健康に過ごせるのが一番です。いつから痩せるかなど体重のみに固執せず、「痩せたらラッキー」くらいの気持ちで構えているのがストレスもなく良いかもしれませんね。

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この記事のライター
ほり
3児のお父さんをしています。

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