2018年09月10日公開
2018年09月10日更新
女の子の名前『いと』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査!
『いと』という名前は響きも古風で可愛らしく、女の子におすすめです。『いと』と名付ける時に考えられる漢字や、その意味、また注意点など詳しくご紹介していきます。ぜひ『いと』という女の子らしい素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげましょう!
【いと】の名前に人気の【漢字】は?
【いと】という響きの名前はとても可愛らしく、女の子の名付けにおすすめです。もちろんひらがなで【いと】ちゃん、としても可愛いのですが、今回は【いと】の名前に人気の漢字を紹介していきます。字画数なども気にしながら参考にしてみてください!
糸の漢字を使った【いと】
【いと】という名前に使う漢字でまず多くの方がイメージするのは『糸』ですよね。誰もが【いと】と読める漢字ですし、字画数も少なく、子供でも書きやすい漢字でおすすめです。ただし字画数や名字とのバランスなどで『糸』の名前が難しい場合は、次のような糸偏の漢字を使った【いと】の名前もおすすめです。
「い」と読める糸偏の漢字
【いと】の名前に使える「い」と読む糸偏の漢字には「緯」、「維」、「緭」などがあります。それぞれ意味は以下の通りです。
・緯:「織物の横糸」、「左右・東西の方向」
・維:「糸すじ」、「つなぎとめる」、「国家の大本」
・緭:「絹織物」、「真綿」
「と」と読める糸偏の漢字
【いと】の名前に使える「と」と読む糸偏の漢字には「統」、「綴」などがあります。それぞれ意味は以下の通りです。
・統:「ひとすじに続くもの」、「つながり」
・綴:「つづる」、「つなぎ合わせる」
【いと】の名前は以上の漢字同士を組み合わせても良いですし、他の漢字と組み合わせて名付けるのもOKです。【いと】の名前に「糸」を含む漢字を使って素敵な名前を考えてみましょう。
その他の漢字を使った【いと】
「糸」意外にも漢字の読み方で【いと】の名前を考えることもできます。「糸」にこだわらず、【いと】という名前の響きが気に入って名付けたい、という方は以下のような名前にするのもおすすめですよ。
伊都
実は【いと】という名前において最も人気な漢字が「伊都」だそうです。「伊」には「調和」、「都」には「中心」などの意味があるため、『人々の中心になって調和をとれる人に』という想いを込めて名付ける方が多いようです。
依都
女の子らしくおすすめの漢字が「依」です。「依」には「助ける」、「寄り添う」というような意味があるため、優しい女の子に育ってくれそうですよね。
衣都
「衣」はご存じの通り、「ころも・衣服」という意味を持っていますね。人をあたたかく包んでくれる衣服は、なくてはならない存在です。見た目も意味もやさしさややわらかさに溢れる漢字ですから、女の子の名付けにはぴったりなのではないでしょうか。
依音
「音」という漢字も、実は「と」と読むことができます。音は人々を癒したり元気づけたりできる力がありますよね。また「芸術的センスに溢れた人になってほしい」という想いも込められます。
一途
「いちず」と書いて【いと】と読ませることも可能です。ひと目見て分かるように、「いちず」というのはとても良い意味で使われる言葉ですから、名前としても良いかもしれません。
一音
「ひとつの音」で【いと】と名付けることもできます。唯一無二の存在である大切な我が子にはぴったりの名前ですね。
漢字一文字の名前は
【いと】の名前は漢字一文字でも名付けることができます。メジャーな「糸」以外にもいろいろな【いと】と読める漢字がありますので、姓名で見た時のバランスなどにも注目しながら決めるといいかもしれませんね。
糸
まずは漢字一文字の【いと】として最も思いつきやすい『糸』です。先ほども触れたように、読み間違えられる心配も少なく、漢字の雰囲気もやわらかいので女の子の名前にはとてもおすすめです。こちらの字画数や意味・由来についてはこの後詳しくご紹介します。
絃
『絃』も漢字一文字で【いと】と読みます。糸偏の漢字でもありますね。音読みは「ゲン・ケン」で、人名読みでは「つる・づる」などとも読みます。羽生結絃(はにゅうゆづる)選手の名前が有名ですね。こちらも字画数や由来などについては後ほどご紹介していきます。
綸
『綸』も糸偏の漢字で、且つ【いと】と読む漢字です。音読みは「リン・カン・ケン」、人名読みは「お・くみ」です。こちらの漢字についても後ほど詳しくご紹介していきます。
純
「ジュン」や「すみ」などの読みでよく知られる『純』にも、【いと】という訓読みがあります。意味にも「混じりけのない糸」というものがあり、素直で清らかな印象を持つ漢字です。
愛
女の子に大人気の『愛』という漢字にも【いと】という読みがあります。よく「愛しい(いとしい)」という言葉で使われますよね。その意味の通り、「周りの人々から愛されるような女の子に」という想いが込められそうです。
【いと】の名前の【字画数】は?
ここからは【いと】の名前によく使われる漢字について詳しく紹介していきます。まずはそれぞれの字画数から。字画数は姓名判断をするにあたり必要なものであり、また見た目のバランスにも関わってくる重要なものです。使いたい漢字でも一度字画数を確認して、名字と合わせても良い名前になるかどうか確認するのがおすすめですよ。
糸の字画数は
『糸』の字画数は6画です。字画数が少ないのですっきりして見える漢字ですね。
伊都の字画数は
『伊都』の字画数は「伊」が6画、「都」が11画なので、合わせて17画です。字画数が少なめの漢字と少し多めの漢字の組み合わせなのでバランスが良いです。
綸の字画数は
『綸』の字画数は14画です。漢字一文字で【綸】と読む名前なので、比較的どのような名字とも合わせやすいですね。ただ名字の字画数が多すぎると少し重たく見えてしまうかもしれません。
絃の字画数は
『絃』の字画数は11画です。そこまで字画数が多い漢字ではないので、どのような名字とも合いやすいです。
【いと】の名前の【由来・意味】は?
次にそれぞれの【いと】の名前の「由来と意味」をみていきましょう。名前に込めたい想いや、我が子に対する願いなどから漢字を決めるのもおすすめですよ。
糸の由来・意味は
糸の由来
『糸』は「よりいと」の図から生まれた漢字です。糸は繊維をほぐし、よりをかけながら巻き取ることで作られます。「つむぐ」がその作業を表す言葉です。
糸の意味
糸は繊維をほぐして作られるように、逆に糸を合わせていくことで一枚の布が出来上がります。このことから「結びつき」や「絆」などの意味も連想できますね。中島みゆきさんの『糸』という曲の歌詞も有名ですが、「人との結びつきを大切にできるように」といった願いを込めることが多いようです。
伊都の由来・意味は
伊都の由来
「伊」という漢字ですが、漢字の作りが「聖職者が杖を持って神様を呼び寄せている姿を表している」という由来があるそうです。それに加え「都」の成り立ちには「土手に守られた土地」という由来があります。このため『伊都』という名前は神聖なイメージを持つことができますね。
伊都の意味
最初の方でも触れましたが、「伊」には「調和」、「都」には「中心」などの意味があります。【いと】という優しい響きにもぴったりな意味ですよね。どちらも名付けにふさわしい漢字なので、安心して使ってくださいね。
綸の由来・意味は
綸の由来
『綸』の漢字は「より糸」を示す「糸」と、文字を書きつけるために紐で編んだ札の図を組み合わせた作りが由来となっています。このことから『綸』は糸をより合わせた「太くしっかりした糸」を示します。
綸の意味
『綸』の意味は由来の通り、「より合わせて作った太い糸」です。また「綸言(りんげん)」という言葉があるように、「天下を治める者の言葉」という意味もあります。このことからより強い結びつきや、気品を感じさせる名前にしたい方におすすめです。
絃の由来・意味は
絃の由来
『絃』は「より糸」と黒い糸である「玄」を束ねた図を組み合わせて生まれたのが由来であり、その作りがそのまま漢字の意味にもつながっています。
絃の意味
『絃』の意味は「楽器の糸、弦」、「弦楽器の総称」です。その意味からやはり「音楽」の印象が強い漢字です。見た目のシャープさだけでなく、意味にも繊細さが含まれているので、女の子の名付けにもぴったりでしょう。
名前を付けるポイントは?【いと】はキラキラネーム?
【いと】という名前は響きが可愛らしく、女の子の名前としておすすめです。ただし、【いと】と名付ける際には注意しておくべきこと、意識すべきことがあります。以下のことをよく理解したうえで、素敵な【いと】の名前を授けましょう。
名付けの時に注意したいことは
【いと】と名付ける時、注意してほしいのが名字と合わせた時の響きや漢字です。例えば「いとう」という名字に【いと】という名前をつけると、「いとういと」となって響きも見た目もおかしくなってしまいますよね。
また「細井」や「臼井」などの名字に「糸」という漢字の名前を付けると、「ほそい糸」や「薄い糸」と読めてしまい、良くない意味になってしまいます。【いと】と名付ける時には、名前だけでなく、名字と合わせた場合もよく考えて名付けるようにしましょう。
【いと】はキラキラネーム?
そもそもキラキラネームとは「誰にも読めない名前」や「人名としてふさわしくない名前」などを指します。【いと】はたしかに名前としては少し珍しい響きかもしれませんが、決してキラキラネームではありません。むしろ年を重ねても違和感のない、古風で素敵な名前ですよ。
ただし、【いと】にあてる漢字が誰にも読めない漢字だったり、無理のある読み方の漢字だったりするとキラキラネームと認識されかねません。名前は一生を左右する大切なものですから、我が子が大きくなってから傷ついたり困ったりしないように、漢字には注意して名付けましょう。
名前は最初の贈り物
名前というのは、産まれてきた我が子に贈る最初のプレゼントです。そして名前は死ぬまで一生付きまとう大切な贈り物でもあります。【いと】という名前は響きも可愛く、女の子におすすめの名前ですが、よく意味や漢字を考えて、我が子が喜んでくれる素敵な贈り物にしましょう。