子供の体力が低下している原因や影響とは?体力低下を防ぐ方法も!
最近問題になっている子供の体力低下ですが、親としては肥満や運動能力の低下に影響が出るのではと不安ですよね。子供の体力低下は生活リズムの乱れや運動不足などの原因があります。様々な原因や体力低下による影響などをまとめました。体力低下を防ぐ方法も紹介します。
目次
子供の体力が低下しているって本当?
子供の体力低下については、全国的に問題視されるほど大きな問題となっています。すでに15年以上前から注目されており、体力低下を防ぐ方法を模索してきました。生活リズムの改善だけでなく、運動能力の向上など様々な取り組みを行っています。親としては子供の体力低下がもたらす影響や防ぐ方法を知りたいところです。この記事では体力低下についてまとめたので、ぜひ参考にしてください。
子供の体力が低下していると言われる理由を紹介!
子供の体力低下についてその理由を解説します。国をあげて取り組んできたことなのでここ数年で変化がありました。今の子供がどんな状況にあるのか確認してみてくださいね。
過去数年間では体力は向上傾向にある
数十年前から注目されてきた子供の体力低下問題ですが、取り組みの甲斐があって近年はゆるゆると運動能力や体力が向上していると言われています。昭和45年頃から肥満傾向の子供の割合が増えていましたが、一時期その割合が2倍から3倍に膨れ上がっていました。しかし食生活の改善や生活リズムを整えることで、肥満傾向も収まり少しずつ体力が向上しているのです。
親世代に比べると緩やかに低下している!
子供の体力低下は親世代と比較すると緩やかに低下しています。親の世代には運動能力や体力テストをしてもよい数値でした。子供たちはしばらくは向上したり停滞した数値を出していましたが徐々に低下していったのです。親世代よりも外で遊ぶ機会の減った子供は体力が減り、運動不足になり数値が悪くなってしまいました。
運動が出来る子供と出来ない子供の差が開いている
運動が出来る子供と出来ない子供の差が開いている理由は、親が子供にどれだけ体力低下を意識して運動させてきたかということが影響します。運動が出来る子供は幼い頃からよく歩いたり外でよく運動遊びをしてきているため体力があります。しかし運動をあまりしてこなかった子供は、体力が低下し運動が苦手になってしまうのです。
子供の体力が低下している原因を5つ紹介!
子供の体力が低下している原因について5つ紹介します。今まで知らなかった原因や、知ることで体力低下を防ぐ方法に気づくことが出来るのでぜひ参考にしてください。
空地や公園など外で遊べる場所が減った
以前は空き地や公園など外で遊べる場所がいくつもありました。しかし土地がどんどん開発され、子供が自由に遊べる公園などが激減してしまったのです。公共の施設や学校開放なども行っていますが、時間も限られており自由に身体を動かすには限りがあります。外遊びは子供の体力をつけるにはもってこいの遊びです。機会が減ってしまうことで体力が低下してしまいます。
一緒に遊べる子供の数が減った
少子化や習い事の影響により、一緒に遊ぶ子供が減ったことも体力低下の原因になります。1人でも子供は遊べますが、何人かの友達と身体を動かすのはとても大切です。遊び相手がいるとより多く運動が出来るので、遊び相手が減ってしまうと体力が低下してしまうのです。
SNSやゲームが普及した
以前は家の中で遊べる遊びはあまりありませんでした。楽しく遊ぶには近所の子供と外遊びが一番だったのですが、最近はSNSやゲームなどの普及により自宅でも楽しく遊べてしまうのです。むしろゲームの世界の方が子供にとっては刺激的で楽しいのでしょう。外で友達と会って自分たちで遊びを工夫して考え、身体を使うことが減っているのです。
生活習慣が乱れている
習い事や親の仕事の関係で、生活リズムの乱れがあると体力低下の原因になります。寝る時間が遅くなり、早起きが出来なくなると朝ご飯を食べる時間がなくなってしまい1日のバランスが崩れてしまうのです。そういった生活の影響で、子供の身体の成長に影響が出てしまい体力低下になってしまいます。
生活が便利になり運動する機会が減った
生活が便利になり、車やバスや電車など様々な乗り物に誰もが乗れるようになりました。それが原因で少し買い物に行くにしても、歩かずに自転車や車を使って子供の歩く機会を減らしているのです。ベビーカーや自転車なども便利で使いやすいものが多くなり、歩くことが苦手な子供が増えています。親は子供のために歩くことを意識して、近距離であればなるべく一緒に歩くようにしましょう。
子供の体力が低下するとどんな悪影響があるの?
子供の体力が低下するとどんな悪影響があるのか親としては心配ですよね。運動能力の低下や体力低下による悪影響についてまとめましたのでご覧ください。
直接的なコミュニケーションが苦手になる
体力を向上させるためには近所の子供や様々な友達と一緒に遊ぶのが一番です。しかしその機会が減ってしまうと、誰かと直接コミュニケーションを取って遊ぶ機会も減ります。そのため成長しても直接コミュニケーションを取るのが苦手になり、SNSなどのツールがないと人と関われなくなってしまうのです。
肥満や生活習慣病になる可能性が高くなる
子供の体力低下は運動不足が影響しています。すると身体に脂肪がつき肥満傾向の子供になってしまうのです。肥満になると生活習慣病など子供のうちでも病気にかかるリスクが高まります。また、肥満傾向の子供は運動も苦手になり、外に出ることも億劫になるため悪循環となるのです。さらに肥満になって体調が崩れると精神にも悪影響を及ぼす可能性があります。
骨折などの怪我が増える
骨折や捻挫などの怪我が子供に増えていますが、体力低下が影響しています。体力が低下した子供は転んだ時に頭を守ったり受身をとったりすることが出来ず、大怪我をしてしまうのです。運動をしないことで上手な転び方が出来ずに怪我をしてしまいます。
イメージ通りに身体を動かすことが出来なくなる
身体を自分のイメージ通りに動かすためには心身の発達が大切です。子供の体力が低下してしまうとイメージ通りに身体を動かすことが出来なくなってしまうのです。身体をイメージ通りに動かすことが出来ないと運動能力にも影響し苦手になってしまいます。
ストレスに弱くなり精神面にも影響が出る
子供の体力が低下すると心身の発達にも影響があり、運動能力だけでなく精神的にも弱い子供になってしまいます。ストレスに耐えられず、常に不安を抱えて生活するようになり気力が低下してしまうのです。
国民全体の体力や活力の低下に繋がる
人間にとって体力とは生きるための活力であり、生活していくための力になります。そのため子供の体力が低下してしまうと大人になってからも活力が低下し、国民全体に影響が出てしまうのです。すると国全体の力も低下してしまいます。
子供の体力低下を防ぐ方法4選!【日常編】
子供の体力を防ぐ方法について4つ解説します。体力低下を防ぐことで肥満や運動能力の低下を改善出来るので、ぜひ参考にしてください。
普段から歩かせるようにする
身近に出来る方法は普段から歩かせることが大切です。遊びに出かけたり買い物に行く時もすぐに抱っこせずに歩かせるようにしましょう。荷物を自分で持つことも大切で、しっかりと自分の荷物を持って歩くことで基礎体力を作ることが出来るのです。
「よく食べ・よく動き・よく眠る」を徹底させる
子供の体力低下を防ぐためには「よく食べ・よく動き・よく眠る」を徹底することが大切です。運動教室などに参加するのもよい方法ですが、人間の基本である「よく食べ・よく動き・よく眠る」を徹底することで体力が向上するのです。子供の生活リズムをしっかり意識しましょう。
親子で運動する機会を増やす
仕事で親が忙しく、一緒に遊ぶ時間を取ることが難しくなっていますが子供と運動する機会を増やすのもよい方法です。子供は親と遊ぶのが一番楽しく好きなのです。そのため親が子供を連れ出し、一緒に運動をしましょう。
体操教室やスポーツ教室などの習い事をする
体操教室やスポーツ教室などの習い事をするのも体力低下を防ぐ方法です。親が仕事で一緒に遊ぶ時間が取れない場合は、特におすすめです。注意することは子供が嫌がっているのに無理に連れて行かないことです。楽しみながら運動が出来るようであれば進めましょう。
子供の体力低下を防ぐ方法2選!【レジャー編】
子供の体力低下を防ぐ方法としてレジャーに関わるおすすめの方法を2つ紹介します。広い外で元気いっぱい親子で楽しみながら体力向上を目指しましょう。
大きな公園やアスレチック施設に行く
大きな公園やアスレチック施設は楽しいだけでなく子供の体力低下を防ぐことが出来ます。大きな遊具で1日楽しく遊ぶことが出来ますし、親と一緒に過ごすことも出来て心も身体も満足することが出来るでしょう。
季節限定のレジャースポットに行く
スキーやスケートなど季節限定のレジャースポットなどで遊ぶのも体力低下を防ぐよい方法です。季節を楽しむことも出来ますし、子供の心を満たすことも出来ます。家族で過ごす時間は何より大切なので、心も身体も豊かになるでしょう。
子供の体力低下が与える影響を理解して、親子で対策しよう!
共働き家庭が増えているので子供の運動不足や体力低下を防ぐ方法を実践するのは難しい場合もあるでしょう。しかし体力低下が与える影響を理解することで、幼いうちから対策をすることが出来ます。親子で楽しみながら体力向上を目指しましょう。