子供の習い事におすすめのスポーツは?運動から学ぶメリットも紹介!
「子供の習い事はスポーツ」と考えているパパ・ママは、どんな習い事を子供にすすめていますか?子供の頃は習い事を一つに絞らず、体操・テニス・スイミングなど色々なスポーツを試しましょう。今回は運動のメリットとスポーツを習う際の注意点などの情報をお伝えします。
目次
子供におすすめのスポーツ系の習い事は?
最近は、オリンピックなどテレビで放映される日本アスリートの活躍を観て、スポーツ選手に憧れを持つ子供たちが増えています。子供に人気が高いスポーツ系の習い事は、基礎体力を鍛えられるなどのメリットがある一方で、ユニフォームなどの費用がかさむ場合があります。
今回は、子供に人気が高いスポーツ系習い事の注意点や、アスリートが子供の頃に習っていたスポーツなどについてご紹介します。
子供がスポーツの習い事をするメリットとは?
スポーツの習い事には、子供のストレス解消や体力強化など多くのメリットがあります。ここからは、子供が心身ともに健康になれるスポーツ系習い事のメリットをご紹介します。
基礎体力がつく
スポーツ系習い事の一番のメリットは子供に基礎体力がつくことです。成長期の子供は、体操・スイミングなどスポーツ系の習い事をすることで、基礎体力を鍛えることができます。
チームワークを学ぶ
サッカー・野球・バスケなど集団で行うスポーツは、子供たちがチームワークを学ぶ絶好の機会となります。子供たちは勝利を勝ち取る喜びを分かち合ったり、試合に負けた時に共に励ましあうことで、一つの目標に向かって仲間と協力することの大切さを知ることができます。
趣味や特技になる
スポーツ系習い事には、子供の趣味や特技にもなるというメリットがあります。野球・サッカー・テニス・スイミングなどのスポーツ系習い事を始めた子供は、充実した趣味や自信につながる特技を持つことができます。
脳が鍛えられる
スポーツ系習い事は、子供の脳を鍛えるのにも有効です。神経系の発達が活発な子供の頃にスポーツを行うことは、勉強や仕事への集中力や注意力を高められるというメリットがあります。脳を鍛えるには、特に体操などの全身の神経を使うスポーツがおすすめです。
心が強くなる
スポーツ系習い事には、子供の脳内に心身を安定させる物質を作り出して心を安定させるというメリットがあります。スポーツには挫折や失敗を経験しても過度に落ち込むことなく、新たな気持ちで努力する性格を育む効果があるのです。心を鍛えるには、体操・武道・格闘技などがおすすめです。
コミュニケーション能力・礼儀が身につく
子供が社会で活躍する上で最も大切となるのがコミュニケーション能力や礼儀作法です。体操・武道・格闘技などの礼儀作法を重んじるスポーツ系習い事は、子供たちが自然に礼儀を身につけられるというメリットがあります。またテニス・卓球などペアで行う習い事も、子供たちのコミュニケーション能力を育むのに有効です。
幼少期には色々なスポーツを試した方がいい?
子供が才能を発揮できるスポーツは、一人一人違います。どのスポーツで子供が最も活躍できるかは、色々な習い事を試してみなければ分かりません。また子供は、15歳頃までに運動神経の成長がほぼ完了するので、それまでに色々な動作のスポーツを行い、バランスよく体を鍛えていく必要があります。
定番の野球・サッカー・テニスだけでなく、体操など全身をくまなく動かすスポーツも試してみましょう。
子供に人気・おすすめなスポーツ系の習い事5選!
スポーツ系習い事で子供のやる気や注意力を引き出すためには、本人が楽しみながら行えるスポーツを選ぶことが大切です。ここからは子供に人気が高いスポーツ系習い事と、そのメリットや費用について、お伝えしていきます。
スイミング
子供の心身を安定させるメリットがある習い事の一つにスイミングがあります。スイミングは、息継ぎを繰り返し行うことにより、呼吸器が鍛えられます。スイミングには、呼吸器を鍛えることで脳に酸素を送り込み、心の安定を図ることができるというメリットがあるのです。
【月謝】3,000円~8,400円
【費用】入会金:10,000円 水着など:2,000円~5,000円
体操
体操は色々な動作を行うため、バランスよく体を鍛えるために有効なスポーツです。体操は体幹を鍛えることができるので、健康的な体を育む為の土台づくりにピッタリのスポーツです。子供の健康を育む目的で習い事を始める方は、まずは体操から試してみては如何でしょうか。
【月謝】5,000円~7,000円
【費用】ユニフォームなど:約5,000円
テニス
日本のアスリートが活躍するスポーツの代表格といえばテニスですよね。大人になっても趣味として楽しむことができるテニスは、有酸素運動が活発で健康維持にも大きなメリットが期待できます。ただしテニスは、ラケットなどを揃える必要があるので、若干費用がかさむ場合があります。
【月謝】約6,000円
【費用】ウェアなど:約20,000円 ラケット代:9,000円~30,000円
スケートボード
アスリートがかっこよくジャンプを決めた時の姿に憧れる子供が多いスポーツといえば、スケートボードです。サッカー・野球などと比べるとマイナーなスポーツですが、バランス感覚を磨くことができるなどのメリットがあります。
【月謝】500円~3,000円
【費用】ボード・ヘルメットなど:約17,000円
卓球
福原愛選手の活躍で一躍注目を浴びるスポーツとなった卓球は、反射神経や動体視力を鍛えられるといったメリットがあります。年齢を重ねても趣味として楽しむことができるのが、卓球の魅力です。以下が卓球にかかる費用です。
【月謝】週2回:7,000円~10,000円
【費用】ラケットなど:5,000円~20,000円
男の子に人気・おすすめなスポーツ系の習い事4選!
男の子に健やかに育って欲しいと願うパパ・ママには、スポーツ系の習い事に通わせたいと思っている方も多いのではないでしょうか。男の子には、注意力・集中力・チームワークなどを身につけられるスポーツがおすすめです。
サッカー
Jリーグにより、野球と並ぶ人気スポーツとなったサッカーに憧れる子供たちは大勢います。地域のサッカーチームなどに参加して友達を増やしたり、家族で子供の試合を観覧することができるのも大きな魅力です。
【月謝】2,000円~5,000円
【費用】入会金・年会費:各3,000円 ユニフォームなど:5,000円~10,000円
合宿・遠征費用:15,000円~40,000円
野球
昔から子供に最も人気が高い定番スポーツといえば野球です。最近は、海外で活躍する日本人メジャーリーガに憧れを持つ子供が増えています。キャッチボールの練習など、親子で楽しめるのも野球の魅力です。
【月謝】1,000円~10,000円
【費用】用具:約10,000円 入会金:5,000円~10,000円
保険:約3,000円 選手登録:約2,000円
武道・格闘技
武道・格闘技は心身を鍛えられるとともに礼儀を身につけることができるスポーツです。日本発祥の空手・柔道などの格闘技は、オリンピックなどの競技として世界中に広まり、多くのアスリートを生み出しています。武道・格闘技は、受け身などを練習することにより怪我をしない為の注意深い動作も学ぶことができます。
【月謝】2,500円~3,000円
【費用】入会金:約6,000円 道着:2,000円~7,000円
ボクシング
ハードなスポーツの印象があるボクシングですが、縄跳びなどのトレーニングにより基礎体力が身につきます。また練習相手とスパーリングすることにより、注意力も鍛えられます。グローブ以外には、Tシャツや短パンなどがあれば良いので比較的費用がかからないのも魅力です。
【月謝】6,000円~7,000円
【費用】グローブセット:3,000円~5,000円 マウスピース:約1,200円
バンテージ:600円~1,000円 入会金:10,000円~12,000円
女の子に人気・おすすめなスポーツ系の習い事3選!
最近は、野球・サッカーなどでも世界的な女性アスリートが育っている日本ですが、しなやかで美しい動作のスポーツもまだまだ根強い人気があります。ここからは、女の子に人気が高いスポーツを3つご紹介します。
ダンス・バレエ
女の子憧れといえば、ダンス・バレエなど華やか衣装で踊るスポーツです。特にバレエは姿勢が良くなり、体の柔軟性が高まるなどのメリットがあります。
【月謝】7,000円~15,000円
【費用】入会金:10,000円 シューズ・レオタードなど:約10,000円
発表会参加費:10万円~20万円
フィギュアスケート
浅田真央さんなどの繊細で華麗な演技が脚光を浴び、人気が高まっているフィギュアスケートは、スケートリンクの教室でレッスンを受けることができます。バレエと同じく、体の柔軟性が高まるなどのメリットがあります。
【月謝】週1回:6,000円~12,000
【費用】靴:約13,000円 エッジカバー:約4,000円
ブーツカバー:1,500円~4,500円
チアリーディング
スポーツの応援に欠かせないチアリーディングは、女の子にとって憧れのスポーツです。チアリーディングは競技の普及を目的とした団体あり、講習会や資格まで設けられています。子供の協調性を育てたいパパ・ママには、チアリーディングをおすすめします。
【月謝】4,000円~10,000円
【費用】衣装など:3,000円~5,000円 保険:約1,000円
大会参加費:5,000円
地域のスポーツクラブ等で習い事をするメリット・デメリットは?
子供の習い事は、道具やユニフォームの準備などに費用がかさみますよね。色々なスポーツの習い事を試したい子供には、ウェアや道具のレンタルが可能なスポーツクラブがおすすめです。ただし、大人向けのプランは却って割高になる場合がありますので、注意しましょう。
子供がスポーツ系の習い事をする注意点を知ろう!
スポーツ系の習い事は、体の柔軟性を高めたり筋力強化につながる反面、怪我などのリスクも増えます。ここからは、子供をスポーツ系の習い事に通わせる際は、どんなことに注意すればいいのかチェックしてみましょう。
怪我の心配
野球やサッカーなどの子供に人気が高いスポーツは、常に怪我を負う危険と隣合わせです。あまり過剰に心配する必要はありませんが、試合で怪我をした時に備えて応急処置の方法を覚えておくと安心です。試合の時は、習い事の先生や、他の子供の保護者などと協力しながら注意深く子供の様子を見守るようにしましょう。
勝ち負けにこだわりすぎないようにする
子供が出場して試合や大会を観戦していると、応援に熱が入りますよね。パパやママが、自分の子供が出た試合の結果が気になるのはごく自然な感情です。ただ子供に期待するあまり、つい勝敗にこだわってしまう場合もあるかもしれません。
パパやママが勝敗を過剰に気にすることは、子供にとってプレッシャーとなりやすいです。もし、子供が試合や大会で負けても、パパやママはガッカリした様子を見せないように注意しましょう。
疲れ過ぎていないか子供の様子をチェック
大人に比べて体力が少ない子供は、あまりハードな練習メニューだと疲れてしまう場合があります。子供が習い事から帰ってきたら、極端に疲れている様子がないか注意深くチェックするようにしましょう。体操・武道・格闘技などはハードな練習メニューをこなす場合もありますので、疲れている時は少し休ませるようにしてください。
一流アスリートは幼少期にどんな習い事をしていた?
世界で活躍する日本の一流アスリートたちは、子供たちの憧れの存在です。世界的なアスリートたちは、幼少期にどんな習い事をしていたのでしょうか?さっそく、チェックしてみましょう。
大谷翔平(メジャーリーガー)
メジャーリーガーとしてロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手は、小学4年生から野球と並行してスイミングを習っていました。また幼少期には元バトミントン選手のお母様とバトミントンの練習に勤しんでいたそうです。
錦織圭(プロテニス選手)
リオデジャネイロオリンピックで、96年ぶりに銅メダルを獲得し快挙を成し遂げた錦織圭選手がテニスを始めたのは5歳の時です。5歳から小学4年生まではサッカーとテニスを並行して習っていました。サッカーで培った錦織選手の脚力は、現在のテニスプレイにも活かされています。
Always fight! pic.twitter.com/k9utUpZX7D
— Kei Nishikori (@keinishikori) June 1, 2019
澤穂希(元サッカー選手)
2011年FIFAワールドカップで日本チームを優勝へと導いた澤穂希選手の脚力は、サッカーと並行して習っていたスイミングで鍛えられました。3歳から12歳までの9年間、地道に続けたスイミングが澤選手の体力を大きく成長させたに違いありません。
本田圭佑(サッカー選手)
名古屋グランパスでプロ入りし、ロシア・メキシコ・イタリアなど海外のチームで活躍してきた本田圭佑選手が子供の頃に習っていたスポーツは、野球・卓球・スイミングなどです。どんなスポーツにも積極的に挑戦した経験が、後に世界で活躍するアスリートへとの成長することに繋がったのでしょう。
I have no memory of eating lunch alone in the restaurant. I like it!!#SanFrancisco pic.twitter.com/e3ABLQJXtQ
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) August 7, 2018
荒川静香(プロフィギュアスケーター)
2006年トリノオリンピックで日本人で唯一金メダルを獲得するという快挙を成し遂げた荒川静香選手が、子供の頃に習っていたスポーツは、スイミングでした。5歳の頃からスケートを始めた荒川選手は、スポーツ以外にもバレエ・エレクトーンなど芸術的センスを磨く習い事にも挑戦していました。
子供にスポーツ系の習い事をはじめよう!
今回は子供の注意力や集中力を育み、健康的な体を手に入れることができるスポーツ系の習い事に関する情報をお伝えしました。定番の野球・サッカーから体操など体全体を鍛えるのに有効なスポーツまで、色々な習い事がありました。
初心者の頃は怪我などに注意が必要ですが、練習を積み重ねていけば徐々に注意力が向上し、楽しく安全にスポーツを楽しむことができるようになります。子供の頃から色々なスポーツを試してみて、是非本人の合ったスポーツを見つけてあげてくださいね。