2018年09月04日公開
2018年09月04日更新
コストコに騙されるな!高い年会費のもとは取れる?悪コスパ商品も!
「節約するならコストコ!」という印象のあるコストコですが、年会費が高いだけではなく商品によって実はコスパの悪い商品もあります。コストコを上手に使って高い年会費の元を取る方法や、年会費を払わずにコストコを楽しむ方法を紹介していきます。
目次
コストコとは?年会費はどのくらい高い?
「大量購入でコスパが良くなる」や「年会費が高い」というイメージが強いコストコですが、皆さんは利用したことがあるでしょうか?車を使って行く郊外にあることも多く、日本では店舗数もまだまだ少ないため、実は名前を聞いたことはあるけど見たことがないという人もいるかもしれませんね。
コストコとは
コストコとは、アメリカに本社を置く「会員制倉庫型店」です。幅広い品揃えが特徴的で、食料品やベビー用品を始めとして電化製品や眼鏡などを購入することもできます。
品揃えが豊富な反面、基本的には大容量のものを取り扱っているのもコストコの特徴です。そのため、夫婦だけの家庭や、あまり物を買わない人たちには縁がない店舗ですね。大容量なので、商品単価は一見高いように見えますが、消費量が多い場合にはお得に買うことができます。友達同士で分け合ったりするには便利な点もありますよ。
コストコの年会費は高い!
しかしながら、コストコの最大の特徴といえば高い年会費ではないでしょうか。会員カードを作るために高い年会費を取られてしまうため、コストコをたまに利用する程度ではコスパが悪くなってしまいます。コストコに会員登録をするのであれば、高い年会費の元を取れるように頻繁にコストコに通うことをおすすめします。
コストコの年会費は、法人契約と個人契約で異なります。
法人契約の場合の年会費:3,850円(税抜き)
個人契約の場合の年会費:4,400円(税抜き)
これはどちらも、2018年9月時点でのものですが、個人契約の方が法人契約の場合よりも高くなっていますね。税込で計算すると、約600円も個人契約の方が高い計算になります。
頻繁にコストコで商品を買うのであれば問題ない価格かもしれませんが、やはり年会費としては高い部類に入るのではないでしょうか。ただし、飲食店経営などで大量購入&大量消費をするのであれば、会員登録の費用を考えてもコストコはかなりコスパが良くなりますね。
コストコで買うと高くつく!コスパが悪い商品&理由①【単価が高い】
大容量の商品が売っていると反射的に「安い!買おうっ!」と思ってしまいがちですが、購入前には必ず単価だけではなくコスパを確認する必要があります。単位が大きくなると暗算では分かりづらくなってしまいますので、必ずスマホなどで100gあたりの単価を計算して高いか安いかを判断するのがおすすめです。
単価が高いためにコスパが悪いと言われている商品を、3つ紹介します。
1. 単価が高い【コストコバスティッシュ】
とてもリピーター率が高い商品で、品質も素晴らしいです。43.18mのロールが30ロール入っているので、消耗品の買いだめにも便利ですね。ただしお値段が1,758円ですので、1mあたりの値段が約1.35円となっています。スーパーやドラッグストアで購入できるトイレットペーパーと大差ありませんね。値段に比べて品質はとても良いので、肌が弱い人や高齢者・子供がいる家庭では購入を検討する価値がないとは言い切れません。
2. スーパーとあまり変わらない単価の【さくらどり国産鶏もも肉2.4kg入り】
国産鶏で、すごく美味しいお肉です。しかしながら、2,398円とコスパが良いとはお世辞にも言えません。スーパーでも国産の鶏肉が100g80円前後で購入できることを考えると、コストコで購入するメリットがないと言っても良いでしょう。バーベキューなどの「一度に大量のお肉を消費する」場面で購入すると手間が省けるかもしれませんね。
3. コスパが悪い代表品【たまご】
たまごは大きく値段が変動するので、毎回「コスパが悪い」とは言えませんが、20個入りで400円ほどする場合はコストコで買う必要は全くありませんね。近所のスーパーで、特売日に10個入りのたまごを100円ほどで買った方が半額の値段で購入できます。また、個数も20個入り、60個入りと一般家庭での消費が難しいことにも注意しましょう。
コストコで買うと高くつく!コスパが悪い商品&理由②【量が多すぎる】
いくら単価が安くても量が多すぎて廃棄することになってしまっては、節約には程遠いですよね。もちろん環境にも悪いし、子供の教育にも悪いので量が多い商品を購入する際には味だけではなく「消費しきれるかどうか」という点にも注目するようにしましょう。
量が多すぎるためにコスパが悪いと言われている商品を3つ紹介します。もちろん、味は美味しいものもあるため、大家族の場合は一概にコスパが悪いとは言えないことを覚えておいてください。
1. 美味しいのに量が多い【ハーフシートケーキ】
「これぞアメリカ!」と言いたくなるようなハーフシートケーキはインパクトが大きいですね。45*35*6cmというビッグサイズで、重さはなんと3.7kgもあります。一般的な新生児よりも重たいケーキは、見たことがない人の方が多いですよね。2,380円というお得な値段ですが、48人分のケーキを食べきれる家族はなかなかいないのではないでしょうか。消費期限も3日と短い上に、冷凍するにも大きくて難しいので食べきれずに捨てる人がほとんどです。大人数のパーティー以外ではおすすめできません。
2. 単価は安いけど……【ピュアオリーブオイル】
100%ピュアオリーブオイルは、品質も良く飲食店などで購入するのにはおすすめできます。しかしながら、5L入って4,320円です。いくらコスパが良くても、一般家庭で5Lのオリーブオイルはなかなか消費しきれませんよね。しかも油ですので、早く使わないとどんどん酸化して品質も劣化してしまいます。さらに捨てる際には固めてから捨てる必要があるなど手間がかかり、後悔する人も続出しています。
3. 味は良いけど食べにくい【アメリカ牛肩ロース】
塊で売っているため見栄えも良く、友達同士のバーベキューなどでは大人気の商品です。味も美味しいのですが、筋が多くて食べにくかったり切り分けるのに苦労したという声も聞こえてきます。特に筋が多いお肉は、小さな子供がいる家庭では歓迎されませんね。日常的に使う牛肉を買う場合は、塊ではなく切り分けられているものの購入がおすすめです。冷凍保存もしやすいので、大量購入もできますね。
コストコで買うと高くつく!コスパが悪い商品&理由③【味・質が良くない】
単価も安く量も適量だとしても、肝心の味が悪い食材や質の悪い商品は買っても無駄になってしまいますよね。買う前は気付かないことも多いですが、節約のためにもしっかり情報を調べてからコストコに行くのがおすすめです。
味・質が良くないとされている商品を3つ紹介します(あくまで個人の主観によるものです)
1. 味が微妙すぎる【コストコプルコギ】
インターネットで検索するとたくさんアレンジレシピが出てくるのが、この「コストコプルコギ」です。たくさんのアレンジレシピが出てくるため人気商品だと思って買う人も多いのですが、裏を返せばアレンジしないと食べにくい味をしていると捉えることもできますね。
どうしても気になる場合は、試食してからの購入をおすすめします。独特な風味ですので、普段プルコギが苦手な人でも気に入る可能性もありますよ。
2. 量も味も微妙な【サワードプレッツェル】
1,000円で1,474gも購入できる驚きのコスパですね。お菓子が好きな食べ盛りの子供がいたり、友達と集まってパーティーをする時には、見た目のインパクトもあるから買ってみる、という人も多いお菓子です。しかしながら、塩味がきつくて酸味もあるためなかなか日本人の味覚には合いません。一般的なお菓子のサイズならば我慢して食べることもできますが、大容量のためそれも難しくなってしまいます。単価の割にはコスパの悪い商品ですね。
3. 質がいまいちな【カークランド マウスウォッシュ】
「質がいまいち」という人と「これじゃなきゃもう満足できない」という人に評価が二分されるコストコPBのマウスウォッシュ商品です。着色料と匂いがきついため、刺激が苦手な人は耐えられずに返品をしてしまう人もいるとのことです。容器が開けづらいのも、頻繁に使う日用品としては減点ポイントですね。
しかしながら、匂いと刺激が癖になってリピーターになる人も続出しています。使ったことがない人は、ある意味賭けに出るような気持ちで購入することをおすすめします。気に入った場合、コスパのとても良い商品となるでしょう。
コストコの高い年会費を節約するおすすめの方法2選!
コストコの高い年会費を払いたくないけど、節約のためにコストコで買い物をしたい……という、ワガママですが筋の通った願いを持っている人は多いのではないでしょうか?特に、毎日家計簿とにらめっこしている家計担当の皆さんにとっては、節約はまさに死活問題ですよね。
コストコの高い年会費を節約するおすすめの方法を2つ紹介します。
・高い年会費を払わずにコストコで買い物をする
・高い年会費の元を取れるように上手に買い物をする
という2つの方法がありますので、自分たちの普段の買い物の量や単価と見比べつつ、最適な方法を選んで節約していくのがおすすめですよ。
会員にならずにコストコで買い物をする方法
コストコの会員にならずに買い物をする方法は、実は4つあります。ただし、1つ目と2つ目のの方法以外は非会員として「表示価格より5%上乗せされた金額を支払う必要がある」点に注意が必要です。とはいえ、コストコは基本的にコスパが良い商品が多く揃っているので、十分に節約することも可能です。
1. 家族カードを使う
家族の誰かがコストコの会員だった場合、1枚だけ年会費のかからない家族カードを発行することができます。他の家族もコストコを使う場合は、忘れずに発行しておきたいですね。
2. 会員と一緒に買い物に行く
コストコの会員カードは、会員の他に2名の非会員も同時に入店できるようになっています。つまり家族カードを持っていれば、【会員+家族会員+非会員2名×2枚分】の計6名で入店することができますね。親しくしている人がコストコの会員の場合、一緒に入店してくれないか頼んでみるのも良いのではないでしょうか。
ただし、あまり頻繁に頼むと会員の人の都合もあるので嫌がられてしまいます。初回のお試し以外は相手が誘ってきた時だけにして、その時に小さなお菓子をプレゼントするなどの心遣いをしないと人間関係にひびが入ってしまう可能性もあることに注意しましょう。
3. コストコ商品券を使う
コストコの会員になると、店内で商品券を購入することができます。実はこの商品券、非会員の人でも使うことができるんです。商品券を入手することで、店内に入店できることができます。また、額面5,000円の商品券を使って4,000円の商品を購入した場合、きちんと1,000円分のお釣りが出ます。他の商品券はお釣りが出ない場合も多いので、コスパが良いですね。
商品券はコストコ会員に頼むか、オークションなどでも手に入れることができます。会員にはなりたくないけどコストコに入ってみたいという人は試してみるのもおすすめですよ。
4. 一日無料体験パスを使う
一日無料体験パスも、オークションなどで購入できます。こちらも表示価格より5%上乗せされた金額を支払う必要があるので、購入金額によっては年会費を支払うよりもコスパが悪い結果になってしまう可能性もあります。購入額を計算し、効率の良い方法を取りましょう。
5. コストコプリペイドカードを使う
商品券や一日無料体験パスのようにコストコプリペイドカードを使う方法もあります。こちらも会員の人に協力してもらって入手するか、オークションなどで入手する必要がありますね。商品券よりも出会う機会は少ない方法ですが、覚えておくと良いでしょう。
年会費を節約・もとを取る方法
コストコに頻繁に通うようであれば、思い切って会員になってしまって年会費の元を取る方法もおすすめです。年会費を節約できたり、元を取るための方法を3つ紹介します。
1. 新店舗オープン前に会員登録をする
コストコの人気が高まるにつれ、日本でもたくさんの店舗がオープンするようになりました。このように新店舗がオープンする前にそのお店で会員登録をするのがとてもおすすめの方法です。初年度だけとはいえ、年会費が1,000円安くなるのはとても魅力的ですね。
2. コストコのメルマガ会員になる
コスパの良いコストコですが、会員になるとメルマガにも登録することができるようになります。会員限定で安くなる情報がどんどん届くので、忘れずにメルマガ登録をしておきましょう。気に入った味の食材を大量に購入することもできますね。
3. コストコのクーポンを利用する
メルマガには、情報だけではなくクーポンが掲載されている場合もあります。欲しい商品がピンポイントでクーポンの対象になっている場合もあるので、忘れずにチェックしましょう。他のスーパーでの買い物と同様に、コストコでもメルマガやクーポンを利用するのがおすすめの節約法ですね。
コストコではコスパを確認してお得に買い物しよう
たくさんの商品が並んでいるコストコは、まさに夢の空間です。美味しい食べ物や見たことのない商品にも出会えるため、年会費を払ってでも中に入りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
ただし、あくまで節約のための会員登録ということを忘れないようにしましょう。あまりにもたくさんの量を買いすぎたり、挑戦しすぎて気に入らない味の食材を買ってしまったり、単価が低い割にはコスパが悪い結果に陥ってしまい、節約できなくなってしまいます。コストコでの買い物は、単価だけではなくコスパも意識してお得に買い物していくのがおすすめですね。