折り紙『バラ』を折ろう！簡単な折り方から本格的な立体作品まで！

親子で楽しむ折り紙、趣味として楽しむ折り紙、芸術作品としての折り紙、折り紙には色々な楽しみ方があります。その中でも様々なものに活用できる「折り紙で作るバラの花」の折り方をご紹介します。

初級編として「折り紙で作る平面的なバラの折り方」を集めてみました。簡単な折り方でお子さんから楽しめますし、平面でかさばらないため、折り紙を楽しんだ後には葉っぱをつけてカードにつけたり、ラッピングに利用することができます。

基本的に折り紙を四角に四角に折っていくバラは、保育所に通う娘が覚えてきた折り方で、どなたでも簡単に楽しめる折り紙のバラです。最後に折り返した折り紙が起き上がってきてしまう時はテープなどで固定しましょう。いくつか作って花束のようにレイアウトしても素敵ですね！

上の動画に比べると、丸いフォルムが一層かわいらしい平面タイプのバラの折り方です。動画のように両面カラーの折り紙を使うと白い部分が目立たず、バラらしい見た目になります。初めて挑戦する人でも完成までたどりつけると思います。

平面のバラが折れるようになったら簡単な立体のバラにチャレンジしてみましょう！くるっと回す所は指の細いお子さんの方が上手くいきますので、親子で折り紙を楽しむ場合にはお子さんにお願いしてみましょう。普通の折り紙でも白い部分が見えないように折れるためキレイに仕上がります。

底がとがっているため安定感には欠けますが葉っぱや茎をプラスして、バラの花束を作るには向いている折り方です。平面的なバラからのステップアップにはぴったりの折り方です。

今日初めて折り紙のバラに挑戦する人は、面倒でも初級編から挑戦してみましょう。折り紙は年齢ではなく「どれだけ指先が折り紙に馴染んでいるか」の方が大切なようです。初めてのチャレンジで完成させるのは難しいかもしれませんが、諦めずになんども挑戦するとコツがつかめて、子供でも上手に仕上げられるようになります。

動画のEvi Roseは、ゆっくり折っても15分ほどで折れますので、クオリティーの高いバラが欲しい場合や、バラの花をたくさん作る必要がある場合におすすめです。底が平になっているため、メッセージカードやリースなどにしっかり貼ることができます。

動画のようにカラーのコピー用紙両面や両面に色がついている折り紙などを利用すると、白い部分が目立たずきれいに折れます。簡単なのに華やかで花束などにも利用できますが、花びらを差し込んで固定している部分が外れやすいため、表面がザラザラした紙を使うといいかもしれません。

動画の1分ローズは上級編の川崎ローズを簡略化したものですが、初心者にはこれですら難しいと感じます。反対に、この1分ローズが折れなければ上級編のバラを折るのは難しいとも言えます。ぜひマスターして上級編に挑戦しましょう！

折り紙に余分な折り線をつけてしまうと上手く折れないため、折り始める前に一度動画を再生して、どの部分に折り目をつけるか確認した上でチャレンジしてみましょう。そこの部分に空洞ができるため、バラの花束などに利用する時にはしっかりと固定しましょう。

折り紙のバラを折る時のコツは、あせらず丁寧に折ることです。慣れるまでは折り紙動画についていこうとせず、停止しながらゆっくりと正確に折り進めていきましょう。初めのうちは折り紙に線を描いたり、ポイントに印をつけながら折るといいですよ。始める前に「ペン」と「つまようじ」と「ゼムクリップ」を準備して、いざ上級編へとチャレンジしましょう！

福山ローズは立体タイプのバラの中でも比較的折りやすく、本格的な美しいバラの作り方です。片面が白い折り紙でもキレイに仕上がります。動画のように、慣れるまでは線を書くことをおすすめしますが、慣れれば折る場所がわかるようになるため、少し早く折れるようになります。

市の花が「バラ」という広島県福山市の工業高校の生徒さんが、川崎ローズを作った川崎敏和氏と共に考案した折り方が福山ローズです。数を作ってもニュアンスが変わりにくく、底の安定も良いため、結婚式やパーティーの座席表などの平面にもしっかりと貼れますし、フラワーボックスにしても安定がよくぴったりはまります。

手軽さと華やかさを兼ね備えた福山ローズは誰が折っても折りやすく、長く親しんでもらえるバラの折り方を目指して考案されたため、花束など数を多く揃えたいときには福山ローズがおすすめです。

佐藤ローズは折り紙のような四角い紙で作る方法と最初に五角形にカットしておいて折り始める方法の二種類があります。どちらかというと四角の方が簡単ですが、上級者編ということもあり両方難しいことに変わりはありません。こちらの動画は丁寧に紹介してくれているので中でもわかりやすく、分割されていますが途中で諦めずトライしてみてくだい！

折り紙を使うと白い部分が見えてしまうため、両面に色のついた紙を使いましょう。ポイントになるところは爪や道具を使ってしっかりと折り目をつけましょう。福山ローズに比べると折り目は少ないですが、折るところが多いため花びらの枚数が多くなっています。

かなり複雑で難しく感じますが、福山ローズを何個も作って中心のシワの寄せ方のコツと折りたたむ時の規則性がわかっている人は練習すればできるようになるかと思います。佐藤ローズは裏に空間ができるタイプの折り方ですので「がく」をつける際にはしっかりと貼り付けましょう。

五角形折りは最初に折り紙をカットすることで五角形を作ります。中心の花びらの起点が5個に増えるため、より複雑で華やかな印象のバラに仕上がります。できあがったときには達成感が得られ感動しますよ！

花びらも5枚に増え、華やかになるぶん仕上がりの大きさは少し小さめになりますので、サイズを考えながら作成しましょう。

難しいイメージの佐藤ローズですが、しなやかで丈夫な和紙で作ると質感も増してさらに素晴らしく綺麗なバラに仕上がります。

川崎ローズの特徴は、折り紙に対して斜めに折っていくというところです。川崎ローズにはいくつもバージョンがあって難しいものが多いのですが、それぞれに違った立体感が見られ美しい折り方です。興味のある人は色々なタイプに挑戦したみてはいかがでしょうか。

川崎ローズも佐藤ローズ同様にはじめの折り線をたくさん作るため、折り紙に余分な線は入れないように気をつけ、ポイントになる線はしっかりと折り目をつけましょう。

川崎ローズの蕾は福山ローズの折り方とほぼ同じですが、できるだけタイトに仕上げましょう。折り紙の花束やリースなど立体的な作品に蕾が入ると同じ折り方の中にも表情が生まれ、折り紙とは思えない仕上がりになります。

せっかく作ったバラの花に葉っぱや額をプラスして活用の幅を広げましょう！

平面のバラに合わせて使える簡単な葉っぱの折り方です。平面のバラだけでなく立体のバラにもぴったりとつけることができるのでカード作りやウェルカムボードにも活躍しそうですね。

こちらはバラに葉っぱ、がくや茎もつける事によって、折り紙とは思えない立体的な作品に仕上げることができます。茎がワイヤーでできていて好きな角度に固定できるため、折り紙のリースやブーケなどを作るときに便利ですね。

自分で作った折り紙はただ折って楽しむだけでなく、色々なものに活用したいものですね。どのような活用方法があるのかいくつか例をあげてみましょう。

■　バラの花に茎や葉っぱをつけて折り紙の花束に仕立て、結婚式のブーケや母の日のプレゼントに

上の動画の方法でお花をたくさん作ってまとめたり、造花のかすみ草など小さめのお花をプラスしてねじるように紐でまとめ、ラッピング用紙でくるむと簡単に花束やブーケを作ることができます。

■　ネームプレートやウェルカムボードなどパーティーやウェディングの飾り付けに

小瓶に折り紙のお花とドライフラワーを入れてハーバリウム風ネームクリップを手作りしてみましょう。オイルの代わりにレジンを入れて固めると重りにもなって一石二鳥です。ハーバリウム風クリップを活用してネームプレートを作ると手作り感あふれる結婚式になりそうですね！
 

■　バラの花に葉っぱを添えてフレームに貼り付けて立体的なメッセージフレームやフォトフレームに

■　発泡スチロール製のボールに固定して折り紙ボールブーケを作ってウェディング用に

■　お祝いに現金だけでは味気ない...メッセージをつけて折り紙フラワーボックスに

100均のボックスやジュエリーボックスなどに折り紙のバラをつめてフラワーボックスを作ってみましょう。リボンやメッセージを添えると気持ちも一緒に伝わります。

色々な大きさのバラを瓶に詰めて今流行りのハーバリウム風に仕立てています。このまま飾れる上、色合いも綺麗でプレゼントされたら嬉しいしょうね！

この方は小さな折り紙のバラをレジンで固めてアクセサリーパーツにしています。ペンダントやチャームに使えますし、みずみずしさが加えられ不思議な魅力に溢れています。個人的にはこのサイズのバラをどうやって作ったのかに興味があります！

画像のバラは佐藤ローズの五角折りでしょうか。水引と一緒に和風に仕立てても素敵ですね！和装の結婚式やお正月飾りとしても活用できそうです。

大人から子供までバラの花はたくさんの人に愛されています。バラの花が折り紙で作れたら、きっとあなたの強みになるはず。アレンジが豊富で大人になっても役立つバラの折り方をこの機会にマスターして、どんどん周りの人に教えてあげましょう！

夏休みの工作に親子で折り紙のバラの花を作ってみませんか？難しいようでも小学6年生の娘は佐藤ローズを完成させていました。「コツはあきらめないことだ」と本人が言っていましたので、小学生も作れるんだからいつかできるようになれたらいいな、くらいに考えて楽しみながらチャレンジし続けましょう！