幼稚園・保育園の水遊びアイデア8選!水遊びのねらいや安全対策も!
暑い時期になってくると幼稚園や保育園では水遊びが始まりますよね。そこで今回は、幼稚園と保育園で楽しめる水遊びのアイデアを8選ご紹介します。水遊びにおすすめの手作りおもちゃについても併せて紹介するので、是非参考にしてみてくださいね。
目次
幼稚園・保育園の水遊びで子供たちが楽しむ方法は?
暑くなってくると、幼稚園や保育園ではプールを使った水遊びが始まります。しかし、日頃から水に慣れ親しんでいる子供もいれば、水が顔にかかるのが怖いという子供もいますよね。そこで今回は、幼稚園と保育園の水遊びに使えるアイデアを8選ご紹介します。ゲーム形式になっている水遊びや手作りおもちゃを使ったアイデアも併せて紹介するので、興味のある方は是非参考にしてみてくださいね。
幼稚園・保育園の水遊びのねらいとは?
水に親しむ
幼稚園と保育園で水遊びを取り入れる理由には、子供たちが水に親しめるようになるという目的があります。生活をしていく上で水はなくてはならないものですし、成長とともに水と関わる機会は増えていくことでしょう。そのため、水は怖いものではなくて楽しいものというイメージを与えたいのです。乳児期には水遊びをして水に慣れたり、幼児期には水の特性を利用して遊んだりすると、上手に水と親しむことができますね。
ルールを守る
水遊びは楽しいものだというイメージを与えつつ、注意して遊ばなければ命に関わるということも同時に教えなければなりません。「浅いから大丈夫」という考えを持ったまま遊ばせているのは危険ですが、子供達にはそれが理解できません。幼稚園や保育園で水遊びをするねらいには、水遊びをする上での注意事項やルールを守ることを学ぶ機会でもあるのです。
自分で着替える
水遊びを通して、自分で着替えるということを学ぶこともできますね。いつもは手伝ってくれる大人の人が近くにいなければ、自分で普段着から水着に着替えなければなりません。また、脱ぎにくい水着の着替えにも1人で挑戦することができるので、小学校から始まるプールにもスムーズに対応できるようになるのです。
幼稚園・保育園の水遊びアイデア8選!
水かけっこ
幼稚園と保育園の水遊びの定番といえば、水かけっこです。年少クラスになると、深さ20cm程度の大きな組み立て式プールの中に入り、手を使って友達と水のかけあいをすることも多いですよね。中には面白がって強く水をかける子供もいるかもしれませんが、水に慣れていない子供は怖がってしまう可能性もあるので注意してあげましょう。
動物歩き
水遊びには動物歩きというアイデアもあります。はじめはプールの周りをぐるりと歩き、慣れてきたら少し走ってみます。その後はアヒルさんの真似をしてしゃがみながら歩いてみたり、ハイハイの状態になってワニさんの真似をして進んでみるのも楽しいですね。ワニさんの真似をするときは顔が水のすぐ近くまでくるので、後ろのお友達の顔に水がかかりすぎないように、適度に距離を開ける等注意をしましょう。
手の水鉄砲
手を組んで水鉄砲をする水遊びのアイデアもおすすめですが、少しコツがいるので年中〜年長クラスの子供達におすすめです。手の水鉄砲の遊び方はシンプルで、プールの縁に並んで誰が1番遠くまで水を飛ばせるかを競います。両サイドの縁に分かれて並び、水鉄砲で水をかけあうのも楽しいですよ。
水汲みリレーゲーム
幼稚園と保育園の水遊びには、水汲みリレーゲームもおすすめです。大きめの透明な容器と小さなカップをチーム分用意しましょう。小さなカップはたすきの役割を果たします。プールの縁にチームごとに並んだら、用意スタートの合図で小さなカップに水を入れます。そしてプールの向こう側に置いておいた大きめの容器に水をどんどん足していきましょう。最後の人が終了した段階で水が多く入っていたチームの勝ちというゲームです。
水中宝探し
水中宝探しというのは、プールの底に宝を沈めて子供達が見つけて取るゲームです。後で紹介する手作りの水中メガネを使用することで、顔を水につけることが苦手な子供も楽しく遊ぶことができますよ。
的あて
的あては、並べた的に水鉄砲を当てて倒すゲームです。時間内に1番多く的を倒した人が勝ちという単純なゲームですが、チーム戦にすることでより一層盛り上がりますよ。的あてに使う水鉄砲は、後で紹介する手作りの水鉄砲を使用してみてくださいね。
フープのトンネル遊び
フラフープ1本あれば遊ぶことのできるトンネル遊びも、子供達が水に慣れるアイデアの1つです。水が苦手な子は普通に歩いてくぐったり、水が得意な子は水中を潜ってくぐったりと、様々な遊び方があります。
水中じゃんけん
水に慣れてきたら水中じゃんけんを取り入れるのもおすすめです。顔を水につけるだけでも潜るだけでもOKですが、じゃんけんする手は水の中に入れておきましょう。じゃんけんに負けた方は水をバシャバシャかけられる等の罰ゲームを用意しておくと盛り上がりますよ。
幼稚園・保育園の水遊びにおすすめの手作りおもちゃ8選!
キラキラボトル
乳児期におすすめな手作りおもちゃには、キラキラボトルがあります。ペットボトルの中にビーズやセロハン等のキラキラとしたものを入れたら水を注ぎ、蓋を閉めてビニールテープで固定します。水の中に入れてゆらゆらと揺らすととても綺麗で、子供の目が釘付けになることでしょう。
打ち水バケツ
打ち水バケツも水に慣れるのにおすすめの手作りおもちゃです。2Lのペットボトルの上半分をカットしたものを用意しましょう。切り口で手を切らないようにビニールテープを貼り付けます。キリで底に穴を開け、さらに切り口付近にも2箇所穴を開けたら紐を通して完成です。
水中メガネ
水中メガネも手作りすることができます。注ぎ口を切り落として開いた牛乳パック2枚を中表に合わせ、ビニールテープで貼り合わせます。筒状にして横の辺を合わせて貼り合わせたら、底にサランラップをかけて輪ゴムで固定します。このときサランラップがシワにならないよう注意しましょう。輪ゴムの上からビニールテープで固定し、装飾をしたら完成です。
金魚すくい
金魚すくいも水遊びの手作りおもちゃとして人気のアイデアです。ペットボトルのキャップをカラーセロハンで包んでねじりましょう。ねじった場所を輪ゴムで留めたら、手作り金魚の完成です。紙コップの側面を持ち手を残してカットすればポイを作ることもできます。ペットボトルの上半分をカットした容器等に、すくった金魚を入れましょう。
ペットボトルで作る水鉄砲
ペットボトルで作る水鉄砲は、ペットボトルのキャップにキリで穴を開けるだけと簡単に作ることができます。中に水を入れたらキャップを閉めて、ペットボトルを押すと水が出てくる仕組みです。
チューブ容器で作る水鉄砲
チューブ容器はそれだけで水遊びのおもちゃとして活用することができますよ。容器の中に水を入れて容器を押せば、水鉄砲に早変わりします。ケチャップやマヨネーズのように、水の出る口が小さいものがおすすめです。
牛乳パックで作る船
縦半分にカットした牛乳パックの側面に、同じ幅でカットした発泡スチロールを後ろにはみ出るように貼り付けます。ビニールテープで側面を補強したら、発泡スチロールと輪ゴムを使ってエンジンを作りましょう。はみ出るように貼った発泡スチロールにエンジンを取り付けたら完成です。
発砲トレーで作る船
発砲トレーを2枚用意し、1枚は幅の短い2辺を切り落とします。これを半分にカットして2枚の帆を作ったら竹串で貫通させ、もう1枚のトレーに刺してビニールテープで固定します。これで船ができました。バランスが悪い場合は紙コップ等に乗客のイラストを描いて置くと安定しますよ。
幼稚園・保育園の水遊びに必要な持ち物6選!
水着
幼稚園や保育園で水遊びをする際、水着は必須アイテムです。水着を忘れてしまった場合は入ることができないこともあるので、必ず用意するようにしてくださいね。水遊び程度ならスクールタイプの水着を用意する必要はありません。
水泳帽
水泳帽の有無は各幼稚園・保育園によってそれぞれですが、女の子は髪の毛が長い子が多いため、水遊び程度でも着用をお願いすることが多いかもしれませんね。心配な方は事前に園に確認してみると良いでしょう。
ラッシュガード
幼稚園や保育園の水遊びで、ラッシュガードの着用は特に決まりはありません。ただし、紫外線が気になったり、背中の蒙古斑が気になったりと、様々な理由によって着用をさせている家庭もあります。
タオル
水に濡れた体を拭いたり着替え時に使用したりと、体に巻きつけて使用するラップタオルも必ず用意しておきましょう。幼稚園や保育園で使い方に慣れておくと、小学校のプールに移行したときもスムーズに使用することができます。
着替え袋
着替え袋の用意は、その幼稚園や保育園によってまた変わってきます。園にあるプールで水遊びをする場合は必要ないことがほとんどですが、市営プール等に移動する場合は必要となる可能性があります。ビニール袋を用意してもらう園もあるので、事前に確認しておきましょう。
プールバッグ
水着や水泳帽、ラップタオル等を入れるためのプールバッグは必須アイテムです。必ず水に濡れるので、防水タイプのものを選ぶようにしましょう。乳児期の子供には口の大きく開くジッパーの付いていないタイプがおすすめです。
幼稚園・保育園の水遊び開始時期の目安はいつ?
水遊びを開始する時期は園によって様々ですが、幼稚園では年少さんから、保育園では0〜1歳からがほとんどのようですね。0〜1歳の子供が水遊びをするときは、家庭用の小さなプールに少人数ずつ入れて水に慣らします。
幼稚園・保育園で水を怖がる子供にはどう寄り添うべき?
水を怖がる子供には、水がなぜ怖いのかをしっかりと聞いてみましょう。何かトラウマがあるのかもしれませんし、無理に水に慣らそうとする行為はトラウマにさせてしまう可能性もあります。1つ1つ段階を踏んで、その子のペースでゆっくりと寄り添ってあげるようにしてください。
幼稚園・保育園の水遊びの注意点・安全対策は?
子供の体調管理をしっかりする
幼稚園や保育園で水遊びをさせる際は、体調管理を徹底するようにしましょう。事前の検温、その日の子供の体調確認、プール後の子供の様子もしっかりと確認してください。プールに入れるかどうか、園によってルールが決まっているときはそれに習って保護者の方にお知らせしましょう。
プールや水場の安全管理をしっかりする
プールや水場の安全管理も徹底するようにしましょう。救命具の用意ができているのか、排水溝の蓋はしっかりと固定されているか、気温と水温が適切か等、不安な人は園に問い合わせてみてください。
子供の安全をしっかり監視する
子供達とプールに入ったら、安全に水遊びができているかどうかをしっかりと監視してください。プールに入るする子供達の人数やプールの大きさにもよりますが、一緒にプールに入る指導者とは別に監視担当者を配置しましょう。
幼稚園・保育園の水遊びで注意すべき3つの病気!
プール熱(咽頭結膜熱)
プール熱とは、アデノウイルスと呼ばれるウイルスが原因で発症する感染症のことをいいます。夏風邪の1種とも言われていますが、咽頭炎・結膜炎・発熱等の症状を発症します。プール熱を予防するためには、プールから上がった後にしっかりと洗顔をし、うがいもしましょう。
水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼとは、ポックスウイルスと呼ばれるウイルスによって発症する感染症で、半球状の白いいぼが現れます。水いぼは接触することによって感染するため、プールから上がった後はしっかりとシャワーを浴びるようにしましょう。また、タオルの貸し借りも避けるように注意してください。
はやり目(流行性角結膜炎)
はやり目もプール熱と同様にアデノウイルスと呼ばれるウイルスが原因で発症します。結膜炎になるだけでなく、角膜も炎症を起こしてしまうのです。はやり目も洗顔とうがいを徹底することで予防することができますよ。
安全対策を万全にして幼稚園・保育園の水遊びを楽しもう!
子供達に水遊びをさせる背景には、水に親しむだけでなくルールを学ぶことができる等のねらいがありました。水遊びのアイデアに困っている方は、水遊びを通して子供達が楽しく水と触れ合うことを前提に遊びを考えてみましょう。また、幼稚園や保育園の水遊びアイデアは家庭でも応用することができるので、おうちプールの水遊びにも是非活用してみてくださいね。