子供の暴力をやめさせたい!原因や上手な対処法も紹介!解決できるの?
子供の暴力は何が原因なのでしょうか。子供の暴力は親が関係している場合など様々な原因があるので、この機会に夫婦関係を見直してみる必要もあるかもしれません。そんな子供の暴力を解決するための対処方法や原因などを紹介していきます。
目次
暴力をふるう子供が低年齢化している!
感情のコントロールが苦手な子供が増えたため、暴力をふるう子供が急増しています。この10年間を見ると、小学校1年生の暴力は14倍にも膨れ上がっているのです。昔はじゃれ合いで済まされたことも暴力として数えられているので、このような結果になったと言われています。しかし、低学年の割合が伸びていることが特徴なため、暴力をふるう子供が低年齢化していると考えられるでしょう。
暴力と喧嘩の違いとは?
暴力と喧嘩の違いは、一方的な理由なのかお互いに理由があるのかによります。「ただムカついたから」などの理由により、自分の気持ちだけで殴ったりするのは暴力です。喧嘩の場合はお互いに言い分があり、言い争ううちに手や足が出てしまうことを言います。
子供の暴力の対象者は?どんなパターンがあるの?
子供の暴力は家族や友達など自分の周りにいる人に向けられることが多いです。暴力に加えて身の回りにある物を投げることもあります。保育園や学校では大人しい子供が家では暴力的な場合は、親が先生に相談しても上手く伝わらないことがあるでしょう。
また、暴力には言葉の暴力もあり、精神的に追い詰めるパターンもあります。子供の暴力は殴ったりして攻撃するだけではなく、傷つく言葉を多用する言葉の暴力も含むと考えて良いでしょう。
子供の暴力の原因とは?
子供の暴力は何が原因なのでしょうか。考えられる原因を紹介していきますので、心当たりがないか確認してみてください。
自分の気持ちをわかってもらいたい
自分の気持ちをわかってもらいたくて、暴力行為に出てしまう場合があります。特に未就学児は自分の気持ちを上手く言葉で伝えることができません。そのため自分の気持ちを表現するために、暴力をふるうのです。
相手の気持ちが理解できない
「ムカつく」や「嫌い」などの言葉の暴力は、相手の気持ちが理解できていないからという可能性があります。親から「~しなさい」と命令ばかりされて育った子供の場合は、相手の価値観を受け入れることができません。自分の価値観を否定されてきたので、自分自身も価値観を受け入れられないのです。
なんとなくムカつくから手が出てしまう
良く考えずにムカつくなどの理由で、手を出してしまう場合があります。相手の気持ちを考えることができず、自分の思うように行動した結果と言えるでしょう。そのため、相手の気持ちを考えて行動に移すことが大切だと教える必要があります。
自分が暴力をふるわれてきた
小さい頃から親に暴力をふるわれていたり、ひどい言葉を言われている場合は「嫌なことがあったら暴力で解決するもの」だと思ってしまっている可能性があります。また、家庭内に限らず友達に暴力をふるわれている場合も「自分も暴力をふるって良いんだ」と解釈している可能性が考えられるでしょう。
子供の暴力は親の育て方に問題があるの?
子供が暴力をふるう場合は、親の育て方に問題があるのでしょうか。親としては、育て方が間違っていたのかと心配になることでしょう。どのような場合が問題なのか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
親から命令されてばかりの環境で育った
自分の価値観を受け入れてもらえず、親から命令されてばかりの環境で育った場合は相手の価値観を受け入れることが難しいです。子供の価値観を受け入れることは、とても大切なことだと言えるでしょう。
「子供だから許される」という考えは間違い!
暴力をふるう子供の親は、子供だから許されると思っている場合が多いです。例えば、公共の場で走り回っていても子供だから許されると考えるのではなく、何がいけないことなのか親が教えなければいけません。子供の未熟さ故に間違ってしまうことはありますが、きちんと教えることで子供は自分の感情や行動をコントロールできるようになります。
子供の暴力は夫婦の関係も影響するの?
子供の暴力は夫婦関係も影響があるのでしょうか。どのような夫婦関係だと子供は暴力をふるうようになるのか、確認してみてください。何か思い当たる場合は、一度夫婦関係を見直してみることが大切だと言えます。
夫(妻)が相手を罵倒する
子供は親の姿を見て育つと言われていますが、夫や妻が相手を罵倒する姿を見て育った子供は同じように相手を罵倒するようになります。そのことから、夫婦の関係が子供に悪影響を及ぼしていることがわかるでしょう。
夫婦の信頼関係が崩壊している
子供が落ち着ける場所と言えば、自分の家ではないでしょうか。親同士の信頼関係が崩壊しているなら、落ち着ける場所であるはずの家はストレスを感じる場所でしかなくなります。そのため、暴力が当たり前だと思っている子供はストレスが溜まると外で発散しようとするのです。その発散方法が暴力や暴言に繋がると言えるでしょう。
夫婦が暴力をふるっている
夫婦である親が暴力をふるっている場合、子供はその姿を見て育っているため、子供は暴力をふるっても良いと思うようになります。友達と嫌なことがあっても、暴力で解決しようとしてしまうのです。
【解決法】夫婦が気をつけるべきこととは?
夫婦関係を見直して、暴力はいけないことだと教えることが大切です。また、子供が言うことを聞かないからと言って「~しないと叩くからね」などと言わないようにしましょう。子供は自分の思い通りにならないと叩いても良いんだと解釈してしまうので、注意するようにしてください。
子供の暴力に上手に対処する方法!
子供の暴力にはどのように対処すれば良いのでしょうか。暴力をふるわないようにすることが大切なので、子供の暴力に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
暴力をふるわれた相手の気持ちを言葉で伝える
暴力をふるわれた相手の気持ちがわからない子供もいるので、気持ちを言葉で伝えましょう。「叩かれたら痛いよ、悲しいよ」と言葉で伝えることが大切です。また、暴力行為が習慣化している場合はいきなりやめることは難しいため、徐々にやめるように対処していきましょう。
どうするべきだったかを冷静に話し合う
どうするべきだったかを子供と冷静に話し合うことが大切です。論理的に考えて話し合うことで考える力が身につきます。その結果、子供は暴力で解決するのではなく考えることが大切なんだと学ぶでしょう。また、子供が悪いことをした時に親がいきなり罵倒したりするのではなく、子供の話をきちんと聞いてあげることも大切です。
子供の暴力をやめさせる方法4選!
子供の暴力をやめさせたいと思っている人におすすめの方法を紹介します。暴力をやめさせるには、どのような方法を取るのが有効なのでしょうか。参考にしやすい方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分の気持ちを言葉に表現する機会をもつ
子供が思いを表現できる機会を作らないと、将来暴力で解決しようとする可能性があります。子供が思いを表現するまでに時間がかかる場合があるでしょう。それに対してイライラした親が「そんなのはどうでも良いから、早くしろ」と表現の機会を奪うことで、暴力で解決して良いと思うようになります。そのため、きちんと子供の話を聞いてあげることが大切です。
子供に合った叱り方をする
子供に何度注意しても直らない場合は、叱り方が子供に合っていない可能性があります。そのため、親もイライラしがちになってしまうので、子供に合った叱り方を探すことが大切です。子供によって有効な叱り方は異なるので、自分の子供はどのような叱り方が合っているのか様々な方法を試してみると良いでしょう。
同性の親が叱る
女の子の場合は母親が、男の子の場合は父親が叱ると良いでしょう。同性の親が叱ることで、子供は対等に扱われていると感じるかもしれません。また、聞く態度にも変化が見られることも期待できるでしょう。
子供のしつけを厳しくしすぎない
子供はこうあるべきと言ったルールを多くし過ぎないことが大切です。ルールを多くすることで、叱る頻度も頻繁になります。子供の能力を高く見積もることをせずに「これができなくても、これからできるようになる」と大らかな気持ちで対処することが大切です。
子供の暴力を上手にやめさせよう!
子供が暴力をふるう原因や対処方法などを紹介しました。子供の暴力は親が関係している場合もあるので、夫婦関係を見直すことも大切です。また、子供に合った叱り方を探して上手にやめさせるようにしてみてください。子供の暴力に悩んでいる人は、記事を参考にして対処してみてはいかがでしょうか。