背中スイッチとは?いつからいつまで?上手に布団に寝かしつけるコツも!
眠った赤ちゃんをそーっとおろした瞬間、まるで背中にスイッチでもあるかのように起きてしまうという経験があるのではないでしょうか。この背中スイッチに悩まされたママは多いでしょう。ママのストレス軽減のために背中スイッチが発動する時期や原因について探ってみましょう。
目次
赤ちゃんの背中スイッチに悩んでいませんか?
子育て中のママにとって、赤ちゃんが寝ている時間は貴重な時間です。溜まった家事をしたり自分のための時間にしたりと、限られた時間をどう使うかいろいろと考えているでしょう。
それなのに、やっと眠ったと思った赤ちゃんを寝床におろしたとたん、背中にスイッチでもあるかのように泣かれてしまうと、期待していた分がっかりする気持ちも大きいでしょう。どうしたら背中スイッチを発動せずにすむのかと、悩んでしまうママやパパは多いのではないでしょうか。
そもそも「背中スイッチ」とは?
抱っこしながら部屋の中をうろうろ歩き回ったり、優しく揺らしたり子守唄を歌ったり、時間をかけてやっと寝かしつけた赤ちゃんをいざ寝床に置いたとたんに目が覚めて起きてしまうことを、まるで背中に赤ちゃんが目覚めるスイッチがあるかのように感じてしまうことを「背中スイッチが発動する」と言います。ぐっすり眠っていたと思って、そーっと布団におろしたのに不思議と発動する背中スイッチに、子育て中のパパとママは背中スイッチにずいぶん悩まされていると思います。
背中スイッチの時期は?
いつから背中スイッチは始まる?
背中スイッチが始まる時期は、新生児期から3ヶ月頃が一般的といわれています。生まれてすぐに背中スイッチが発動する時期が始まることになります。新生児のころは一日のリズムがはっきりしておらず、授乳の間隔や睡眠時間もバラバラです。ママの疲れがたまりやすい時期ですので、背中スイッチが発動すると悲しくなったり落ち込んだりすることも多いのではないでしょうか。
背中スイッチはいつまで?
背中スイッチが落ち着く時期は、個人差がありますが8ヶ月から1歳になる頃までには落ち着くと言われています。このころにはバラバラだった睡眠時間も少しずつ落ち着き、まとまって寝る時間も増えてくるので、背中スイッチが発動する回数も減ってくるでしょう。
しかし、赤ちゃんにも個人差があるので突然背中スイッチが発動しなくなる赤ちゃんもいれば、徐々に発動しなくなっていく赤ちゃんもいるでしょう。いずれにせよ、背中スイッチが発動しなくなる時期は必ずくるでしょう。
背中スイッチのない赤ちゃんもいるの?
時期に関係なく、背中スイッチがまったくない赤ちゃんもいます。背中スイッチに悩まされているパパやママからみるととてもうらやましく感じると思いますが、子育ては赤ちゃんごとにそれぞれ違うもので、悩みもそれぞれ違います。赤ちゃんの個性をそのまま受け止めてあげましょう。
背中スイッチ発動の原因5つ!
1.腕と布団の温度変化
温かいママやパパの腕から冷たい布団におろされたときの温度変化が背中スイッチが発動する原因のひとつです。大人でも冷たい布団に入ると目が覚めてしまうことがあると思います。赤ちゃんは眠りが浅いので、なおさら背中スイッチが発動して目を覚ましてしまうでしょう。
2.体勢の変化
抱っこで寝た赤ちゃんは体が丸まった状態で寝ています。布団におろされたときには丸まった体勢からまっすぐ体が伸びた状態に変化してしまいます。敏感な赤ちゃんにとって体勢の変化は背中スイッチ発動の原因になってしまいます。
3.ママと離れる不安感
ママやパパと離れてしまうことを赤ちゃんは本能的に反応し、不安になってしまいます。ママやパパに抱かれることで安心している赤ちゃんが離れたくないと感じて、背中スイッチが発動してしまうのは当然のことかもしれません。赤ちゃんの背中にあったママの感触が布団に変わってしまうと、背中スイッチが発動する原因になるでしょう。
4.モロー反射
モロー反射とは、音や光などの外からの刺激に対して赤ちゃんがなにかにしがみつくような動作をする原始反射のことです。成長とともになくなっていくでしょう。布団におろしたときに眠りの浅い赤ちゃんがびっくりしてモロー反射をしてしまうことは珍しいことではありません。モロー反射も背中スイッチの原因になるでしょう。
5.眠りの浅さ
生まれたばかりの赤ちゃんは、上手にぐっすり寝ることができません。ちょっとしたことですぐに起きてしまいます。そのため、どんなにそーっと布団におろしたとしても、眠りの浅い赤ちゃんは背中スイッチが発動して反応してしまうのでしょう。
背中スイッチを発動させずに寝かしつける方法7選!
1.頭を先におろす
背中スイッチ発動の原因に、体勢の変化がありました。なるべく体勢を変化させないように、頭からゆっくりと布団におろしてみましょう。頭を布団におろしたら、首・背中の順番にゆっくりと時間をかけておろしましょう。最後にお尻をおろします。焦らずに時間をかけることが背中スイッチを発動させないポイントです。
2.おくるみなどで赤ちゃんを包む
寝かしつけるときに、おくるみなどで赤ちゃんを包んだ状態で寝かしつけましょう。眠ったら、そのままおくるみにくるんだまま布団におろします。この方法を使うことで、背中スイッチ発動の原因である赤ちゃんの体勢が変わることを防げます。
3.授乳クッションごと抱っこする
寝かしつけるときに授乳クッションごと抱っこして寝かせる方法です。眠ったら授乳クッションごと布団におろしましょう。赤ちゃんの体が丸くなったまま布団におろすことが出来るので、背中スイッチが発動せずに済みます。布団におろすときは、赤ちゃんの体や頭がクッションから落ちないように注意しましょう。
4.布団を温めておく
冬場は特に布団が冷たくなっているので、背中スイッチが発動する原因になってしまいます。湯たんぽや電気毛布などを使ってあらかじめ布団を温めてあげる方法が効果的です。ただし、温めすぎて赤ちゃんの体が熱くなりすぎないように注意しましょう。また、赤ちゃんを寝かせたら湯たんぽや電気毛布は外しましょう。
5.赤ちゃんと密着したままおろす
抱っこして眠った赤ちゃんを布団におろすとき、パパやママとぴったりと密着したままおろすと良いでしょう。背中スイッチが発動するのは布団におろした瞬間が多いので、この方法だと赤ちゃんが安心したまま布団におろすことができます。離れるときは様子をみながらゆっくりと離れましょう。
6.ぐっすり寝るまで抱っこする
そもそも赤ちゃんは眠りが浅いので、ちょっとしたことで背中スイッチが発動してしまいます。赤ちゃんがぐっすり寝るまで抱っこするのも良い方法です。早く眠って欲しいという願望からつい布団のおろすのを急いでしまうかもしれませんが、急ぐと逆に赤ちゃんが寝ないという事になりかねません。背中スイッチが発動しないように、ここでしっかりと時間をかけてぐっすり寝るまで待ちましょう。
7.スイングラックを利用する
最初からベビーラックやバウンサーに乗せて寝かしつける方法もあります。授乳後にゲップがきちんと出たら、スイングラックに乗せてゆらゆら揺らしてあげます。心地よい揺れで赤ちゃんがそのまま寝る確率が高いでしょう。眠った赤ちゃんを移動させないので、背中スイッチが発動する心配がありません。使用するときは赤ちゃんが落ちないようにきちんとベルトをするのを忘れないようにしましょう。
背中スイッチに関するママの体験談を紹介!
背中スイッチの発動に悩んでいるパパやママはたくさんいます。赤ちゃんが寝るか寝ないかで一日の過ごし方が変わってくるので、背中スイッチが発動しないことを願う体験談が多くみられました。
しかし、なかには背中スイッチの発動が落ち着いて、ゆっくりと眠れるようになったママもいます。背中スイッチが敏感な赤ちゃんがいるママは今はつらいかもしれませんが、いつかは落ち着く日がきますのでもう少し頑張りましょう!
何回も背中スイッチが発動!
背中スイッチが敏感すぎます。授乳中や抱っこしているときはスヤスヤ寝ているのにベッドに置いたとたんギャンギャン泣き出します。10時間以上、抱っこ、寝る、置く、起きるを繰り返しています。泣きそうです。
背中スイッチがなくなりました!
ミルクを飲み終わったらそのままスッと眠り、寝室のベッドに置いてもそのまま眠り続けました。昨日まであった背中スイッチがどこいったの?嬉しいけど、急展開すぎてついていけません!
抱っこ以外の効果的な寝かしつけ方6選!
1.一緒に寝る
ベビーベッドに寝かせるのではなく、最初から同じ布団に一緒に寝ると赤ちゃんは安心して寝てくれるでしょう。赤ちゃんの不安をなくすために寄り添ったり優しく触って寝かしつけてみましょう。この方法だと赤ちゃんを移動させることがないので、背中スイッチも発動しません。赤ちゃんが眠った後は、事故を防ぐためにパパやママは離れて眠りましょう。
2.添い寝でおっばいをあげる
抱っこにつかれてしまった時は、添い寝をしながらおっぱいをあげて寝かせてみましょう。いつもはあまり寝ない赤ちゃんも、おっぱいを飲みながらだと眠ってくれるかもしれません。窒息などの事故を防ぐためにママは一緒に寝ないように注意しましょう。
3.ママの匂いで眠気を誘う
ママがいつも着ている洋服やタオルなどを赤ちゃんと一緒において寝かしつける方法も良いでしょう。背中スイッチが発動する原因は赤ちゃんがママと離れる不安感があります。ママの匂いのするものを一緒におくと安心して眠れるでしょう。ただし、洋服やタオルが赤ちゃんの顔にかからないようにしましょう。
4.スキンシップを寝る前にとる
寝かしつける前に赤ちゃんとスキンシップをとることで、スムーズに寝かしつけることが出来ます。目を見て話しかけたり、手や足を触ってあげるだけでも良いでしょう。長い時間スキンシップをする必要はありません。5分だけでも赤ちゃんと触れ合う時間を作ると、赤ちゃんも安心して眠れるかもしれません。
5.歌や音楽を聞かせる
ママが子守歌を歌ってあげたり、リラックスできる音楽を聞かせるのも良いでしょう。ママの歌は赤ちゃんが安心しますし、リラックス音楽は赤ちゃんと一緒にママもリラックスできます。赤ちゃんもママも一緒にゆったりとした気持ちになれると自然と眠れるかもしれません。
6.入眠グッズを与える
なかなか寝ない赤ちゃんのために、入眠グッズもたくさんあります。赤ちゃんの眠りを誘う音が流れるものや、アロマなどの香りで赤ちゃんが眠りやすい環境を作るものなどがあります。なかなか寝ない赤ちゃんをもつママはあまり無理をせずに上手に入眠グッズを使うのも良いでしょう。
背中スイッチの対策をしても寝ない時もある!
いろいろな方法を試しても、どうしても赤ちゃんが寝ない時もあるでしょう。せっかく寝たと思っても背中スイッチの発動ですぐに起きてしまうということを繰り返す時期もあるかもしれません。そんな時は無理して寝かしつけず思い切って起きていることも良いかもしれません。
この時期のママはとても疲れていて大変だと思いますが、あまり無理をせずにパパやおばあちゃんなどに遠慮なく助けてもらいましょう。背中スイッチが発動しなくなる時期は必ず訪れますので、いろいろな人の協力してもらいながら乗り切りましょう!