手作りおくるみの作り方4選!おすすめの生地や簡単キットも!
赤ちゃんが生まれたら用意したいのがおくるみです。市販のものもありますが、手作りで赤ちゃんのおくるみを作ってみませんか。作り方はとても簡単ですし、自分の好きな色や生地を選ぶこともできます。そこで、今回は手作りのおくるみの作り方や材料選びのポイントをご紹介します。
目次
おくるみの作り方が知りたい!
赤ちゃんが生まれたら、お世話をする時に使う赤ちゃんのためのグッズはたくさんありますよね。ブランドのや市販のものでもそろえることはできますが、自分の好きな色や柄、生地などにこだわって手作りのもので用意できたら嬉しいですよね。妊娠中に簡単に手作りできる赤ちゃんグッズの中でもおすすめなのはおくるみです。
そこで、赤ちゃんのためのおくるみの簡単な作り方やおすすめの生地、糸や材料などを選ぶ時のポイントなどをご紹介します。
手作りのおくるみにおすすめの生地は?
春・秋生まれの赤ちゃん用なら厚手のコットン
手作りのおくるみの作り方を説明する前に、まず生地選びから始めましょう。赤ちゃんが生まれる季節によっておすすめの生地は変わってきます。春や秋生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみの生地は、厚手のコットン素材です。綿からできているコットンは肌ざわりがとてもいいのでデリケートな肌の赤ちゃんに向いています。また、吸水性や吸湿性にも優れているので汗をたくさんかく赤ちゃんにもおすすめのおくるみの生地です。
夏生まれの赤ちゃん用ならガーゼやタオル生地
夏生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみの生地は、ダブルガーゼやタオル生地です。実はガーゼの材料は綿のため吸水性吸湿性に優れている上に、コットンと違って綿を細くした意図を平織りした作り方なのでコットンよりさらに通気性が優れています。そのため、おくるみを洗濯してもすぐに乾くところもおすすめのポイントです。また、タオル生地も柔らかいので肌ざわりがよく赤ちゃんにおすすめのおくるみの生地です。
冬生まれの赤ちゃん用なら保温性の高い素材
冬生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみの生地は、フリースやポリエステルなどの保温性の高い生地です。保温性という点ではおくるみにとてもおすすめなのですが、手作りする時に生地が厚いことや滑りやすいため作り方が難しいこともあるので、裁縫にあまり慣れていない初心者の方にはおすすめしにくい生地になってしまいます。
裁縫初心者なら綿の生地
おくるみを手作りしてみたいけど、裁縫は初心者で難しい作り方はできないというママにおすすめの生地は綿です。綿はダブルガーゼに比べて生地がよれやすいこともなく、保温性の高いフリースやポリエステルに比べて生地がすべることもありません。おくるみの作り方は直線縫いが多く簡単なため裁縫初心者にはおすすめですが、その際に大切なポイントはおくるみの生地選びになります。
手作りおくるみの生地の大きさと糸の選び方は?
でき上がりよりも大きい生地を選ぶ
手作りのおくるみを作る時は、材料となる生地をお店で裁断してもらいます。その時は出来上がりのサイズよりも大きい生地を選びましょう。さらに、縫い代とフードも必要になるためぴったりの大きさではなく、余裕を持って裁断してもらいましょう。余ったら赤ちゃんのミトンを作るのもおすすめです。
たとえば90cmのおくるみを手作りする場合は、90cmの布に縫い代の3cmを足した93cm×93cmの生地を表と裏の2枚裁断してもらいましょう。さらに、フードの生地は25cm×25cmのが必要になります。手芸屋さんでは1mから110cm幅として売られているので、おくるみに必要な生地の大きさを店員さんに話して相談してみましょう。
糸は60番か90番のミシン糸
おくるみを手作りする時は糸選びもポイントになります。おすすめは60番または90番の糸です。糸の色の選び方は、生地の色に近い色または同じ色にしましょう。たとえば、無地で色が薄い生地の場合は、少し明るい色の糸を選びましょう。逆に生地の色が濃い場合は濃い色の糸を選びましょう。
【手作りおくるみの作り方①】基本バージョン
材料
表生地 約93cmの正方形
裏生地 約93cmの正方形
フード生地 約23.5cmの正方形
作り方
①90cmの大きさのフード付きのおくるみの作り方です。生地は90cmに縫い代をそれぞれに1.5cmずつ足して93cmに印をつけて切ります。フード部分は23.5cmの正方形に切ります。
②水通しをします。少し面倒かもしれませんが、裁縫初心者こそ欠かせない工程です。布を洗濯ネットにきれいにたたんで入れて、30分ほど水につけて2~3分脱水にかけて陰干しをします。半乾きの状態の生地を、軽く引っ張って整えてアイロンをかけます。浸水時間は素材により違います。
③表と裏の生地を重ねます。順番は表生地、フード生地表面、生地裏面で重ねます。生地の端がフードのどちらかの辺にくるように置いて、フードがある場所から待ち針を打ちます。フードのところはほつれ防止と縫いやすくするために、三角形になるように半分に折ってからかがり縫いをしましょう。ミシンのメニューにはかがり縫いではなくジグザグ縫いになっている場合もあります。
④フードがある2辺から縫い始めます。生地の目を確認してからまっすぐに縫いましょう。最後の一辺の途中に10cmほどの返し口をあけておきます。縫い代が5mm以上余った場合は切っておきましょう。
⑤返し口から生地を裏返します。アイロンをかけて端をしっかりと押さえます。返し口は「コの字縫い」で縫い合わせると見た目がとても綺麗です。最後に上から押さえミシンをかけておくるみのできあがりです。
【手作りおくるみの作り方②】長方形バージョン
材料
表生地 110cm幅×1m
裏生地 70cm×82cm
作り方
①長方形のおくるみの作り方です。表生地で三角に折ってフード部分に5mmのミシンをかけます。
②表生地の上に①を置いて、上から表生地の裏を重ねます。
③端から4cmのところに印をつけてカーブのラインを書きます。
④端から1cmのところにミシンをかけます。この時に返し口をフード部分に重ならないように気を付けましょう。
⑤カーブの部分は丸く縫うため、はさみで数か所切り込みを入れましょう。
⑥返し口から表生地を返して返し口をまつり縫いします。
⑦きれいに整えたら端から1cmのところにステッチを入れておくるみのできあがりです。
【手作りおくるみの作り方③】耳付きバージョン
材料
表生地 93cmの正方形1枚
裏生地 93cmの正方形1枚
フード布 32cmの正方形1枚
耳布 11cm×8cm4枚
縫い代は1cmから1.5cmとして計算しています。
作り方
①耳がついたおくるみの作り方です。まずフード布を外表で三角になるように半分折ってアイロンをかけます。
②耳布を2枚一組で合わせて裏返しのまま重ねて縫い、表へ返しておきます。
③①のフード布に②の2つの耳を仮止めします。
④裏生地の表を上にして置き、その上に③のフード布と角を合わせて重ねます。
⑤④の上に、裏を上にして表生地を置きます。
⑥縫い代1cm~1.5cmを目安に1周縫います。返し口として20cm程度あけておきます。この時、返し口はフード布から離れた位置がおすすめです。
⑦返し口を使って表に返して整えます。ポイントは角をしっかりと出すことです。
⑧返し口をしっかりと縫ってアイロンをかけたらおくるみのできあがりです。
【手作りおくるみの作り方④】星型バージョン
材料
表生地 4パターンのサイズ
裏生地 4パターンのサイズ(無くても作ることは可能)
作り方
①星型のおくるみの作り方です。手足をそれぞれ入れることができるので、おくるみ初心者のママにも使いやすいデザインですね。まず、布に星型のおくるみの型紙をうつして裁断します。
②一番小さいパーツは手カバーになります。
③大きくて縦に長いパーツは後ろ身頃になります。この後ろ身頃の手の位置に①を縫い合わせます。裏地を付ける時はしっかりと縫い合わせましょう。
④2番目に小さいパーツはフード部分になります。③の後ろ身頃の頭の部分に縫い合わせます。裏地を付ける場合は片側にパイピングで付けてから縫いましょう。フード部分の飾りはこのタイミングでつけるのがおすすめです。
⑤最後のパーツは前身頃になります。④の後ろ身頃の上に置いて縫い合わせます。
⑥手カバーに被せるように前身頃を合わせて周りを縫い合わせます。手が出る部分は縫わずに裏地も一緒に重ねて縫いましょう。
⑦裏地をつける場合は両袖部分を縫います。手カバーの内側になる平らな部分は、最初に表と裏を中表で縫い合わせておきましょう。
⑧裏地をつける場合は裏地を返して縫い合わせましょう。
⑨パイピング部分はフードから縫いましょう。合わせ部分も下を縫ってしまう前にパイピングしておきましょう。下の縫い残した部分は、交互に合わせてから最後に端部分を隠します。裏返して形を整えたらおくるみの完成です。
手作りのおくるみを綺麗に仕上げるポイント
生地の水通しをする
手作りのおくるみをきれいに仕上げたい場合は、水通しをおすすめします。生地の中には、水分を含むと縮む特徴がある素材もあります。そのため、きちんと測って裁断しておくるみの作り方に沿って作ったのに、洗濯した途端に小さくなってしまったのではとても残念ですよね。また、水通しをすることで「布目を整える」こともできることがポイントです。布を引っ張ってみて、どちらの方向に伸びるのかどうか確認することでその後のおくるみの作り方もとても簡単に進めることがでいます。
よれやすい生地はまち針をたくさん使う
ダブルガーゼの生地などは通気性もよくおくるみの生地としてはおすすめですが、とても柔らかいためおくるみの作り方に沿って作っても生地がよれてしまいがちです。そのため、おくるみを手作りする時のポイントは、まち針をたくさん使って細かく打つことです。また、まち針が足りない時はアイロンでしっかりと折り目をつけてから縫うと縫い目をきれいにつけた作り方ができます。
手作りでおくるみを作る時の注意点
おくるみの作り方は直線縫いばかりなのでとても簡単です。ただ、おくるみは大きいので手縫いだととても時間がかかってしまうためミシンの方がきれいで早い作り方ができます。ガーゼやポリエステルなどの生地を選ぶとおくるみの生地がよれてミシンがかけにくいと感じることもあります。その場合は、ミシンのスピードをゆっくりにした作り方で縫い進めていきましょう。
手作りおくるみが簡単にできるおすすめキット2選!
カントリーママ パッチワークキット
こちらのキットはパッチワークの手作りのおくるみを作ることができます。キルト線は洗濯すると消えるため、簡単におくるみを作ることができるキットです。また、パッチワークをすることでクッション性や保温性が高くなるので、とてもおすすめのデザインです。
KIYOHARA 高橋恵美子 デザイン ベビー 手ぬいのおくるみ 材料セット
ダブルガーゼの生地でつくるおくるみのキットです。生地の大きさを測ったり裁断する必要がないので、初心者にはおすすめのキットです。おくるみのまわりを縁取ることができるニットの縁取りテープがついているのも嬉しいですね。
おくるみなら裁縫初心者さんでも簡単に作れる!
おくるみの作り方はとても簡単です。赤ちゃんが生まれたら忙しくなってしまい、手作りをすることは難しいですよね。そのためぜひ妊娠中に好きなデザインの生地を探したり、キットを使って赤ちゃんのことを考えながらおくるみを作ってみてくださいね。