お宮参りの時期はいつ?お金の準備やマナーも解説します!

『お宮参り』赤ちゃんの誕生を祝い成長を祈る行事です。家族での初めての行事となることも多い『お宮参り』。いつ行く?時期は選んだ方が良い?『お宮参り』の意味や参拝する時期、いつまでに行うのが良いのか。家族の一大行事を安心して迎えられるよう徹底調査しました。

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目次

  1. 1お宮参りとはどんな行事?
  2. 2お宮参りの時期はいつ?
  3. 3お宮参りの時期の地域差
  4. 4女の子と男の子の違い
  5. 5お宮参りに必要なお金は?
  6. 6お宮参りの準備は
  7. 7お宮参りのマナーは?
  8. 8お宮参りなどに便利な行事の計算ツール
  9. 9正しい知識を持ってお宮参りに行こう

お宮参りとはどんな行事?

お宮参りとは、氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈る行事です。
別名「産土参り(うぶすなないり)」とも呼ばれ、家族や親せきとともに赤ちゃんが生まれた土地の守り神である氏神様「産土神(うぶすながみ)」に参拝することを言います。
また、無事出産を終えたママが安産のお礼参りをすることもあり、「初宮詣」「初宮参り」とも呼ばれています。

お宮参り 神社

お宮参りの時期はいつ?

お宮参りの時期は、一般的には生後一か月頃の都合の良い日を選んで神社に参拝をすると言われていますが、いつまでにお宮参りに行くべきか、誰と参拝に行くかなど、正式な時期や日取り、細かいことは決まっているのでしょうか?

正式に行く日は決まってるの?

お宮参りにはいつまでに行く?赤ちゃんが生まれてからはあっという間に時間と日にちが過ぎていきます。
お宮参りは家族や親せきと一緒に参加する事も多い行事ですので、正式に行く日が決まっていると予定も組みやすくなりますね。

神社へお宮参り

男の子は生後31日目

お宮参りの時期は、正式には男の子は生後31日目にとされています。
ですが、地域や季節だったり、参列者の予定など様々な条件がありますので「31日目に必ず行く」と決めるのではなく、お宮参りの『時期』に関しては柔軟に考える方がおすすめです。いつまでに行けばいいの?とあまり気にせず家族の予定を最優先しましょう。

男の子のお宮参り

女の子は生後32日目

正式には女の子は生後32日目にとされています。
ですが、男の子同様、様々な条件がありますので、お宮参りの『時期』に関しては柔軟に考える方がおすすめです。生後31~32日目ですと、出産が終わったばかりのママの体もまだ産後に順応しきれていません。赤ちゃんも病院以外で初めての外出。となることも多いでしょう。正式な日にこだわらず、いつ参拝するのかはママと赤ちゃんの体調に配慮しながら決めるのが良いでしょう。

時期の決め方

一般的には、お宮参りの正式な参拝の日が決まっていますが、かならず生後一カ月前後といった『いつまでに』行かなくてはいけない。という決まりはありません。まずはママと赤ちゃんの体調を最優先でいつ参拝するかを決めるのが一番でしょう。また一緒に参拝をする予定の祖父母や親せきが遠方に住んでいる場合もあります。何度も集まってお祝いの席を設けるのが難しい場合もあるので、いつまでに参拝するかは各家庭の事情に合わせて時期を調整すると良いでしょう。

お宮参り神社

いつまでに参拝するかは、まずはママや赤ちゃんの体調を最優先に考えた上で日程を組みましょう。家族や親せきの予定を合わせ、生後6ヵ月くらいまでを目途に天気の良い日にお参りしましょう。

お宮参りと季節

お宮参りには季節に関しても、いつまでに行かなくてはいけない。という決まりは特にありません。ですが、赤ちゃんが生まれた時期が真夏の猛暑や真冬の厳寒期だった場合は、お宮参りをする赤ちゃんや産後のお母さんにとっても体に負担がかかります。

お宮参りに行く時期はは暑さや寒さが厳しい時期をずらしても良いという事も覚えておきましょう。必ずこの日に行かなくてはならない。という決まりはないのです。実際に北海道や新潟などの雪が多く降る地域などではそのような時期を避けて、お宮参りが行われています。

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お宮参りと季節

大安が適している?

お宮参りには行く時期やいつまでに行けばいいのか?と先ほど説明しましたが、生後1ヶ月前後の日取り以外にも、お宮参りには理想とされるお日柄あります。
それは『大安の日』です。大安の日は1日中大吉とされているので、大安の日であれば時間帯を気にせずお宮参りができます。

お宮参りに限らず日本では「大安の日」は何事もうまく進む。とされているので祝い事など「大安の日」を選ぶ人はまだまだ多い傾向にあります。ですが、お宮参りの日取りは大安にこだわる必要はありません。
とはいえ、やはりお祝い事は良い日取りで行いたいと「大安の日」を選ぶ家庭は未だに多く、地方や家庭によっては六曜(大安や仏滅など)にこだわる人もいるかもしれません。事前に「大安の日がいいのかどうか?」確認しておく事ことをおすすめします。

誰と参拝するか決める時は、家族で良く相談してから日にちを決めるのが一番いいでしょう。一緒に誰と参拝に行くかも細かく確認しておくと良いですね。

お宮参りは大安が良い?

「大安の日」はあくまでお日柄が良い。というだけなので、「大安の日」にこだわらず、赤ちゃんとママの体調を最優先に、お宮参りに参拝する方々の予定が合う日を見つけるのが一番です。氏神様に出産のご報告をする日なので、お天気が良い日を選ぶことがいいですね。

大安以外の六曜の日取りで行っても大丈夫

大安以外にも、お日柄を選びたい場合は、先勝や友引、先負もよいでしょう。
先勝は「先ずればすなわち勝つ」という意味があり。午前中が吉とされています。友引は「凶事に友を引く」とい意味がありますが、朝は吉とされているので、先勝と友引の日に参拝をいく場合は午前中が良いです。

先負は「先ずればすなわち負ける」という意味を持ちます。午後が吉とされているので、先負の日に参拝にいく場合は午後が良いです。

お宮参りは六曜でも問題ない

「お宮参りは大安の日に行かないといけない」という決まりはありません。大安に拘こだわらず、六曜はあくまでもいつ参拝するか。と参考程度に考えておいて大丈夫です。

お宮参りの時期の地域差

お宮参りの時期がいつなのかは地域によって異なります。正式には生後1ヶ月前後といわれているお宮参りですが、場所柄や男の子、女の子によって日数が大きく変わる地域もあります。いつまでにお宮参りに行くという決まりも地域によって様々です。

北海道東北では

北海道では真冬の寒い時期のお宮参りは避けて、暖かくなる時期まで参拝をずらすのが一般的になています。一部地域によっては生後1ヶ月前後でのお宮参りは行わず、百日参りと同時に行うところがあります。

地別のお宮参り

東北、新潟も北海道同様、真冬の寒い時期のお宮参りは避けて、暖かくなる時期までずらすのが一般的になっています。一部地域によっては生後1ヶ月前後でのお宮参りは行わず、百日参りと同時に行うところがあります。

青森県では、男の子は生後120日目、女の子は生後110日後にお宮参りをする地域もあります。山形県の一部地域では生後51日目のお宮参りが伝統になっているところもあり、地域によってはお宮参りも特徴的な場合がありますので日程は確認しておきましょう。

関東以西(関東・東海・関西・中国・九州)では

基本的には生後1ヶ月前後が主流ですが、一部地域によって違いがあるようです。

関東・東海(名古屋ほか)

基本的には生後1ヶ月前後でのお参りが主流です。
正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目ですが、30日を過ぎてから良い日を選んで参拝します。関東の一部では生後100日でお参りする地域もあります。

関西(大阪・京都ほか)

基本的には生後1ヶ月前後でのお参りが主流です。
大阪の一部では男のは生後30日目、女の子は33日目という地域があります。京都では生後30日頃とされるのが多く、女の子は早くお宮参りをすると嫁入りが早まると言われています。

神社へお宮参り

中国・九州ほか

基本的は生後1ヶ月前後にお参りをするのが主流です。
広島・鳥取県の一部では男の子は31日目以降、女の子は33日目以降にお参りする地域があります。
長崎でも男の子は31日目、女の子は33日目とされている地域が一部あります。

沖縄では

沖縄では『お宮参りという風習がない』というのが一般的です。現在は47都道府県のひとつとなっている沖縄ですが、以前は琉球王朝という一つの島国としてあった沖縄は、風習や宗教への考え方も大きく異なっていました。

沖縄では赤ちゃんが生まれた後に、親類縁者を呼んで赤ちゃんのお披露目をするというのが主流です。現在ではお宮参りという形はとりませんが、100日のお祝いで先祖にお参りをするという地域はあるようです。

沖縄の宮参りとは

女の子と男の子の違い

お宮参りでは女の子と男の子の違いはあるのでしょうか?

お宮参りをする時期

一般的には男の子も女の子もお宮参りをする時期は生後1ヶ月前後と言われていますが、正式には『男の子は生後31日目』『女の子は生後32日目』とされています。(地域により変動あり)実際はこのような日に必ずお宮参りをしなければならないという決まりはありません。

いつまでに参拝しなければならないと決められているわけでもありませんが、こだわる人もいるので、必ずいつまでにお宮参りに行くのか、誰とお宮参りに行くのか、家族と相談をしておきましょう。

お宮参りの時期は?女の子と男の子の違い

男の子と女の子の服装の違い

正式には男の子も女の子も妻の実家が送った『祝い義』を着用してお宮参りに行くのが主流です。正式な服装をさせる場合は男の子も女の子も肌着の上に白羽二重(しろはぶたえ)の内着を着せて、その上に祝い義をかけます。

男の子の祝い着

男の子の祝い着は黒羽二重の紋付で鷹や鶴、松、武者。龍などおめでたい絵柄の『熨斗目模様(のしめもよう)」が人気で黒色が主流ですが、最近では白や緑、紫やシルバーといった様々なカラーの祝い着も好まれるようになりました。

男の子 祝い着

女の子の祝い着

女の子は綸子(りんず)地や縮緬(ちりめん)花柄などの『友禅模様』が描かれた華やかなものが主流です。季節によっては梅やさくら、蝶などの女の子らしい可愛いらしい柄が人気です。カラーも赤やピンク、紫といった華やかな色が良く使われます。

女の子 祝い着

最近では、お宮参りの服装も正式な『祝い着』だけでなく、季節や赤ちゃんの月齢によってお宮参りの服装を選ぶ家庭も増えてきています。お宮参りは一度きりのものなので、祝い着ではなく、ベビードレスなど実用的なものを着せる家庭も多くなってきました。

とはいえ「一度きりのお宮参りはやっぱり和装がいい!でも購入するのはちょっと……」という方には祝い着のレンタルもおすすめです。お宮参りの当日に神社でレンタルできる場合もありますし、お宮参りから午後の食事会までといった、いつからいつまでと時間や日数を細かく決めてレンタルできる場合もあるので利用してみるのも良いでしょう。

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お宮参りに必要なお金は?

お宮参りに必要はお金はどのようなものがあるのでしょうか?一般的なものを調べてみました。
・初穂料(玉串料)=お宮参りの神社で祈祷やお祓いを受けて祝詞(のりと)をあげてもらう場合
・参拝料=神社での祝詞やお祓いの申込はせず参拝だけの場合
・お宮参りのお祝い金
・お宮参りの祝い着費用
・食事=食事会や祝い膳の費用

こういった費用がお宮参りではかかるのが一般的です。
それでは、実際にこれらのお金は誰が支払うのでしょうか?そしてどのくらいの金額を支払うのが良いのでしょうか?当日に誰とお宮参りに行くかによっても違いはありますが、一般的な例を調べてみました。

お宮参りのお祝い金

両親が必要なお金

両親が用意する必要なお金は?
まず、お宮参りに参拝すると決めた時点で、参拝のみにするのか神社にて祈祷と祝詞をお願いするのか。によって準備するお金も変わってきます。
一般的にはお宮参りの際には神社にて祈祷や祝詞をお願いする家庭がほとんどです。そのため『初穂料(玉串料)は必要になります。

『初穂料』を誰が支払うかには決まりはありませんが、ほとんどの家庭が赤ちゃんの両親が支払う場合が多いです。両親と赤ちゃんだけのお参りという場合もあるからでしょう。祖父母が同行する場合にはいずれかの祖父が初穂料を出すこともあるので、参拝者が決まっている場合は事前に話し合っておく方が良いでしょう。

初穂料の金額はどのくらい?

初穂料のお金の額はお宮参りに行く前に事前に神社に確認をしておきましょう。神社のHPに金額が掲載されていることもありますのでチェックしておきましょう。
初穂料の金額の相場は地域によって多少異なりますが、5,000~10,000円程度です。神社によっては縁起物やお守りなどお下がりとして下さる場合があるので、そういった場合は8,000~10,000円となることが多いです。

お宮参りのお祝い金

初穂料を準備する際は紅白の蝶結びののし袋、または白い封筒に入れ、赤ちゃんの名前を書きます。
神社によっては受付の手続きをする際に、神社専用の袋に入れてお渡しする場合もあるので、神社に事前に確認しておくもの良いでしょう。HPに特に何も記載がなければ白い封筒で準備しておくのでも問題ありません。

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祖父母が必要なお金

祖父母がお宮参りで準備する必要なお金はあるのでしょうか?
一般的には、祖父母からの『お祝い』としてご祝儀を渡す事が多くあります。お祝い金を誰が出す。といった事に決まりはありませんが、お宮参りはほとんど両家の祖父母など身内だけの参加が多いので、お祝い金も祖父母が準備する事が一番多いようです。

母方の祖父母が必要なお金

お祝い金の他に必要なお金はあるのでしょうか?
お宮参りに行く赤ちゃんの祝い着を用意するのは母方の実家。というのが一般的になっています。最近は祝い着も和装から洋装とさまざまな祝い着があるので、母方の祖父母が準備するのは祝い着を用意するお金のみで購入やレンタルは両親にまかせる場合もあるようです。

ですが、孫の晴れ着を準備するのは祖父母にとってもとても嬉しい事ですので、祖父母と話し合って決めるのが一番でしょう。

お宮参り母方のお仕事

父方の祖父母が必要なお金

母方の祖父母が赤ちゃんの祝い着を準備した場合などは、お宮参りの後の食事会の費用を父方の祖父母が出す。といった形で両家でお宮参りで必要なお金を分担する事が多いです。

お宮参りは午前中に済ませることが多いので、午後は食事会や写真撮影などお宮参りの後にもイベントがあるので、その費用を出すなど両家での費用の分担をあらかじめバランスが取れるようにしておきましょう。

お宮参りお食事会

赤ちゃんの両親の兄弟が必要なお金

お宮参りには基本的には赤ちゃんの両親の兄弟姉妹は参加することはありません。お宮参り当日に必要となるお金はほとんどないと言っていいでしょう。

赤ちゃんの両親と自分の関係が兄妹姉妹などの場合、すでに出産祝いを贈っていることのほうが多いかと思いますが、「出産祝いとは別にお祝いの気持ちとして贈りたい」「出産祝いを贈り損ねてしまった」という人はお宮参りの当日、または日を改めてお祝い金を包んだり、お祝いの品を贈りましょう。

友人として必要なお金

お宮参りは誰と行かなければならいとはっきり決められているわけではありませんが、基本的には身内のお祝いになります。地域や赤ちゃんの両親によっては家族や親せきを集めてのお祝いの席を設けるとは他に、友人や知人を招いた席を設ける場合もあります。友人、知人としてお祝いの席に呼ばれたときは、お祝い金やお祝いの品を準備するといいでしょう。

お宮参りの思い出とお祝いの品

お宮参りのお祝いの金額はどのくらい?

お宮参りのお祝い金の金額は、5,000~10,000円くらいが相場です。
この金額はあくまでも目安になるので「気持ちを包む」という形で良いでしょう。出産祝いを贈っていて、さらにお祝い金も贈る場合は、もらう側がお返しに困ってしまうので、その場合は3,000~5,000円と少し金額を下げるなど、その点も考えて金額を決めましょう。

お宮参りの準備は

お宮参りでは、生後1ヶ月前後の赤ちゃんと産後のまだ体調が万全でないお母さんを連れての長い時間の外出です。赤ちゃんやママによっては、初めての長時間の外出となる人も多いでしょう。

誰と参拝するかにもよりますが、赤ちゃんの祖父母など参拝する人数が多いほど時間もかかりますので事前にしっかりと準備をして、当日はスムーズに進められるようにしましょう。参拝する時期や季節によっては荷物や服装も異なりますので、家族でしっかり相談して決めていきましょう。

お宮参りの準備は何をする?

神社の予約は必要?

神社によって異なります。
参拝だけの場合は予約は必要ありませんが、神社で祝詞(のりと)をあげてもらう時は、神社によっては1回の祝詞に参加できる人数が決まっている場合がありますので、参拝する神社を決めた際には事前にHPなどで確認をしておきましょう。予約が必要な神社の場合はお宮参りの日程が決まり次第すぐに予約をすることをおすすめします。

お宮参り 神社に予約は必要?

記念写真を撮ろう

お宮参りは人生で一度きりのものです。赤ちゃんが生まれて初めての行事といっても良いでしょう。そのお宮参りの記念写真は是非残しておきたいですね。
お宮参りの写真は神社で撮ったり、プロに頼んだりと家庭によってさまざまです。特にお宮参りや赤ちゃんの両親だけでなく、祖父母も一緒に参拝する家庭もあります。家族一緒に赤ちゃんの誕生と成長を願う記念日をしっかり写真に残しておきましょう。

お宮参り家族写真

お宮参り当日に記念写真を撮ろう

お宮参り当日は赤ちゃんも参拝する家族も正装で来ているので、神社をバックに記念写真を撮るのはとても思い出に残る一枚になります。お宮参りは晴れの日を選んで参拝することも多いので、素敵な写真になること間違いなしですね。

お宮参り家族写真

記念写真を撮るタイミングとしては、神社での祝詞の前に撮るのが良いでしょう。参拝者の人数によっては祝詞の時間も長時間になる場合があります。祝詞の後に写真撮影となると、赤ちゃんが疲れてしまいご機嫌ナナメという事もあるので、当日に記念写真を撮る場合は、参拝時間よりも少し早目に行って最初に記念写真を撮るようにしましょう。また、参拝の時期によっては夏や冬の場合もありますので、赤ちゃんとママの体調を考えて写真撮影をしてくださいね。

プロに記念写真を撮ってももらおう

プロにお宮参りの記念写真を撮って貰うというのもあります。プロの場合はお宮参り当日に出張で来てもらったり、大きな神社ですと神社にプロカメラマンが常時をしており記念写真を撮ってもらう。ということもありますが、ほとんどの家庭はお宮参りとは別日に写真館で撮ってもらうことが多いです。写真館だと、お宮参りの衣装がすべて揃っているので素敵な思い出として残せます。

お宮参り プロの写真

お宮参りとは別日にすることで、写真撮影という短い時間にする事ができ、赤ちゃんのご機嫌や体調に合わせて撮影ができるので安心して記念写真に臨むことが出来ますが、お宮参りとは別日なので、改めて家族に集まって貰わないといけないというデミリットがあるので注意しましょう。

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食事会の場所も決める

お宮参りの後に食事会も設ける家庭が多いようです。お宮参りはほとんどが午前中に行われることが多いので、昼食を兼ねた食事会を開くのが一番でしょう。お宮参りは基本的には身内だけの行事なので、食事会も形式ばったものではなく、初めての遠出となることが多い赤ちゃんとママがリラックスできるような食事会にしてあげるのが良いですね。

レストランやホテルなど外での会食は必ず予約を

お宮参りの帰りにレストランやホテルでの部屋を借りての会食を設ける場合には、必ず予約をしておきましょう。お宮参りのお祝いの会食であることを伝えるのも必要です。お祝いのメニューなど提案してくれるお店もあるので、レストランに行ってから注文をする時間を省く事ができます。そして生後1ヶ月前後の赤ちゃんがいることを必ず伝えましょう。お店によっては席の配慮をしてくれるところもあります。

お宮参り食事会は電話予約

赤ちゃんを最優先できる場所を選ぼう

お宮参りの主役は赤ちゃんです。会食は大人の時間とはいえ赤ちゃんが居ることには変わりません。生後1ヶ月の赤ちゃんですので、出来れば和室や個室といった赤ちゃんがゆっくり寝られる場所であること。赤ちゃんが泣いてしまっても周囲のお客様に出来るだけ迷惑をかけないように配慮できる部屋を選びましょう。授乳室やオムツ替えなど、ベビーブースがあるお店だと尚いいですね。

お宮参りは赤ちゃん最優先

自宅での会食もおすすめ

会食というのは、あくまで赤ちゃんとママの体調が万全というのが前提で行われるものです。お宮参り自体が午前中の時間をほとんど使ってしまうのでそのあとの会食は赤ちゃんとママにとっては大変気の使う時間になってしまう場合もあります。

誰と参拝に行っているかにもよりますが、自宅に招いても安心して会食ができる間柄であれば、自宅にケータリングや出前を利用して会食するのもおすすめです。赤ちゃんとママがリラックスして参加できる会食が一番です。

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お宮参りのマナーは?

お宮参りの正式なマナーというのはあるのでしょうか。
いつまでにお宮参りをすませば良い?誰とお宮参りに行くのが正しい?お宮参りの基本的なマナーを知っておくと、当日も慌てずに参拝出来ますね。

お宮参りのマナー

お宮参りは誰と行く?

お宮参りには誰と参拝するのが正式なのでしょうか?伝統的なお宮参りでは、赤ちゃんと父親、父方の祖父母が参加していました。本来は「お宮参りは母方が全てお膳立て(お召し物からお金まで全て準備する)して父方が参加するもの」とされていました。生まれた赤ちゃんは父方家系の孫である。というのも一つの理由だそうです。そしてお産は穢れた(けがれた)ものと考えられており、母親の忌明けが出産から75日から100日後であるため母親や母方の祖父母は参加しないとされていました。

お宮参り誰が抱っこする?

しかし最近では、「誰と」といったこだわりは少なくなり、赤ちゃん・赤ちゃんの両親・父方と母方の両祖父母が参加するのが一般的になってきています。お宮参りは「家族が集まる一大イベント」になってきており、誰といかなくてはならない。といった伝統的な考え方は少なくなってきました。誰とお宮参りに行くかは、両家で相談の上決定するのが一番良いでしょう。

誰が赤ちゃんを抱っこするのか?

お宮参りの際、誰が赤ちゃんを抱っこするのが正式なのでしょうか?
「父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする」というのが一般的なスタイルです。お産が穢れたものと考えられていた頃は母親がお宮参りに参加できなかったので、父方の祖母が変わりに抱っこするとされていました。

お宮参り 赤ちゃんは義母が抱っこする

最近では「お宮参りは誰といく?」と同じように、お宮参りは家族の一大イベントになっているので「父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする」というスタイルが無くなってきています。しきたりにこだわり過ぎず、母方の祖父母やパパ・ママが抱っこしても構わないので、参拝している家族の状況に合わせて臨機黄変に対応しましょう。

お宮参り後の挨拶回りは母親の体調に合わせて行おう

昔からお宮参りのあとは、親戚やご近所さんに赤ちゃんを連れたママとお義母さんと挨拶回りをするというしきたりがありました。訪問先では「犬張子」や「でんでん太鼓」などをお祝い着のヒモに結びつけてもらうという決まりごともあったようです。現在でも土地柄や家柄によってやると決まっている場合もあるようですが、昔ほど一般的ではありません。

地域によっては、お宮参りの前に挨拶回りを行い、着物の紐におひねりようなかたちでご祝儀を結んでもらうケースもあります。

お宮参り 赤ちゃんと挨拶回り

お宮参りの挨拶回りはいつまでにしないといけないという決まりはありませんので、まずは母親と赤ちゃんの体調を最優先に考えて行うのが良いでしょう。昔はママとお義母さんで挨拶回りをすると言われていましたが、現在では誰と挨拶回りをしても問題はありません。産後1ヶ月前後はまだまだ母体は不安定な状態なので、ママの体調を確認してから挨拶回りにいきましょう。

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お宮参りなどに便利な行事の計算ツール

赤ちゃんが生まれてからの主な行事や祝い事の日付が分かる便利な計算ツールがあるのをご存じですか?

赤ちゃんが生まれると、日々の育児と家事で毎日が過ぎていってしまいますね。でもお祝いごとの時期はあっという間にきてしまいます。忙しいママにとっては、お祝い行事の日数計算のするのも大変な時期です。そんな毎日が忙しい時期には便利な計算ツールがあると忘れずにすみますね!

お宮参り 便利な日数計算ツール

子供の祝いの計算(高精度計算サイト)

お宮参り計算ツール

サイト:https://keisan.casio.jp/exec/system/1226465488

赤ちゃんが生まれた生年月日を入力するだけで、お祝い行事の日程を計算してくれます。
お宮参りは男の子と女の子で参拝する日にちが違いますね。そんな細かい計算もこの計算ツールなら間違えずに計算してくれます。

赤ちゃんの行事カレンダー

赤ちゃんの行事カレンダー

サイト:http://baby.gyozi.net/

こちらも生まれた日付を入力するだけで計算してくれるサイトです。忙しいママにはこういった便利な行事計算ツールがおすすめです!毎日の育児と家事と自分のケアで大変なママには嬉しい計算ツールです。この計算ツールがあればパパと予定の共有もできるので忙しいパパにも嬉しいツールです。是非使ってみてくださいね。

計算ツールによっては、生まれた日を1日目とする場合。といった細かい表示注意も書かれているので内容をよく確認してからお祝いごとの計算をしてくださいね。

正しい知識を持ってお宮参りに行こう

お宮参りは赤ちゃんが生まれて初めての家族の一大イベントです。
お宮参りは参拝をする正式な日数や、神社への挨拶。一緒に参拝する家族の事や挨拶回りなど、昔からのしきたりが多くある行事でもあります。

赤ちゃんが生まれて初めてのイベントだからこそ、できるだけ形式通りに行いたいと思うパパ、ママもいるでしょう。ですが、生後間もない赤ちゃんと産後のママの体を最優先に無理をし過ぎないことが何より一番大切です。

お宮参りに行こう

お宮参りの正しい知識を持ちながら、当日は柔軟に赤ちゃんとママと一緒に参拝する家族の足並みを揃えながらお宮参りをしましょう。
いつまでに行く?誰と行く?当日以外でも考えること、準備することが多いお宮参りですが、家族の協力を得ながらお宮参り当日を迎えて下さいね。赤ちゃんの初めての晴れ姿。家族の一大イベントを楽しく迎えられますように。

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この記事のライター
chibittob
2児の母をやりながら夜な夜なパソコンと格闘してます!

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