お宮参りの食事会はどうする?外食と自宅はどっちがいい?【体験談あり】

お宮参りに行った後は参加者みんなで食事会をするのが通例となっています。以前は個室の立派な会食会場を予約して、というやり方が普通とされてきましたが最近はどうなんでしょうか?お宮参り時の食事について、昔ながらの方法から最近の会食事情の注意点などをまとめました。

お宮参りの食事会はどうする?外食と自宅はどっちがいい?【体験談あり】のイメージ

目次

  1. 1お宮参りってどんな行事?
  2. 2お宮参りの食事会は外食と自宅の料理はどっちがいいの?
  3. 3お宮参りの食事の注意点は?
  4. 4食事のメニューはどんなものがあるの?
  5. 5先輩ママの体験談
  6. 6めでたい席をみんなで祝おう!

お宮参りってどんな行事?

食事の本題に入る前にそもそもお宮参りがどんな行事なのか振り返ってみましょう。

お宮参りは産後だいたい1ヶ月後を目処に行います。
生まれた土地、または住まいのある土地をおさめている氏神様にお参りし、無事こどもが生まれたことの御礼とその後の健やかな成長を祈願します。

赤ちゃんとパパママ、そしてパパママそれぞれの父母=おじいちゃんおばあちゃんが参加することが多いようです。

神社に収めるお金は?

いわゆる「初穂料」というもので、神様に赤ちゃんと一家の健康を祈念してくださった御礼としてお渡しします。

地域の神社で行う場合などは5,000円から10,000円程度が相場のようです。
この時注意したいのは、金額はお参りする神社によっても変わる場合があるということです。
大きな神社や特に納める金額が決まっている場合などもあります。
特に何も言われない場合は上記の相場で良いでしょう。

赤ちゃんの格好はどうする?

お宮参りの際の赤ちゃんの服装は「祝い着」です。
男の子、女の子それぞれの特徴ある和装やベビードレスなどを着て参拝します。

ただ夏場や冬場のお宮参りの場合には赤ちゃんの過ごしやすいように注意して服装を選びたいですね。
お宮参り後の食事の際には空調の効いた個室である場合も想定して、楽な格好ができる着替えも用意しましょう。

Thumbお宮参りの服装の選び方!ママ・パパ・赤ちゃん・祖父母それぞれを解説! | 育児など女性のライフスタイルに関する情報メディア
まだまだ育児に慣れない時期にやってくるお宮参り。神社や食事の手配をしていたら服装のことは後回...

記念撮影の予算相場

これまでのお宮参りでは、参拝の当日にカメラマンに来てもらい神社の境内などで記念撮影をすることもありました。
ですが現在ではスタジオなどで前撮りをしたり、会食の場でのスマホ撮影で十分という方も多いように思います。

プロのカメラマンに当日来ていただいての撮影では、料金の相場は「15,000円から30,000円」程度と思ってください。
撮影時間はおよそ45分から60分程度で、場合によっては交通費などの支払いも発生する場合があります。
少し高めではありますが、家族全員が揃っての撮影はなかなか前撮りでは難しく、また赤ちゃんの表情を狙って撮影するのには細心の注意が必要なので、その点プロカメラマンに任せることができるのは大変楽でしょう。

スタジオ等での前撮りの場合、料金の相場は「3,000円から15,000円」程度と思ってください。
3,000円というのはかなり破格の値段で、スタジオチェーン店のような場所での撮影です。

通常の街のスタジオに依頼する場合は10,000円は超えてくるものと考えられます。
お宮参り当日以外でも家族全員の都合がつけば、こちらの方が多少安く済ませられるかもしれません。

お宮参りの食事会は外食と自宅の料理はどっちがいいの?

いよいよ本題、お宮参りの食事会についてです。
現在のお宮参り後の会食についてはレストランなどの個室で食事をする場合と、自宅に帰って来てから食事をする場合が多いですが、それぞれの注意点などを含めてみていきましょう。

外食と自宅、それぞれの食事会の相場は?誰が払うの?

お宮参り後の食事は、外食の場合と自宅での会食の場合で相場の金額などが変わってきます。

まず外食の場合は和食の料亭やレストランを予約するパターンが多いようです。
ランチでの相場は「一人4,000円から7,500円」程度、夕食での相場は「一人5,000円から10,000円」程度が多いです。

自宅の場合はお寿司や仕出し弁当の出前を取ることが多いようです。
ランチでの相場は「一人2,000円から5,000円」程度、夕食での相場は「一人3,500円から7,500円」程度が多いです。

お宮参り後の食事の支払いは明確に誰が負担する、というのは決まりがありませんが、出産のお祝いを祖父母からもらっている場合はパパママが出したり、どちらかの祖父母が遠方から来た場合は近場の祖父母が負担するなどバランスをとるのが一般的です。
事前に相談しておくのが良いでしょう。

レストランで外食する時のメリット

お宮参り後に外食する場合のメリットは何と言っても「楽チン」であること!
お宮参りの参拝が終わってそのままお店に向かえば会食がスタートできますし、後片付けなども気にする必要はありません。

何より豪華な料理が楽しめるのでママも産後の良い気分転換になりますし、両家が揃って顔を合わせる際の良い思い出の場となるでしょう。

またお宮参りの会食用としてメニューを用意しているレストランもあります。
そのような場所であれば少し離れの個室を事前に用意してくれるなど、赤ちゃんと家族が過ごしやすいように取り計らってくれるサービスもあります。
「お宮参り用の会食メニューはありますか?」と事前に確認してみましょう。

レストランで外食する時のデメリット

お宮参り後の食事を外食する場合のデメリットはやはり値段・・・。
食事に関わるすべてをお任せにできる反面、相場を見るだけでも高くつくのはお分りいただけると思います。

また食事のメニューもお店の分だけあるので予約の時点でどんなメニューが良いか選ぶのに時間がかかることもあります。
当日もせっかく話が盛り上がっていても会食の時間が決まっている場合もあって、なんとなく不完全燃焼なお開きになることも・・・。

さらに個室などが取れなかった場合周りの話し声が寝ている赤ちゃんの妨げになったり、逆に赤ちゃんの泣き声が周囲のお客さんの邪魔になっていないか気にしたり、という点も懸案事項です。

自宅でする時のメリット

お宮参り後の食事を自宅にした場合はお寿司や仕出し料理の出前を取ることなどが考えられますが、何より安く済ませることができる点は安心ですね。
お宮参りが終わった後の準備、というのはなかなか難しいと思いますが、少し豪華な出前をとって自宅でゆっくり食事をするのはリラックスした気持ちで過ごせると思います。

また自宅ではオムツ替え・着替えなどがしやすい点や、急に赤ちゃんが寝てしまった場合も普段使っている布団で寝かせられたりと自由がききやすいのも良い点です。

時間、空間、金銭面もそれほど気にせずにできるという点が、最近のお宮参り後の会食で自宅を選ばれる方が増えている大きな理由の一つだと思います。

自宅でする時のデメリット

お宮参り後の食事で出前などを取る場合、配達時間がだいたい11:00から13:00の間、などとざっくりとしか設定できないことがあります。
お宮参り自体が予定より時間がかかってしまうと受け取りができなかったり、逆に早く終わりすぎて食事の到着まで時間を潰さないといけなかったりと予定が立てづらいことがネックです。

また出前だとしても食器の返却をする際にはある程度洗って返すのが一般的なマナーであり、食事後の片付けが発生する点もデメリットと言えます。

出前等でなく食事もご用意される場合はもちろん用意が必要となり、さらに重労働なものとなります。
お宮参りは決して大変なものではありませんが、赤ちゃんとママの体調のことを考えれば負担は最小限である方が良いと言えます。

お宮参りの食事の注意点は?

外食にする場合も自宅にする場合も、お宮参り後の食事にはいくつかの注意点があります。
お宮参り後の食事で重要なポイントを押さえておけるようチェックしましょう。

挨拶のポイント

お宮参り後の食事会での明確な決まりごとではないですが、開始時には挨拶があると良いでしょう。

特段決まっていることではありませんので、挨拶をする方、挨拶の長さ、挨拶の内容などについては自由です。
ですが、大体の場合はパパによる挨拶が一般的ですね。
もしくはどちらかのおじいちゃんに代表して簡単に挨拶していただき、最後の締めとしてパパの挨拶があって、という流れでも良いと思います。
また個室が取れなかった場合は割愛しても構いません。

内容としては「赤ちゃんが無事生まれたことの喜び・感謝」や「赤ちゃんがこれからも健康であることの祈念」を主軸にして「家族みんなでこれからも元気にやっていきましょう」と締めるような挨拶が良いでしょう。挨拶の時間も2-3分程度の軽いもので良いかと思います。

赤ちゃんとお母さんの体調は大丈夫?

これはお宮参りの最中からですが、赤ちゃんとママの体調に変化がないか、無理していないかなどを注意するようにしましょう。
せっかくの食事会ではありますが、体調を崩してしまっていては元も子もありません。

万が一体調が良くなく、食事会場を予約してしまっている場合でもお店側と相談してみてください。
休憩用に個室を案内してくれたり、食事できなかった場合にお弁当のような形にして持ち帰りの対応をしてくれるお店もあります(念のため、事前にキャンセルの場合について確認しておくと安心です)。

外出が長時間になると大変

大人だけであればあまり気にしない食事時間も、産後のママや赤ちゃんにとっては要注意です。
ただでさえ赤ちゃんはまだ生まれて間も無く、お母さんの体調も不安定です。

自宅からお宮参り、その後の食事会場へという流れですでに2-3時間は経過してしまうので、食事時間もせいぜい1時間半程度におさめておくよう注意が必要です。

食事会は予約をしよう

お宮参り後の食事を外食にする場合は特に予約をしっかりとるようにしましょう。
お宮参りは混み合うシーズンがあるわけではないので大丈夫、と思っている時に限って満席だったり、たまたまお宮参りの時期が重なったりすることもあるかもしれません。
また食事や個室の予約もできていれば当日はお店に向かうだけとなり負担も減ります。

メニューは予算や好きな食べ物などで決めれば良いですが、個室を取る際は和室が望ましいです。
和室は赤ちゃんを寝かせやすく、ママとの距離も近くにしやすくなります。
またお宮参りの雰囲気を引き継いで食事を楽しめますし、おじいちゃんおばあちゃんにも落ち着いた空間で食事してもらえることでしょう。

赤ちゃん向け設備のあるお店も!

お宮参り用の食事を提供しているお店では、赤ちゃんが過ごしやすいように設備やグッズを揃えている場所もあります。
例えば赤ちゃんベッドやバウンサー、ミルク用のお湯などです。お手洗いもオムツ替え用の設備やゴミ箱を準備してくれている所もあります。

筆者がお宮参り後に使ったお店では、食卓に近い高さのバウンサーを無料で貸し出ししてくれました。
予約の時点では使用したいとは伝えていなかったのですが、当日個室に行った際に用意をしてくれていました。

ホームページやパンフレットに記載がある場合もありますが、予約時にどのような設備があるかを聞いてみることをオススメします。

食事のメニューはどんなものがあるの?

お宮参り後の食事では、どのようなメニューがふさわしいかも注意したい所です。
和会食の場合について細かく見てみましょう。

ご飯ものもおめでたく

お宮参り後の食事は和食を選ばれる方がとても多いですが、その場合のご飯ものもおめでたいものが喜ばれます。
例えば普通の白飯ではなく、お赤飯や紅白おこわなどにすると良いでしょう。
季節によっては、あさりや松茸を混ぜ込んだ炊き込みご飯など、少し豪華なご飯ものも悪くありません。

お店によってはお宮参り用のメニューとしてお赤飯と普通のご飯とを選べるようにしている所もあるので、ぜひ検討してみてください。

縁起物で祝おう!

ご飯もの以外のメニューでも、おめでたい食材を使ってお宮参り後の食事を楽しく過ごしたいものです。

例えば「えび」。
えびは漢字で「海老」と書くように、腰の曲がった老人を思わせる食材です。
これには「老人になるくらいまで健康に長生きするように」という願いが込められています。
また茹であがった色味が赤であることもおめでたい食材としてメニューに選ばれる要因です。

また「鯛」もよく選ばれます。
鯛は「めでたい」と言われるように祝いの席では不可欠とも言える食材です。
一匹まるごとの塩焼きのようにして出さなくても、お刺身や焼き身などでも十分です。

煮物でバランスよく

和食のメニューの中でも煮物は難しいものですが、昆布や旬の食材を使ったものが良いでしょう。

昆布は「よろこんぶ」という言葉からくる縁起物ですが、巻いてかんぴょうで結わいたものや中にニシンなどの魚を入れて包んだものが一般的です。

旬の食材は、春であればタケノコ、夏であればかぼちゃ、といった具合です。

酢の物・香の物で箸休め

酢の物、香の物も和食での食事には欠かせません。
ワカメやキュウリ、ミョウガなどを使った良くある酢の物でも構いませんし、少し豪華にエビや酢締めしたサバやコハダが乗っているものなどもいいでしょう。

お宮参り後のメニューとしては後者の方が見栄えもしていいですね。

汁物も大切

温かい汁物も忘れてはいけませんね。
レストラン等のお店でも自宅での食事の場合でもお刺身や出来合いのメニューが多いので、温かい汁物は全体の中でも重要なものの一つです。

松茸などの香りの良いものをメインに、お麩や三ツ葉などが入っているお吸い物が一般的ですが、お味噌汁でもOKです。
お味噌汁の場合は普段の食事と少し傾向を変えて、赤だし味噌などを使ったものが良いでしょう。

先輩ママの体験談

筆者は近隣にある和食レストランのような場所でお宮参り後の食事(ランチ)を予約しました。
少し前に姪っ子のお宮参りがあり、その際いろいろなレストランを比較した時に使ったパンフレットを元にメニューの豊富さや雰囲気、予算などに注意して選びました。

予約は一ヶ月ほど前に相談し、とりあえず個室があるか、その日の予約は可能かを聞いてメニューはとりあえず中程度の予算のものにしました。
メニューは2週間前まで変更可能とのことだったので、もし都合がつけばもう少し豪華なものにできるかな、というイメージでした。
電話一本で済んだので、予約はあまり苦労しませんでしたね。

当日は真夏ではなかったものの残暑厳しい時期だったので、お店に入ってすぐ飲み物が注文できたのは良かったですね。
挨拶はパパが行いましたが、今日という日を家族で迎えられたこと、育児でお世話になるかもしれないがこれからもよろしくお願いします、というような簡単な挨拶でした。

神社はお手洗いも行きづらかったので、とりあえず交代でお店のお手洗いを使用しました(笑)。
お店の計らいで個室にはバウンサーを用意していただいていましたが、お店に入ってすぐ寝てしまったのでとても助かりました。

食事も和会食のコースで一人5,000円程度の予算、飲み物代は別途でしたがとても満足いく内容とボリュームのメニューでした。
前日に遠方から来たおじいちゃんおばあちゃんとしっかり夜ご飯を食べていたのですが、お話が盛り上がったこともあり中々時間内に食事が進まず…。
でも残ったものはすべて持ち帰り用にまとめて下さったので、夕飯にもできて満足の食事会になりました。

めでたい席をみんなで祝おう!

「お宮参りの食事会はどうする?外食と自宅はどっちがいい?【体験談あり】」はいかがでしたでしょうか?

お宮参りまでの一ヶ月は初めてのことばかりで苦労されること、悩むことも多かったと思いますが、お宮参りとその後の会食ではパパママも少し気持ちをリラックスさせて一息つける時間となることでしょう。

家族みんなで赤ちゃんが我が家にやって来た喜びを共有し、お宮参りと食事を通してさらに絆を育む時間にして欲しいと思います。

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
kanade305.cw

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ