2019年12月13日公開
2019年12月24日更新
ISOFIXチャイルドシートのおすすめ9選!従来のチャイルドシートとの違いも徹底解説!
チャイルドシートの購入を検討し始めると、ISOFIXというワードを目にすると思います。この記事では、従来のチャイルドシートとISOFIX対応チャイルドシートの違いを紹介した後、おすすめのISOFIX対応チャイルドシートについて9つご紹介していきます。
目次
チャイルドシートを購入したい!どれがおすすめ?
子供が生まれる前に購入しなければならないアイテムのひとつがチャイルドシートですが、各社から様々なチャイルドシートが出ているため、どれを選んで良いのか難しいですよね。選ぶ際にはチャイルドシートの機能やデザインに意識が行きがちですが、子供を安全にチャイルドシートに乗せるためにはチャイルド固定方式についても気にしておくことをおすすめします。
最近ではチャイルドシートの固定方法にISOFIX(アイソフィックス)という方法が取り入れられるようになったのですが、このISOFIX対応のチャイルドシートがチャイルドシートのスタンダードになりつつあります。今回は、ISOFIX対応のチャイルドシートの特徴やおすすめ商品についてご紹介していきます。チャイルドシートを購入する際の参考にしてみてくださいね。
ISOFIXとは?従来のチャイルドシートと何が違うの?
ISOFIX対応のチャイルドシートについてご紹介する前に、ISOFIXとはどのような固定方法なのかについて知っていきましょう。従来のシートベルト固定式のチャイルドシートとの違いも含めながら、メリットやデメリットについてもご紹介していきます。
なぜISOFIXが生まれたの?
シートベルトを使う従来の固定方法でもチャイルドシートはしっかりと固定できていたのですが、シートベルト固定式は取り付けが煩雑なこともあり、パパやママのミスユースが多いという現状がありました。ミスユースの内容の約7割はチャイルドシートを固定するキモである腰ベルトの締め付け不足で、この腰ベルトがしっかり固定できていないと、チャイルドシートが本来の機能を果たさないことが問題となっていました。
この問題に対応するため、チャイルドシートと車のシートをコネクタで接続するISOFIXという方式が1999年に国際規格として導入されるようになり、今に至ります。ISOFIXの詳しい特徴はこの後に紹介していきますが、パパやママのミスユースを極力なくすために作られたのが、ISOFIXという固定方法になります。
シートベルト固定タイプとの違いは?
上記で軽く触れましたが、従来のチャイルドシートとの違いはその固定方法になります。従来はシートベルトをチャイルドシートに通して固定する方式をとっていましたが、ISOFIXの場合はチャイルドシートのISOFIX取付用の金具を座席についているコネクターに差し込むだけで固定できる簡単な方式となっています。ISOFIX対応チャイルドシートの特徴をまとめると、以下のようになります。
ISOFIX対応チャイルドシートの特徴
- 取り付けが簡単でミスユースも少ない
- シートに固定しているためグラつきが少ない
- 使用し続けて緩む心配がない
- 価格はシートベルト固定式よりも高め
- 対応していない車種もある
以上がISOFIX対応チャイルドシートの特徴となりますが、詰まるところはシートベルト固定式のデメリットである点を改善したけれど、その分価格や設置に関してのデメリットも増えたという感じですね。シートベルト固定式のチャイルドシートは、この反対に位置すると覚えておくと良いと思います。
ISOFIXの対応車種は?
前述したようにISOFIXは1999年に国際規格化されましたが、日本の車がISOFIXを導入し始めたのは2012年の7月頃なので、それ以降に発売された車はISOFIX対応車種となっています。ただし車のメーカーごとにコネクタ部分の形状が違うこともあり、せっかくチャイルドシートを買っても車に取り付けられないという事態も起こるかもしれません。
チャイルドシートを購入する前に、自分の車と買おうとしているチャイルドシートが適合しているかをチェックしておくことをおすすめします。対応車種かどうか確認するには、以下のような方法があります。
適合車種の確認方法
- ディーラーに直接確認する
- 店頭やネットでチャイルドシート適合表をチェックする
- 店頭でスタッフに聞いてみる
結局どっちがおすすめなの?
ISOFIX対応チャイルドシートの特徴についてご紹介してきましたが、ISOFIXもシートベルト固定式もどちらも一長一短があるため、一概にどちらがおすすめかと言い切ることはできません。
ただ、どちらも正しく設置をすれば、子供を安全に乗せられることに変わりはありません。最も大切なのは、固定方式がどうであったとしても、チャイルドシートを正しく設置すること、そして安全運転を心がけることです。
また、チャイルドシートにはISOFIXとシートベルト固定が兼用になっているチャイルドシートもあります。値段はISOFIXにしか対応していないものよりかは高くなる傾向にありますが、ISOFIXに対応していない車にチャイルドシートを乗せ換えた際も安全に使うことができるため、非常に便利です。
ISOFIX対応チャイルドシートのおすすめ9選!
【コンビ】クルムーヴ
コンビの大人気シリーズ、クルムーヴです。コンビ独自のエッグショックは、ウレタンの3倍の衝撃吸収力を持つ素材なので、新生児の頭も優しく守ってくれます。また、回転式シートで新生児から18kgまで使うことができるため、長く愛用できるISOFIX付きチャイルドシートです。
このチャイルドシートのおすすめポイントはリクライニングが3段階あることで、シートサイズが変わるヘッドレストにより、成長してもゆったり座れます。また、簡単レバーで360度回転するので、赤ちゃんを乗せるときも楽チンです。その他にも、通気性が良く汗っかきな赤ちゃんが快適に座れるようになっていたり、シェル部分はUVカット率99%だったりと、とにかく赤ちゃんに優しい設計になっています。
【アップリカ】フラディアグロウ
理想的な姿勢かつ3ステップで赤ちゃんを守る、回転式のベッド型チャイルドシートです。ベッドのように平らになるシートが特徴で、お家で寝かせているような感覚です。平らなので赤ちゃんの呼吸も安定し、理想的な姿勢をキープできます。360度回転するシートも便利で、赤ちゃんへの負担もかかりにくいですね。
ISOFIXの使用感にもこだわっていて、コネクターの先端が黄色で視認しやすくなっていたり、ロック解除ボタンを2重構造にすることで取り外しに必要な力を抑えたりと、赤ちゃんだけでなく取り付ける人にも優しい設計です。
【アップリカ】クルリラ
こちらもアップリカの代名詞で、2ステップの回転式イス型チャイルドシートです。先ほど紹介したフラディアグロウよりも価格は安いですが、頭・腰・お尻の肉厚なクッションによって安全と快適性に関しての評価が高い人気商品です。
シートに対して前後だけではなく、横からの衝撃も守れるシートになっているため、万が一の際でも安心感は高いです。そしてお尻のインナーシートは手洗い可能なので、もしも子供がおもらしをしてしまっても大丈夫というのも強みです。さらにアップリカ独自のフットステップがあり、大きくなっても安定した姿勢を保てます。また、こちらはISOFIXとシートベルトを兼用として取り付けができます。
【エールベベ】クルット4i プレミアム2
エールベベは50年以上に続くカー用品を取り扱う「カーメイト」のチャイルドシートブランドです。回転式シートになっていますが、回転させる際に静かに動かせることが特徴で、たとえば赤ちゃんが寝ていたとしても起こさないように動かせる優しい設計となっています。大きなサンシェードは日除けや夜間の街頭除けにも使うことができますが、エアコンの風からも赤ちゃんを守ってくれる親切設計です。
ISOFIXコネクターはカーメイト独自のワンレバーシステムにより、レバーひとつでしっかりと取り付けることができるので、ISOFIXに慣れていないパパやママでも安心です。頭を守るクッションはバイクなどのヘルメットにも使用されている素材なので、安全性も抜群です。
【タカタ】i400
世界的にも有名なメーカー、タカタのチャイルドシートです。タカタのチャイルドシートは価格も15万以上する高いものもありますが、このタイプはシンプルで手に取りやすい価格になっています。
このチャイルドシートはセパレートするもので、ISOFIX対応のベースを座席に固定したまま上の本体だけを取り外すことができます。たとえばカーシェアやレンタカー、実家に帰省した際の祖父母の車に取り付ける際などにも便利なので、どんな車でも使用することができます。また、取り外しができるということはチャイルドシートを清潔に保つことにも繋がります。お菓子の食べこぼしなども、車外で払うことができるのもポイントです。
本体の前後の位置調整ができるので、子どもの成長に応じて簡単に調整することができるのも便利な特徴です。そして通気性や通水性に優れているため、ムレにくく快適さを保てます。15秒で装着可能という手軽さに関しても見逃せません。
【日本育児】スマートキャリー
赤ちゃんを乗せたまま家から外へ移動できる3WAYのチャイルドシートです。価格は他に比べてリーズナブルですが、適応年齢は新生児から15ヶ月頃までと短いので注意が必要です。
このチャイルドシートは新生児・乳児専用のチャイルドシート、持ち運びのハンドル付きのベビーキャリー、ゆりかごのようなロッキングチェアの3通りの使い方ができます。車から降りるときに子供が寝ていたとしても、起こさずにそのまま持ち運べるため、簡易ベッドとすることもできますし、専用のベビーカーフレームにセットするとそのままベビーカーとしても使用ができます。短い期間の使用にはなりますが、多機能かつ安い価格設定なので検討の余地はありますね。
ただ、ハーネスが留めにくいという口コミも見受けられました。こちらのチャイルドシートを使用する際は、しっかりとハーネスが留まっていることを確認しましょう。
【マキシコシ】ペブルプラス
こちらも適応年齢は新生児から15ヶ月頃までと短めではありますが、3Wayを超す4Wayの多機能チャイルドシートです。斬新なデザインと豊富なカラーバリエーションも特徴です。この商品はチャイルドシートのほかにベビーキャリー、バウンサー、対応ベビーカーに取り付ければ対面式ベビーカーへと早変わりします。
子供を乗せると肩や股のパッドが自動で跳ね上がるため、簡単にベルトを留められることも便利な特徴です。そのほかにも、サイズがコンパクトなので車内を広く使えます。こちらはISOFIXとシートベルト固定を兼用することができるので、チャイルドシートを乗せ換える際も安心ですね。ただしISOFIXは専用ベースが必用となりますので注意しましょう。
【ジョイー】アーク360℃
ジョイーはイギリスのチャイルドシートブランドで、正面にイギリス国旗のロゴが入っているのもおしゃれな回転式チャイルドシートです。おしゃれで安価なだけでなく、ヘッドレストも簡単に6段階の調節をすることができる上、コンパクトなので狭い空間であっても簡単に設置することができます。
このチャイルドシートは4歳頃まで後ろ向きで使用できるのが何よりの特徴です。チャイルドシートは後ろ向きで使用することが、事故の際の衝撃を最も受けづらくて安全とされているので、安全性にも優れているチャイルドシートです。回転させる際も片手で簡単にできるので、赤ちゃんを抱っこしていても操作することができます。
【レカロ】ゼロワン エリート R129
レカロは自動車大国のドイツのシートメーカーで、高い安全性が特徴の回転式チャイルドシートです。こちらは回転式シート・着脱可能なベビーキャリア・ISOFIX対応・側面からの衝撃軽減・・レカロ独自の肩パッドベルトのねじれ抑制機能・高級感のあるシートと、欲しいものがたくさん詰まっているところです。
価格はお世辞にも安いとは言えませんが、かなりのハイスペックチャイルドシートなので、高い価格でも納得して買い物をする人も多いようです。ただし、日除けは少し小さいとの声もみられました。子供に日が当たることが気になる場合は、別に日除けを用意した方が良いかもしれませんね。
チャイルドシートを正しく使って子供の安全を守ろう!
ISOFIX対応のチャイルドシートの特徴やおすすめ商品についてご紹介してきました。ISOFIXは取り付けが簡単でグラつきづらいというメリットはありますが「シートベルト固定式だからダメ!」ということではありません。自分たちのライフスタイルや車事情に合わせて、ぴったりのチャイルドシートを見つけてみてくださいね。前述しましたが、どんなチャイルドシートであっても、正しい設置と安全運転を心がけることが大切ですよ。