2018年05月02日公開
2018年08月07日更新
ベビー布団はいつまで使えばいい?卒業した後はどうするの?
多くの人が利用しているベビー布団ですが、いったいいつまで使えばいいものなのでしょう?また、ベビー布団の次はどのような布団を使えばいいのでしょう?今回はベビー布団をいつまで使うかとその後の布団についてご紹介します。是非参考になさってください!
目次
ベビー布団はいつまで使えるの?
ベビー布団はいつまで使えるものなのでしょうか?
まず、ベビー布団には大きく分けて二種類サイズがありますが、いつまではこちら、といった決まりはありませんし、ベビー布団そのものにも「いつまで使用するべき」という明確な使用期限があるわけではありません。
赤ちゃんの成長のスピードやなにを好むかは個人差があり、一概にいつまで必要とは言えないからです。
けれど、いつまでなら問題なく使用できる、また、いつまでは使った方が良いという目安の年齢はあります。
ベビー布団は赤ちゃんの安全や健やかな育成のために必要なものですので、この目安を参考に赤ちゃんの成長に併せていつまで使うか、どのくらいの時期に次の布団にするかを決めましょう。
ミニサイズは新生児の時だけ
ミニサイズのベビー布団は掛け布団は80×100cm、敷布団は60×90cmというのが一般的です。
いつまで使えるかの目安ですが、布団と赤ちゃんの大きさが同じほどになったら大きめの布団に変更しなければなりません。
一般的に、ミニサイズは大体1~2歳の時期の身体と同じほどのサイズです。
身体が布団からはみ出てしまう前に次の布団を考える必要があります。
使用できるのは最長で1~2歳までですので、ミニサイズは長く使うには不向きです。
ミニサイズを選ぶ時は1年程しか使わないと決めてから購入した方が良いでしょう。
少ししか使えないのは勿体ないと赤ちゃんが大きくなってもいつまでもミニサイズを使用するのは良いとは言えません。
ベビー布団が小さいと、赤ちゃんが寝返りをしたときに布団から転がり落ちてしまいます。
さらに、窮屈でストレスを感じてしまいます。
小さい布団をいつまでも使ってしまって赤ちゃんが自由に動けないのでは可哀想ですし、成長のためにも自由に寝返りをさせてあげる必要があります。
いつまで使うと予め時期を決めるのではなく、寝返りを頻繫にするようになったりミニサイズが小さく感じたら次の布団を考えましょう。
小さいサイズのベビー布団をいつまでも使うのは赤ちゃんには良くありません。
ミニサイズを使用するのは身体が小さい新生児までにしましょう。
普通のサイズなら最長3~4歳まで
次はもうひとつのベビー布団です。こちらもミニサイズと同様にいつまで使うものという決まりはありません。
最長でいつまでなら問題なく使えるかですが、こちらも身体のサイズは赤ちゃんによって個人差がありますので一概には言えません。あくまで目安とお考えください。
普通サイズのベビー布団の大きさは掛け布団も敷布団も105cm×130cm。
これは大体3~4歳の時期と同じほどのサイズです。
最長で3~4歳の時期まで使用できるといえるでしょう。
最長でいつまで使えるか、というだけですので、赤ちゃんによってはもっと早くにベビー布団よりも大きくなることも。
その時は早めにベビー布団を変更しましょう。
普通サイズを使用する場合も、いつまでと期間を決めるのではなく身体の成長にあわせて柔軟に対応してください。
ベビー布団をいつまでは使わなければいけないという決まりはありませんが、いつまでは使った方が良いという推奨期間はあります。
ベビー布団は2~3歳の時期までは赤ちゃんのためにも使用する必要があります。
というのも、赤ちゃんの背骨や関節は大人と比べものにならないほど弱いものです。
また、内臓や筋肉や背骨以外の骨もこの時期に発育します。
2~3歳の時期の背骨や関節・筋肉の発育はとても重要です。
そのため、ベビー布団をいつまで使うかの大まか目安が欲しいときは、背骨が成長する2~3歳とするのが良いでしょう。
何故その時期はベビー布団を使用した方が良いかというと、背骨が成長する大切な時期に大人用の布団を代用してしまうと敷布団が柔らかすぎて身体が沈みこんでしまい、背骨が曲がったままの状態になってしまいます。
赤ちゃんのときにいつまでも背骨が曲がったままになっていると、今後背骨が成長するときに悪い影響を与えてしまいます。
今後いつまでも悪影響が出るのは絶対に避けたいです。
そうならないためにも、背骨が曲がってしまわない硬いマットレスのベビー布団を使う必要があるのです。
また、赤ちゃんは大きく足を開いて眠りますが、これは股関節が未発達で上手く閉じられないからです。
その状態で柔らかい布団に寝かせると脱臼してしまう可能性があります。
いつまでに股関節が発達するかは赤ちゃんによって異なりますが、できるだけ2~3歳の時期まではベビー布団を使用しましょう。
ですが、赤ちゃんによっては早めに卒業したほうがいいこともあります。
寝返りが活発な赤ちゃんは一日に何度も寝返りをします。
そんな赤ちゃんにいつまでもベビー布団を使ってしまうと、寝返りをしているうちに布団から転がり出てしまうようになってしまいます。
赤ちゃんの寝返りが多い時は5~6か月以降を目安に早めにベビー布団を卒業しても良いでしょう。
通常サイズでもミニサイズでも、ベビー布団をいつまで使うかは赤ちゃんによって違います。
ミニサイズだからいつまで、普通サイズだったからいつまで、と画一的に考えてしまわずに赤ちゃんの様子を見ながら必要に応じて次の布団に交換するようにしましょう。
早めにベビー布団を卒業した時は、ベビー布団の代用品を探す必要があります。
背骨が曲がらないように、そして窒息しないために必ず硬めのマットレスを用意しましょう。
選び方には注意する必要があります。
ベビー布団卒業後はどうすればいい?
ベビー布団を卒業したら、次はどんな布団を代用すれば良いのでしょう。
どんな布団ならば背骨などの育成を妨げないでしょうか。
布団は赤ちゃんの健やかな成長のためにとても重要です。
布団であるならばなんでも代用出来るというわけではありません。
次の布団の選び方は慎重に行いましょう。
ジュニア用の布団を使う
ジュニア用の布団はベビー布団の次の代用品として多く選ばれています。
ジュニア用の利点はその小ささです。
ベビー布団より大きく大人用の布団よりは遥かに小さいので、汚れても洗いやすいのです。
ベビー布団を卒業したとしても、まだまだ布団を汚してしまう時期です。
ジュニア用は様々なサイズがありますので、最長でいつまでジュニア用を使うかを考えてサイズを選んでください。
いつまでジュニア用を使うかはお子さんやお母さんお父さん次第ですが、中学生になっても使用している人もいるようです。
いつまで使用するかどうかは、いつまで頻繁に布団を洗わなければならないかによります。
個人差が大きい問題ですが、小学校高学年の時期でもおねしょをしてしまうことがあります。
これは子供の個人差であり、早くにおねしょがなおる子もいますし、いつまでもおねしょをしてしまうこともあります。
また、赤ちゃんや子供は大人よりもたくさん寝汗をかきます。
一晩でたくさんの寝汗をかくのですぐにシーツが湿ったり、清潔ではなくなってしまいます。
まだ免疫機能が発達していない赤ちゃんのためにも、シーツや布団を何度も洗濯する必要があります。
洗いやすさを優先した選び方ならば、ベビー布団の次の代用品はジュニア用の布団が良いでしょう。
洗いやすさを優先するならば、次の布団としてジュニア用を選びましょう。
サイズも豊富ですので、最長でいつまで使用するかも考えて選びましょう。
大人用の布団を使う
長く使うことを優先する選び方の時は、大人用の布団を代用品とする人が多いです。
大人用の布団は大きくて洗いにくいですが、長くいつまでも使えるという利点があります。
子供が成長しても、大きく破損してしまわない限りいつまでも使うことができます。
しかし、子供たちはおねしょやたくさんの汗をかいてしまうもの。
清潔さを保つためにもどうしても頻繁に洗濯をする必要があります。
そこで、大人用の布団を使用する場合はシーツの下に防水シートを敷いたり、丸洗いできる布団などを選びましょう。
今は丸洗いできる、軽くて洗濯しやすい、洗濯機で洗える、などと様々な布団があります。
洗濯をする時の苦労を少しでも減らすために、布団の選び方は熟考したいところです。
そもそもベビー布団って本当に必要?
そもそもどうしてベビー布団は必要なのでしょう。
他の布団で代用しては絶対にダメというわけではありませんが、ベビー布団を使用した方が良い理由があります。
赤ちゃんのためにもお母さんお父さんのためにも、大人用の布団で代用するよりもベビー布団を使用した方が良い理由をご紹介します。
からだが未発達の赤ちゃんにとって安全
赤ちゃんのからだは未発達で、大人の身体とは比べものにならないほど繊細です。
そんな赤ちゃんの身体が柔らかい布団に沈んでしまうと背骨が曲がった状態になってしまい、そのままの状態がいつまでも続いてしまうと背骨など身体の成長に大きな悪影響を及ぼしてしまいます。
背骨が曲がってしまわないように、身体が沈みこまない硬めのマットレスを使用する必要があるのです。
また、命の危険もあります。
大人用の布団の場合、赤ちゃんが寝返りをしたときに顔が布団に埋もれてしまいます。
さらに、重い布団が顔にかかってしまうこと。
その場合、赤ちゃんは窒息してしまいます。
片時も目を離さないでいつまでも見守ることができれば良いのですが、現実的とは言えません。
それを防ぐためにも、軽い掛け布団と硬いマットレスのベビー布団が必要なのです。
自由に寝返りができる
生後5~6か月の時期の赤ちゃんは頻繁に寝返りをします。
寝返りは赤ちゃんがぐっすり眠っている証拠で、筋肉や神経の疲れを癒すためにも必要なものです。
赤ちゃんには自由に寝返りをさせてあげる必要があります。
しかし、大人用の布団の掛け布団は重すぎて赤ちゃんの寝返りを妨げてしまいます。
また、敷布団が柔らかすぎてもうまく寝返りをすることができません。
赤ちゃんの寝返りのためにも、軽い掛け布団と硬いマットレスの布団の方が良いのです。。
お手入れがとっても楽!
赤ちゃんはとても汗っかきです。そして、一日の多くを寝て過ごします。
そのため、布団が一日に吸い込む汗の量はとても多く、すぐに布団が蒸れてしまいます。
蒸れた布団は清潔さを失うだけではなく、赤ちゃんの身体の熱まで奪ってしまいます。
そのため、こまめな手入れが必要なのです。
ベビー布団は赤ちゃんの寝汗のために通気性が良く軽い素材でできてるのが特徴です。
通気性が良いので湿気や水分がこもりにくく、軽いのでこもった湿気を逃がしやすいです。
なにより、軽くて小さいので洗うのも取り扱うのも簡単です。
他の布団で代用すると重くて洗うのも干すのも大変です。
ベビー布団はお手入れがとても楽にすみます。
もっと詳しく知りたい方はこちら!
ベビー布団を使わない添い寝のメリットは?
ベビー布団で一人で寝かせるのではなく、お母さんの布団で添い寝してあげたいという人もいます。
添い寝のメリットはどのようなものがあるのでしょう。
また、どのようなことに注意して添い寝してあげれば良いのでしょうか?
夜中の赤ちゃんのお世話が楽
添い寝の最大のメリットは、赤ちゃんのすぐそばにいるので夜のお世話が楽だということです。
赤ちゃんが夜泣きしても隣で眠っているのですぐにあやしてあげることができます。
また、お腹が空いてしまっても簡単に授乳することができます。
お母さんがすぐそばにいるだけで、安心した赤ちゃんの夜泣きが少なくなるということも。
赤ちゃんの夜泣きがひどい時は、添い寝をしてあげるのも良いでしょう。
添い寝を好む赤ちゃんも
また、ベビー布団で一人で眠るのを嫌い、お母さんに添い寝して欲しがる赤ちゃんもいます。
ベビー布団ではなかなか寝ついてくれなかった赤ちゃんが、お母さんが添い寝してあげるようになったらすやすやとすぐに眠るようになることも。
すぐそばにお母さんがいるという安心感で、赤ちゃんのストレスも軽減します。
日中にあまりそばにいられなかったり、よくぐずる赤ちゃんには添い寝をしてあげるのも良いでしょう。
添い寝の注意点
添い寝をする時に注意しなければいけないこともあります。
掛け布団は必ず赤ちゃん用に大人用の布団ではない軽い布団を用意しましょう。
大人用の重い布団が赤ちゃんに被ってしまうと窒息してしまうかもしれません。
隣にいるとはいえ、熟睡してしまって気付かないことがあるかもしれません。
羽毛布団やタオルケットなどの軽い布団類で代用することができますので、必ず赤ちゃんのための掛け布団を用意しましょう。
また、お兄ちゃんやお姉ちゃんがまだ小さく一緒に寝る場合、兄姉たちがうっかり赤ちゃんにぶつかってしまわないように注意しなければいけません。
寝返りをしても赤ちゃんに当たらないように、お母さんを挟んで反対側に寝かせるなどの工夫をしましょう。
添い寝に関するこちらの記事もおすすめ!
ベビー布団を選ぶポイント
最後に、ベビー布団の選び方です。
いつまで使うかわからないベビー布団だからこそ、卒業するまでいつまでも使えるものを選びたいです。
ベビー布団の選び方のポイントは4つあります。
敷布団は硬めのものを選ぼう
敷布団の選び方のポイントはマットレスの硬さです。
赤ちゃんに柔らかいマットレスは禁物。
背骨が曲がってしまうだけでなく、窒息してしまう危険性もあります。
柔らかいほうが赤ちゃんの身体に優しそう、という選び方は誤りです。
必ず硬めのマットレスを選んでください。
背骨の発育は今後いつまでも身体の成長に大きく影響してしまいます。
選び方を間違えてしまわないように、お母さんお父さんが実際に手に触ってみて選んでください。
掛け布団は軽くて薄いものを選ぼう
掛け布団の選び方のポイントは軽くて薄いもの。
重すぎると赤ちゃんの寝返りを邪魔してしまうばかりか重さで窒息してしまいます。
赤ちゃんが不自由なく動けるほどの軽さのものを選びましょう。
また、赤ちゃんは体温調節がまだうまくできません。
厚い布団だと暑くてたくさん汗をかいてしまいます。
そうならないよう、なるべく薄手のものを選びましょう。
選び方によって、赤ちゃんのストレスは大きく変化します。
赤ちゃんのためにも、慎重に選んでください。
お手入れが簡単にできる素材がおすすめ
もうひとつ重要な選び方として、ベビー布団がどの素材で出来ているか必ず確認しましょう。
どんなに薄手のものを用意しても、赤ちゃんは元々汗っかきです。
一日の多くを眠って過ごすため、大量の寝汗をかきます。
また、汗以外にもミルクを溢してしまったり、うんちやおしっこが漏れてしまったりとシーツやマットレスも毛布もすぐに汚れてしまいます。
清潔に保つためには何度も洗濯することが必要です。
そのことを考え、洗濯したあとに乾きやすい素材や、洗濯乾燥機にかけられるもの、汚れにくかったり汚れが落ちやすい素材など、お手入れが簡単にできるものを選びましょう。
サイズの確認も忘れずに
サイズ選びも重要な選び方の一つです。
ベビー布団のおおまかな大きさは通常サイズとミニサイズだと紹介しましたが、細かくわけるとたくさんのサイズがあります。
ベビーベッドと併用する場合は、ベッドの大きさと合わせた布団を選ぶ必要があります。
しっかり大きさを測ってから購入しましょう。
ベッドよりも布団が大きすぎないよう、また小さすぎないよう、できるだけピッタリなものを選んでください。
ミニサイズのベビーベッドに関する記事はこちら!
ベビー布団は赤ちゃんの様子をみながら卒業しよう
ベビー布団はいつまでで終了、という決まりはありません。
いつまで使うかは赤ちゃんの成長によってそれぞれ違いますし、いつまで使いたいかもお母さんお父さんによって異なります。
どんな布団をいつまで使いたいか、お母さんお父さんでよく話しあってみてください。
安価な代用品などで妥協することだけは禁物です。