『々』を使った男の子＆女の子の名前！漢字や字画数・意味の由来も徹底調査！

赤ちゃんの名前は、漢字の意味や由来、画数まで考えると、悩んで当たり前です。可愛い名前、格好良い名前にしてあげたい、流行名は避けたい、できれば最高の画数にしたいなど、希望はたくさんあることでしょう。

『日々』、『人々』、『佐々木』などで使われる『々』は、赤ちゃんの名付けに使うことができます。こちらの『々』は、実は字ではなく、『、（読点）』や『。（句読点）』のような符号です。読点や句読点は赤ちゃんの名付けに使うことはできませんが、『々』の符号だけは、使うことができます。字画数も少なくシンプルなイメージ、しかも唯一人名に使える符号ということで、赤ちゃんの名付けでは人気があり、長く愛されています。

符号である『々』の字画数は、3画です。ですが、『々』は前の字の繰り返しであることから、姓名判断では、前の字の字画数で計算する場合もあります。字画数から運勢が気になる方は、信頼できる姓名判断サイトや占い師さんに計算してもらうことをおすすめします。

符号である『々』自体には、実は読み方はありません。印刷業界などでは、「同の字点」や、カタカナの「ノ」と「マ」が合体した符号であることから「ノマ点」と呼ばれています。

パソコンなどのキーボードで『々』と入力する際、「日々」や「人々」と入力してから一字消す、というやり方もありますが、実は「おなじ」「どう」「くりかえし」と入力することで変換することができます。電話口などで人に説明する際は、「繰り返しを意味する符号」などと言うよりも、「時々や人々の二番目の字」や「佐々木の真ん中の字」のように説明した方がシンプルで、伝わる確率も上がります。

符号である『々』は、前の字の反復、もしくは繰り返しという意味があります。『々』という符号単体では意味を持たず、前に何かを付けることで言葉となり、意味を持ちます。赤ちゃんの名付けに使う場合も、『々』自体に意味を持たせることはできないので、前に使う漢字の意味を第一に考えましょう。

『々』の由来は、「同」の別字体である「仝」が変化したという説、もしくは、二の字点が変化したという説など、諸説あります。赤ちゃんの名付けで使う際は、『々』単体の意味や由来を心配しなくても良いので、名前に使う他の漢字の由来だけを調べましょう。

『々』を使った名前には、昔から名前に使われていたこともあり、古風なイメージがあります。古風なイメージというのは、古くさいイメージや時代遅れなイメージとは異なり、落ち着いた良いイメージです。古風であることは決して悪いことではなく、伝統を大切にするイメージや、日本らしい繊細な優美さを連想させます。赤ちゃんの名付けには、現代的な響きも人気ですが、古風な印象を与える名前も人気があります。

また、「ら行」や「や行」など、組み合わせる字によっては現代的な響きになり、おしゃれなイメージになります。繰り返すことで、めずらしい響きになることで、他の子とは違うオリジナリティのある名前になります。よくある名前にしたくない、単なる流行名にしたくない、唯一無二の名前にしたい、という方にもおすすめです。

それでは、『々』を使った女の子の名前を厳選してご紹介します。漢字の組み合わせは幾通りもあるので、気に入った漢字と入れ替えたり、字画数を意識して漢字を選定するなどして、赤ちゃんの名付けの参考にしてみてくださいね。

まずは、女の子に人気の二文字の名前です。同じ読みを繰り返す名前は、可愛らしい響きを持ち、人気があります。

①奈々（なな）…「なな」というやわらかい響きを持つ名前は、女の子にぴったりです。他にも「菜々」や「那々」、「南々」という漢字をあてることもできます。

②羅々（らら）…「ら行」を繰り返した名前の「らら」は、現代的な美しい響きで人気です。

③美々（みみ）…女の子につけたい「美」の字を繰り返すことで、美しい女の子に育ってほしいという想いを込めることができます。

④結々（ゆゆ）…「や行」を繰り返した二文字の名前はめずらしく、また、とても可愛らしい印象を与えます。

⑤乃々（のの）…「乃」の字は古風な印象を与えますが、繰り返すことで可愛らしい響きを持ちます。

⑥樹々（じゅじゅ）…現代的な響きを持ちつつ、「樹」の字は、大地に根を張った、しっかりした子になってほしいという想いを込めることができます。

⑦恋々（ここ）…とても可愛らしい響きの名前です。「湖々」という漢字を使うこともできます。

⑧紗々（ささ、さしゃ）…繊細な印象を与える「紗」の字を繰り返すことで、女性らしい名前になります。

⑨希々（きき）…「希」の字はめずらしいという意味ですが、希望という言葉を連想させ、明るい印象を与えます。

⑩莉々（りり）…英語の「Lily(ゆり）」を思わせるおしゃれで女の子らいし名前です。

⑪蘭々（らんらん）…可憐な蘭の花を思い起こさせ、美しい子になってほしいという想いを込めることができます。

続いて、『々』を使った漢字三文字の女の子の名前をご紹介します。漢字の組み合わせは幾通りもあるので、漢字の意味や由来、そして字画数を考慮しながら、参考にしてみてくださいね。

⑫寿々花（すずか）…古風な響きを持ちつつ、「寿」というおめでたい字は赤ちゃんの誕生を祝う気持ちにぴったりです。

⑬莉々菜（りりな）…「りり」に「な」を付けることで、可愛らしい印象を保ちつつ落ち着いた響きになります。

⑭百々花（ももか）…花や果物を連想させる名前は、愛らしい子になってほしいという想いを込めることができます。

⑮綺羅々（きらら）…美しい衣を意味する「綺羅」を使った名前です。

⑯乃々花（ののか）…女の子らしいやわらかい響きと花の可憐さが合わさった、可愛い名前です。

⑰奈々美（ななみ）…「なな」に「美」という字を付けることで、美しい子になってほしいという想いを込めることができます。

⑱心々彩（ここあ）…「心」や「彩」という漢字をあてることで、優しさや美しさを備えてほしいという想いを込めることができます。

⑲華々乃（かがの）…美しい響きと「華」の漢字の相乗効果で、とても女性らしい名前です。

⑳紅蘭々（くらら）…外国風の響きで、現代的な印象を与える名前です。

女の子ほど多くはありませんが、男の子の名前にも『々』を使うことができます。『々』を使うことで、名前をバランスよく整えることもできますので、ぜひ参考にしてみてください。

①寿々真（すずま）…おめでたい「寿」の漢字を使った名前です。

②凛々斗（りりと）…最後に「斗」でとめることで、男の子らしい響きになります。

③日々樹（ひびき）…「樹」の漢字は、大地にしっかりと根を張った、たくましい印象を与えます。

④日々翔（ひびと）…人気の「翔」の漢字を使った男の子らしい名前です。毎日元気に過ごしてほしいという想いが感じられます。

⑤弥々（やや）…「弥」には、広くいきわたるという意味があり、大らかな印象を与える名前です。

⑥多々良（たたら）…もともとは製鉄法である「たたら」であることから、男の子らしいたくましい印象を与える名前です。

⑦凪々星（ななせ）…「凪」と「星」という漢字の組み合わせが、夜の海を思わせ、とてもおしゃれな名前です。

⑧澄々人（すずと）…「澄」という漢字には、清らかであるという意味があります。人として清らかであってほしいという想いを込めることができます。

⑨久々哉（くくや）…「久」の字は、長い時を意味します。変わらない自分らしさを大事にしてほしいという想いを込めることができます。

⑩那々斗（ななと）…女の子に人気の「なな」ですが、最後に「と」でとめることで、男の子らしい響きの名前になります。

赤ちゃんの名付けは、漢字の意味や由来、画数、そして響きまでこだわってあげたいものです。『々』自体には読みも意味も由来もありませんが、名前全体をシンプルに見せたり、バランス良く整える効果があります。また、前の字を繰り返すことで、その意味を強調することもできます。繰り返す響きを持った名前は可愛いので、ぜひお子様に素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。