卒乳の方法を徹底解説!卒乳前にチェックしておくべきポイントとは?
産後すぐは母乳や粉ミルクを与えて育てますが、離乳食に切り替わるタイミングでいよいよ卒乳の時期がやってきます。この記事では、赤ちゃんの卒乳時期に軽く触れてから、赤ちゃんが自然に卒乳する方法を詳しく解説した後、卒乳する前にチェックしておくべきポイントも紹介します!
目次
上手に卒乳するにはどうすれば良いの?
赤ちゃんを出産してからは母乳や粉ミルクをあげて育てることになります。しかし、お子さんが成長してくると母乳や粉ミルクから離乳食に切り替えることになります。そこで大切なのが卒乳です。
卒乳すると言っても、生まれた時からずっとおっぱいが身近にあったお子さんにとって不安なものです。卒乳することに泣き出してしまうお子さんもいるため、ママが苦労することは多いですよね。そこで今回は、赤ちゃんの卒乳の仕方について詳しく解説していきます!これから卒乳を控えているママはぜひ参考にしてみてくださいね。
卒乳する時期についてはこちら!
そもそもいつ頃卒乳すれば良いの?
赤ちゃんが卒乳するタイミングとしては、早いと1才になる前から自然と母乳を飲むことを止める子もいます。しかし、3才になってもおっぱいを吸おうとする子もいるのでかなり個人差があると言えます。同じきょうだいだとしても、その子によってもベストなタイミングは異なるでしょう。
目安としては離乳食に切り替えるタイミングです!大体1才過ぎてから1才半になるタイミングに卒乳をする子が多いので、1才になったら少しずつ卒乳を目指していくと良いでしょう。ただ、あまりにも卒乳が遅すぎてしまうとおっぱいから離れられなくなったり、ママのおっぱいのトラブルにも繋がるので注意してくださいね。
母乳がいつまで出るかについてはこちら!
【赤ちゃんを自然に卒乳する方法①】時期を決めておく
カレンダーに印を付ける
まずはこの日に卒乳するぞ!という日を決めてください。そしてご自宅に飾ってあるカレンダーに分かりやすく印を付けておきます。そしてお子さんにはこの日に「おっぱいとバイバイしようね」と伝えておきます。お子さんがママの言葉を何となく分かるようであれば、決めた日からは「もうおっぱいはもらえないものだ」ということを理解してくれるでしょう。
事前に卒乳する日にちを決めておくことはとても重要で、お子さんに毎日少しずつ理解してもらうことで自然に離れられるようになります。お子さんもママも心の準備ができますよね。卒乳する時は事前に伝えておくことが必要なんです。
子供に毎日伝えておく
お子さんに伝えておくのは一度だけではありません。毎日繰り返して「あと5日だね」「3日でおっぱいとバイバイするからね」と伝えておけば、何となくバイバイなんだと分かってくれるようになりますよ。一度だけではあまり理解することが難しく、心の準備ができなくなってしまいます。
毎日カレンダーの印を見せたり、指差しながら「今日はここだからあと3回寝たらバイバイだね」と伝えて、もうすぐだということを少しずつ理解し、実感させてあげましょう。だんだん理解してくるとカレンダーやママのおっぱいに向かって手を振ったり「バイバイ」と言ってくれるようになりますよ。
【赤ちゃんを自然に卒乳する方法②】少しずつ減らしていく
回数を減らしていく
どんなお子さんでも急におっぱいをあげるのを止めてしまうと、寂しさから泣いてしまいます。酷い時は夜通し泣き叫んでしまうこともあるでしょう。ママが根負けして仕方ない…とあげてしまっては上手く卒乳するタイミングを逃してしまいます。
まずは自然に卒乳するためにも、少しずつ回数を減らしていきましょう!離乳食を食べ始めているなら、今母乳を与えている回数よりも離乳食の回数を少しずつ増やしていき、母乳や粉ミルクを与える回数を減らしていくと卒乳が楽になりますよ。お子さんもより自然に卒乳に慣れていけるのでおすすめです!
体調が悪い時は無理しない
お子さんの卒乳のために母乳を与える回数を減らしているタイミングで、風邪や体調不良になってしまうこともあるでしょう。その時は無理に離乳食を与えず、消化に良い母乳の回数を戻して回復するのを待ちましょう。
無理に離乳食を与えいていると食欲が落ちて食べなくなってしまったり、なかなか体調が回復せずに卒乳のタイミングが遅くなってしまう可能性もあります。お子さんのことも考えて母乳の回数を戻し、回復してきたらまた減らしていくようにしてくださいね!
【赤ちゃんを自然に卒乳する方法③】泣きつかれてもあげない
卒乳する時に泣きついてくることもある
卒乳で一番大変なのが、おっぱいをもらえないことに対して泣いてしまうことだと思います。「おっぱいとバイバイしないといけないんだ」ということが理解できていなかったり、寂しい気持ちがあるとママに泣きついておっぱいをもらおうとしますよね。
卒乳する日には我慢できたとしても、次の日になってやっぱり寂しいという気持ちになるお子さんもいます。特に夜遅くに泣いてしまうとご近所迷惑のことも考えてついあげてしまいそうになりますよね。しかし、ここで断念してしまうとまた最初からやり直しになってしまいます。
泣いてもあげないことで子供も成長できる
万が一泣いてしまっても、ママもパパも「絶対にあげないんだ」という気持ちを強く持ちましょう。乗り越えることでお子さんの気持ちも成長します。我が子のためを思って、泣き叫んでいても我慢するようにしてください。
お子さんもおっぱいを我慢するためには、両親も我慢しなければなりません。心苦しい気持ちになるかもしれませんが、しっかり我慢できた時にはお子さんをたくさん褒めてあげてくださいね。
【赤ちゃんを自然に卒乳する方法④】他のことで気を紛らわす
いっぱい遊んで疲れさせる
自然に卒乳するためには、卒乳期間はとにかくお子さんとたくさん遊んであげましょう!特に体を動かす遊びをしていると、遊びに夢中になっておっぱいのことを考えなくなります。少しでもおっぱいのことが忘れられるように、お子さんが好きな遊びに付き合ってあげてくださいね。
たくさん遊んだ後は体が疲れるので眠ってしまうのもあっと言う間です。夜もぐっすり寝てくれるとママとしても助かりますし、おっぱいをもらえないことが寂しくて夜泣いてしまうようなこともありません。
好きなアニメや絵本を見せる
体を動かすのがなかなか難しい時もありますよね。家の中で広い場所を確保できなかったり、外へお出かけするのも毎日だと大変です。そんな時はお子さんが好きなアニメや絵本を見せるのもおすすめです!
好きなアニメを流しているとそちらに集中して、すぐにおっぱいのことを忘れてしまいます。絵本も同じように、読んでいるうちに夢中になって忘れてしまいます。お子さんが夢中になれるものであれば何でも良いので、とにかくおっぱいのことを忘れられるように工夫すると上手に卒乳することができますよ。
子供におすすめの絵本についてはこちら!
【赤ちゃんを自然に卒乳する方法⑤】卒乳する日にお祝いする
特別な日だと思わせてあげる
お子さんが上手に卒乳する方法として、卒乳することを祝ってあげるという方法もあります。お子さんが卒乳を嫌がるのは、突然おっぱいをもらえなくなることだったり、自分のことを嫌いなんじゃないかと思っていまうことにあります。
そう思わないためには、卒乳する日が特別でおめでたい日だということを理解させてあげるのが効果的ですよ。お家の飾り付けを豪華にして、その日の食事も普段と違ったメニューであればお子さんも卒乳がすごいことなんだと理解してくれるでしょう。
豪華に祝ってあげることで卒乳できることも
豪華に祝ってあげることであっさりと卒乳できることもあります。お誕生日のようにお祝いしてくれるとワクワクして、楽しい気分になりますよね。その気持ちでおっぱいから気持ちを逸らすようにしておくと良いかもしれません。
また、プレゼントをあげるのも効果的です。おっぱいよりもプレゼントに夢中になってくれると自然と卒乳できるようになりますよ。特別感を与えながら、上手く気を逸らすことで無理なく卒乳することができます!
ただし、卒乳する日の後日にやっぱりおっぱいが無くて寂しいと思ってしまうお子さんもいます。その時は先ほど紹介したように好きなことをさせて、なるべく別のものに夢中にさせるようにしてあげてくださいね!
卒乳する前にチェックしておくべきポイントは3つ!
母乳・粉ミルク以外で栄養が取れている
卒乳する前は母乳や粉ミルクで赤ちゃんに必要な栄養が取れていますが、母乳を卒業すると今度は離乳食で栄養を取ることになります。卒乳してから離乳食が続けられるように、卒乳前からきちんと離乳食に慣れさせておくことが必要です。
卒乳を考えるタイミングで母乳・粉ミルクできちんと栄養が取れているか確認しましょう。1日3食の離乳食が食べられるように、卒乳前から慣れさせてあげてくださいね。
離乳食初期におすすめの野菜についてはこちら!
水分補給ができるようになっている
赤ちゃんは母乳や粉ミルクを飲むことで水分補給をしています。母乳や粉ミルクを飲んでいる間は水分不足の心配はありませんが、卒乳した後は自分で水分補給をすることなります。水分補給は基本的には水やお茶などを飲みますが、卒乳する時にきちんと水分補給で水やお茶を飲めるようになっていましょう。
少しずつ離乳食に慣れさせておくタイミングで水分補給をしてあげれば、赤ちゃんも慣れていきますよ。急に卒乳させてお水を飲んでくれないというよりも、自然に飲めるようになってから卒乳した方が親としても安心できるでしょう。
赤ちゃんの水分補給についてはこちら!
赤ちゃん・ママ両方が健康体
卒乳する時は赤ちゃんとママ両方の体調が良い時の方がスムーズに卒乳することができます。どちらかが風邪を引いていたり、あまり体調が良くない時は、卒乳の日付を決めていても延期してください。母乳を飲むことでお子さんは安心することができますから、体調の悪い時に無理させないようにしましょう。
また、ママの体調が悪い時も卒乳は控えておきましょう。卒乳するタイミングはお子さんが泣き出してしまって、余計に体力を消費して悪化してしまう可能性があります。卒乳するよりもまずは体調を整えることを優先してくださいね!
赤ちゃんとコミュニケーションを図りながら卒乳を目指そう!
いかがでしたか?お子さんの卒乳は大変かもしれませんが、スムーズに卒乳できる人もいれば、なかなか卒乳できなくて手を焼いた人もいて、そのお子さんによっても手の掛かり具合は異なります。
焦り過ぎてもいけませんが、ずっと母乳を与えていると今度はママがストレスを感じてしまうようになります。そうならないためにも、今回紹介した卒乳方法でお子さんとコミュニケーションを図りながら自然に卒乳できるように工夫してみてくださいね!