赤ちゃんの水分補給について徹底解説!嫌がる時の対処法は?
赤ちゃんは母乳から離乳食に切り替わるタイミングで水分補給が必要になりますが、この水分補給で悩んでいるママも多いんです!この記事では、赤ちゃんの水分補給についていつどれくらい何を飲ませるべきかの基本から、飲ませるタイミングと嫌がる時の対処法も合わせて紹介します!
目次
赤ちゃんの水分補給はどうすれば良いの?
赤ちゃんがまだ生後間もない頃は母乳だけで食事と水分補給の両方ができますが、すくすくと成長して離乳食に切り替わると、大人と同じように水分補給をしなければなりません。赤ちゃんの水分補給は大人と比べると注意しなければいけない点がたくさんあります!
今回はそんな赤ちゃんの水分補給についてを徹底解説いたします!赤ちゃんの水分補給で悩んでいる時や、これから離乳食に切り替えようと思っている時はぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんの水分補給はいつから?どのくらい飲ませるの?
水分補給をはじめるのは生後2ヶ月から
赤ちゃんに水分補給してあげるのは生後2ヶ月になってからです。それ以前は栄養も含めて母乳で水分摂取できているので問題ありません。赤ちゃんの食事がミルクから離乳食に変わるタイミングで水分を与えるようにしてくださいね。
赤ちゃんは生後間もなくはまだ消化器官が未発達の状態なので、無理に水分補給させるとそれだけでお腹を壊してしまう可能性があります。母乳をあげる回数が減ってきたり、離乳食をはじめるタイミングで水分補給のことを考えると良いでしょう。
赤ちゃんの授乳期間について詳しくはこちら!
赤ちゃんに必要な水分量は?
赤ちゃんが1回に必要とする水分量は20~30ml程度です。1日に換算すると大体200ml~400mlが目安となります。赤ちゃんは水やお茶を飲んで満足すれば自分から口を話しますので、嫌がるようであれば目安より少なくても無理に飲ませないようにしましょう。
無理に飲ませるとお腹を壊してしまう原因になります。もし赤ちゃんが全然飲まなくて心配であれば、かかりつけの病院へ相談してみてくださいね。
赤ちゃんに水分補給として飲ませられるものは4つ!
水(白湯)
赤ちゃんに飲ませるのは基本的にお水が良いでしょう。ただし、赤ちゃんはご家庭の水道水をそのまま飲むとお腹を壊してしまう可能性があります。なので赤ちゃんに飲ませる時は白湯を作るのが一番です!白湯とは一度沸騰させたお湯を冷ましたお水のことを言います。
ご家庭の水道水で白湯を作る時は20分以上加熱させておくことで、お水に含まれている菌を完全に殺菌することができますよ。ただ、20分以上沸騰させたからといって長時間させると、今度はそこから雑菌が繁殖してしまいます。長くても2時間以内には使い切るようにしてくださいね。
ミネラルウォーターの場合は硬度に気を付けましょう!硬度60以下なら赤ちゃんに飲ませても問題ありません。ウォーターサーバーのお水は事前に工場で殺菌されているので沸騰しなくても飲ませることができますよ。
お茶
赤ちゃんにはお茶を飲ませることもできます。ここで注意すべきなのがカフェインです。お茶にはカフェインが含まれているものもあり、飲んでしまうと刺激が強くてお腹を壊してしまうので気を付けましょう!麦茶はノンカフェインなのでそのまま飲ませて大丈夫ですよ。
また、赤ちゃん用として専用のお茶も売っているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。大人用のお茶を飲ませたい時は、水で薄めてから飲ませることでより安全に水分補給をすることができます。
赤ちゃん用のイオン飲料
赤ちゃんの水分補給に飲ませるのは水やお茶が多いですが、赤ちゃんの体調があまり良くない時はイオン飲料がおすすめです!イオン飲料はベビー用も売っているので、赤ちゃんに与える場合はベビー用を選んでくださいね。
特に風邪で発熱している時やお腹を壊して下痢をしている時は体から水分が出て行ってしますので、効果的に水分補給ができるイオン飲料を飲ませておくと脱水症状の発生を防止できるので安心できますよ。
果汁
赤ちゃんがすくすく成長してきて生後半年となる6ヶ月を過ぎたら、果物を絞った果汁を水で倍に薄めて飲ませるのもおすすめです!果汁だと甘味も少しありますし、好んで飲んでくれることが多いです。
また、果汁を飲ませることで便が柔らかくなるので、最近便が硬いなと思ったら飲ませてあげると良いでしょう。ただし、飲ませ過ぎると今度はお腹が緩くなってしまうので、飲ませる量には注意してください。また、赤ちゃんによってはアレルギー症状が出ることもあるので、肌の変化や下痢、呼吸器症状で違和感を感じたらすぐに病院に受診してくださいね。
赤ちゃんの食物アレルギーについてはこちら!
赤ちゃんが水分を必要とするタイミングは?
汗をかいている時
赤ちゃんの水分補給で大切なのは、汗をかいているかどうかです。特に夏場の暑い時期になると大人でも汗をかきやすくなりますよね。赤ちゃんも同じように汗をかきますから、汗をかいているようでしたら水分補給して脱水症状にならないようにお水やお茶を飲ませましょう!
赤ちゃんは言葉をしゃべれないので自分で「水が飲みたい」と話せません。喉が乾いて泣いてしまうのは、もうすでに脱水症状になっている可能性もあります。ママが赤ちゃんの汗の具合をチェックしながらこまめに水分補給することが大切ですよ。
お風呂上がり
赤ちゃんは汗をかいていないタイミングでも水分補給をする必要があります。大人でも同じですが、お風呂上がりは特に脱水症状が進みやすい状態です。お風呂に入っている時に汗をかいている可能性が高いので、お風呂上がりには必ず水分補給をしてあげてくださいね。
お風呂上がりはタオルで体を吹いてしまうので、かいた汗をチェックしにくいという注意点があります。汗をかいていなくても必ず赤ちゃんの口元に水分を持っていって、赤ちゃんの気が済むまで飲ませてあげましょう!
肌のかさつきが気になる時
赤ちゃんの水分補給が必要なタイミングを見抜くポイントとしては、唇やお肌の潤いをチェックしておきましょう。日頃からチェックしておくと、ちょっとした変化でもすぐに気付けるようになります。水分不足は唇や肌のかさつきとして現れるので、このような症状が出てきた場合は水分が足りていない証拠です!
唇や肌が乾燥しているからといって短時間に大量のお水やお茶を飲ませてはいけません。5分から10分間隔でお水やお茶を飲ませて、回復してきたら元のサイクルで水分補給してあげると良いでしょう。
こまめに水分補給するのがポイント!
汗をかいたタイミングや、お風呂以外にも赤ちゃんは水分を必要としています。朝起きた時や食事毎、外出から帰宅した後、お昼寝から目覚めた後、寝る前というように大人と同じサイクルで水分補給をするように心掛けてくださいね。
この水分補給はママも大切です!ママが同じタイミングで水分補給をすれば、喉が渇いた時に一緒にお水やお茶を飲むことで脱水を防ぐことができますよ。一度にたくさんの水を飲ませるのではなく、こまめに与えるようにしましょう。
赤ちゃんが水分補給を嫌がる時の対処法は3つ!
スパウトやストローマグを活用する
赤ちゃんが水分補給を嫌がることもあります。そんな時は赤ちゃんに水分補をする時に使う容器を変えてみましょう!赤ちゃんが水分補給する時はスパウトやストローマグなど専用の容器を使うご家庭が多いですが、赤ちゃんによっては飲みづらかったり、素材の味がして嫌がることもあります。特に口に接する部分の素材で嫌がる赤ちゃんは多いです。
少し形状が違うだけでも赤ちゃんはスムーズに飲んでくれることがあります。赤ちゃんに合った容器を見つけるのは大変かもしれませんが、形の違うスパウト・ストローマグをいくつか購入しておくと便利ですよ。
飲ませるものを変える
赤ちゃんは味覚が敏感なので、飲ませるものによっては嫌がってしまうこともあります。お水自体の味で嫌がることもありますし、お茶の味が少し違うだけでも飲まなくなってしまう赤ちゃんもいます。
お水であればご家庭の水道水をウォーターサーバーに変えてみたり、市販のお水を使ってみて飲むかどうかチェックしてみてくださいね。お茶を嫌がるのであれば他のお茶に変えてみるのもおすすめです!ただし、お茶にはカフェインが含まれているものがあるので、ほうじ茶や麦茶、ルイボスティーなどを飲ませるようにしてください。
味を薄めてみる
実はお茶の味を嫌う赤ちゃんは多いんです。濃い味だとその濃さにびっくりしてしまい、飲まなくなってしまうことがあります。そんな時はお茶を水で薄めてみましょう!味を薄めるだけでも赤ちゃんの食いつきは良くなりますよ。
はじめて与えるお茶は赤ちゃん用のお茶をさらに薄めてから飲ませるようにして、慣れたところで少しずつ濃さを上げていきましょう!水はちゃんと飲むのにお茶はあまり飲まないという時はぜひ試してみてくださいね。
正しく理解して赤ちゃんに水分補給しよう!
いかがでしたか?赤ちゃんの水分補給に関することは、正しく理解しておくことで脱水症状になるのを防ぐことができますし、嫌がらずにきちんと飲んでくれるようになりますよ。赤ちゃんが水分を必要としているかどうかを見極めるのは簡単ではないかもしれませんが、こまめに水分補給をしてあげることがポイントです!
この時、ママもしっかり水分補給することでどのタイミングで喉が渇くかを理解しておけるでしょう。特に離乳食に慣れていない時期だとまだ母乳を与えているママが多いので、余計に脱水状態になりやすいので赤ちゃん・ママ両方の体調に気を付けてくださいね!