赤ちゃんの食物アレルギーは治るの?治療法や期間はどのくらいかかる?

赤ちゃんに食物アレルギーがあるといわれたらどうしますか。食物アレルギーが治るまでにどのくらいの時間がかかるのか、予防方法はあるのか、授乳や離乳食はどうしたらいいのか治るのかなど心配なことばかりです。赤ちゃんや自分の為に少しでも軽減するために勉強しましょう。

赤ちゃんの食物アレルギーは治るの?治療法や期間はどのくらいかかる?のイメージ

目次

  1. 1赤ちゃんの食物アレルギーとは?治るまでの流れを解説します!
  2. 2赤ちゃんが食物アレルギーを起こすメカニズムとは?
  3. 3食物アレルギーの10種類のアレルゲンを解説!赤ちゃんに多いのはどれ?
  4. 4食物アレルギーを起こした時の症状・発症までの時間は?
  5. 5赤ちゃんが受ける食物アレルギーの検査法や費用は?
  6. 6食物アレルギーの治療法・期間とは?治療すれば治るの?
  7. 7食物アレルギー治療中の授乳や離乳食の進め方とは?
  8. 8赤ちゃんの食物アレルギーを予防する方法はあるの?
  9. 9赤ちゃんの食物アレルギーは主治医とよく相談して治療しよう
  10. 10出典はこちら

赤ちゃんの食物アレルギーとは?治るまでの流れを解説します!

赤ちゃん

食物アレルギーとは、アレルギーのある食物を食べたり触ったりしたときに、かゆみや腹痛、下痢といった症状としてアレルギー反応が出ることを言います。 赤ちゃんの時に発症した食物アレルギーは成長すると治るといわれているものが多くあります。 あくまで目安ですが、3歳で50%、6歳で80%のお子さんが赤ちゃんの時に食物アレルギーだった食物を食べられるようになるといわれています。

赤ちゃんが食物アレルギーを起こすメカニズムとは?

では、なぜ赤ちゃんは食物アレルギーになってしまうのでしょうか。まずはメカニズムを確認してみましょう。

食物アレルギーはたんぱく質が関係している

人間の体は、自分に有害なもの・無害なものを自動的に分けています。その中にある特定のたんぱく質が体内に入ってくると、そのタンパク質と反応し特異IgE抗体というものを作って肥満細胞に送ります。これにより、肥満細胞がたんぱく質を攻撃し、かゆみや腫れができることをアレルギーと言います。本来は無害であるはずのたんぱく質を、なぜか有害と思って攻撃してしまうことで起きる反応のことをアレルギーの症状というんですね。

食物アレルギーの10種類のアレルゲンを解説!赤ちゃんに多いのはどれ?

食べ物

主なアレルギー物質(アレルゲン)にはどのようなものがあるのでしょうか。赤ちゃんに多い物質がどれなのかと一緒に確認していきましょう。

【アレルゲン①】鶏卵

食べ物

鶏卵アレルギーはアレルギーの中でも一番多い原因だと言われています。もちろん赤ちゃんに発症する場合も多く、子ども全体のアレルギーでも40%を占めると言われるほどです。ただし、鶏卵アレルギーでも鶏肉は大丈夫だったり魚卵は大丈夫だったり、あるいは鶏卵自体でも加熱すると食べられる子もいるので病院でアレルギー反応を確認してみましょう。

また、鶏卵はよく知られている通りお菓子類やマヨネーズなど調味料にも多く使われています。アレルギーの場合は必ず食品の成分表を確認する癖を付けましょう。

【アレルゲン②】牛乳

動物

牛乳も赤ちゃんのアレルギーの原因としてよく知られている食品です。牛乳そのものはもちろん、生クリームやチーズなどの加工品にもアレルギー反応を示すので注意しましょう。

また、牛だけではなくヤギやヒツジなどの牛以外の乳に関してもアレルギー反応を示す場合がほとんどです。生クリームやヨーグルトの一部ではアレルギー表記がされていないこともありますので、こちらもしっかり注意するようにしましょう。

【アレルゲン③】米・小麦

食べ物

小麦アレルギーは耳にしたことがある人も多いでしょう。赤ちゃんに多い小麦アレルギーは、小麦だけではなくトウモロコシや大麦といったものを避ける必要があるだけではなく、もちろんパンやパスタなどもアレルゲンになるので注意が必要です。

また、お米は割合としては少ないですが、離乳食でお粥を使うことは多いので注意が必要です。お米アレルギーの子でも食べられる代替品を多めに用意しておくと良いでしょう。

【アレルゲン④】大豆

食べ物

大豆アレルギーの発症率はそれほど高いとは言われていませんが、味噌・醤油などの調味料に対してアレルギー反応を示すので料理の幅が広がってしまうことが多々あります。ただし発酵食品類はアレルギー物質が減少する場合もあるので、医師に相談してみましょう。

【アレルゲン⑤】甲殻類

生き物

甲殻類アレルギーというとエビやカニを最初にそう想像する人が多いかもしれませんが、それだけではなくイカ・タコ・ホタテ・カニカマに対してもアレルギー反応を示す場合もあります。トロポミオシンという物質が含まれているものにアレルギー反応を示すので、食材の成分を確認しましょう。また、甲殻類アレルギーは直接食べなくても手に触れたり粉末を吸ってしまうだけでも発症することもあり、大人になっても治らないという特徴があるので注意しましょう。

【アレルゲン⑥】魚類

生き物

魚アレルギーの原因の多くはパルブアルブミンというたんぱく質によるものです。パルブアルブミンは水溶性なので煮魚にして煮汁を一度捨てればアレルギーを発症するリスクが減ると言われているので、一度医師に聞いてみましょう。また、パル部アルブミンだけではなく帰省中のアニサキスが原因になっている場合もあるので調理には注意が必要ですね。

【アレルゲン⑦】ソバ

食べ物

ソバアレルギーは大人でも発症している人が多く、重篤な症状になりやすいので有名なアレルギーですね。ソバを口に入れるのはもちろん、ソバ殻を使用した枕でもアレルギー反応が出ることがあります。ソバ打ち後の粉を吸っただけでも重篤な症状が出る場合があるので注意しましょう。

【アレルゲン⑧】ナッツ

食べ物

ナッツアレルギーの代表はピーナッツです。また、ピーナッツを使用したピーナッツバターはもちろんアーモンドやカシューナッツなども症状が出る場合があります。アセチルコリン・ヒスチジンという物質がナッツアレルギーの原因だと言われています。これらはたんぱく質ではありませんがアレルギーに似た症状を出すので、仮性アレルゲンとも呼ばれています。ナッツアレルギーは甲殻類同様に大人になっても治りづらいので注意が必要がアレルギーです。

【アレルゲン⑨】果物・野菜

食べ物

野菜や果物はさまざまな種類がありますが、その中でも山芋・トウモロコシ・キウイ・モモ・リンゴ・バナナ・オレンジ・メロン・スイカはアレルギーが出やすいので注意しましょう。特にリンゴとバナナは離乳食に使う人も多いですよね。赤ちゃんが食べたがることも多いので、しっかり反応を見るようにしましょう。

【アレルゲン⑩】肉類

食べ物

肉類の中でも、特にアレルギーが出やすいのは牛肉です。ただし、牛肉がダメでも豚肉や鶏肉は食べられる場合があるので医師に書くにしてみましょう。また、ソーセージやハムなど添加物が多い加工食品は離乳食が始まったばかりの赤ちゃんには適さないので1歳以降にあげるのがおすすめです。

食物アレルギーを起こした時の症状・発症までの時間は?

赤ちゃんが食物アレルギーを引き起こした時には、どのような症状が出るのでしょうか。発症までの時間と一緒に紹介していきます。

①消化管症状

赤ちゃん

消化管の症状として、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢が代表的です。ただし単独の症状の場合は単なる風邪の場合もあります。初めての食材をあげる時には事前に体調もしっかりチェックしておきたいですね。

②皮膚症状

赤ちゃん

皮膚症状としては、痒みをともなうじんましん・発赤・口や唇の腫れ・のどのイガイガという症状があります。特に多量にアレルゲンを与えて口や唇が腫れてしまうと痛みも伴うので注意が必要です。

③呼吸器症状

赤ちゃん

呼吸器の症状は、変な音(ヒューヒュー・ゼーゼー)の呼吸や咳だけではなく、くしゃみや鼻水といった風邪のような症状が出る場合もあります。呼吸器症状は命に関わる場合が多いので、早急に病院に連れて行くようにしましょう。

症状が出たら病院を受診しよう!

医者

発症までの時間は食材や体質、その日の体調によっても左右されます。食べてから20分~2時間以内に発症するものはアレルギーが原因であると分かりやすいですが、6~8時間後や1~2日後に症状が出る場合もあります。

初めての食材を食べさせる場合は、午前中に食べさせてみて反応があり次第すぐに病院を受診するようにしましょう。事前にかかりつけの病院の診療時間を調べておくのも大切ですね。また、アレルギー物質を特定するためにも日頃から簡単でも良いので食事の時間や食材をメモしておくのがおすすめです。授乳中は、自分の食べたものや授乳時間も書き留めておくとさらに分かりやすくなります。

赤ちゃんが受ける食物アレルギーの検査法や費用は?

赤ちゃんはどのような食物アレルギーの検査を受けるのでしょうか。3つの検査方法と費用を紹介していきます。

食物アレルギーの3つの検査とは?

治療

病院で受けられる食物アレルギーの検査は主に以下の3種類です。

1. 血中の「特異的IgE抗体」を調べる血液検査
2. 皮膚にアレルゲン液を垂らして反応を見るプリックテスト
3. 疑いのある食物を食べてみて様子を観察する食物経口負荷試験

これらの試験はどれも、専門医の監修のもとで行うべき注意を必要とする試験です。見よう見まねで行わないようにしましょう。

アレルギー検査にかかる費用は?

アレルギー検査の費用は医師の判断で行われるので、保険適応となり3割負担となります。特異的IgE抗体の検査は800円~1,000円でプリックテストは1項目420円、食物経口負荷試験は20,000円~40,000円が平均額です。また、病院によっても違うので気になる方は事前に確認すると良いでしょう。

食物アレルギーの治療法・期間とは?治療すれば治るの?

治療法①】医師の指導で原因食物を最小限除去する

赤ちゃん

食物アレルギーの治療法の1つとして、原因となる物質を最小限除去する方法があります。たとえば肉類アレルギーの場合は全ての肉類を禁止するのではなくアレルギー反応を示す牛肉だけ食べないようにするということで、原因物質が何かを特定していく方法です。

【治療法②】血液検査・負荷試験を定期的に受ける

治療

赤ちゃんの時にアレルギー反応が出たからと言って、絶対に治らないわけではありません。成長につれて食べられるものが増える場合もありますので、負荷試験を受けて少しずつ慣れていったり、血液検査でまだアレルギーなのかどうかを調べることも必要です。ただし、絶対に食べられるようになるわけではないので、焦らずに医師の指示に従って治療していきましょう。

治療を始めて治るまでの期間はどのくらい?

赤ちゃん

アレルギーの種類によっても違いますが、3歳で50%、6歳で60%の子はアレルギーが治ると言われています。個人差がアレルギーの重篤度によって一概には言えませんが、2~3年はかかると考えて気長に治療するようにしましょう。

食物アレルギー治療中の授乳や離乳食の進め方とは?

赤ちゃん

赤ちゃんの食物アレルギーが判明した時、離乳食は除去食を用意しますが授乳中にも除去食にすべきか気になるのではないでしょうか。どのように対応していくか、方法を紹介していきます。

授乳中のママは除去食になるの?

赤ちゃんのアレルギーの重篤度にもよりますが、基本的には授乳中も除去食にする必要はありません。食べないようにして栄養バランスが偏るよりは、しっかりバランスよく食べるようにしましょう。ただし、赤ちゃんによっては少量でもアレルギー症状が出てしまうこともあるので、その場合は医師の指示に従いましょう。

食物アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方

赤ちゃん

赤ちゃんの離乳食は、赤ちゃんが元気な時に十分に加熱したものを与えるようにしましょう。最初からアレルゲンを大量に与えてしまうと、アレルギー反応が出た時に原因物質が特定できないので1種類ずつ食べさせるのが重要です。その場合も多量に与えず、小さじ1杯程度から少しずつ量を増やしていくようにしましょう。場合によっては、アレルギー物質が入っていない離乳食の使用もおすすめです。

赤ちゃんの食物アレルギーを予防する方法はあるの?

赤ちゃんが食物アレルギーになってしまうと、見ているだけでも辛く離乳食にも気を遣わなければなりません。では、赤ちゃんの食物アレルギーを予防する方法はないのでしょうか?

発症を予防出来ると立証されている方法は無い

赤ちゃん

残念ながら「こうすればアレルギーにはならない」や「こうすると予防できる」という方法は確立されていません。しかしながら、寝室と食事の場所を遠ざけることでアレルゲンが皮膚から吸収されるのを防ぐことができますので、少し気を付けてみましょう。ただし、あまり神経質になりすぎると親の方が疲れてしまうので注意が必要です。

妊娠中から健康的な生活・食事を心がけよう

赤ちゃん

授乳が始まると食事に気を遣う人は増えますが、実は赤ちゃんを育てている妊娠中から栄養バランスに注意して食事を摂ることが重要です。赤ちゃんの体を作る期間ですので、長い期間になりますがバランスよく食事をしましょう。また、食事だけではなく激しい運動を控えるなど、お母さんの体に負担をかけないのも重要です。

赤ちゃんの食物アレルギーは主治医とよく相談して治療しよう

赤ちゃん

赤ちゃんのアレルギーが判明した時、周りの人の経験談やネットで入手できる情報に迷わされてしまうこともあるでしょう。しかしながら、素人判断で行動すると赤ちゃんの命に関わってしまう場合もあります。赤ちゃんのアレルギーを治療する際には、主治医の指示に従って焦らず治療していくようにしましょう。

出典はこちら

アレルギー支援ネットワーク 食物別・食物アレルギーのマメ知識
AJINOMOTO 食品アレルギーの仕組みって?発症したらどうなるの?
独立行政法人環境環再生保全機構 年齢別に見たアレルギーの特徴
ベビママホット 
アレルギーi 
公益財団法人母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ
明治食育

Thumb赤ちゃんがアレルギーを引き起こす原因とは?妊娠・授乳中に対策できるの?
アレルギー疾患を持つパパ・ママは、赤ちゃんにアレルギー体質が遺伝しないか心配になる時がありま...

関連するまとめ

Original
この記事のライター
taro-斎藤

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ