子供の上手な叱り方!本当の意味で子供に反省させるにはどうする?

子供がわがままや嘘を言ったり、お金を盗んだ時などに躾として叱る場面があります。子供が心配で叱りますが、どのような叱り方だと本当に反省してくれるのか知りたい親は多いでしょう。そんな子供の上手な叱り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

子供の上手な叱り方!本当の意味で子供に反省させるにはどうする?のイメージ

目次

  1. 1子供の叱り方って難しい!
  2. 2子供を叱る主な5つのシーン
  3. 3子供の上手な叱り方とは?基本の5つのポイントを解説!
  4. 4年齢別の叱り方のポイント
  5. 5本当の意味で子供に反省させる3つの方法
  6. 6こんな叱り方はダメ!間違った叱り方の例6選!
  7. 7正しい叱り方を実践して大人も子供も今後に活かそう!

子供の叱り方って難しい!

子供は好奇心旺盛で危険な目に遭ったりわがままを言って親を困らせたりと、様々な理由で子供を叱るシーンがでてきます。どのような叱り方をすれば子供は分かってくれるのだろうといった悩みを持つ親もいることでしょう。子供にはしっかりと反省をして次に活かしてほしいのが本音です。そんな子供の叱り方や間違った叱り方などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

子供

子供を叱る主な5つのシーン

①嘘をついた時

子供が小さな嘘をたくさんつくと友達や周りの人に信用してもらえなくなる可能性があるため、嘘はダメなことと言って叱ります。しかし、子供は過去の出来事から親が満足する答えを探した結果、嘘をつくことに辿りついている恐れもあるでしょう。親は子供を受け入れたり安心感を与える必要があるので、子供を否定することは避けるようにしてください。

子供

②お金を盗んだ時

親の財布からお金を盗んだ時は子供が将来、盗みを働くようになるのではないかと不安になることでしょう。大切なお金を盗み、嘘をつかれた場合は反省してほしい気持ちでいっぱいですよね。

親は盗みを働いた子供を感情的になって叱る場合も多いのではないでしょうか。しかし、なぜお金を盗んだのか叱る前にしっかりと子供の話を聞くようにしましょう。また、お金の大切さや必死に働いて得たお金であることを子供に伝えるようにすると良いです。

盗みを働く子供の心理として、寂しさや悲しさを親に気づいてほしくて盗みを働いている場合があります。そのほかにも、誰かに脅されて盗みを働いている場合があるので、お金を盗んでいることが分かったら、しっかりと話を聞くようにしましょう。

③わがままが過ぎる時

周りに人がたくさんいるのに、わがままな子供に対してついつい怒ってしまう親がいます。何度言っても聞いてもらえず大声で泣くわがままな子供をどうにか静かにできないかと、焦る親もいることでしょう。

子供は何をしようとしたのか、何が欲しかったのかを代弁してあげるとともに子供の気持ちを理解してあげて、子供に伝えます。ダメだということを伝えるには、先に気持ちを理解していることを伝えてからがベストです。

泣く子供

④何度言っても聞かない時

何度も注意しているのに聞かない場合に叱ることは多いですが、子供はなぜ言う事を聞いてくれないのでしょうか。小さい子供の場合は、そもそも叱られている理由が分からないことが多いです。小学生になると、些細なことでいつも叱られているために「また怒っている」と思っている可能性もあります。

⑤危険なことをした時

危険なことをした時は、不安な気持ちや悲しい気持ちと同時に怒りの感情がでてくることでしょう。親は子供が危険な目に遭ってほしくないために、真剣に叱ります。危険なことをした時の叱り方は、不安な気持ちや悲しい気持ちになったことを子供に伝えて、やめるように注意すると良いですよ。

危険な子供

子供の上手な叱り方とは?基本の5つのポイントを解説!

子供がわがままや嘘を言ったり、盗みを働いた場合はどのように叱ると良いのでしょうか。基本となる叱り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①理由を伝えて叱る

叱り方の基本的なポイントとして、理由をしっかりと子供に伝えることが大切です。理由が分からないと子供は納得することがなく、同じことを何度も繰り返す可能性があります。適当なことを言うのではなく、しっかりとした理由を添えて叱るようにしましょう。

親子

②子供と同じ目線になって叱る

子供は背の高い親から注意されると威圧的に感じてしまうため、話をきちんと聞くことができなくなります。そのため、子供と同じ目線の高さになってしっかりと目を合わせて話すことが大切です。同じ目線になって叱ることで、子供は親の話を受け入れやすくなります。

③愛情を持って叱る

愛情を持つ叱り方とは、心配した感情や悲しい感情をそのまま子供に伝える方法です。親は心配した思いから怒ってしまいますが、自分の素直な感情を伝えることで子供は悪いことをしたなと反省します。子供は親の喜ぶ顔が見たく、悲しんでいる顔を見たいと思いません。そのことから、素直な気持ちを伝えることが大切です。

母と子供

④言葉を選んで叱る

自分の感情に任せて言葉を選ばずに、子供が傷つく言葉を言ってしまうと言葉の暴力になります。感情に任せるのではなく冷静になり、なぜいけないのかを伝えることが大切です。

⑤人格を否定しない

人格を否定するような叱り方をすると深く傷ついてしまい、トラウマになってしまう可能性があります。例えば弟を叩くといった行動をした場合に「どうして意地悪なの?ダメでしょ」と親が言ったとします。意地悪と言われたことで人格を否定したことになるのです。「ダメ」だと一言伝えると良く、意地悪といった人格を否定する言葉は言わないようにすることが大切です。

子供

年齢別の叱り方のポイント

子供の年齢に応じて叱り方が違うので、叱り方のポイントをご紹介します。0歳~小学生までの子供の叱り方なので、ぜひ参考にしてみてください。

0~1歳児

0~1歳の子供は様々なことに興味津々なために、色々なものを触ったりします。その上、言葉を上手く言えず理解することも難しいため、端的に叱ることが大切です。「痛いからダメ」などと伝え続けていくと段々と理解できるようになるため、端的に注意しましょう。

赤ちゃん

2歳児

感情のコントロールがまだできない2歳児は、理由をきちんと説明した上で注意しましょう。2歳頃になると何がダメなのか分かってくる年頃ではありますが、まだ理由が分かっていません。また、わがままに泣きわめいている時は、抱っこをして落ち着かせてから気持ちを代弁してあげましょう。そうすることで、ママは分かってくれているんだと安心できます。

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3歳児

何でも自分でやってみたい気持ちはあるものの、上手くいかないことで傷ついたり悲しい気持ちになる年頃です。そのため強めの口調で叱ることは避けるようにしましょう。また、先の見通しが分かるようになるので、叱る時は一貫性を持って叱るようにしましょう。

子供
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4歳児

プライドや見栄が出始める時期なので、人前で叱るのは避けるようにしましょう。注目の的になって叱られると子供は恥ずかしさのあまりにとぼけたり、真面目に話を聞こうとしません。少し時間があいても良いので、なぜダメなのかと言った理由とともに叱るようにしましょう。

5~6歳児

この頃になると善悪の区別がつくので、悪いことをしたら話を聞いてあげるようにしましょう。その上で「こうすれば良かったと思うよ」とアドバイスをすると、子供も学べる機会が与えられます。

子供

小学生低学年

様々な性格の小学生低学年の子供がいますが、共通していることは子供の話をきちんと聞いてあげることです。理由をしっかりと聞いた上でアドバイスをしたり、宿題をせずに遊びに行こうとした場合はそのまま遊びに行ったらなぜ困るのかをきちんと伝えましょう。

内気な小学生はすぐ泣くこともありますが、泣くことに対しては叱るべきではありません。泣くことで周りの人に迷惑をかけているのは本人も良く分かっているので、家の中では感情のままに泣かせてあげることが大切です。また、怒りに任せるのではなく、冷静に対応することが望ましいでしょう。

小学生高学年

親から自立した小学生高学年の場合は、叱ったはずなのに言い返してくる場合があります。そうなっては親もイライラして怒ってしまいがちです。そうならないために、きちんと話せる環境を作ってから話を聞きましょう。車の中はお互い顔が見えないので本心を言いやすく、話しやすいです。また、小学生高学年の子供は言い返してきて当たり前の気持ちを持つことが大切であり、イライラ回避のポイントでもあります。

小学生
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本当の意味で子供に反省させる3つの方法

本当に反省させたい時に試したい叱り方をご紹介します。どのような方法が子供には有効なのか確認して、ぜひ実践してみてください。

怒りではない方の感情を子供にぶつける

叱る時は怒りの感情が湧いてくる方がほとんどでしょう。しかし、怒りの感情と同時に感じるのは不安や悲しい気持ちです。子供には怒りの感情ではなく、不安や悲しい気持ちの方を素直に伝えましょう。

叱ることはできるだけ避ける

叱ることはできるだけ避けることが大切です。叱らずに、親が感じた気持ちを素直に伝えます。子供は親が悲しんでいる姿は見たくないので、悪いことをしたと感じるのです。

親子

褒めることを優先する

怒られてばかりいると、子供はその場しのぎで反省する可能性があります。怒る方も疲れてしまうので、怒るよりも褒めることを優先させましょう。人は怒られるよりも褒められた方が気分が良く、また褒められることによる快感を得たいと思うようになります。そのためには、褒めることを優先することが大切です。

こんな叱り方はダメ!間違った叱り方の例6選!

続いては、間違った叱り方をご紹介します。叱り方を間違ってしまうと、子供は委縮してトラウマになってしまう可能性があるので注意しましょう。

①理由を告げずに叱る

理由を言わずに怒っている親がいますが、子供なのでなぜ怒られているのか分かりません。理由は自分で考えなさいと言わずに、粘り強く教えてあげるのが躾です。

親子

②感情に任せて叱る

何度言っても分からない子供には、つい感情に任せて怒ってしまいます。怒ることは感情任せですが、叱ることは教育であり躾です。感情に任せて叱ることで子供は愛されていないと思うようになり、親に憎まれる存在なんだと思うようになります。

③みんなの前で叱る

子供にも自尊心があるので、みんなの前で叱るのは避けるようにしましょう。兄弟だから良いかと思わずに、できるだけ二人きりの時に叱るようにすることが大切です。

家族

④大声で叱る

子供にとって大声で叱られることは暴力と同じです。大声をだして叱られると委縮してしまい、親が話していても耳に入ってきません。何がいけないことなのか理解できずに怯えるだけなので、大声で叱ることは避けましょう。

⑤時間が経ってから叱る

褒める時も叱る時も時間をおかずにその場で褒めたり叱ることが大切です。時間が経ってから叱っても効果は薄いので注意しましょう。また、褒めることをたくさんすると愛されていると自信がつくので、たくさん褒めてあげるようにすると良いですよ。

砂時計

⑥叩くなど体罰を繰り返す

何度言っても同じことをする子供に苛立ちを覚えて、叩くなどの体罰をしたことがある親はいるのではないでしょうか。叩くことを頻繁に行うことで親を軽蔑するようになり、親が困ることをわざとする場合があります。

叩かれるようなことをした場合はしっかりと子供に向き合い、愛情を込めて軽めに叩くのが良いです。何度言っても分からない場合は、叩くよりも具体的に根気強く子供に話した方が解決しやすいと言われているので、叩くことを頻繁に行うことは避けましょう。

正しい叱り方を実践して大人も子供も今後に活かそう!

子供を叱るポイントや間違った叱り方などをご紹介しました。子供がダメなことをした時は理由もきちんと伝えることが大切で、叩くといった暴力は避けたいところです。また、盗みを働いたりわがままや嘘を言ったりと、親は将来子供が困らないように躾をしなければいけません。そんな子供を上手に叱る方法をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事のライター
mogmeg
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