第一次反抗期「魔の2歳児」とは?親の正しい対処法としつけ方はこれ!
パパ・ママを悩ませる子供の第一次反抗期「魔の2歳児」。可愛い我が子がチビデビルと化すこの時期は、ストレスを抱えるパパ・ママがたくさんいます。第一次反抗期の特徴、対処法、しつけ方や、一緒に乗り越えるためのポイントをおさえましょう!
目次
第一次反抗期「魔の2歳児」とは
自我の高まりによって起こる初めての反抗期を「第一次反抗期」といいます。いつからか周りの人からの指示やしつけに対して反抗的な行動をとることが多くなっていくのが主な特徴です。
パパ・ママが第一次反抗期に悩ませられるのは世界共通。第一次反抗期が2歳児の頃に多くみられるという特徴から、日本では「魔の2歳児」、英語圏では同じような意味で「Terrible Two(恐るべき2歳児)」と呼ばれています。「魔」や「恐るべき」など、ハードという表現がピッタリなほどハードな反抗期になることもあり、どう対処すれば良いものか悩んだというエピソードもたくさんあります。
まだまだ自分の思いを言葉で表現しきれない子供たちは、言葉の代わりに全身をフルに使った反抗になることも…。男の子だから、女の子だからという差はほとんど無く、男の子も女の子も「イヤ!イヤー!!」と激しく反抗する様は、時には凄まじいものがあります。しつけに奮闘したパパ・ママにとっては忘れ難い思い出になるほどインパクトの強い時期となるでしょう。
通称「イヤイヤ期」
「魔の2歳児」の他にも第一次反抗期には「イヤイヤ期」という通称があります。この通称は、第一次反抗期の特徴の1つで、周りが指示することに対し「イヤイヤ」と言いながら反抗する行動が主な特徴の1つであるからです。
保育園でも2歳児さんのお部屋の名物は、”1日中響き渡る「イヤイヤ」の声”。自分の思い通りにいかない不満に大声で叫びながら物を投げつける男の子や、控えめながらも何かをひたすら拒否する女の子…1つのお部屋の中で複数の子供たちに第一次反抗期のドラマがあるのです。子供のお世話のエキスパートである保育士さんたちでさえ、「イヤイヤ」への対処にはかなりの体力と神経が擦り減らされ、弱音を吐きたくなることがあるといいます。
第一次反抗期「魔の2歳児」の特徴
第一次反抗期「魔の2歳児」のみられる主な特徴は、以下の3つです。
◆「イヤイヤ」と言いながらの反抗(激しい自己主張) ◆思い通りにならないとギャン泣き(癇癪-かんしゃく)を起こす ◆何でも自分でやりたがる(自主的な言動・行動) |
この時期になると、パパ・ママとは違う考えや感情があることを自覚するようになり、自分は1人の人間であるという認識が高まり始めます。そのため、自分の意志を通そうという行動が出るようになるのです。
幼いながらに”世の中、何でも自分の思い通りにはいかない”ということに対するフラストレーションを始めて感じることになるが、この第一次反抗期でしょう。3つの特徴にもある通り、何でも自分でやりたがるという特徴が出ますが、そうすんなり上手くいきません。そうなると、それに対してのフラストレーションをギャン泣きで表現するという特徴へつながります。そこへパパ・ママが救いの手を差し伸べようとすると「イヤイヤ!」と言いながら自分でやり通したいという自己主張の特徴が出る…このような連鎖が繰り返されるのです。これは、第一次反抗期の苦労一体、いつまで続くんだろう…パパ・ママにとってはため息ものです。
いつからいつまで?
第一次反抗期は、「魔の2歳児」と呼ばれるとおり2歳頃に始まることが多いといったところですが、いつからいつまでといったハッキリとした決まりはありません。いつから始まるかにも個人差がありますが、1歳6ヶ月~3歳頃が一般的だと言われています。早ければ1歳頃から始まる子供もいれば、4歳を過ぎても始まらず、小学校入学前後(5~6歳頃)になって急に反抗期に突中する子供もいます。このように、いつから始まるかは各々の子供により、幅があります。
また、いつまでで終わるかというと、それも同じく幅がありますので、これにも個人差があり、始まってから数ヶ月という子供もいれば、数年続く子供もいます。このように、いつからいつまでという予測はなかなか難しいと言えます。保育園に通ったり、お外で他の子供たちと接する機会が増えると、親同士の会話で子供についての情報を交換する機会も同時に増えます。
第一次反抗期は子供の成長過程においてあるべき事なので、同い年の他の子供には既に始まっていることを知ると、「うちの子はいつからだろう?」「うちの子は、まだ始まらないけど大丈夫かな?」と少し心配になるかもしれません。また、他の子供は既に終わってしまっているのに、自分の子供はまだ続いている場合、「うちの子はいつまで続くんだろう?」「いつから穏やかな時間が戻ってくるんだろう?」と不安になるかもしれません。いつから始まっていつまで続くかに関する心配、焦り、不安のエピソードも数多くありますが、第一次反抗期は子供によって個人差が大きいということを常に忘れず、周囲の子供たちと比較し過ぎないようにしましょう。
反抗期の程度は個人差がある
第一次反抗期は、いつから始まっていつまでで終了といったハッキリとした区切りがありません。期間に個人差があるように、反抗期の程度にも個人差があり、現れる行動も子どもそれぞれです。ソフトな反抗期になる子供もいれば、パパ・ママが「もう手に負えない!」と匙を投げたくなるようなハードな反抗期になる子供もいます。のんびり屋さん、頑張り屋さん、せっかちさん…子供それぞれの性格によっても個人差が生じます。
また、第一次反抗期の男の子・女の子別の特徴については、それほど大きな違いは無いと言われています。なぜなら、一般的に男女の性差がハッキリと出てくるのが学童期と言われているからです。
しかし、3歳頃の男の子と女の子については、第一次反抗期に出る特徴の違いがやや見られます。男の子に比べると女の子の方が精神的な成長が早いため、女の子は言葉による反抗が男の子よりも多くみられるのが特徴です。しかも、女の子は反抗できる時とできない時の雰囲気を察知できる子が多い様子。ギャン泣きして大人を困らせている男の子を横目に、落ち着いた様子でいる女の子がいるといった感じでしょうか。
一方で、3歳頃の男の子はまだまだ幼く、言葉による意志や感情の表現がうまくできないとすぐにギャン泣きしたり、物を投げたり叩いたりなど、体当たりの反抗がよく見られます。しかし、女の子に比べ、男の子のほうが機嫌が直るのが早めとも言われています。第一次反抗期は、反抗したい気持ちと甘えたい気持ちが同時にあるため、優しくされたらコロッと機嫌が直ることも。ある意味、そういった切り替えの早さが男の子らしいですね。こういった違いは、子供の第一次反抗期を乗り越えたパパ・ママたちのエピソードでも見受けられます。
第一次反抗期「魔の2歳児」親はどうする?
子供は成長の過程で2回の反抗期を迎えます。2歳児あたりにやってくる第一次反抗期「魔の2歳児」、そして、ティーンエイジャー(13~17歳頃)にやってくる第二次反抗期。「いつから始まるんだろうな…」「いつまで続くんだろうな…」と考えるとパパ・ママもちょっと憂鬱ですよね。しかし、反抗期は子供にとっても試練の時。子供たちは、親が想像している以上に様々な葛藤と戦っているのです。
赤ちゃんから子どもへと成長していくのが第一次反抗期の特徴です。赤ちゃんレベルの自分を脱ぎ捨てるかたちで自立をする期間とも言えます。第一次反抗期のエピソード中でも、親の指示に従わず、自分の考えや感覚で行動しようとすることについてのエピソードも多くあります。これは、大人にとっては厄介なことですが、子どもにとってはとても大事なステップ。親も子ども本人にもストレスがかかりやすい時期です。親として、どう接し、どうサポートするかも課題となります。
叱るべきラインを決めよう
叱ることは、しつけとしても大切な行為です。しかし、時には立ち止まり、自分がどう子どもを叱っているのか振り返ってみましょう。どんな事に対しても、すぐに叱ってしまっていませんか?ちょっとヤキモキしてしまうことかもしれませんが、少し気長になって、叱るべきラインに達するまではお叱りモードのスイッチをOFFにすることも良いでしょう。
例えば、物を投げるという行動に対しては、「何を投げるか」「どこへ向かって投げるのか」「どう投げるのか」という3つのポイントが、叱るべきライン(一般的にNGなライン)を越えなければ叱る必要は無いのです。他の行動に関しても同じく、叱るべきラインを決めておけば、パパ・ママも叱るためにエネルギーを消耗しすぎません。
溜め込む前に吐き出すことも大切
第一次反抗期は、パパ・ママにとっては大変な苦労を伴う時期となります。しかも、乳児期も過ぎて一息つこうかと思った頃にしつけや対処に悩む毎日がいつまで続くのだろうか…と考えると気が遠くなりそうです。特に専業主婦のママとなると、1日中逃げ場が無い状態。疲れやイライラ感で悶々としているうちに育児ストレスが蓄積されていくのは良くありません。
同じ状況下にあるママ友や子連れOKなグループで会う時間を作れると、普段の悩みや思いを吐き出すことで随分とストレス発散できます。それだけでなく、しつけや対処法について情報交換もできる良い機会にもなります。
外で働き詰めで、帰宅後は疲れて話を聞く余裕も無いパパにストレスを抱えてしまうママも多くいるようですが、ママが専業主婦の場合、外で働いているパパが経済的に大きな責任を負っていることは忘れないようにしましょうね。
家庭の状況に合わせて対処法を考えよう
それぞれの家庭にはそれぞれの状況がありますので、家庭の状況に合わせた対処法が必要です。対処法には、「言葉や態度で向き合うもの」「物を使うもの」、そして「身体的に行なうもの(運動を伴うもの)」があります。パパ・ママのどちらでも可能なのは前者の2つですが、後者(身体的)については筋力や体力が必要です。パパ・ママでしっかりと役割分担をしましょう。
また、第一次反抗期中に弟・妹が生まれた場合、パパ・ママのどちらも赤ちゃんの方に意識が向きがちです。パパ・ママのどちらか一方が、なるべく第一次反抗期中の子供へ意識を向け、イヤイヤに対処できるような体制をとりましょう。
二人目を諦めないで!
一人目の第一次反抗期で子育ての大きな壁にブチ当たってしまうと、二人目はもういらない…なんて思ってしまうパパ・ママも少なくありません。第一次反抗期がハードであればあるほど、そういった思いに陥ってしまいます。
しかし、第一次反抗期はいつまでも続くものではありません。始まりには必ず終わりがあります。第一次反抗期は、子供の成長過程においては自立の第一歩となり、子供が見せる反抗的な態度も正常なものなのです。
二人目に訪れる第一次反抗期よりも、それだけを理由に二人目を諦めてしまった後のことをよく考えてみましょう。魔の2歳児への接し方やしつけなど様々な対処法にトライし、たくさん悩みながらも第一次反抗期を乗り越えたパパ・ママのエピソードもたくさんあります。一人目の第一次反抗期の後に二人目についてネガティブな気持ちを抱えてしまった時は、他のパパ・ママの楽しいエピソードも読んでみましょう!
第一次反抗期「魔の2歳児」のしつけ方
第一次反抗期の子どもを持つパパ・ママには、こどものしつける責任があります。しかし、しつけ方がわからない、自分のしつけ方が正しいのか自信が無いなど、悩んでいるパパ・ママもたくさんいます。しつけのためと思ってやった事の中で、後で振り返ってみて胸が痛んだという経験は、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。特に、怒ること、たたくことについては、親だけでなく、それを受けた子どもにも大きな影響を与えることがあります。
しつけとは?ただ怒るだけはだめ!
第一次反抗期は、デビル化した子どもがとる様々な行動に対し、叱りとしつけも多くなる毎日になります。まず、ここで再確認していただきたいのが、「しつけ(躾)」の意味です。
しつけ(躾) 社会生活に適応するために望ましい習慣を身につけさせること。礼儀・作法を教え込むこと。 |
このように、しつけとは、子供の自己コントロール力を育てること、そして、人として必要な道徳感を持たせる手助けをしてあげることです。第一次反抗期にあたる幼児期においては、親がお手本を示して根気よく繰り返したものを、理解し、上手くできた時にしっかりと褒めてあげることが望ましいと言われています。しかし、子どもが悪い事をしてしまった場合は、もちろん叱ることもしつけには必要です。
さて、子どもが失敗するたびに、親が求めるスピードを満たせないたびに「何してるの?!」「早くしなさい!!」という言葉だけを浴びせていませんか?これは、「叱る」ではなく「怒る」になります。「叱る」とは、本人が理解できるかたちで指導し、正しい方向へ導いてあげること。「怒る」は、ほぼ怒りの感情のみで子どもに恐怖を与えるだけの行動です。
しつけに有効なのは前者の「叱る」です。なぜ注意されたのか、1つ1つゆっくりと子どもレベルで理解ができる説明をし、正しい方向へ導いてあげましょう。
親や大人の怒りだけでは、子どもは「怒られるからダメ」というかたちでしか物事の良し悪し学ぶことができず、肝心な理由については学ぶことができません。これは、次第に理不尽な思い出へと変わってしまいます。子どもの心を委縮させる原因にもつながるので注意しましょう。
「たたく」はしつけに必要?
怒ることは精神的なインパクトを与えますが、「たたく」は身体的・肉体的にもインパクトを与えることになります。たたかれたことによるショックで、ほとんどの子供はすぐに行動を止めます。すぐさま子どもの行動に歯止めをきかせたい時の対処法としては、昔から多くの親がとってきた手段です。しかし、一歩間違えれば、たたくことは暴力になってしまいます。しつけのためにたたくことが暴力だと言われるようになった背景には、たたき方を知らない親が増えてきたことにもあります。
残念ながら、たたくことがしつけの第一手段となってしまっているパパ・ママが増加しており、子どもに重傷を与えてしまうケースが後を絶ちません。特に、第一次反抗期に早く突入した子どもの場合、言葉によるコミュニケーションが困難なことから、パパ・ママが「体で教えること」を選んでしまっているのです。
第一次反抗期「魔の2歳児」の対処法
第一次反抗期「魔の2歳児」の対処法についてご紹介します。一筋縄にないかないこの時期を子どもと一緒に乗り越えるための得策です!第一次反抗期はいつから始まるか特定することができませんので、ある程度の対処法を前もって準備しておきましょう。子どもによって合う対処法とそうでないものがあります。いくつか試してみながら、有効な対処法をキャッチしましょう。
子供の気持ちを理解していることをアピールする
第一次反抗期が現れる時期は、まだまだ自分の気持ちを上手く表現できない子供の方が圧倒的に多いと言えます。大人同士の関係でも、何かあった時、相手が自分の気持ちを理解している様子が見えるとホッとしますよね。子供と親の関係でもそれは同じなのです。「わかってるよ」という気持ちを、言葉と態度でしっかりアピールしてあげましょう。言葉が伝わらない様子であれば、ギュッと抱きしめてあげたり、頭を撫でたり、背中をさすってなだめてあげると良いでしょう。
何がイヤなのか言葉で聞こう
先にも述べたとおり、第一次反抗期がいつから始まるのかは子供によって個人差があります。特に始まるのが早い子供となると、言葉による意思疎通はまだまだ難しいかもしれません。しかし、子供の「イヤイヤ」に対処するには、何がイヤなのかを理解することが大切です。「何がイヤなの?」と根気強く言葉で聞くことで、しばらくすると、言葉では無理でも指を指したり、身振り手振りで訴えようする行動へ導けるかもしれません。
注意を他のものにそらす
「イヤイヤ」や「ギャン泣き」状態からなかなか抜け出せない、同じ事に固執・執着している状態をどうにかしたい場合、注意を他のものにそらすという手があります。自宅であれば、別のおもちゃを差し出してみたり、テレビをつけてあげたり。外出先(お店や公園)であれば時間を見計らって、おやつで気をそらせたり、自宅へ帰ればもっと楽しいことが待っている(パパと遊べる、好きなテレビ番組が観れる)など、今やっている事よりも興味をひくような事を提案する工夫をしてみましょう。より興味があることがみつかると、執着していた物からあっさりと離れるという特徴がある子供には有効な対処法となるでしょう。
しばらく放っておく
他の対処法を試してもダメといった場合、しばらく放っておくのも良い対処法です。何かから全く離れようとしない、ギャン泣きを続けるといった行動は、いつまでも続くことではありません。いつまでも続くように思えて気が遠くなる思いがするでしょうが、それらは必ず終わります。「飽きた」「疲れ果てた」「他へ興味が移った」など、理由は様々。いつからか自分からそっぽを向いてしまったパパ・ママに気づくことだってあるのです。
子供のイヤイヤも笑いに変えよう
パパ・ママだって、いつまでも続きそうな「イヤイヤ」を眺めながら自分たちもイヤイヤになってしまいますね。もう限界!となってストレスを溜め込むくらいなら、思い切って「イヤイヤ」を笑いに変えてみるのも対処法の1つです!
抱っこしてグルグル回転!
男の子も女の子も、抱っこされてグルグル回転は大好き!最初は「イヤイヤ」言っている子でも、だんだんグルグル回転の楽しさにハマってしまいます。パパ・ママどちらも一緒にいる時であれば、パパがグルグルしている間に、ママがイヤイヤのもとになっている物をサッとどこかへ持っていってしまうのも良いでしょう。
ただし、グルグル回転は子供の様子をよくみながら行なってくださいね。気分が悪くなってしまうまで無理に回転しないように。パパ・ママも、自分の無理を超えてまでやって転倒しないよう注意しましょう。
※子供には、グルグル回転を極端に嫌う子もいますが、その逆で目が回らずいつまでも回っていられる子もいます。三半規管や前庭系が十分に発達していない場合は回転によるふらつきをあまり感じないと言われています。
逆さ吊りの刑!
逆さ吊りの刑とはいっても、拷問のような足首を握って子供を真っ逆さまに吊るすことではありません。
①子供を抱っこする。
②子供の脚を大きく開かせ、大人の骨盤の上あたりに沿わせる。
③大人の利き手で子供のお尻を、片方の手で子供の首のあたりを支えたら、ゆっくり子供を前に倒して逆さまにする。(子供が慣れるまでは、なるべく大人の体を密着させた状態で倒すようにしましょう。)
この逆さ吊りの刑は、子供の運動能力の向上にも効果があるのです。逆さまになる感覚は、3歳頃までに身に付けておくと良いと言われています。
第一次反抗期「魔の2歳児」のエピソード
第一次反抗期「魔の2歳児」に手を焼いたパパ・ママのエピソードをご紹介します。「あ!うちもそんな感じ!」と共感できるものがあるかもしれません。第一次反抗期の代表的特徴でもある「イヤイヤ」にまつわるエピソードが多くみられます。また、数あるエピソードの中でも時折目にするのが子供なりに見せる一枚上手な行動。子供はいつからか自分で考えながら行動をするようになり、親をびっくりさせます。
第一次反抗期は、大変なことばかりではありません。第一次反抗期中はいつまでも続きそうなイヤイヤだらけの日々に心底まいってしまうことも多々ありますが、後から思い出せば笑えるような思い出もたくさんできる時期となるでしょう。「ウチの子の第一次反抗期はハンパない…」なんて思っている方、そう思っているパパ・ママは他にもいっぱいいますよ!
なんでもイヤ!!にまつわるエピソード
ふと我に返る
なんでも「イヤ!」と言うのが癖になっている3歳の男の子。ある日、大好きなお菓子を食べるかという質問にも「イヤ!」と言った瞬間、我に返り「しまった!」といわんばかりの表情に。
イヤなら怒らなくても・・・
うちの3歳の女の子がご機嫌ナナメだったある日、大好きなポテトチップスに対しても「イヤ!」だったので、「じゃ、ばあちゃんが食べるね!」と祖母が口に入れたとたん、それも気に入らず「イヤー!!」と大激怒。
頑固にイヤ
イヤイヤ期のピークと思われる、うちの3歳の男の子。ショッピングモールで欲しい物を目の前にしても「イヤ。」。「じゃ、買わないね!」に対しても「イヤ。」。イヤを繰り返してしまう頑固な自分自身に相当イライラし、悔しそうに床をダンダン蹴っていました。
ファッションにまつわるエピソード
いつでもキラキラ!
うちの2歳半の女の子は、キラキラものに目がなく…特に主人が宴会用の小道具で買ったゴム付きの大きな蝶ネクタイ(スパンコールでキラキラ)がお気に入り。どこへ行くにもそれを頭につけなきゃイヤ。外そうとすると大泣きするので、仕方なくつけさせているのですが、妙に目立ちます…。
今だけ許せるセンス
3歳の男の子ですが、いつからかキャラクターものでない服をイヤ!と拒否するようになり…。ある日、自分で服を選ばせてみたところ、トップスが仮面ライダー、ボトムスに機関車トーマス(しかもブリーフ)。
レースが好きなのね・・・
うちの3歳の女の子は、折りたたみ式のフードカバー(食卓で使う小型のレースパラソル)が大のお気に入り。それを被るとなぜか花嫁さんの気分になるそう。おかげさまで、フードカバーはハエよけの機能を全く果たせていません。
知能犯的エピソード
リベンジ?
姉弟(4歳の女の子&3歳の男の子)のダブル第一次反抗期。おいたをした2人を反省のために一緒に廊下へ出した後、しばらくして泣き声も止み、ドアを開けてみると姿が見えず…トイレから物音が!ほぼ全滅状態のトイレットペーパーに絶句しました。
昼ドラ・・・
我が家の3歳の女の子は、大泣きするのですが…涙が出ません。そう、泣くフリをするんです!女優並みの演技にまいります。
反抗期は子供の成長の証
反抗期はけっして悪いものではありません。むしろ、子供の成長にとっては必要不可欠なものです。なぜなら、反抗期は子供の成長の証だからです。自分で考え、自分の意志で動こうというのは自立心の現れで、子供の成長過程ではあるべきことです。この成長の証は、時にパパ・ママをとても悩ませます。
第一次反抗期のエピソードにもあるように、小さな事1つ1つが一筋縄にいかない事も頻繁に起こります。しかし、パパ・ママは自分を悩ませるものを真っ向から否定したり押さえこんでしまってはいけません。子供にとって、世の中で一番身近な信頼できる大人で、最も理解を求める相手はパパ・ママです。第一次反抗期は、気長に子供の成長を見守ってあげてくださいね。今やこれからの奮闘は、子供たちが大人になった頃、きっと、笑って話せるエピソードになりますよ。