折り紙『コップ』の折り方!簡単な作品から立体的なものまで!
無地、和柄、ストライプ、水玉模様……目移りしそうな折り紙を使って、子供でも簡単にできるコップの素敵な小物を作ってみませんか。基本の簡単な作品をはじめ平面から立体的なものまでわくわくするアイデアや活用法がいっぱいの折り紙コップの世界をご紹介していきます。
目次
折り紙のコップの折り方は一つだけじゃない!
折り紙のコップと聞いて思い浮かぶのは台形をした折り紙のコップでしょうか。簡単で折りやすいので子供達にもよく知られた折り紙コップですが、そんな折り紙でできるコップの作り方はひとつだけではないのです。基本の折り紙のコップをはじめ、折り紙らしい平面折り紙コップや雑貨に活用できる立体折り紙コップまでご紹介します。
【折り紙のコップ①】基本的な折り方を解説!
まずは基本のコップの折り方を見ていきましょう。折り紙が一枚あればできあがる簡単な基本の作品なので、ここで作り方を覚えればあとでご紹介する平面や立体も気軽に作れます。子供でも丁寧に作っていけば隅々まで角をそろったハリのある見栄えの良いものが完成します。頑張って作っていきましょう!
用意するもの:15×15センチの折り紙
【素材別の性質】
普通紙:一般的な折り紙の素材です。裏面に柄がある場合はこれよりも厚い場合があります。
うすめの折り紙:ぺらっとしており、破けやすいものもあります。
和紙:しっかりとしていますが厚めで折る時に苦労する場合があります。皺は寄りにくいです。
1、折り紙を外表(柄になる部分が外側)になるように半分に折ります。
2、線を中心にして谷折りに折り、折り線をつけます。
↓線の形になるように折っていきます。
↓下の写真のように折り線を付けて開きます。
3、右下角の頂点★が折り線上の★に合うように線で谷折りにします。
↓★同士を合わせるように折ると、徐々にコップの形になっていきます。
4、裏返して★が合うように線で谷折りします。
5、上の紙を一枚だけめくり、線で谷折りします。
ここまでくれば基本のコップの完成は目の前です。
6、余っている折り紙を手前のポケット部分に差し込みます。
7、裏も表もポケットに差し込んだら完成です!
★お好みで底をへこませても可愛くなります。
以上が基本のコップの折り方です。慣れてくると余り紙を手前のポケットに入れる工程もスムーズにできるようになります。折り紙を折る時のポイントは『焦らず・丁寧に・楽しんで折る』ことです。では、次に他のコップの折り方も見てみましょう!
【折り紙のコップ②】平面タイプ2選!
平面タイプの折り紙のコップのご紹介です。この折り紙のコップはぺったりとしていて掲示物の飾りなどにも使えます。簡単につくれるものなので、大きめの紙で折って飾り物のベースに使ってもいいかもしれません。
湯呑
【動画】湯呑の折り紙です。底を折るの時に角々をしっかり押さえて作るところがポイントです。丁寧に作れば子供でも簡単にできるのでぜひ挑戦してみて下さい。
縁飾りのあるコップ
【動画】折り紙の表裏の色で模様を作るコップの折り紙です。角をコップの縁飾りにしているので丁寧に折っていけば綺麗に仕上がります。簡単なので子供と楽しく会話をしながら折れる折り紙です。
平面の折り紙のコップは装飾に使えそうなものです。他にもおままごとの食器として使ったりすれば簡単なおもちゃとしても活用できそうです。これもいろんな柄で作ると賑やかで楽しい雰囲気になりそうです。
【折り紙のコップ③】立体タイプ4選!
次は立体の折り紙のコップの作り方です。一見難しそうですが折り方を覚えてしまえば簡単でさっと折りあげることができます。動画の手順をしっかり見て、折り紙の角を丁寧に折って挑戦して下さい。作品によってはハサミを使うので子供と作る時は注意してください。のり付けが必要なコップは時間を置いて乾かしながら作るとパリッと綺麗に仕上がります。
立体コップ
基本の折り紙コップよりも大きめのコップです。大きさは折り紙によって変わるので、少し大きいものを作りたい時には折り紙自体を大きくするといいでしょう。簡単にできあがるので子供と一緒に折り紙以外にも和紙や新聞紙などさまざまな素材で作ることに向いている折り紙です。ただし、ハサミが必要なので取り扱いには注意しましょう。
使うもの:折り紙、ペン、ハサミ
持ち手付き(底なし)
一枚の折り紙だけで取っ手を作る折り紙のコップです。折線をいくつかつけて、その線を利用しながら作っていくので折り目をしっかりつけて下さい。複雑な工程もあるので動画を確認して丁寧に折っていきましょう。
使うもの:折り紙のみ
ティーカップ
ソーサー付きのティーカップの折り紙です。丸い形が本物のように見える可愛らしい作品です。折り紙を折る時に最初の方で作った棒状の部分は最後に取っ手になるので、折っている間に折れ曲がらないように気を付けてください。
使うもの:折り紙、のり
下はティーカップのソーサーの折り紙です。同じ色や柄で作っても違う色や柄で作っても可愛いものに仕上がります。
コーヒーカップ
四角いコーヒーカップの折り紙です。折る時に折り紙の平面がコップの壁になるので、よれたり曲がったりしないように気を付けて折ってください。ポイントは途中で立体に折り上げる時で、動画をしっかり確認しながら丁寧に折ると上手くいきます。
使うもの:折り紙2枚(カップ本体と取っ手)、のり
以上が平面・立体の折り紙のコップの折り方です。
使用する折り紙は無地の折り紙を利用しても良いですし、上で紹介した動画のように柄物の折り紙を使っても見栄えのするものになります。シールやマスキングテープなどで装飾を付けたいなら無地の折り紙、簡単に手早くかわいいものを作りたいなら柄物の折り紙が向いていそうです。パーティーなどで使う時は、動物もの、お花柄、和柄、単色など集まりの雰囲気に合わせて選んでみるといいかもしれません。
折り紙コップの活用法4つ!
何かを入れるだけが折り紙コップの活用法ではありません。手紙を入れる封筒にしたりプレゼントを入れたり時にはインテリアや玩具にも変身します。アイデア次第でいろんな場面で活用できる方法がありますし、もし壊れてしまっても折り紙だからこそ簡単に、そして気軽に作り直しができるという利点があります。今回は基本のコップを使ったお洒落でかわいい折り紙のコップの活用方法をご紹介します。
封筒
メモを手渡したいのにそのままだと味気ない。そんな時に基本のコップが役に立ちます。基本の折り方を1~3まで折ったら、ひっくり返さずにそのまま手前のあまり紙を差し込んでしまえば、あとは普通の封筒と同じように蓋つきの入れ物になります。蓋をしないと中に入れたものが落ちるので、忘れないように閉じて下さい。
ラッピング
ちょっとしたお菓子のお裾分けをしたい時に深さのある入れ物としても基本の紙コップは活用ができます。そのままお菓子を入れて端を閉じるも良し、シールやマスキングテープで閉じるも良し。時間があって凝りたい人は基本の折り紙コップにお菓子を入れてから透明なビニール袋に包むと、中の折り紙の柄がそのままラッピングに見えて簡単でお洒落に見えます。
バッグ
取っ手を付ければ折り紙のコップでバックを作れます。小さなものも大きなものも材料は紙なので扱いやすく簡単に作成可能です。写真は付せんの入れ物として作成した15×15センチの折り紙コップのミニバッグです。あまり紙の部分が白になっているのでバッグ柄の赤とちょうどいい対比になっています。取っ手も同じ猫柄でできていてちらりと見える猫耳がキュートです。
【アレンジ方法】基本の折り紙コップを一つ折ります。同じ折り紙を斜めから丸めて細い棒を作り、取っ手の形になるように完全に折れないようにゆっくりと曲げます。取っ手と折り紙コップをテープやのりで固定すれば完成です。
トトロ
基本の折り紙のコップを逆さにするとこんな可愛いキャラクターもできあがります。ポイントはひっくり返した後で頭をへこませてできあがるぴんとした耳の部分です。写真は15×15センチの折り紙で大トトロを、7.5×7.5センチで小トトロを作っています。(トトロとして売ることは商標権の侵害になる可能性が高いのでお気を付けください)
【アレンジ方法】基本の折り方コップの左右を1センチほどコップの内側に折り込みます。お腹の部分を丸くなるように折って、顔やひげ、お腹の模様を描き込んだら完成です。耳をへこませる方法は指の腹を使うのがコツです。
色々な折り方でコップを折って活用しよう!
折り紙のコップの世界はいかがでしたか。折り紙で作るコップは基本のコップから平面、立体とさまざまな形で楽しめる上に、折り紙自体の柄や紙の素材でがらりと印象が変わります。この他にもマスキングテープやシール、リボンやシーリングスタンプなど装飾をいろんな組み合わせにすることで折り紙コップの活用を広げることができます。ちょっとした隙間時間を使って子供と一緒に装飾に折り紙コップのアイテムを作って楽しんでみてはいかがでしょう。