おかゆの冷凍保存のやり方を徹底解説!解凍方法や賞味期限・注意点も!
おかゆの冷凍方法や解凍方法、賞味期限などをご紹介していきます。離乳食には欠かせないおかゆですが、冷凍しておくと便利なので試してみましょう。また10倍粥や7倍粥など、おかゆの種類の違いや作り方もご紹介しますので、離乳食作りの参考にしてみましょう。
目次
おかゆの冷凍保存はOK?やり方は?
離乳食に欠かせないおかゆですが、おかゆは冷凍保存が出来るのは知っていましたか?今回はおかゆを冷凍保存する方法や冷凍保存する時の注意点をご紹介していきます。また、解凍方法や賞味期限についてもご紹介しますので、おかゆを作る時の参考にしてみてくださいね。
基本のおかゆと種類
おかゆにはいくつかの種類があります。基本のおかゆと、水分量を変えたおかゆがありますので、それぞれのおかゆの名称や違いを見ていきましょう。
全粥とは
全粥とは、お米と水を1:5の割合にして作ったおかゆで、ドロッとしていて重湯がないのが特徴のおかゆです。全粥は、お米の甘さが引き立つおかゆとも言われていて、最近ではダイエットや健康のために全粥を食べる人も増えています。
七分粥・五分粥・三分粥の違い
おかゆには、全粥の他に七分粥、五分粥、三分粥があります。それぞれおかゆを作る時の水の量でおかゆの種類が変わってきます。
【米:水の割合】 1:5 = 全粥 1:7 = 七分粥 1:10 = 五分粥 1:20 = 三分粥 |
全粥の方が硬く、三分粥が一番柔らかいおかゆになります。
離乳食のおかゆの種類は?
離乳食用のおかゆは、赤ちゃんの時期によっておかゆの硬さが変わります。基本のおかゆと違い「○倍粥」というように言われることも多いので、覚えておきましょう。
離乳食初期の10倍粥
10倍粥とは、米と水の割合を1:10にして作ったおかゆです。1:10の割合は、炊いたご飯ではなく、生米と水の割合です。
離乳食を始める時には、10倍粥から始めることが多いです。10倍粥はトロトロしていて、赤ちゃんでも食べやすい柔らかさになっています。なので基本の10倍粥を覚えることで、離乳食作りが楽になりますよ。
離乳食中期~後期の5倍粥
離乳食の中期から後期にかけて食べさせる5倍粥とは、米と水の割合が1:5のおかゆです。5倍粥は、10倍粥よりもお米の食感があるおかゆです。赤ちゃんの月齢が上がり10倍粥や7倍粥に慣れてきたら食べさせるおかゆですね。5倍粥と5分粥は、名前は似ていますが違う種類のおかゆですので、間違えないように気を付けましょう。
おかゆの冷凍保存のやり方3選!
おかゆは冷凍で保存する方法が一番良いと言われています。おかゆの賞味期限は短いですが、冷凍保存することで賞味期限を伸ばすことが出来ます。おすすめの冷凍保存の方法をご紹介しますので、参考にしてみましょう。
①ジップロックで冷凍する
おかゆは作ってからすぐ冷凍する方が風味が落ちないのでおすすめです。おかゆの粗熱が取れたらジップロックに入れて冷凍しましょう。ジップロックにおかゆを入れる時には、ジップロックの中の空気をしっかりと抜くことが大切です。また、離乳食用におかゆを冷凍する場合には、小分けで取り出せるように割り箸や包丁の背などを使って折り目部分を作っておくと便利です。
②おかずカップで冷凍する
おかゆをおかずカップで冷凍する保存方法もあります。粗熱を取ったおかゆをそれぞれおかずカップに入れて、タッパ容器やジップロックに入れて冷凍します。おかずカップに入れることで、小分けで解凍出来るのでおすすめです。
おかゆをおかずカップで冷凍する場合には、冷凍保存に適応しているおかずカップを使いましょう。離乳食用に販売されている可愛いおかずカップもありますので、可愛いおかずカップを使ってみるのもおすすめですよ。
③タッパ容器で冷凍する
おかゆの冷凍保存方法として、おかゆをタッパ容器に入れて冷凍する方法があります。離乳食用に小さめのタッパ容器を使っても良いですが、少し大きめのタッパ容器を使うことで離乳食が終わった後も使うことが出来るのでおすすめです。
おかゆを冷凍保存する際の注意点2選!
おかゆを冷凍保存する時の注意点をご紹介します。おかゆは腐りやすい食べ物なので、冷凍保存する場合でも、保存方法に注意する必要があります。
①できるだけ早く冷凍する
おかゆを冷凍保存する時の1つ目の注意点は、粗熱が取れたらできるだけ早く冷凍することです。おかゆは水分を多く含むため、賞味期限が短くとても腐りやすいです。特に常温に置いておくとすぐに腐ってしまいますので、粗熱が取れた後はすぐに冷凍保存しましょう。
②食べかけは冷凍しない
2つ目の注意点は、おかゆの食べかけを絶対に冷凍しないようにすることです。おかゆは腐りやすい食べ物です。食べかけのおかゆを冷凍してしまうと、すぐに腐ってしまいます。特に胃腸の弱い赤ちゃんに食べさせる時には注意が必要です。スプーンで小分けにする時なども、綺麗なスプーンを使ってくださいね。
冷凍おかゆの解凍方法
冷凍したおかゆを解凍する時には、湯煎や電子レンジを使いましょう。電子レンジ対応の容器で冷凍しておくと、冷凍庫から出してそのまま電子レンジで解凍することが出来るので楽ですよ。
冷凍おかゆの保存期間や賞味期限は?
次に、冷凍おかゆの保存期間や賞味期限をご紹介します。冷凍のおかゆは日持ちしますが、早めに食べることで味や風味を保った状態で食べることが出来ます。
保存期間の目安
冷凍したおかゆの賞味期限は約2週間です。約2週間は日持ちすると言われていますが、出来るだけ早めに食べましょう。
食べてはいけない状態の見極め方
おかゆを食べる時の注意点として、食べて良い状態か食べてはいけない状態かを見極めることが大切です。おかゆから酸っぱいにおいがしたり、糸を引いている場合には食べないでくださいね。また、一口食べてみて酸っぱい味がする時もおかゆが腐っている状態です。おかゆは腐りやすいので、冷蔵庫に入れ忘れたり、作ったまま放置していた場合には、腐っている可能性が高いです。
おいしいおかゆの作り方
次に、美味しいおかゆの作り方をご紹介します。おかゆは鍋や炊飯器で作ることが出来ますので、それぞれの作り方や注意点をご紹介していきます。
お鍋でおかゆを作る方法
お鍋でおかゆを作る時の作り方をご紹介します。
1. 生米と水を鍋にいれます。
2. 強火にして沸騰させます。
3. 沸騰後、全体的に混ぜて弱火にします。
4. 少し蓋を開けた状態で30分〜40分程度煮込みます。
火にかけてから沸騰するまではすぐですので、吹きこぼれないように気を付けてくださいね。鍋でおかゆを作る場合は、鍋の底におかゆがくっつきやすいので、こまめに鍋をかき混ぜた方が良いでしょう。
炊飯器でおかゆを作る方法
炊飯器でおかゆを作る時には「おかゆモード」がある場合にはおかゆモードを使いましょう。おかゆモードが付いていない炊飯器の場合は、お米と水の量をしっかり計測し普通モードで炊飯してください。炊飯器でおかゆを作る時には、お米を研いで水に浸しておくことで、美味しく出来上がります。
人生で初、炊飯器でお粥を炊いた!
— ミラクルスイートキャンディ☆ (@miracle_candy) March 29, 2019
おかゆって書いてある線を無視してた事が判明!!
だって、おかゆって今、蓋開けて初めて見つけたよ(笑)
だから、炊飯器から、お湯が漏れてたのか(笑) pic.twitter.com/8q0bILHaDB
離乳食に便利なおかゆの作り方
次に、離乳食に便利なおかゆの作り方をご紹介します。離乳食のおかゆは少量なので、ご飯の状態からレンジで作ったり、炊飯器で大人のご飯と一緒に炊くなど、手間をかけずに作る方法がおすすめです。
電子レンジで作る方法
離乳食のおかゆは、少量なので電子レンジで作ることが出来ます。耐熱容器にご飯と水を入れて蓋をしないで加熱します。ちょうど良い柔らかさになったらレンジから取り出して蓋をして蒸らします。裏ごししたり、潰したりすることで離乳食初期でも食べやすいおかゆになります。
1食分のおかゆを作る場合のレンジの加熱時間の目安は、ご飯大さじ1杯と水大さじ2杯を500Wで1分です。量を増やす場合は、様子を見ながら加熱時間を増やしてみてくださいね。最近はレンジでおかゆを作れる容器も販売されていますので、試してみるのも良いですね。
大人のごはんと一緒に作る方法
赤ちゃん用の少量のおかゆは、大人のご飯と一緒に炊飯器で作ることが出来ます。普通にご飯を炊く時と同じようにお米を研いで水を入れます。次に、耐熱の深めの容器に少量のお米と水を入れます。普通の炊飯と同じように、炊飯ボタンを押して、炊き上がるのを待つだけです。炊き上がり後にしっかり蒸らすことで、美味しいおかゆが出来上がります。
1食分のおかゆを作る時の目安は、10倍粥ならお米大さじ1杯と水大さじ10杯、7倍粥ならお米大さじ1杯と水大さじ7杯です。
おかゆは正しい冷凍方法で便利に!
おかゆは離乳食には欠かせない食べ物ですよね。離乳食用に毎日おかゆを作るのは大変なので、冷凍保存をする方法がおすすめです。今回ご紹介した冷凍方法や解凍方法を参考に、おかゆをストックしておきましょう。おかゆは日持ちがしないので、解凍後はすぐ食べることを心掛けてくださいね。また、少量ずつ作る場合は、大人のご飯と一緒に炊く作り方が便利です。自分に合った作り方を見つけて、離乳食作りを楽にしましょう。