2018年05月27日公開
2019年11月17日更新
初めての離乳食!進め方や注意点は?おすすめの調理器具15選も紹介!
初めての出産・育児と初めての事だらけで大変な中、離乳食はどうやって進めたらいいのか、注意点はあるか等を気にしているお母さんも多いはず。ここでは初めての離乳食を進めて行く上でのコツやレシピ、離乳食を作る上であったら便利なおすすめ調理器具をご紹介します。
目次
初めての離乳食
離乳食ってどんな食べ物?
今まで母乳やミルクだけで得られていた栄養も、赤ちゃんの成長に伴いそれだけでは足りなくなっていきます。その為、少しずつ母乳やミルク以外から栄養を摂取してもらうためにおかゆ等の赤ちゃんが口にしやすい食事を”離乳食”と呼びます。
いつから始めるの?
赤ちゃんが成長していくにつれて、「離乳食っていつから始めるの?」「母子学級であげる目安は聞いた気がするけど…正確にはいつからなの?」と、離乳食をあげるタイミングが気になるお母さんも多いはず。
一般的に離乳食開始は5~6ヵ月頃からと言われていますが、正確に”いつから”と決まっているわけではありません。赤ちゃんにとっては初めての離乳食ですから、状態をしっかりと見極めてから始める事が重要になります。
次の項目では、いつから離乳食を始められるのか、主なポイントを3つに分けてご紹介します。
ポイント1. 首がしっかりすわっている
首がしっかりと座っていれば、背もたれのあるクッションや赤ちゃん用のイスにもある程度しっかり座れますので離乳食開始の一つ目のサインとなります。
4ヵ月検診でも首座りのチェックがあるかと思いますが、赤ちゃんが仰向けに寝た状態から両手を持ち、引き起こした時にちゃんと首が付いてくるかが主な確認方法です。
ポイント2. スプーンを嫌がらない
抵抗なくスプーンを口に入れられるようになれば、離乳食開始の2つ目のサインです。
赤ちゃんにとってスプーンは初めてのもの。おっぱいや哺乳瓶との違いに嫌がる事も多いので、そんな時はスプーンを口に入れるから始めて行きましょう。
ポイント3. 大人の食べ物に興味を示す
よだれの量が増え始め、お母さんがご飯を食べるのを見つめていたり、食べ物を掴もうとする場合は興味を示している証拠。3つ目のサインです。
この時期は中々落ち着いて食事がとれないかと思いますが、お母さんがご飯を食べている様子を見せる事で段々と食べ物にも興味が湧いてきます。積極的に見せてあげるようにしましょう。
段階的に進めていこう!
一口に”離乳食”と言っても全てが同じというわけではなく、初期・中期・後期・完了期とあり、食べさせる物や量、進め方も変わっていきます。
注意点として、離乳食を始めたばかりの初期段階でいきなり固形物を食べさせてしまうと消化が追い付かず赤ちゃんの体へ負担をかけてしまうので、きちんと段階を踏んで進めて行きましょう。
・離乳食初期
初期は赤ちゃんが初めて食べ物を食べられるようになる時期。
食べ物に馴れ、ペースト状にしたおかゆ等を飲み込む練習をする期間です。
・離乳食中期
上手に食べ物を飲み込む事ができるようになれば中期。
ペースト状のお粥から、少し粒を残した食べ物を上下の顎や舌を使ってすり潰す練習をする期間です。
・離乳食後期
茹でた野菜スティック等、中期より硬さのある物を与え、食べ物を噛む練習をする期間です。手づかみ食べもこの時期に行います。
・離乳食完了期
ここまでくると赤ちゃんも主な栄養をご飯から摂れるようになるので、ある程度離乳食が上手に食べれるようになれば、母乳やミルクから離乳食へと切り替えられるようになります。
食べさせる時間
基本的に赤ちゃんに離乳食を食べさせる時間帯は午前中。
初期は特に初めて口にする食材ばかりで、どんな物にアレルギーがでるか分からないので、万が一の場合に備えてすぐに病院に連れて行ける時間帯が適しています。
初めての離乳食は何をあげるの?量はどうする?
10倍粥から始めよう
初めての離乳食。初期は消化が良く赤ちゃんへの負担が少ない10倍粥から始めましょう。
・10倍粥とは?
米1:水10の割合で作ったお粥をすり鉢や裏ごし器を使って、滑らかなペースト状にすり潰したもの。
スプーン1杯から少しずつあげよう
初めて食べる量はスプーン1杯です。
スプーン1杯と言ってもサイズは様々ですが、小さじ1杯(5ml)程度が基準です。
おっぱいやミルクとは違う、初めての食べ物に反応は様々。1回や2回で全てを口に入れようとせず、少しずつ数回に分けて口に運んであげるようにしましょう。
初めてでも大丈夫!離乳食を食べさせるコツ
口を開けてから食べさせる
初めてでいきなりスプーンを口に押し込むと赤ちゃんもビックリしてしまいます。
口を開けてもらうコツとして、「あーん!」と声をかけたり食べるフリをする等がありますが、先ずはスプーンで下唇を軽くツンツンしてみて下さい。
それでも口を開けてくれない時はお母さんの指でツンツンしてみます。
初めてのスプーンの感触に緊張して口が開かない赤ちゃんでも、お母さんの手の感触だと口を開けてくれる場合があります。(筆者の娘もこのタイプでした。)
注意点ですが、中々口を口を開けてくれないからといって無理に入れると誤って喉を突いてしまう可能性があります。赤ちゃんのペースに合わせ、根気強く進めていきましょう。
お腹が空きすぎていないときにあげる
お腹が空きすぎていると、泣いてしまったり不機嫌になる事がありますので、授乳やミルクの間隔が掴めている場合はそれに合わせてお腹の空きすぎていない機嫌の良い時を選ぶと良いでしょう。
ミルク粥をあげてみよう
普通の10倍粥では吐き出してしまう…。
そんな時は、10倍粥に粉ミルクを混ぜた”ミルク粥”をあげてみましょう。
レシピは10倍粥に粉ミルクを少し入れるだけ。
普通のお粥では食いつきが悪かった子が、ミルク粥なら初めて沢山食べてくれた。というケースも多いようです。
中には「うちは完母で馴染みのない粉ミルクの代わりに母乳を絞った10倍粥を作っている。」というママも。
離乳食を食べさせる注意点
【注意点1】離乳食はあげすぎないようにしよう
初めての離乳食で食いつきがいいとつい沢山あげたくなってしまいすが、これは禁物。
離乳食を決められた量以上にあげてしまうと、赤ちゃんの未熟な内蔵に負担をかけてしまう他、食べすぎが原因でアレルギーへつながる可能性もでてきてしまうので、あげすぎて後悔する事のないよう離乳期に合わせた量だけ食べさせるようにしましょう。
【注意点2】便秘や下痢に注意して
初期は特に初めて食べる物に左右されて、赤ちゃんのうんちがゆるくなったり硬くなったりと変化する事が多いです。
離乳食が進んでいくと母乳やミルクの量も減り水分が不足しがちになるので、水分補給はこまめにしてあげるようにしましょう。
便秘や下痢をしていても赤ちゃんの機嫌が良いようなら特に心配する必要はありませんが、赤ちゃんの機嫌が悪く便秘や下痢が続くようなら一度かかりつけのお医者さんに相談してみましょう。
【注意点3】アレルギーは大丈夫?
初期から食べられるパン粥の主成分である小麦や、大人が普段当たり前のように口にしている乳製品や卵・バナナやりんごといったフルーツ類はアレルギーを引き起こしやすい食品となりますので、離乳食を作る際にはアレルギーは大丈夫かしっかりと確認することが大切です。
そういった物を初めて食べさせる際には、アレルギー反応の出る食後1~2時間は赤ちゃんの様子をよく見てあげるようにしましょう。
初めての離乳食のレシピ
炊飯器での作り方
炊飯器で作るといっても、10倍粥だけで作ってしまうと大人が食べる分のご飯をもう一度作り直す事になりますし、洗う手間もかかるので大変ですよね。筆者も10倍粥は断然炊飯器派でしたが、大人の分のお米と一緒に作れるレシピを活用すればお粥作りがとても楽になりますよ。
・炊飯器でのレシピ
▽用意する物
耐熱容器
▽作り方
・いつものように炊飯器に大人の分のお米と水を準備する。
・耐熱容器に10倍粥用のお米とお水を入れて、耐熱容器ごと炊飯器の真ん中に置いて炊く。
覚える所が無い程簡単な作り方で初めての離乳食作りでも安心。気づいたら出来ているのでとてもおすすめです。
電子レンジで時短!
同じ10倍粥ですが、電子レンジで作るレシピもあります。作り方もとっても簡単!
・電子レンジでのレシピ
▽用意する物
耐熱容器
▽作り方
・小さじ1の炊いたお米と大さじ2の水を耐熱容器に入れる。
・500wで約1分程度蓋をせずに加熱。
・加熱が終わったら蓋をして5分程蒸らしたら出来上がり。
炊飯器よりもすぐにできる作り方です。万が一炊飯器で作り忘れてしまった時にも活用できる時短方法となりますので是非試してみてください。
慣れてきたら野菜ペーストも
初めての離乳食に馴れてきたら、野菜ペーストも食べさせてみましょう。
野菜は繊維質の少ないものが赤ちゃんも食べやすいので、先ずは繊維質の少ないものをあげるようにしましょう。また、初めて口にする野菜で野菜嫌いになる子も多いので苦味のある野菜や灰汁の強い物も避けたほうが良いです。
野菜ペーストの作り方は茹でて裏ごしするだけですが、こちらも耐熱容器に入れてレンジで加熱する事によって、簡単に茹で時間を短縮する事ができます。
冷凍と解凍のやり方
離乳食をまとめて作っても、そのまま一気に冷凍してしまうと解凍するのに時間がかかったり、冷凍解凍の繰り返しで味も段々と悪くなってしまいますので小分けに冷凍するようにしましょう。
冷凍する時におすすめなのが製氷皿です。これなら少ない量をまとめて冷凍できますし、仕切りもあるので一つの製氷皿に二種類や三種類の離乳食を入れる事もできます。
ただ、ものによっては取り出しにくいものもあるので(筆者も野菜ペーストとはよく格闘しました…)中々取り出せなくて大変!という時はシリコン製の製氷皿を使うと良いでしょう。
解凍する時の注意点として、自然解凍は避けるのがベストです。
夏場等の暑い時期になると特に自然解凍では雑菌の繁殖スピードも速く、せっかく作り置きした離乳食がダメになってしまうという事も。自然解凍はせずに、電子レンジや鍋で解凍するようにしましょう。
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初めての事ばかりで何かと忙しい中での離乳食。
こちらでは進め方のコツやレシピ等をご紹介しましたが少しでも参考になりましたでしょうか?
中には「うちはもう6ヶ月を過ぎているのに…」と不安でこのページに辿り着いたお母さんも居るかもしれません。
筆者が離乳食を始めたのは7ヶ月が過ぎた頃で、当時は不安や焦りもありました。
しかし、準備がまだのうちに離乳食を始めると初めての食べ物に身体が追い付かず赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性がありますので、ゆっくりでも大丈夫。中々離乳食が進まないお子さんも同様に、その子のペースに合わせてゆっくりあげる事が大切ですよ。